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  • 【PREVIEW】「お金の化身」ありふれたお金の話、うんざりしませんか?

    【PREVIEW】「お金の化身」ありふれたお金の話、うんざりしませんか?

    SBS新週末ドラマ「お金の化身」(脚本:チャン・ヨンチョル、チョン・ギョンスン、演出:ユ・インシク)夜9時50分 2月2日初回放送「お金で解決できないことはない。金額が少なかっただけだ」という信念を持つ明洞(ミョンドン)の不動産財閥イ・ジュンマン(チュ・ヒョン)が1997年のある日の夜、秘書であるチ・セグァン(パク・サンミン)の陰謀で殺害され、彼の妻はチ・セグァンの陰謀で懲役12年の刑を宣告される。突然両親と離れ離れになったイ・チャドン(カン・ジファン)は、チ・セグァンに追われて交通事故に遭った。その後、彼は新しい人生を歩みソウル中央地検の特殊部検事になった。そんなある日、イ・チャドンはある若い男性から「両親がつけてくれた本当の名前が知りたくないのか」という内容の電話を受けた。そして、ある土砂崩れの現場から100億ウォンという巨額の現金の束が見つかる。一体この100億ウォンの正体は何なのだろうか。誰から、どうやってそこに埋められたのか。ありふれたお金の話、うんざりしないのか?ユ・インシク監督はお金に縛られた貪欲と復讐をドラマのキーワードとして選んだ。ジャンル的にはイ・チャドン、チ・セグァン、ジョン・ジフ(チェ・ヨジン)の検事のキャラクターを中心にした法廷ドラマを見せる予定だと明かしたが、新たなアプローチではないので、ジャンル的な魅力が半減されるのは事実だ。これに対し「お金の化身」は、類似タイトルのドラマと違うキャラクターを武器としている。イ・チャドは子供の時の不幸をしつこく暴く人物であるが、とてつもなくコミカルな面を持つ人物として、通常のドラマで見せる男の復讐とは違う。ポク・ジェイン(ファン・ジョンウム)も「ブサイクで性格までも悪い、お金だけある母親の下で育ち、父親が誰なのかも分からない状態で、あらゆるストレスを食べることで解消して太ったけど、お金だけは沢山持っている」人物としてお決まりのヒロインの枠を飛び越えた。重い内容のドラマだが、イ・チャドンとポク・ジェインの二人がドラマを引っ張ると同時に活気を呼び起こす役として、愉快な展開を期待できそうだ。「お金の化身」は第2の「ジャイアンツ」になれるのだろうか?「お金の化身」は「『ジャイアンツ』と『サラリーマン楚漢志』に引き続き、お金と貪欲、そして権力に対抗するこれらのシリーズの完結編」(パク・サンミン)で、3年前、40%の視聴率で放映終了したSBS「ジャイアンツ」のユ・インシク監督とチャン・ヨンチョル、チョン・ギョンスン作家が再結集して制作したドラマだ。特にこのドラマには、ファン・ジョンウムからパク・サンミンまで主演俳優として参加し、すでに「ジャイアンツ」でのタッグが組まれていた。チャン・ヨンチョル脚本家は「企画段階から時間を効率的に使うことができた」と順調な制作過程を明かし、パク・サンミンは「すでにお互いを知っていることが、とても役に立っている。撮影現場で何らかの理由で笑える瞬間、感じる信頼感が大きな力になっている」と「ジャイアンツ」のチームの再会を喜んでいた。息ぴったりのチームではあるが、「ジャイアンツ」と同じ成功を成し遂げるために、「ジャイアンツ」の枠を飛び越え、「お金の化身」だけの物語をどれだけインパクトあるドラマとして展開していくかによって、成敗がかかっている。スピード感のあるドラマ「百年の遺産」に追いつくことができるのだろうか?「お金の化身」は同時間帯で視聴率1位を記録しているMBC「百年の遺産」との真っ向勝負は避けられない。後発走者である「お金の化身」は、序盤の展開で耳目を集めなければならない。ここではイ・チャドンとポク・ジェインの子供時代を演じる二人の子役であるパク・チビンとソ・シネの責任は重大である。パク・チビンはイ・チャドンの役を務めることになり、追いかけて来る車を避けて走り、体を張った喧嘩をするなど、アクションシーンを完璧にやり遂げ、ソ・シネは太った子供のポク・ジェイン役を演じるために特殊メイクをしたまますべてのシーンを演じ、風変わりで愛らしい魅力をアピールしている。二人の子役は初回で高視聴率を獲得し、「お金の化身」を週末ドラマの安定軌道に乗せることができるだろうか?見守っています―「特殊メイクをしたにもかかわらず、シリコンの特殊扮装からはみ出ている愛らしさ」(ユ・インシク、カン・ジファン)でスタッフたちを感動させたポク・ジェイン(ファン・ジョンウム)は、その愛らしいさを武器として、多種多様な体を張ったギャグを披露する予定だ。―策略と裏切りを代表する俳優として登場する国民的将軍パク・サンミンが「『百年の遺産』でのパク・ウォンスク先生より、視聴者たちから悪口を言われることが目標」と明かした。これは、興味津々ですね。―映画「アンニョン兄さん」で9歳のチャン・ハニだった国民の弟パク・チビン君が、もう19歳(数え歳17歳)になった。もうすぐ二十歳になる!チビン君大きくなったねどうして涙が出るのかな。

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  • 【PREVIEW】「7級公務員」ドラマは映画と何が違うのかな

    【PREVIEW】「7級公務員」ドラマは映画と何が違うのかな

    MBC新水木ドラマ「7級公務員」(脚本:チョン・ソンイル、演出:キム・サンヒョプ)夜9時55分 1月23日初回放送気楽に恋することも難しい世の中だ。国家情報院の同僚であるソウォン(チェ・ガンヒ)とギルロ(チュウォン)は大変な訓練過程を共に耐えながら好感を持つようになるが、よりによってその時、ギルロが国家情報院から追い出される。そして他の会社で再会することになるが、実はギルロは国家情報院のブラック要員として、ソウォンはギルロを監視する要員として偽装就職した状態だ。愛していても打ち明けることができず、相手の気持ちがどこまで本心なのか分からない、混乱した状況でもお互いに対する感情を隠すことはできない。一方、産業スパイのウヒョク(オム・テウン)とミレ(キム・スヒョン)は自分たちに苦痛を与えた国家情報院要員に対する復讐を決心する。ドラマ「7級公務員」原作映画と何が違うだろう? 「愛する気持ちを除いてはすべてが嘘という設定を除いては、エピソードにたくさんの変化があった」というキム・ミンソ(シン・ソンミ)の話のように、「7級公務員」はお互いの正体を知らないまま不安定な愛を育んでいく国家情報院要員のストーリーというあらすじだけは同じで、「映画と全く違うストーリー」(チャン・ヨンナム)を盛り込んでいる。映画の中スジ(キム・ハヌル)とジェジュン(カン・ジファン)が最後まで自分自身が国家情報院に所属していることを隠そうとした反面、ソウォンとギルロは国家情報院も同僚関係から始まり、違う空間ではお互いを監視し、警戒する関係に発展する。また、ドラマは新入要員の孤軍奮闘する社会生活と人間が作った暴力団組織の中でも一番非人間的な集団と呼ばれる国家情報院に対する冷静な視点など、映画では表現できなかった部分まで深くアプローチすることができた。よりたくさん登場する人物と豊富なエピソードで始まるドラマ「7級公務員」は、新しいオフィスドラマとして復活できるだろうか、それとも国家情報院での恋愛物語に留まるだろうか。チェ・ガンヒとチュウォン、お似合いのカップルになるだろうか?最初の出会いから甘い言葉の代わりにパンチを飛ばすソウォンとギルロは典型的な喧嘩しながら恋に落ちるカップルだ。前作、SBS「ボスを守れ」で過激ながらも愛らしいノ・ウンソルを演じたチェ・ガンヒが生活力があって根性のあるソウォン役に、KBS「ハッピーサンデー-1泊2日」で愛嬌を担当しているチュウォンが白々しいけど、見れば見るほど可愛いギルロ役にキャスティングされたことは、たとえ新鮮だとは言えないが安全な選択だと言える。特に、全力で走る車の中でお互いの髪の毛を摑みながら大声を出すシーンは愉快なラブコメディのジャンルに最適化された予告篇と同じだった。しかもそのシーンが2人の主人公が初めての挨拶を交わした直後に撮影したシーンだというなら、「若干まぬけに見えることもあり得るが純粋さのある」(チェ・ガンヒ) カップルに期待しても良いだろう。2PM チャンソンはカリスマある要員の演技をこなせるだろうか?KBS「ジャングルフィッシュ1」とMBC「思いっきりハイキック!」で明るくてとんでもないキャラクターを演じた2PMのチャンソンが「7級公務員」で初めて隈が見えないエリート役で新しい姿を見せる予定だ。国家情報院新入要員の中で、唯一特別採用要員で入社したコン・ドハは過去に特殊戦司令の任務中、自分の倫理観と合わないという理由で命令に従わなかったトラウマを持って暮らしていく人物。チャンソンは「演技するのに精一杯で(演技力の比較に対して)考えもしなかった」と話したが、2月放送予定のKBS「IRIS 2」でそれぞれ有能なエリート要員とNSS警護チーム要員を演技するBEASTのユン・ドゥジュン、MBLAQのイ・ジュンとの比較を避けることはできないだろう。果たして「実際は前向きでいい加減なところもある」というチャンソンは自分自身の性格と正反対のキャラクターをうまく演じられるだろうか。見守っています―野獣系アイドルチャンソンが近々に腹筋を公開します。ボクシングまで習ったそうです。キャプチャーは必須、リピート再生は選択。―チュウォンに復讐する役のオム・テウンさん、弟の愛嬌にそそのかされ復讐するのを忘れて、抱きついちゃダメですよ~。―「その時も私はドラマをしていた」「7級公務員」中、ウェブトゥーン(ウェブに連載されるマンガ)作家出身の新入要員キム・プンオン役として出演した俳優ソン・ジニョンの自叙伝の中にある台詞。

