「ジャガイモ星」ソ・イェジ、外見より演技で認められる“本物の女優”が目標

典型的な美人ではないが、誰もが一度見ると自然に目が行く不思議な魅力を持った新人女優ソ・イェジと合井洞(ハプチョンドン)OSENで会った。飾らない素朴な笑顔と気さくな性格、顔に似合わない低い声はソ・イェジをより一層特別に感じさせる。
カメラの前で正式デビュー…信じられない経験
今年3月にSKテレコムのCMで芸能界にデビューし、同年5月に俳優チョン・ウソンがメガホンを取ったサムスンGALLAXY S4のブランドフィルム「私とS4の話」に出演し、“チョン・ウソンの女”と呼ばれ話題となった。その後“シットコムの巨匠”と呼ばれるキム・ビョンウク監督に見いだされ、tvNシットコム「ジャガイモ星」に参加した。紛れもなく華やかなデビューであった。「本当に信じられません。カメラや沢山のスタッフさんの前で内面から何かを表現するなんて……まだ多くをお見せできるレベルではありませんが(笑) 現場では先輩方から沢山のことを学んでいます。『ジャガイモ星』は私にとって最初の作品であり、プレゼントです」
「ジャガイモ星」はシットコムだが、キム・ビョンウク監督特有の世代と家族に関する話が盛り込まれており、イ・スンジェ、ノ・ジュヒョン、クム・ボラ、オ・ヨンシル、キム・グァンギュなどの経験豊かな先輩俳優と、ヨ・ジング、ハ・ヨンス、コ・ギョンピョ、ソ・イェジなどの若手俳優が現場で一つとなって撮影している。新人として多少のプレッシャーがあるはずだが、ソ・イェジは「そんなことはありません」と否定した。
「先輩方にはとても優しくして頂いています。会う度に『ご飯は食べたか』『私の娘、来ましたか』と言って抱きしめて頂いたり、演技指導までしてくださいます。イ・スンジェ先輩が発音一つ一つ、トーン、目の表情や動きなどについて教えてくださった時は涙がこぼれそうになりました。休みの時は良い映画をオススメしてくださるので、毎回紙にメモしています」
イ・スンジェから始まった先輩俳優たちとの温かいエピソードは、ノ・ジュヒョン、クム・ボラへと無限に続いた。よく笑うノ・ジュヒョン、優しく面倒を見てくれるクム・ボラなどの話を聞いていると、ソ・イェジが先ほど言った「『ジャガイモ星』はプレゼント」という言葉が十分理解できる。

ユニークなキャラクターノ・スヨン役、実際の性格とは“正反対”
ソ・イェジが「ジャガイモ星」で演じる役はノ・スドン(ノ・ジュヒョン)の末娘ノ・スヨンだ。自由奔放なスヨンは恋も日常も気まぐれ極まりない。朝ドキドキしても夜には冷めているほど感情の起伏が非常に激しい。「私の実際の性格は反対です。でも最近、役に入り込んだせいなのか、周りから『似ている』と言われます(笑) 飲み物を選ぶときもメニューを変えません。一つの物にこだわる方です。監督が何故この役を私に与えてくださったのか分かるような気がします。明るい時もクールで、嫌な時は冷静に嫌と言うし……私の声が低いことも関係があるのだろうと思います」
第4話から一足遅れて登場したソ・イェジは、ドラマの中で恋人だったジュリアン・カンと飛行機の中でキスをし、流暢なスペイン語で視聴者の視線を引き付けた。特に、2年間の留学生活で習得したソ・イェジのスペイン語は、その後もしばらく話題となった。
「とても有り難いです。新人女優の私が初登場のキスシーンで新鮮なインパクトを与えることができたので『あの子は誰?』という視聴者の好奇心を掻き立てたようです。スペイン語が話題になったことは良かったのですが、スペイン語ばかり注目され枠にはまるのは嫌です。これから監督がスヨンのキャラクターを良くしてくださるだろうと期待しています(笑)」
スペイン語以外の特技を聞くと、折り紙の資格、ポップアートの資格、性教育の資格など、ユニークな資格を持っていると明かした。
「教会で小学生の教師をしていた時、子供に関心を持つようになり、性教育の資格を取得しました。『子供を持ったらきちんと教育しなくては』という思いも大きかったですし、周りの先生たちが『性についてよく知るべきだ』とアドバイスしてくれた影響もありました。折り紙も元々はストレス解消のためにやっていましたが、子供に作ってあげているうち資格取得までに至りました」

外見より演技で認められる女優が目標
元々アナウンサーになることが夢だったソ・イェジは、スペイン留学時代に韓国に戻った時、偶然街でスカウトを受けた。何度も断ったが、最終的にはこの道に入ることになったと説明した。「演技はしたことありませんし、ダンスも歌も出来ないと断りました。結局、3ヶ月だけ練習することを約束して始めましたが、ここまでたどり着くことになりました。ですが十代の頃、このように思ったこともあります。“私は綺麗ではないけれど、いつかテレビに出るような気がする”という漠然とした考えでした。でもそれは当たっていたのです(笑)」
彼女の才能は明らかであった。ソ・イェジは普通の新人女優とは違い、初登場から自然な演技を披露しているためだ。キム・ビョンウク監督が制作発表会の時「ソ・イェジは3年後には非常に大きくなるだろう」と確信したように話したことが理解できる。当時キム・ビョンウク監督は、ソ・イェジはスエと同じ感じがすると語った。
「監督にはとても感謝しています。それと同時に『スエ先輩がこの記事を見たらどうしよう』と心配しました(笑) 何もない新人の私をそこまで信じて大切にしてくださる監督に必ずお返ししたいと思っています。画面に綺麗に映るより、監督や視聴者の方々に気に入って頂ける演技、綺麗に見えなくても自然な演技がしたいです。外見で記憶に残るより演技を褒めて頂きたいです」
明るく元気な彼女だが、同時に1990年生まれということが信じられないほど真剣な姿勢も見せた。偶然この道に入ったが、今は誰よりも情熱を持って役者の道を歩んでいる彼女は、今後の目標もかなり明確だ。
「葦のようにあっちに行ったりこっちに行ったりしてしなやかになりたいです。特定のイメージに捉われずに作品ごとに変われる女優になりたいです。それから、私はパク・ウォンスク先輩の演技が本当に好きです。作品の中で悪口を言うシーンさえ自然に見えます。そんな“本物の女優”に私もなれるでしょうか?」

- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- パク・ヒョンミン
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