ヨン・ウジン「普通の恋愛」に隠された3つの裏話


そのため、ジェグァンがユネに一目ぼれするか、それとも徐々に恋に落ちていくかという、彼の感情が変わる部分をどんなふうに表現すればいいかということに最も悩みました。台本ではトーンを一定に維持しながらさりげなく台詞を投げる感じだから、感情が変化する部分を見つけることがなかなか出来なかったです。しかし、初めて全州(チョンジュ)に来た理由が、愛だと言えるくらいまではいかなくても、その人に対する関心があったからだと思いました。彼は7年前、彼女が川に溺れる姿を見てから気になっていたんです。それで、『この女、ちゃんと生きてるじゃん?』という感情から動き出しました。
ジェグァンがユネに向かい合う時、彼が心の奥に秘めた姿を見せない方がいいと思いながらユネに近づきました。しかし、それがとても大変だったんです。ストーリーの順番通りに撮影していくわけではないので、微妙な感情の流れを捕らえることが大きな課題でした」


ユネと別れる時に表現する悲しさの度合いもあらかじめ監督と話し合って、その時はむしろ淡々とすべきだと話しました。ジェグァンとユネにはそれが新たなスタートですから。しかし、ユネを手放したくないという気持ちが沸いて、僕も知らないうちに涙が出てしまってNGを出しました。かろううじて感情を抑えながら演じましたが、放送で見たら監督さんの判断が正解だったと思えました。涙を浮かべながらも口は笑っていましたが、バックミュージックも少し軽い感じの曲だったので、僕が泣いてはいけなかったんです」


全州は『ただの友達?』の舞台挨拶で初めて行きました。その時、キムジョ・グァンス監督がご飯をご馳走してくれて、とてもおいしく食べた記憶があります。その後、家族旅行に行った時そのお店に行こうとしましたが、見つけることが出来ませんでした。今回ジェグァンとユネがご飯を一緒に食べるシーンに出るお店がそこです。元々、全州で有名なお店らしいです」
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- ユン・ヒソン、写真 : イ・ジニョク、編集 : チャン・ギョンジン、翻訳 : ナ・ウンジョン
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