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  • 【PREVIEW】「野王」もう一人の“優しい男”を誕生させることができるだろうか?

    【PREVIEW】「野王」もう一人の“優しい男”を誕生させることができるだろうか?

    SBS「野王」月火ドラマ夜9時55分放送(脚本:イ・ヒミョン、演出:チョ・ヨングァン、パク・シヌ)14日初回放送激しい愛と熾烈な欲望をそれぞれ心の中に刻み込んだ二人の男女の人生は、最終的にどんなエンディングを迎えるのだろうか。貧しくて不遇に育ったジュ・ダヘ(スエ)は、お金がなくて母親のお葬式さえもできなかった現実が死ぬほど嫌で、そこから抜け出そうともがいている。彼女の人生を輝かせてくれるまでではないが、彼女が歩む道を一緒に歩んでいける男、ハリュ(クォン・サンウ)と恋に落ちるが、その愛を守るより身分の上昇を狙った彼女の野望があまりにも大きかった。ハリュはダヘが欲望と恐怖にとらわれて犯した罪まで理解しようとしたが、二人の間で生まれた子供のことまで否定した瞬間、彼女に抱いていた切ない愛が消えた。もう一度生まれ変わろうと覚悟し、韓国の検事として新たな人生を歩み始めたある日、再会したダヘに向かって叫んだ。「その時どうして俺を殺したんだ。どうして!」「野王」はもう一人の優しい男を誕生させることができるだろうか?男の復讐劇、それも自分が愛した女性が愛を裏切り欲望だけを追い始める復讐ドラマが主人公ハリュ(クォン・サンウ)を通じて繰り広げられる。昨年終了したKBS 2TVドラマ「優しい男」の優しい男カン・マル(ソン・ジュンギ)と人物設定、劇の題材が似ている。チョ・ヨングァン監督は「『優しい男』でのカン・マルは、復讐は過去愛した女性に、愛は新しく愛する女性と成し遂げることとは違い、『野王』のハリュは愛して復讐する対象が一人の女性だ」と説明し、「野王」だけの切り札があることを強調したが、どこかで見たような人物と、ドラマの雰囲気が明らかに存在している。馴染んでいること自体がドラマの展開を妨げ、MBC「馬医」とKBS「ゆれながら咲く花」の間でアプローチできる新しいドラマにはなれると思うが、俳優も脚本も全24話という長い呼吸を引っ張っていく「野王」だけの切り札は間違いなく必要になるだろう。スエ&クォン・サンウ&東方神起 ユンホ、荒くて重い物語を成功へ導かせる事はできるだろうか?チョ・ヨングァン監督は「野王」を置いて、「ヤは野原のヤ(野)である。荒くて、整ってない人間の心理戦を繰り広げる」と説明した。「野王」の予告映像にチュ・ダヘ(スエ)は詩人イ・ジョンハの詩、一人の人間が愛に落ちたの一節を詠った。「夜の目も寝ずに、一緒に死んでも良いと思った人」のように、荒くて重たい物語を抱いていく「野王」は、既に持っている切り札を支えてくれる俳優たちの安定したパワーが絶対的に必要なドラマである。スエとクォン・サンウは「野王」を力強く引っ張っていくことができるだろうか。そして、この二人の愛と共にもう一つの愛を成し遂げるペク・ドフン役のユンホは、俳優としての可能性をどこまで見せられるのだろうか。最終的に彼らが一つになり、相乗効果を出せるかによって、このドラマの行き先が決まるだろう。パク・イングォンの作品は、もう一度ドラマで成功できるだろうか?「野王」の二人の主人公、ハリュとダヘはKBS「熱血商売人」の男女主人公と同じ名前を持っている。基盤とした原作の作家が同一人物であるからだ。「野王」はSBS「銭の戦争」、「レディプレジデント~大物」、KBS「熱血商売人」など、原作漫画を描いた漫画家パク・イングォンの「レディプレジデント~大物」シリーズの第3部と「野王伝」を原作とした作品である。チョ・ヨングァン監督によると、「野王伝」には「青少年観覧不可に該当する要素が多く、キャラクター設定と背景を除いてほとんどもう一度描き出す必要があった」と語ったが、人物と背景設定から感じられるパク・イングォンの基本的な考え、例えば政治社会的な問題を抱いた人物が様々な野心を表わす過程を赤裸々に描いた点は同じだ。脚色するたびに良い成績を出した漫画家パク・イングォンの作品が、「野王」でもう一度成功できるだろうか。結局は同じメッセージに向かって行くと思うが、テレビドラマという特性上、必要による多くの修正と脚色をしなければならなかっただけ、まったく違う物語を繰り広げる可能性も持っていることも「野王」である。見守っています―ファーストレディになるチュ・ダヘ役のスエは全24話の間、何着のドレス姿を披露するのだろうか。もう授賞式を首を長くして待たなくても、ドレスエ(ドレス姿のスエ)を毎週見ることができる。―ペク・ドフン(ユンホ、27歳)が好きなチュ・ダヘのことを気に入らず、ドフンのお尻をトントンと叩く癖を持っている姉ペク・ドギョン(キム・ソンリョン、46歳)とはこの姉と弟の設定、何だか怪しくないですか。―「来週(14日)から私たちはほぼ生放送のようなスケジュールです」(スエ)、全24話のドラマの第1話の放送とともに生放送体制に突入します。台本、撮影、俳優のコンディション、すべてが心配です。

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  • 【PREVIEW】「チョンウチ」チャ・テヒョン、カン・ドンウォンを乗り越えることができるだろうか?

    【PREVIEW】「チョンウチ」チャ・テヒョン、カン・ドンウォンを乗り越えることができるだろうか?

