キム・スヒョン&ソン・ジュンギ、全てのシナリオは二人のために

先に当たりを引き当てたのは、キム・スヒョンだ。ドラマ「ドリームハイ」で有望株に上がったキム・スヒョンは、昨年「太陽を抱く月」で主役を演じて“キム・スヒョンシンドローム”を巻き起こし、演技大賞で最優秀賞を受賞した。観客1200万人を動員した「10人の泥棒たち」では、耀くような先輩たちの中でも引けをとらないことを証明し、スクリーンデビューに成功した。CMもキム・スヒョン時代だ。実際にキム・スヒョンの所属事務所キーイーストは、昨年売上の面で大きな成果を挙げたが、その中心にはキム・スヒョンがいた。今年は、映画「シークレット・ミッション」を披露する。
ソン・ジュンギは、昨年多少弱かった忠武路(チュンムロ:韓国映画の中心地)での存在感を高める時間を過ごした。ドラマでは「優しい男」で、さらに深まった演技力とオムファタール(魔性の男)の眼差しを披露し、昨年公開された映画「私のオオカミ少年」では、俳優の青春スターからアイコンへと化した。少しずつ演技の幅を広げてきた彼は、これらの作品を通じて“ミルク男(ミルクのように優しい男)”のイメージを超え、役者としての可能性をさらに拡張させたということでも意味深い。ソン・ジュンギは華やかだった昨年を後にし、今月、普段から親しい先輩チャ・テヒョンの所属事務所でもあるBlossomエンターテインメントに移籍することになり、今後の活動が注目される。
キム・スヒョンは88年生まれ、ソン・ジュンギは85年生まれ。特に、映画をリードできる20代俳優の不足を訴えている忠武路で、キム・スヒョンとソン・ジュンギへのラブコールは止むことがない。キム・スヒョンが純粋さからタフさまで、男性俳優としての全てのイメージを持ち合わせていると評されるならば、ソン・ジュンギは着実に実績を積み重ね、似合わないような姿も自然に演じこなす魅力を重ねているという分析だ。
彼らは2009年、一緒にドラマ「クリスマスに雪は降るの?」に出演した縁もある。当時、キム・スヒョンはカリスマ性溢れる孤独な反抗児役で、ソン・ジュンギは妹のために切なく死を迎える暖かい兄のハン・ジヨン役で女心を一気に掴んだ。当時の若々しい姿を見れば、彼らがここ数年間“メジャー”としてどれほど急成長してきたのかも感じることができる。
ある芸能関係者は、「全ての本(シナリオ、ドラマの台本)が事前に彼らを目指して流れると行っても過言でない。関係者が挙げる20代男性のTOP5はキム・スヒョン、ソン・ジュンギ、ユ・アイン、JYJ ユチョン、BIGBANGのT.O.Pである。この中でキム・スヒョンとソン・ジュンギはトップだ。制作者や演出家は、20代の男性キャラクターを見た時、キム・スヒョンに似合うかソン・ジュンギに似合うかを先に考え、キム・スヒョンに断られたらソン・ジュンギに、ソン・ジュンギに断られたらキム・スヒョンに行く場合もある。当分の間、このような状態が続くだろう」と語った。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- チェ・ナヨン
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