【PREVIEW】「チョンウチ」チャ・テヒョン、カン・ドンウォンを乗り越えることができるだろうか?
写真提供=3HW
KBS新水木ドラマ「チョンウチ」
(脚本:チョ・ミョンジュ、パク・デヨン、演出:カン・イルス、パク・ジンソク) 11月21日 夜9時55分初回放送
道術を使うヒーローが来る。ホン・ギルドンが建てた栗島(ユルド)国の護衛武士チョン・ウチ(チャ・テヒョン)は、謀反を起こした友人ガンニム(イ・ヒジュン)に復讐するため、朝鮮を訪れる。その後、朝鮮の様々な情報が集まる朝報所(チョボソ:朝廷で出す新聞を作成する機関)の寄別書吏(キビョルソリ:朝報を書き写す管理)イ・チに扮し、ガンニムを探すが、そんな彼を待っているのは、記憶を失ったまま迷魂術にかかって操られている元恋人のホン・ムヨン(AFTERSCHOOL ユイ)と失った兄を探していたイ・チの妹イ・ヘリョン(ペク・ジニ)だった。さらに、王宮内の殺人事件を捜査している従事官のソ・チャンフィ(ホン・ジョンヒョン)からも疑いをかけられ、チョン・ウチは追い詰められる。しかし、復讐のため使った道術が朝鮮を助けることになり、不本意ながらも英雄として人々に受け入れられるようになる。
チャ・テヒョン、カン・ドンウォンを乗り越えることができるだろうか?
「キャスティングされてからお祝いの電話を本当にたくさん受けた。『映画でのあのキャラクターは誰が演じるの?』ともたくさん聞かれた。それほどこの作品が多くの関心を受けているという意味だと思う」同じ小説を原作にした映画「チョン・ウチ 時空道士」が有名なだけに、チャ・テヒョンの言う通り、ドラマ「チョンウチ」と映画がどのように違うのかと人々が気にするのも当然だろう。そして、その関心はカン・ドンウォンと同じ人物を演じるチャ・テヒョンに向けたものでもあるだろう。これを誰よりもよく分かっているのがチャ・テヒョン本人である。チャ・テヒョンが先に「ドラマの内容は映画とはかなり違う。特に僕が一人二役を演じるので、見どころが多いと思う。いたずらっぽいキャラクターのイ・チ役は、僕が一番自信のある演技なので、その部分を生かしながらチョン・ウチとして新しい姿をお見せしたい」と自ら話し、映画との差別化を強調したのはそのためである。自分の長所をよく分かっているこの賢い俳優が、狙ったことをどれほど実現することができるだろうか。復讐のため朝鮮に来たが、知らぬ間に英雄になるという多少コミカルな設定の中で、チャ・テヒョン独特の図々しい演技と英雄チョン・ウチのシリアスさを適切に混ぜ合わせることが、ドラマ「チョンウチ」の鍵になるだろう。魅力的な俳優たちが集合…相乗効果を生み出すことができるだろか?
「ロマンス、アクション、コミック、武侠ジャンルがすべて入っている」という「チョンウチ」は、まるで大小の歯車が複数かみ合って回っているようなドラマだ。チョン・ウチの復讐や迷魂術にかかったムヨン、チョン・ウチ、ガンニムの三角関係はもちろん、王宮内の謎の殺人事件など、様々な事件や感情が混ぜ合わさっている作品なのである。そして、これはすべてのキャラクターが自分の役割をきちんと果たさなければならない理由でもある。幸いにも「チョンウチ」には魅力あふれる俳優たちがたくさん集まっている。「棚ぼたのあなた」のチョン・ジェヨンから悪役のガンニムに変身したイ・ヒジュンは「額を全部出した姿から冒険」と言い、「僕の中にある欲の塊を引き出すつもり」と自信満々に話して人々の視線を集めている。また、様々な種類の無表情でセクシーさを見せるつもりだというユイや、猪突猛進な悪者を演じるペク・ジニ、シャープな顔の輪郭のように冷徹な従事官のソ・チャンフィに扮するホン・ジョンヒョンが加わり、心強いラインアップを完成させた。さらに、イ・チとの義理を最後まで守るボング役のソン・ドンイルや、迷魂術で人を操りながら野望を抱いているマ・スク役のキム・ガプスなど、果たしてこの様々な俳優たちが「チョンウチ」で見せてくれる化学反応はどれほど強力だろうか。そこに注目が集まる。掌風など、ドラマの中に登場する様々なCG…違和感があるのでは?
複数の人物たちが掌風(手のひらから出す風)を撃つシーンがハイライト映像を通して公開されると、制作発表会の会場内で一瞬、ぎこちない笑いが起きた。いきなり登場した分かりにくい呪文とCGが不自然だったためである。それだけ「チョンウチ」が試みるフュージョン・ファンタジー・武侠時代劇は、そのクオリティによっては視聴者たちが目を逸らしやすいジャンルだ。しかし、印象的なのは、こういった点を心配するよりも「『チョンウチ』はファンタジー、もしくはB級ドラマだ」と話しながら、正面突破しようとするカン・イルス監督である。「太祖王建」「海神-HESHIN-ヘシン」「風の国」など正統派時代劇を演出してきたが、今回新しいジャンルに挑戦するカン・イルス監督は、「ドラマのリアリティーを重要に思う韓国で、ファンタジージャンルが人気を得ることは決して簡単ではないことを分かっている」と言い、「最初はクオリティの高いCGを作るのに時間がかなりかかったが、やっているうちに面白いファンタジー的な要素が多いことに気づいた。真面目に分析するよりも、シーンごとの面白味を見てほしい」と自信を見せた。稚拙ながらもなぜか心惹かれるB級の魅力を、果たして「チョンウチ」が生かせるだろうか。それが最後の見どころだ。見守っています
-キム・ガプスさん、今回はどうか末永く生きてください……。-男性視聴者さんたち、ユイさんとチャ・テヒョンさんのキスシーンがあるそうです。でも、あまり怒らないでください。腹を立てても仕方ないんですよ……。
-若くなる薬を持っている方々は一人で飲まないで、ソン・ドンイルさんにお譲りください。彼は今回、“20代半ば”の役を演じるんですから!
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- ハン・ヨウル、翻訳 : ナ・ウンジョン
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