    KBS新水木ドラマ「チョンウチ」(脚本:チョ・ミョンジュ、パク・デヨン、演出:カン・イルス、パク・ジンソク) 11月21日 夜9時55分初回放送道術を使うヒーローが来る。ホン・ギルドンが建てた栗島(ユルド)国の護衛武士チョン・ウチ(チャ・テヒョン)は、謀反を起こした友人ガンニム(イ・ヒジュン)に復讐するため、朝鮮を訪れる。その後、朝鮮の様々な情報が集まる朝報所(チョボソ:朝廷で出す新聞を作成する機関)の寄別書吏(キビョルソリ:朝報を書き写す管理)イ・チに扮し、ガンニムを探すが、そんな彼を待っているのは、記憶を失ったまま迷魂術にかかって操られている元恋人のホン・ムヨン(AFTERSCHOOL ユイ)と失った兄を探していたイ・チの妹イ・ヘリョン(ペク・ジニ)だった。さらに、王宮内の殺人事件を捜査している従事官のソ・チャンフィ(ホン・ジョンヒョン)からも疑いをかけられ、チョン・ウチは追い詰められる。しかし、復讐のため使った道術が朝鮮を助けることになり、不本意ながらも英雄として人々に受け入れられるようになる。チャ・テヒョン、カン・ドンウォンを乗り越えることができるだろうか?「キャスティングされてからお祝いの電話を本当にたくさん受けた。『映画でのあのキャラクターは誰が演じるの?』ともたくさん聞かれた。それほどこの作品が多くの関心を受けているという意味だと思う」同じ小説を原作にした映画「チョン・ウチ 時空道士」が有名なだけに、チャ・テヒョンの言う通り、ドラマ「チョンウチ」と映画がどのように違うのかと人々が気にするのも当然だろう。そして、その関心はカン・ドンウォンと同じ人物を演じるチャ・テヒョンに向けたものでもあるだろう。これを誰よりもよく分かっているのがチャ・テヒョン本人である。チャ・テヒョンが先に「ドラマの内容は映画とはかなり違う。特に僕が一人二役を演じるので、見どころが多いと思う。いたずらっぽいキャラクターのイ・チ役は、僕が一番自信のある演技なので、その部分を生かしながらチョン・ウチとして新しい姿をお見せしたい」と自ら話し、映画との差別化を強調したのはそのためである。自分の長所をよく分かっているこの賢い俳優が、狙ったことをどれほど実現することができるだろうか。復讐のため朝鮮に来たが、知らぬ間に英雄になるという多少コミカルな設定の中で、チャ・テヒョン独特の図々しい演技と英雄チョン・ウチのシリアスさを適切に混ぜ合わせることが、ドラマ「チョンウチ」の鍵になるだろう。魅力的な俳優たちが集合相乗効果を生み出すことができるだろか?「ロマンス、アクション、コミック、武侠ジャンルがすべて入っている」という「チョンウチ」は、まるで大小の歯車が複数かみ合って回っているようなドラマだ。チョン・ウチの復讐や迷魂術にかかったムヨン、チョン・ウチ、ガンニムの三角関係はもちろん、王宮内の謎の殺人事件など、様々な事件や感情が混ぜ合わさっている作品なのである。そして、これはすべてのキャラクターが自分の役割をきちんと果たさなければならない理由でもある。幸いにも「チョンウチ」には魅力あふれる俳優たちがたくさん集まっている。「棚ぼたのあなた」のチョン・ジェヨンから悪役のガンニムに変身したイ・ヒジュンは「額を全部出した姿から冒険」と言い、「僕の中にある欲の塊を引き出すつもり」と自信満々に話して人々の視線を集めている。また、様々な種類の無表情でセクシーさを見せるつもりだというユイや、猪突猛進な悪者を演じるペク・ジニ、シャープな顔の輪郭のように冷徹な従事官のソ・チャンフィに扮するホン・ジョンヒョンが加わり、心強いラインアップを完成させた。さらに、イ・チとの義理を最後まで守るボング役のソン・ドンイルや、迷魂術で人を操りながら野望を抱いているマ・スク役のキム・ガプスなど、果たしてこの様々な俳優たちが「チョンウチ」で見せてくれる化学反応はどれほど強力だろうか。そこに注目が集まる。掌風など、ドラマの中に登場する様々なCG違和感があるのでは?複数の人物たちが掌風(手のひらから出す風)を撃つシーンがハイライト映像を通して公開されると、制作発表会の会場内で一瞬、ぎこちない笑いが起きた。いきなり登場した分かりにくい呪文とCGが不自然だったためである。それだけ「チョンウチ」が試みるフュージョン・ファンタジー・武侠時代劇は、そのクオリティによっては視聴者たちが目を逸らしやすいジャンルだ。しかし、印象的なのは、こういった点を心配するよりも「『チョンウチ』はファンタジー、もしくはB級ドラマだ」と話しながら、正面突破しようとするカン・イルス監督である。「太祖王建」「海神-HESHIN-ヘシン」「風の国」など正統派時代劇を演出してきたが、今回新しいジャンルに挑戦するカン・イルス監督は、「ドラマのリアリティーを重要に思う韓国で、ファンタジージャンルが人気を得ることは決して簡単ではないことを分かっている」と言い、「最初はクオリティの高いCGを作るのに時間がかなりかかったが、やっているうちに面白いファンタジー的な要素が多いことに気づいた。真面目に分析するよりも、シーンごとの面白味を見てほしい」と自信を見せた。稚拙ながらもなぜか心惹かれるB級の魅力を、果たして「チョンウチ」が生かせるだろうか。それが最後の見どころだ。見守っています-キム・ガプスさん、今回はどうか末永く生きてください。-男性視聴者さんたち、ユイさんとチャ・テヒョンさんのキスシーンがあるそうです。でも、あまり怒らないでください。腹を立てても仕方ないんですよ。-若くなる薬を持っている方々は一人で飲まないで、ソン・ドンイルさんにお譲りください。彼は今回、20代半ばの役を演じるんですから!

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  • 【PREVIEW】「会いたい」JYJ ユチョン vs ユ・スンホ、ラブストーリー対決の勝者は?

    【PREVIEW】「会いたい」JYJ ユチョン vs ユ・スンホ、ラブストーリー対決の勝者は?

