【PREVIEW】「花を咲かせろ!イ・テベク」“広告の天才”イ・ジェソクとどれほど似ているだろうか?
写真提供=ワイツリーメディア
KBS新月火ドラマ「花を咲かせろ!イ・テベク」
(脚本:ソル・ジュンソク、イ・ジェハ、イ・ユンジョン、演出:パク・キホ、イ・ソヨン)
夜10時 2月4日初回放送
地方にある大学のデザイン学科を中退した後、広告代理店に就職することを夢見るが、いつも1次書類審査で落ちて就職できず、看板屋でアルバイトをしながら暮らしていたイ・テベク(チン・グ)は、大手広告代理店である金山(クムサン)ADの屋外広告物の設置をきっかけに、金山ADのインターンであるペク・ジユン(パク・ハソン)に出会う。テベクは「考えをひっくり返せば世界がひっくり返る」という持論に従い、横向きに設置する予定だった広告物を縦に設置する。そして、この事件により金山ADの総括本部長であるエディ・カン(チョ・ヒョンジェ)と留学派AEのコ・アリ(ハン・チェヨン)まで、4人の広告人生が複雑に絡み始める。
「花を咲かせろ!イ・テベク」“広告の天才”イ・ジェソクとどれほど似ているだろうか?
「花を咲かせろ!イ・テベク」は数多くの国際広告祭で受賞し、アメリカ屈指の広告代理店で働いたことがある若い広告人イ・ジェソクのエッセイ集「広告の天才イ・ジェソク」からモチーフを得た作品だ。しかし、大学を中退したイ・テベクと違い、イ・ジェソクは啓明(ケミョン)大学の視覚デザイン学科をトップで卒業した後、韓国の広告代理店に就職しようとしたがどこも彼を受け入れてくれず、看板屋で働いていた途中に、留学のため渡米した。そこで、彼は多くの公募展に参加し、短い間に数十個のメダルを獲得した“公募展神話”として有名になった。すなわち、海外で華やかなキャリアを積んで韓国に帰り、イ・ジェソク広告研究所をオープンしたイ・ジェソクと、金山ADに代表される韓国広告市場を舞台にして活躍する予定であるイ・テベクのストーリーは、そのスタート地点だけが同じであると言える。パク・キホ監督も「イ・ジェソクさんのストーリーからインスピレーションを受けた部分は、世界に対する破壊的な考え方と世界の基準を自分に合わせるためぶつかっていく過程だけであり、具体的なエピソードはフィクションとバランスよく配置した」と話しているので、イ・テベクだけの新しいストーリーを期待してもいいだろう。極限の職業である広告人の世界がどんな風に描かれるだろうか?
「都会に住んでいる私たちにとって、広告は誘惑であり、公害であり、芸術であるが、誰かにとっては夢である」というイ・テベクのナレーションのように、“資本主義の花”と呼ばれる広告を作る人々のストーリーは、ドラマとしてかなり魅力的な題材だ。しかし、広告は一人の天才が完成するものではなく、多くの人々の緻密な分業と協業によって制作されるということをはじめ、広告業界の殺人的な労働強度、“スーパー甲”である広告主の他、その下に存在する段階別の“甲”と“乙”の間の無数な葛藤など、現実的な部分を視聴者が納得できるように描かなければならないという点は、「花を咲かせろ!イ・テベク」の重要な課題である。そして、KBSに入社する前、1年半の間広告代理店でAEとして働いたというパク・キホ監督の経験が、そのリアリティーの糸口になるかもしれない。ただ、トレンドの先端を走っている広告にすでに慣れている視聴者たちを感心させるような広告のアイデアを、全16話のドラマに描いていかなければならないという点は、もう一つの課題となる。典型的な四角関係、食傷気味に感じられるのでは?
金も、コネも、スペックもない“3無”イ・テベクが持っているものは、あふれる情熱とポジティブな力だ。しかし、金山ADの代表の一人息子であり、アイビー・リーグ大学を優秀な成績で卒業してニューヨークにある世界的な広告会社で華やかな経歴を積んだ完璧主義者のエディ・カンは、すべてを持っているように見える典型的な“チャドナム”(冷たい都会の男)であるため、イ・テベクと正反対なキャラクターだと言える。それに、誠実だけど地味で気さくなインターン社員のペク・ジユンと、アメリカの名門広告スクール出身の洗練された美女AEのコ・アリも、完全に対照的という点が少し陳腐に感じられる。90年代以後、ミニシリーズ(毎週連続で2日間に2話ずつ放送されるドラマ)、特に専門職のドラマでよく使われた四角関係や“雑草のような主人公 vs 傲慢な王子(姫)様”といった設定が、安定的であると同時に食傷気味に感じられるかもしれないという意味だ。まだはっきり明かされていないアリの過去とジユンの秘密が、果たしてこのような典型性を乗り越え、斬新な化学作用をもたらすことができるだろうか?見守っています
―看板屋のマ社長役を演じるコ・チャンソクだけができるコミカルな演技とは?「大きな頭に小さな帽子を被る。しかし、それを他の人が被ったら、実は大きな帽子であったのだ」
―イ・テベクの妹であるイ・ソラン役を演じるSecretのソナの告白、MBC「私たち結婚しました」の制作陣は緊張してください。
「チン・グ兄さんは兄より彼氏だったらいいなと思いました。兄さんの人間的な容貌や性格、情熱的な姿が私の心を揺さぶりました」
―10年前、MBC「ラブレター」でアンドレアだったチョ・ヒョンジェの変身!
「心が弱く見える役を主に演じてきましたが、エディ・カンは仕事に対して完璧であり、すべての面において野望を持っているキャラクターです」
まあ、ウナ(スエ)も同時間帯のSBSで凄まじい悪女に……
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- 記者 :
- チェ・ジウン、翻訳 : ナ・ウンジョン
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