Kstyle
Kstyle 14th

「野王」はなぜ「馬医」の壁を越えられないのか

OSEN
秘密はドアの外で盗み聞きし、決定的な証拠は偶然手に入る?

SBS月火ドラマ「野王」(脚本:イ・ヒミョン、演出:チョ・ヨングァン)がずさんな復讐劇であっけない展開を続けている。前半の張り詰めた緊張感を形成した人物間の対立構造があまりにも簡単に主人公の思うままに展開されるパターンが続いているという指摘だ。緊張感のある展開は消えて久しい。

このような展開は視聴率にも影響を与えているようだ。「野王」は10日の放送で視聴率18.5%を記録し、MBC「馬医」に1位の座を渡した。決して低い視聴率ではないが、人物同士の張り詰めた緊張感が強かった前半には「馬医」を押さえたのはもちろん、視聴率20%台突入も無難だと見られていた勢いが力を無くしたのは残念だ。

「野王」は現在ペクハクグループから追い出されたチュ・ダヘ(スエ)がソク・テイル(チョン・ホビン)と手を組んで大統領を夢見てさらに大きな欲望を持つ人物に変わっていく姿を描いている。この過程でハリュ(クォン・サンウ)は刑務所に行って、弁護士の兄に身分を偽装しダヘを引き下ろす上で決定的な活躍をしたが、その過程がずさん過ぎた。

一例として前回の放送でダヘは過去が明らかになった後、ペクハクグループから追い出され復讐を誓う中、グループの機密書類を盗み出しアメリカ行きの飛行機に乗った。しかしグループの命運を握るほどの機密書類は一気に開けられる金庫に余りにも安易に保管されており、ダヘは何回かの試みでこれを手にし、ペクハクグループの命運を手に握るようになった。

これまでのダヘとドフン(東方神起 ユンホ)、そしてドギョン(キム・ソンリョン)の間の出生の秘密もいとも簡単に解消された。ドギョンが幼い時にドフンを生んだが姉に成りすまして暮らしてきたトラウマは、これを徹底的に隠してきた歳月が虚しくなるほど簡単に、ドアの外で盗み聞きしていたドフンにより発覚してしまった。さらにドフンはこのことを知った後、スエを自身の手で取り除くと豹変する姿を見せ、納得出来ない感情に視聴者の首をかしげさせた。

それだけではない。ハリュが自身の兄チャ・ジェウン弁護士が殺害されたことを証明するために探し回っていた当時の状況を表す証拠は、偶然それを写真に撮った通行人によって手にすることができ、ハリュの復讐劇は再び弾みがつくようになる。しかし、このような容易い選択が「野王」に対する興味と人物の感情に対する理解まで深めたかは疑問だ。
元記事配信日時 : 
記者 : 
チョン・ソナ

topics

ranking

Kstyle 特集・タイアップ一覧