    MBC新水木ドラマ「会いたい」(脚本:ムン・ヒジョン、演出:イ・ジェドン、パク・ジェボム) 11月7日夜9時55分初回放送冬のように切ない初恋が来る。父に会いにアメリカから韓国へ帰ってきたハン・ジョンウ(JYJ ユチョン/ヨ・ジング)は、楽天的で明るい15歳の少年だ。新しい生活に慣れていくある日、殺人者の娘と呼ばれるイ・スヨン(ユン・ウネ/キム・ソヒョン)がジョンウの目に飛び込んできた。そして、家庭内暴力にさらされていたスヨンは、ジョンウのおかげで少しずつ癒される。しかし、予想しなかった事故によって2人は別れるようになり、ジョンウは心の傷になった初恋を探すため刑事になる。だが、15年後、再び出会ったスヨンのそばには、天使のように彼女を守るカン・ヒョンジュン(ユ・スンホ)がいた。JYJ ユチョンとユ・スンホ、ラブストーリー対決の勝者は?「会いたい」の原動力は、華やかなスケールでも、複雑なプロットでもなく、愛そのものだ。そして、中でも、一人の女性をめぐってラブストーリーを演じることになったユチョンとスンホの対決が期待されている。ジョンウとヒョンジュンのスタイルが正反対であるだけに、2人の俳優はそれぞれのキャラクターが持つ男性らしさを極大化するために努力しているという。KBS「トキメキ☆成均館スキャンダル」、SBS「屋根部屋のプリンス」ですでにラブストーリーでの演技を認められたユチョンは刑事という職業や罪になってしまった愛を恐れず大胆に選ぶジョンウのカリスマを、ユ・スンホは冷血漢だが愛する女だけは限りなく大切にするヒョンジュンのラブストーリーをそれぞれどのように表現するだろうか。2人ともビジュアル的には誰にも負けない俳優なので、対決のスタートでは一応、引き分け状態である。「私の心が聞こえる?」のムン・ヒジョン脚本家、温かいラブストーリーを繋げていくことができるだろうか?ありふれた初恋の話と思うかもしれない。もしくは、KBS「優しい男」と同じく正統派ラブストーリーと思うかもしれない。しかし、MBC「ラスト・スキャンダル」、「私の心が聞こえる?」などを執筆したムン・ヒジョン脚本家であるだけに、この作品には温かい感性を期待してもいいと思う。ムン・ヒジョン脚本家は前作を通して、人生の中に生じる数多くの誤解や傷を愛一つで勝ち抜けることができるという信念を伝えてきた。そのため、スヨンを紹介する時にユン・ウネが打ち明けた心構えは、ムン・ヒジョン脚本家のメッセージとしても聞こえる。「傷だけ受けてきたスヨンが、ジョンウと別れて15年が経った後、どんな人になっているのかについて、脚本家先生と4時間以上話し合いました。結論は、多くの人々がそうであるように、スヨンも傷だらけではあるが、希望を手放さない人物として描こうということでした」。果たしてムン・ヒジョン脚本家はこの希望をどのように描くだろうか。ヨ・ジングとキム・ソヒョン、切ない初恋を見せることができるだろうか?MBC「太陽を抱く月」が終わってからまだ1年も経っていないが、ジョンウとスヨンの幼い頃を演じる俳優ヨ・ジングとキム・ソヒョンは、その時よりかなり成長した。「太陽を抱く月」以後、この2人の俳優がもう一度出会ったということや、より成熟した彼らの雰囲気は、2人の初恋の演技をますます期待させる。「会いたい」で初恋は初々しさより切ない感情として描かれるので、このような2人の変化が肯定的に思える。先日、公開された短い予告映像で、ヨ・ジングとキム・ソヒョンは初めての出会いのときめきから心を痛める別れの瞬間まで、幅広い感情を無理なく表現している。「すべて消された、悪い記憶。だから、もう一度、作ればいい、良い記憶を」のような台詞を自然に表現するヨ・ジング、一人の少年を待つ純粋な少女に似合うキム・ソヒョンが、どれだけ活躍してくれるのかに注目が集まる。見守っています―ユチョンがいないとユ・スンホが愛してくれるし、ユ・スンホがいないとユチョンが探し回るユン・ウネの福。その福、私も欲しい!―スヨンが「コーヒープリンス1号店」のウンチャン、「私に嘘をついてみて」のアジョンとは違い、成熟した女性に見えても驚かないでください。ユン・ウネさんももう30歳だし。―ドラマを見ながら初恋を思い出しても仕方がない。憂鬱になって焼肉を食べるかも。焼肉を食べたらどうなるの?元気出して頑張って仕事するだろう。頑張って仕事したらどうなるの?仕事のせいで恋愛する時間がなくなる。恋愛できなかったらどうなるの?約束がなくて一人でドラマ見るだろう。ドラマを見ながら初恋を思い出しも仕方がない。憂鬱になって焼肉を食べるだろう。

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  • 【PREVIEW】「ドラマの帝王」カン・マエとアンソニー・キムはどれほど違うだろうか?

    【PREVIEW】「ドラマの帝王」カン・マエとアンソニー・キムはどれほど違うだろうか?

    SBS新月火ドラマ「ドラマの帝王」(脚本:チャン・ハンジュン、イ・ジヒョ、演出:ホン・ソンチャン) 11月5日夜9時55分初回放送93.1。これはドラマ制作会社の代表であるアンソニー・キム(キム・ミョンミン)が制作したドラマの成功率だ。そして、彼はお金になるドラマの成功のためなら「父親までも捨てなければならない」という哲学を持っている。しかしある日、アンソニー・キムがその信念に従って下したある決断が彼にとって致命的な事故をもたらし、彼は3年間、制作から手を引き、暗黒時代を過ごす。その後、偶然手にしたチャンスにより100億ウォンの投資を受けたドラマ「京城(キョンソン)の朝」の制作を担当することになった彼は、もう一度、再起をかけようとする。そのため、その作品を執筆したイ・ゴウン(チョン・リョウォン)脚本家と一緒に心機一転、意気投合しようとするが、イ・ゴウンはアンソニー・キムのドラマに対する哲学に直球を投げる。お金と野望のためにドラマを作るアンソニー・キムと純粋な気持ちで夢のドラマを作ろうとするイ・ゴウン。あまりにも違いすぎる2人の「京城の朝」は、このようにスタートからぎくしゃくする。カン・マエとアンソニー・キムはどれほど違うだろうか?もし、同じ声と顔を持つ1人の俳優が2つの似ているキャラクターを演じるとすれば、その2つのイメージが重なるのは当然だ。4年前、キム・ミョンミンがMBC「ベートーベン・ウィルス~愛と情熱のシンフォニー~」で演じたカン・マエと今回の役アンソニー・キムは、音楽とドラマというそれぞれの分野で確固たる信念を持ち、辛辣な毒舌を吐く人物という点で確かに似ている。このような心配についてキム・ミョンミンは自分も「罠に落ちかねない」と言い、キャラクターに関して相当悩んだことを明かした。しかし、彼は「カン・マエは音楽に対する純粋な情熱を守るため、そのような性格を持つ人物だったが、アンソニー・キムはドラマを通じて成功とお金を手にすることを目的とする。アンソニー・キムは卑劣さも持っているキャラクターだ」と、2つの役を分離する地点をすでに見つけ出した状態であった。隙間を探して突っ込むことでキャラクターに近づこうとする彼が、この似ている2人の人物にどのように表現の差をつけるだろうか。注目してみよう。チャン・ハンジュン監督のコメディはドラマでも頭角を現すことができるだろうか?映画「ライターをつけろ」でデビューと同時に自分ならではのコメディで認められたチャン・ハンジュン監督。そんな彼がドラマで繰り広げるコメディはどんな姿だろうか。昨年、SBS「サイン」ではドラマの中盤、演出から手を引いて脚本に参加した彼だが、今回は初めから「ドラマの帝王」の脚本の執筆を担当した。この作品で脚本家デビューを果たすことになった新人イ・ジヒョ脚本家と共に執筆する。何よりも、傲慢な不敗の制作者アンソニー・キムをはじめ、「京城の朝」の男性主人公であり、名実共に最高の韓流スターであるカン・ヒョンミン(SUPER JUNIOR シウォン)の図々しさや過剰な行動などは、人物設定の段階から大げさに膨らませておいたコミカルな要素と言える。コメディに対して「コメディは言葉のお祭り」といった哲学を持っているチャン・ハンジュン監督が、目まぐるしく変わるドラマの世界に、どんな台詞とエピソードを交えて彼独特のコミカルなドラマを見せてくれるだろうか。期待してもいいと思う。「ドラマの帝王」は新しいストーリーを展開することができるだろうか脚本を引き受けたチャン・ハンジュン監督は、「サイン」当時のドラマ制作現実に刺激を受け、「金のためなのか、欲望のためなのか、生きている目的について明確に考えてみる時間もなく、押し潰されながら生きる人々の話を少ししなければならない」と思ったとし、この作品を始めたきっかけを明らかにした。しかし、KBS「彼らが生きる世界」、SBS「オンエアー」など、ドラマの世界を扱った作品はすでに何度も放送されただけに、ドラマ版という素材自体は新鮮でないのが事実だ。これに対し演出のホン・ソンチャン監督は「私たちのドラマは、二つの単語に集約される。夢と100億。ここで動力を得る」とし、「ドラマの帝王」だけのカラーを示した。SBS「オンエアー」は俳優中心の話、KBS「彼らが生きる世界」は制作陣中心のドラマだったとしたら、ドラマ制作会社の代表アンソニー・キムが主人公である「ドラマの帝王」は、この世界をめぐる資本主義と巻き込まれる人々の人生について語ることになるだろう。見守っています―果たしてアンソニー・キムはカン・マエのウンコの塊に匹敵できる毒舌語録を流行させることができるでしょうか。―制作発表会の現場で「何度となく繰り返して強調していますが、カン・ヒョンミンはシウォンと正反対の性格を持つ人物です!」と何度も話したSUPER JUNIORのシウォンさん。よく分かりました。心配しないでください。とりあえず、見てみます。―現在、視聴率の先頭を走っているMBC「馬医」は、まだ放送が40話も残っていますので、激しい視聴率競争を避けるわけにはいかないと思います。アンソニー・キム、どうしますか?

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  • 【PREVIEW】「馬医」チョ・スンウ、初のドラマ出演で違和感を覚えるのでは?

    【PREVIEW】「馬医」チョ・スンウ、初のドラマ出演で違和感を覚えるのでは?

    MBC新月火ドラマ「馬医」(脚本:キム・イヨン、演出:イ・ビョンフン、チェ・ジョンギュ)10月1日夜9時55分初回放送生死の分かれ道で運命が入れ替わった男女、そして権力と欲望の前に敵同士になった2人の男のストーリーが繰り広げられる。正義感の強い主人公ペク・クァンヒョン(チョ・スンウ)は、賤民(最下層の階級の身分)の獣医だったが、馬の治療をする馬医から朝鮮最高の漢方外科医になり、ついに御医(オイ:王の主治医)の座にまで上りつめる人物だ。子どもの頃、街で偶然出会ったカン・ジニョン(イ・ヨウォン)とお互いに好意を持ちながら成長するが、実は、グァンヒョンとジニョンは生まれてすぐに、生死を左右する問題によってお互いの運命が入れ替わった間柄である。ペク・クァンヒョンと関わりのあるもう1人の人物は、宮中の典医監(チョニガム:朝鮮時代の医療行政と医学教育を担当する官庁)所属の医員イ・ミョンファン(ソン・チャンミン)だ。彼は出世のために典医監の医員になる道を選び、王宮内で昭顕(ソヒョン)世子(仁祖の長男)の死に加担する。そのため、ペク・クァンヒョンとは敵同士の関係になる。チョ・スンウ、ドラマで違和感を覚えるのでは?チョ・スンウは「正直に言うと、ドラマを撮影している間に性格が変わるほど、ドラマ撮影は厳しくて大変という噂を聞いたので、なかなか勇気が出なかった」と初のドラマ出演に対する感想を述べた。彼を主人公に選んだイ・ビョンフン監督は、「チョ・スンウが持つ温かい人間味が、優しくて人間愛に溢れるペク・クァンヒョンにぴったりだということが、彼をキャスティングした最大の理由だ。それに、テレビに初めて登場する俳優だけが持つ、斬新で新鮮な感じも与えることができる」とチョ・スンウに対する確信と期待を見せた。デビュー13年目のチョ・スンウだが、今回の「馬医」が彼の役者人生において初のドラマである。ミュージカルや映画の成功により、今まで順調に道を走ってきたこの俳優が、不安を乗り越えて初挑戦したドラマだが、この作品で印象的な時代劇の演技を見せることで、視聴者を引きつけることができるのか、また、全50話というドラマの長い流れを安定的に導いていくことができるのかは、未知数である。イ・ビョンフン監督は「ホジュン~宮廷医官への道~」「宮廷女官チャングムの誓い」と「馬医」を差別化させることができるだろうか?身分は低いが、真っ直ぐで人間味溢れる人物が成長し、最終的に成功した人生を生きるようになるといったストーリー自体が、まるでイ・ビョンフン監督のアイデンティティであるように思える。そのため、これまで彼が演出してきた「ホジュン~宮廷医官への道~」や「宮廷女官チャングムの誓い」と、ストーリーが重なるように思えるのは仕方ないことなのかもしれない。今回の作品は以前の作品とどのような点が違うのかという質問に対し、イ・ビョンフン監督は「僕もたくさん悩んだ部分である」と言い、「資料の中のペク・クァンヒョンは、非常に庶民的で患者を大切にした人物と記録されている。馬医から御医になる身分の引き上げや獣医学の世界など、新しい内容を描くことができる点に魅力を感じ、このストーリーを選んだ。以前の作品とは少し違うストーリーを見せることができると思う」と期待を込めた。前作と似たような出演陣や、以前、共に制作をした脚本家などが集まり、スタートする「馬医」だが、敵をめぐって繰り広げられる物語を描くといった、題材自体の差別化を中心にドラマを展開していくということならば、これまでと違うストーリーを描くことができるだろう。放送中や放送予定の時代劇の中で、「馬医」は良い評価を受けることができるだろうか?時代劇の時代だ。現在、放送中の時代劇にはMBC「アラン使道伝」とSBS「シンイ-信義-」があり、10月1日にスタートする「馬医」に続き、SBS「大風水」とKBS「チョンウチ」(チョン・ウチ)も放送される予定だ。これについて、主人公ペク・クァンヒョンの師匠として「馬医」に出演する俳優イ・スンジェは、制作発表会で「『馬医』は他のどのジャンルとも混じらない正統派の時代劇だ。歴史の考証も充分されている。『馬医』を通じて、視聴者たちはまた一つの本格時代劇を見ることができると思う」と語った。また、チョ・スンウは「人物たちの感情がよく生きている作品」と話し、「馬医」に対する愛情を見せた。この2人が話した通り、「馬医」が数多くの時代劇の中で独自の個性を見せることができるか見守ってみよう。見守っています―チョ・スンウの母親の世代として出演する女優がユソンだなんて。ユソンだなんて。―主演や助演が9人、助演級のエキストラが25人、特別出演が8人、クレジットがまるで超大作映画に近い。この大勢の人物たちはいつになったら全員登場できるのだろうか。―MBC「逆転の女王」や「愛情万々歳~ブラボー!マイ・ラブ~」に続いて、「馬医」にまで出演することになったアン・サンテ。このぶんだと今年の「演技大賞」にノミネートされるのではないだろうか。

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  • 【PREVIEW】「優しい男」ソン・ジュンギ、少年の顔を脱ぎ捨てることができるのか

    【PREVIEW】「優しい男」ソン・ジュンギ、少年の顔を脱ぎ捨てることができるのか

    KBS 2TV新水木ドラマ「優しい男」(脚本:イ・ギョンヒ、演出:キム・ジンウォン) 夜9時55分 裏切るには愛が先だ。不遇な環境で育ったハン・ジェヒ(パク・シヨン)とカン・マル(ソン・ジュンギ)は、それぞれアンカーと医師を夢見ながら、互いの人生を応援し合う切ない恋人同士だ。しかし、危機にさらされたジェヒの過ちを代わりに被ったマルが自分の未来を諦めている間、ジェヒは貧乏から抜け出すために他の男を選択する。夢と愛を失いナンバーワンの人気ホストになったマルは、ジェヒの継娘、ソ・ウンギ(ムン・チェウォン)に近づき、何も知らない彼女は一緒に死んでもいいと思うほどマルに深くハマってしまう。しかし、愛の次には裏切りが待っている。ソン・ジュンギ、少年の顔を脱ぎ捨てることができるだろうか「ソン・ジュンギに対する誤解があるが、意外に雑草のような面がある」というキム・ジンウォン監督の証言がなくても、澄んだ顔の裏に隠されたソン・ジュンギの可能性は映画「ちりも積もればロマンス」とSBS「根の深い木」を通じてある程度確認された状態だ。もちろん、純粋な若者から世間に染まった悲運の男まで大きな変化を見せなければならないマルは、可能性だけでは演じ難いキャラクターだ。しかし、キム・ジンウォン監督はソン・ジュンギの芝居について「花のつぼみがほころんでいるのを見ている気分で、そのような瞬間を見つめることがありがたい」と話した。とうとうタイトルロールを務める彼が青春スターではなく若い俳優で自分の修飾語を変えてしまったら、視聴者たちは監督とともに俳優の花開く瞬間を目撃することができるだろう。イ・ギョンヒ脚本家とKBSの愛想「ごめん、愛してる」の栄光を再現することができるだろうかMBC「ありがとうございます」とSBS「クリスマスに雪は降るの?」もたくさん愛されたが、どうもイ・ギョンヒ脚本家の最高の出世作はKBS「ごめん、愛してる」であり、作品世界の原型を盛り込んだのは「サンドゥ、学校へ行こう!」だ。脚本家と放送局の愛想を語ると、KBSはイ・ギョンヒ脚本家と最も優れた呼吸を誇ってきた仕事場なのだ。さらに演出を務めるキム・ジンウォン監督は、前作「普通の恋愛」を通じて、繊細な画面構成と深みのある人物解釈の能力を立証したことがあり、「久しぶりに披露する典型的な正統派の恋愛」と繰り返し強調したドラマの深刻で重圧感ある世界観を貫くために、二人の調和はポジティブな期待を持たせる。視聴層が限られたSBS韓国版「花ざかりの君たちへ」、ヒュージョン時代劇特有のハツラツさがあるMBC「アラン使道伝」との対陣表も、イ・ギョンヒ脚本家の恋愛を訴求するには悪くない状況だ。最後まで「優しい男」に執着してきた効果はあるだろうか「映画『マラソン』と同じ概念だと思う」という言葉で、ソン・ジュンギは「優しい男」のタイトルへの議論を一蹴した。しかし、国立国語院はタイトルに関して改善勧告文を公開し、さらにはPPLに関連した疑惑が提起されたこともある。それにも関わらず、ドラマは「優しい男」の表記を諦めず、これは復讐とともにドラマの一つの軸になる記憶喪失についての意味を内包しているためであると知られた。タイトルに使われたわざと間違えた表記法だけでなく、間違えた書体までも実はドラマの展開のヒントといえる。「もっと年を重ねる前に、記憶喪失の演技をしてみたかった。自我を失った人の純粋な目つきを表現することにもっと有利だと思ったからだ」というムン・チェウォンの言葉も、ドラマの後半部で記憶喪失が重要なコードとして登場すると予想される。見守っています―マル(ソン・ジュンギ)がマル(縁側の意味)でチキンを食べる瞬間、カン・チョコ(イ・ユビ)がチョコレートをプレゼントされた瞬間、PPL疑惑は風船のようにぽっかり!―キム・ジンウォン監督はパク・ジェギル役のイ・グァンス氏を「心の中の主人公」だと言ったが、やっぱり「優しい男」は愛と裏切りのドラマのようです。秋は愛の季節、麒麟は裏切りの動物。―ムン・チェウォンの父親専門俳優に一歩近づいたキム・ヨンチョル氏。もう一度縁に触れることができたら、SBS「スター・ジュニア・ショー プンオパン(韓国のたい焼き、韓国ではそっくりという意味も持っている:芸能人の親子が出演する番組)」の出演を交渉します。

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  • 【PREVIEW】「蒼のピアニスト」チュ・ジフン&T-ARA ウンジョン、論難をなくすことができるだろうか?

    【PREVIEW】「蒼のピアニスト」チュ・ジフン&T-ARA ウンジョン、論難をなくすことができるだろうか?

    SBS新土日ドラマ「蒼のピアニスト」夜9時50分8月18日初回放送(脚本:キム・スンオク、演出:チェ・ヨンフン)「あなたは私のお腹で生んだ子ではないけど、インハと同じく私の息子よ」。ヨンラン(チェ・シラ)は夫が外から連れてきた息子ジホ(チュ・ジフン)を自分の子どものように育てた。実の息子であるインハ(チ・チャンウク)が夫のグループを受け継ぐはずだから、その程度の好意は施すことができると思った。しかし、ある日、実の息子であるインハではなく連れてきた息子ジホにグループを受け継がせると、夫が宣言する。さらに、ヨンランは火災事故で間違えてジホを助け、助けられなかったインハは小指をなくす。ヨンランはジホからピアニストとしての夢やグループの後継者の座をすべて奪い、実の息子に取り戻すための準備を始める。T-ARA ウンジョンとチュ・ジフン、非難から免れることはできるだろうか?「蒼のピアニスト」の男女主人公は、不祥事から3年ぶりに復帰するチュ・ジフンと最近いじめ問題で所属しているグループT-ARAが非難を浴びているウンジョンである。俳優のイメージと作品の中の演技は分けて評価すべきだが、視聴者の気持ちというのはいつもそのように理性的ではない。また、チェ・ヨンフン監督が制作発表会で「柔らかさとタフな魅力を同時に持っている」と評したチュ・ジフンは、明朗、快活、前向きな少女を演じるウンジョンとラブストーリーを披露する予定である。そのため、この作品の成否を決める重要な要素の一つは、視聴者たちがこの2人のキャラクターにどれだけ没頭できるかである。ハイライト映像で「一度でもいいからあのピアノを触ってみたい」というダミ(ウンジョン)の話に、ジホが彼女を演奏会場に連れていってピアノ連弾曲を一緒に演奏するシーンのように、彼らは純粋さ100%といえるラブストーリーを描き出さなければならない。果たして2人は作品以外の問題を超えて、視聴者たちにキャラクターの魅力を伝えることができるだろうか?「妻の誘惑」キム・スンオク脚本家の復讐劇、今度は違うだろうか?キム・スンオク脚本家は前作SBS「妻の誘惑」「天使の誘惑」などで拉致、人工妊娠中絶、不倫など刺激的な復讐を描き、マクチャンドラマ(非現実的で無理やり作った感じのドラマ)として非難され、数多くのパロディを誕生させた。今回「蒼のピアニスト」にも財閥や腹違いの息子、火災、学歴偽造など刺激的な事件が登場する。これについてチェ・シラは「そういうのはドラマの背景だけである。重要なことは音楽家たちの夢と母性に関するストーリー」と話した。制作陣も「誰かにとっては美しい母性が、違う誰かにとっては残酷で暴力的になれるということを見せたい」と伝えた。刺激的な事件でチェ・ヨンフン監督が話した歪んだ母性がどんな風に描かれるかによって「蒼のピアニスト」がマクチャンドラマの非難を避けられるかどうかが決まりそうだ。選択2012!私に優しくしてくれる悪い男 vs 私に冷たくする優しい男?インハは天才ピアニストであるジホに自責の念や劣等感を持ち、彼が持っているものをすべて奪おうとする悪役である。しかし、学歴偽造犯になるところだったダミを助けてくれる温かい男でもある。一方、ジホは義理の母親ヨンランと弟インハを命がけで守らなければならない家族だと思う優しい男だが、ダミを楽譜を盗んだ泥棒だと追い詰める。チ・チャンウクが「悪役ではあるけれど、そうなるしかなかった屈辱感、劣等感、被害者意識をうまく描き出すつもりだ」と話したインハは、自分の女だけに温かいチャドナム(冷たい都会の男)であるため、女性視聴者たちが彼を思いっきり憎むことは難しいだろう。また、「母親は空の星のような人」と思い義理の母親の愛を求めるジホも、インハと同じくかわいそうな人物である。2人の中で誰を選ぼうが変わることはないだろうが、ドラマにもう少し没頭はできると思う。見守っています―チ・チャンウクとチュ・ジフンがピアノバトルを披露するらしいです。しかし、ピアノバトルといえば、今だ2008年「SBS歌謡大祭典」でBIGBANGのSOLとJYJのジュンスのバトルを浮かべるのはファン心のせいなんですか?―音楽家が登場する作品に必ず出てくる絶対音感やモーツァルトvsサリエリ式の対立構図。もう少し目新しいものはないですか?たとえば、劇的に仲直りしたイ・サンミンvsキム・ジンピョとか―「運動をしていると弾力が身体に付くのを感じられる」というチェ・シラ姉さんの話を聞いて、夜食を食べていたスプーンをそっとテーブルの上に置きました。

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  • 【PREVIEW】韓国版「花ざかりの君たちへ」ミンホ&ソルリ、どんな化学反応を見せるのか?

    【PREVIEW】韓国版「花ざかりの君たちへ」ミンホ&ソルリ、どんな化学反応を見せるのか?

    「花ざかりの君たちへ」8月15日夜9時55分初放送(脚本イ・ヨンチョル、演出チョン・ギサン)性別を偽装してまでもそばにいたいというのは、純度100%の愛情だと言えるのだろうか。ロサンゼルスに住んでいた18歳の少女ク・ジェヒ(f(x) ソルリ)はTVで世界選手権大会を見て、高飛び選手カン・テジュン(SHINee ミンホ)の競技に感動して泣く。テジュンの隣にいるというたった一つの目標を持って韓国に入国したジェヒは男性に偽装し、彼が通っている体育の名門高校に入学する。結局、ジェヒはテジュンのルームメイトになるという幸運まで手に入れ、昨日まで太平洋の向こう側にいたテジュンの2段ベッドの上段を死守することになる。ジェヒはけがの回復後にも世の中に出ないで隠れようとするテジュンを、必ずまた飛べるようにしようと必死だ。テジュンはストーカーに近い一方的な愛情を注ぐジェヒを迷惑に思っていたが、次第にジェヒのおかげで笑い始める。それでもきれいな少年ソルリと少年の中の少年ミンホはどんな化学反応を見せてくれるのだろうか後ろ髪が襟に触れないほどの短い髪型で男子用の学生服を着てもソルリは依然としてきれいだ。男子生徒のように大らかに振舞っても、綿毛がふわふわなこの少女が本当に少年に見えるのだろうか。共演者たちはソルリについて「ある日見たら、歩き方まで男の子っぽかった」(キム・ジウォン)と語り、ソルリは「最初は男性たちの姿、言葉遣いをすべて観察した。この前女性らしい洋服を久しぶりに着たけど、ものすごく不自然だった」と話し、男装演技に集中していることを強調した。しかし、ジェヒは男性服を着ても相変わらずほっそりした体で、いたずらっぽく笑ってもきれいなだけの少年。逆にテジュンは、適度に焼けた肌にがっちりした肩を持つ18歳の陸上少年そのもので、運動が得意なアイドルの中の1人として有名なミンホが、テジュンとよく合う理由だ。中性的な魅力のきれいな少年ジェヒと、少年の中の少年テジュンが出会い、2人の間にはどんな形の恋愛物語が作られるのだろうか。「花ざかりの君たちへ」は「花より男子 ~Boys Over Flowers」のように新しいスターを誕生させることができるのだろうかチョン・ギサン監督のKBS「花より男子 ~Boys Over Flowers」はイ・ミンホを含め、SS501のリーダーキム・ヒョンジュン、キム・ボム、イ・ミンジョン、キム・ソウンなどがスターに成長するきっかけとなった。彼が演出する「花ざかりの君たちへ」ではサッカー選手チャ・ウンギョル(イ・ヒョヌ)が一番近くでジェヒに好感を覚えて三角関係を描く予定であり、国民的体操の妖精ソル・ハンナ(キム・ジウォン)は小さい頃からテジュンを慕っている少女として登場する。その他にも、体育高校という設定にふさわしく、ハードル選手ソン・ジョンミン(ZE:A グァンヒ)、テジュンのライバルであるミン・ヒョンジェ(カン・ハヌル)、陸上部の主将ハ・スンニ(ソ・ジュニョン)などもそれぞれ存在感をアピールする。チョン・ギサン監督は彼らに細かな演技教育をするよりは「本来の君たちの姿を引き出してくれ」と注文したらしい。彼がこのきれいでカッコいい少年少女たちと、どんな恋愛物語を作り上げるか気になる。「花ざかりの君たちへ」は従来の10代の恋愛物語とどれだけ違う話を展開することができるのだろうかこれほど一方的で積極的に求愛した女の子たちがいただろうか。「花ざかりの君たちへ」の女性主人公はあいつのためなら、海を渡って偽装転入までも試みるほど骨身を惜しまない。お兄さんのためなら、ギフトボックスの中で一日中待てるという他の少女もいる。こうしたマニアに近い愛情は、きれいな男装少女ジェヒと体操の妖精ハンナという優越したビジュアルの少女たちが主体となってさらに吸引力を高めるだろう。恐れずに愛情を表現するきれいな少女たちが好きという理由一つだけで、計算して問うことなく愛情攻勢を繰り広げる姿はそれ自体で愛おしいのではないだろうか。それこそ「花ざかりの君たちへ」が他の10代の恋愛物語が見せてくれた典型性から抜け出す重要なポイントだ。見守っています―「半ズボンを着て学校へ行っても、キレイで涼しいから大丈夫」というソルリとミンホが通う名門校、ジニーハイスクール。あら、皆さんなぜそんな顔をしているんですか?学生時代、半ズボンの制服を着たことがまったくない人のようですね?―ドラマの外では「ミンホとともにビジュアル2トップ」と主張するグァンヒ、ドラマの中ではジェヒを置いて1人でこの区域のかわいい子奪還戦に熱を上げる予定。だが、なぜか友達は何の興味も持たなさそうな悲しい予感。―まさか、女性の先生が好きな男子生徒の登場に三角、四角関係の恋愛模様を描いて、主人公が不治の病にかかったりするのではないでしょうね、脚本家の先生?

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  • 【PREVIEW】「アラン使道伝」2年ぶりに演技するイ・ジュンギとシン・ミナ、大丈夫だろうか?

    【PREVIEW】「アラン使道伝」2年ぶりに演技するイ・ジュンギとシン・ミナ、大丈夫だろうか?

    MBC新水木ドラマ「アラン使道伝」夜9時55分8月15日初回放送(脚本:チョン・ユンジョン、演出:キム・サンホ)「アラン使道伝」は無念の死を遂げた少女の幽霊が使道のところへ行き、自分の悔しさを訴えるというよくある昔話から始まる。幽霊を見て倒れるどころか「消えろ」という言葉を堂々と言う朝鮮の冷たい男ウノ(イ・ジュンギ)は、幽霊を見る能力を持ち、母親の行方を探すため密陽(ミリャン)に行く途中、幽霊であるアラン(シン・ミナ)に出会う。自分の記憶を取り戻すためウノを使道にさせたアランは、彼と一緒に自分が死んだ理由や密陽で起こる様々な事件を探る中、すべてのことに繋がる大きな真実へと向き合うことになる。キム・サンホ監督は「アラン使道伝」でどんな話をしたいのだろうか?「人間の喜怒哀楽とその中にある人生の哲学を見せる」キム・サンホ監督は幽霊と人間が1つの世界に絡みあって住む「アラン使道伝」を通じ、人々の人生に関する洞察力を見せる予定だと話した。彼は山ほどある民話の中で「アラン使道伝」をもとにし、アランが自分の死んだ理由を知りたいと思い「死んだらあの世、生きたらこの世」という自然の法則を逆らうストーリーにしたのも、そのためであるだろう。イ・ジュンギもキム・サンホ監督から「人間と自然が調和して生きることができるということを見せたい」という話を聞いてこの作品を選んだとのことだ。怨霊や死神、天帝(ユ・スンホ)、閻魔大王(パク・ジュンギュ)が本格的な登場人物として出演するこのファンタジードラマを通じて、キム・サンホ監督は一体どのような物語を描くのだろうか?2年ぶりに演技するイ・ジュンギとシン・ミナ、大丈夫だろうか?「アラン使道伝」は2人の主人公であるイ・ジュンギとシン・ミナの、2年ぶりの復帰作である。シン・ミナは前作「僕の彼女は九尾狐」に続き、もう一度幽霊役に扮する。これについてシン・ミナは「九尾狐(クミホ)が生まれたばかりの赤ちゃんみたいな姿だとしたら、アランはたくましい性格で自分が望むものを得るためなら考える前に行動する、意地っ張りな子である」と2人のキャラクターが全く違うことを説明した。アランはコスレ(韓国の民間信仰で、山や野原で食べ物を食べる時や巫女が厄払いの行事をする時、幽霊へ先にあげるために食べ物を少しちぎって四方へ撒くこと)の食べ物を争奪するため、他の怨霊たちと身体で喧嘩をする。また、ウノが「死にたいの?」と言うと「私もう死んだけど?」と怖いものなしの姿を見せる覇気溢れるキャラクターである。ハイライト映像ではアランと口喧嘩をした後、すねて背中を向ける姿や「私たちは一緒に寝た仲だ」というアランの言葉にあきれて首根っこを掴む姿を見せたイ・ジュンギも、愉快な物語であることを予告している。久しぶりに演技を披露するこの2人の主人公が新しい姿をぎこちなく見せてくれることが、このドラマにおいて重要なポイントになるであろう。アランとウノ、事件の解決と恋愛物語の2つを手に入れることができるのか?ドラマ前半はファンタジー的な見どころやコミカルな姿でドラマを引っ張るとしたら、中盤はアランとウノが密陽で起こる様々な事件を解決するストーリーが描かれる予定である。前作「別巡検(ピョルスンゴム)」のシリーズ1、2では、科学捜査で事件を解決したチョン・ユンジョン脚本家が「アラン使道伝」ではどんな方法を使って事件を解決するのだろうか。母親を探し出すためアランを利用するウノと、自分がどんな人だったかを明かし出すためウノを利用するアラン。こうやってお互いを利用し利用される関係であるアランとウノは、密陽事件の解決とロマンスを両方とも手に入れることができるのだろうか。見守っています―女や芸術、賭けごと、桃が好きな天帝役のユ・スンホ。1日だけ天帝さまの桃になりたいと思うのは私だけですか?―元宰相キム・ウンブ大監(テガム、朝鮮時代の正二品以上の官員の尊称)の庶子であるウノ、従事官の古典「チェオクの剣」のイ・ソジンから従事官界の新星「Dr.JIN」のJYJ ジェジュンまで、なぜMBC時代劇の庶子たちはこんなにも素敵な人ばかりなんですか!―ウノ使道と恋愛物語を繰り広げる幽霊シン・ミナ。シン・ミナのようにかわいい顔をしていたら死んでも人間の男と恋愛できるんだね。そうなんだね。

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  • 【PREVIEW】「シンイ-信義-」は一体どんなジャンルなのか?

    【PREVIEW】「シンイ-信義-」は一体どんなジャンルなのか?

    SBSの新月火ドラマ「シンイ-信義-」(脚本:ソン・ジナ、演出:キム・ジョンハク、シン・ヨンフィ)8月13日夜9時55分初回放送「ATMってどこにありますか?」2012年ソウルの美容整形外科医であるユ・ウンス(キム・ヒソン)が高麗時代の恭愍王(コンミンワン)元年にタイムスリップした。それは、恭愍王の武士であるチェ・ヨン(イ・ミンホ)が意識不明の王妃を救うために信義を守って2012年の空の世界からユ・ウンスを拉致し、自分の時代に連れてきたからである。「僕はただの武士に過ぎないので、政治なんか分かりません」と現世のことに少しも関心のない武士チェ・ヨン、黄金はもちろん、女性を見るときも石のように思っているチェ・ヨンは、正直で明るく堂々たるユ・ウンスに出会い、もう一度新しい人生を夢見る。果たしてユ・ウンスはチェ・ヨンとともに20歳になったばかりの恭愍王(リュ・ドクファン)が天下を治められる本物の王に成れるようにサポートし、チェ・ヨンの心まで慰めることができるだろうか。「シンイ-信義-」は一体どんなジャンルなのか?「シンイ-信義-」は短く言えばフュージョン時代劇であり、長く言えばファンタスティック・アクション・ホラー・コメディ・ラブ・メディカル超大作時代劇である。洋医と漢医が一緒に登場して高麗時代のメディカルドラマを描き、その中の4人のキャラクターたちは超能力を使う。これに武士チェ・ヨンを中心にしたアクション活劇が描かれ、ユ・ウンスはコミカルでロマンチックな物語を引っ張っている。また、チェ・ヨンやユ・ウンス、恭愍王と対立するキチョル(ユ・オソン)は、このすべてのジャンルの特徴を合体したと言っても過言ではない人物である。彼はパックとマッサージで美貌をキープして、長い髪を風になびかせながら宮の中を歩き回る。また、氷攻めという武功を使って理想国家を夢見る彼は、ギャグからホラーまですべてのジャンルを担当する。「ラブ・アクション・ファンタジー・ホラーなど、すべてのジャンルを組み合わせたドラマ」(イ・ミンホ)であり、「ラブコメディのようなフュージョン時代劇」(キム・ヒソン)でもある。言葉では説明できない、ジャンルの混合物である「シンイ-信義-」の正体は、一体何だろう?キム・ヒソンは「ミスターQ」、イ・ミンホは「花より男子~Boys Over Flowers」でのキャラクターとどれほど違うだろうか?堂々たる姿がユ・ウンスの魅力的なポイントであるため、ユ・ウンスはキム・ヒソンの全盛期であったSBSドラマ「トマト」や「ミスターQ」でのキャラクターとあまり変わらないように見える。しかし、「シンイ-信義-」での彼女はこけたり、転んだり、逃げたり、悪口を言う。そのため、キム・ヒソンは制作発表会で「自分が思うことを正直に言うユ・ウンスは、私がこれまで演じてきたキャラクターの中で一番私に似ている」と演技での変身に対する自信を表した。一方、イ・ミンホが演じるチェ・ヨンは、口数が少なく世の中に背を向けた人物で、ユ・ウンスとは正反対の人物だと言える。2人のキャスティングが報じられた後、10歳といった2人の年齢差が話題になったりもしたが、キム・ヒソンは「ミンホさんがものすごい童顔でなくてよかった」とコメントし、イ・ミンホは「姉さんは赤ちゃんみたいに純粋な心の持ち主で、エネルギーが溢れているから仲良くできると思う」と話した。まったく違う2つの世界で暮らしてきたようなこの2人の男女の化学反応は、「シンイ-信義-」の成否を左右する重要な要素になるだろう。「シンイ-信義-」と「太王四神記」何が違うのか?キム・ジョンハク監督はMBC「太王四神記」で、タムドク(ペ・ヨンジュン)を通じて最後の瞬間まで国民を優先して考える指導者の姿を描き出した。そして、彼のそんな指導者に向けたロマンは、「シンイ-信義-」でも続く。制作発表会で「本当に僕たちが望む王と、そんな王を作っていく過程を描こうと思う」と語ったキム・ジョンハク監督は、意志を持った先祖たちが若く力弱い王を補佐し、世の中を統率する指導者として彼を育成する過程を描くつもりである。すなわち、同じ監督や同じ脚本家、そして、指導者に関するストーリーを描くファンタジー時代劇だ。キム・ジョンハク監督が話したとおり「『太王四神記』のアップグレードバージョン」である「シンイ-信義-」は、果たして「喧嘩ではなく、世の中を癒すことを目的」とする作品になるだろうか。何年間も噂だけ流れていたキム・ジョンハクとソン・ジナの大型プロジェクトが、いよいよ今週、その姿を現す。見守っています―火攻め、氷攻め、雷攻め、音攻め。名前も難しい超能力を使うこの4人のキャラクター。「シンイ-信義-」がうまくいったら、前編「高麗人ファーストクラス」やスピンオフ「ゴージャラス」もぜひ撮りましょう!―高麗時代のすべての出来事をすでに知っているウンスは、高麗が滅亡する運命と説明し、問題を解決するため積極的に乗り出すが「実は私、理系出身だからあまり覚えていないの」とは言わないでください。―ミキサーで粉砕したゴキブリを使って背中のマッサージを受けたり、顔の上に火をつけてまでお肌をキレイにケアする。最後に前髪を5:5のセンター分けにしてヘアオイルをたっぷり使い、髪を両サイドにキレイにまとめる。この男の名前はキチョル、お兄さんは高麗スタイル!(PSYの「江南(カンナム)スタイル」に掛けている)

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