「探偵なふたり」キム・ジョンフン監督が語る、クォン・サンウじゃなきゃダメな理由
遠く感じられた俳優クォン・サンウが身近になった。映画「探偵なふたり」のおかげだ。映画「マルチュク青春通り」から最近ではドラマ「誘惑」「メディカルトップチーム」「野王」などに出演し、イケメンの代名詞だったクォン・サンウが今回の「探偵なふたり」では壊れた姿を見せた。
もし似合わなければどうしようかと心配もしたはずだが、「探偵なふたり」のキム・ジョンフン監督はクォン・サンウの他に思い浮かぶ俳優はなかったという。キム・ジョンフン監督が念頭に置いた条件は第一に実際に子供を持ったパパでなければならないこと、第二に新鮮でなければならないことだった。その点でクォン・サンウはキム・ジョンフン監督の最高の選択だった。
実際にクォン・サンウはキム・ジョンフン監督の期待に応えた。よく鍛えられたボディにすらりとした容姿。しかし、妻から小言を言われ、走る車の中で子供のおむつを替えなければならない普通のパパになったクォン・サンウに不自然な感じはなかった。
そのためキム・ジョンフン監督はインタビューが行われる間ずっとクォン・サンウについて賞賛を惜しまなかった。真正性を表現する力があると言いながらクォン・サンウを褒めていた彼は「人間的にもスター意識がない俳優だ」と何回も親指を立てた。
以下はキム・ジョンフン監督との一問一答である。
―「くだらないロマンス」以来5年ぶりの復帰作だ。感想は?
キム・ジョンフン:感慨深い。「探偵なふたり」のシナリオは実は2006年に書いた。シナリオがかなり前に書かれたのだ。9年ぶりに日の目を見るものだから感慨深い。「探偵なふたり」はシナリオコンクールで受賞し、僕が映画監督になるきっかけを作ってくれた作品でもある。おかげで自信も得たし、周りの人々も信じてくれたし。そういう作品を公開することになってワクワクしている。
―秋夕(チュソク:日本のお盆に当たる韓国の祝日)公開で、錚々たるライバル作と並んだ。
キム・ジョンフン:最初から秋夕を狙った映画として企画されたわけではない。撮影中公開の日程が決まったが、撮影も、編集も息つく暇もなく走ってきた。完成度を見れば音楽やCG、編集時間が充分でなかったのが残念だが、良いシーズンに公開されることについてはこの上なく大きば光栄でチャンスだと思う。違うジャンルだからうまくいってほしい。
―「探偵なふたり」だけの強みは?
キム・ジョンフン:重点を置いた部分はキャラクターだった。キャラクターを追っていく過程で推理物というジャンルをベースに共感のいくキャラクターを作り、捜査する話を作っている間にユーモアも出たし、挑発的な事件も出たし、アクションとスリラーまで出てきたと思う。それは意図したものではなく、自然にできたジャンルだ。そのおかげで様々な要素がある映画になったことが他の映画に比べアピールできる部分ではないかと思う。
―複合ジャンルということが長所にも、短所にもなれると思う。
キム・ジョンフン:観客の立場では映画を見る間ずっとついていける話が人物だと思う。映画の中の人物は状況に合わせストーリーを引っ張っていく。人物についてだけは強引な部分がないと思う。
―「探偵なふたり」を作った理由は?
キム・ジョンフン:2005年に書いたが、当時韓国映画に推理物がなかった。僕の考えでは推理物と言える作品は思い浮かばなかった。それで推理物をしてみたいと思ったが、偶然に新聞で妻が殺害された事件で一番先に捜査線上に浮かんだのが夫だったという記事を見て構想した。
―「ザ・ビギニング」というサブタイトルをつけたのは続編を念頭に置いたためか?
キム・ジョンフン:本屋さんの主人が探偵になる話だから「ザ・ビギニング」というタイトルをつけたと思う。僕も映画が成功したら、よい俳優たちと楽しく作業したので一緒に続編を作れば幸せになると思う。
―クォン・サンウ、ソン・ドンイルをキャスティングをしたきっかけは?
キム・ジョンフン:キャスティングするとき、家庭を持っているパパの方がよいだろうという出発点はあった。そう思って悩んでいたらクォン・サンウとソン・ドンイルの他に思い浮かぶ人はいなかった。特にクォン・サンウが演じた役は家庭の話がたくさん出てきたのでクォン・サンウが持つ家庭的なイメージと率直な姿が新鮮で最適だと思った。クォン・サンウのフィルモグラフィーを見れば演技の方法にオーバーなことがない。生活密着型でどんな状況でも真正性を表現する力がある。それが映画の中のキャラクターとよく合っていると思う。
もし似合わなければどうしようかと心配もしたはずだが、「探偵なふたり」のキム・ジョンフン監督はクォン・サンウの他に思い浮かぶ俳優はなかったという。キム・ジョンフン監督が念頭に置いた条件は第一に実際に子供を持ったパパでなければならないこと、第二に新鮮でなければならないことだった。その点でクォン・サンウはキム・ジョンフン監督の最高の選択だった。
実際にクォン・サンウはキム・ジョンフン監督の期待に応えた。よく鍛えられたボディにすらりとした容姿。しかし、妻から小言を言われ、走る車の中で子供のおむつを替えなければならない普通のパパになったクォン・サンウに不自然な感じはなかった。
そのためキム・ジョンフン監督はインタビューが行われる間ずっとクォン・サンウについて賞賛を惜しまなかった。真正性を表現する力があると言いながらクォン・サンウを褒めていた彼は「人間的にもスター意識がない俳優だ」と何回も親指を立てた。
以下はキム・ジョンフン監督との一問一答である。
―「くだらないロマンス」以来5年ぶりの復帰作だ。感想は?
キム・ジョンフン:感慨深い。「探偵なふたり」のシナリオは実は2006年に書いた。シナリオがかなり前に書かれたのだ。9年ぶりに日の目を見るものだから感慨深い。「探偵なふたり」はシナリオコンクールで受賞し、僕が映画監督になるきっかけを作ってくれた作品でもある。おかげで自信も得たし、周りの人々も信じてくれたし。そういう作品を公開することになってワクワクしている。
―秋夕(チュソク:日本のお盆に当たる韓国の祝日)公開で、錚々たるライバル作と並んだ。
キム・ジョンフン:最初から秋夕を狙った映画として企画されたわけではない。撮影中公開の日程が決まったが、撮影も、編集も息つく暇もなく走ってきた。完成度を見れば音楽やCG、編集時間が充分でなかったのが残念だが、良いシーズンに公開されることについてはこの上なく大きば光栄でチャンスだと思う。違うジャンルだからうまくいってほしい。
―「探偵なふたり」だけの強みは?
キム・ジョンフン:重点を置いた部分はキャラクターだった。キャラクターを追っていく過程で推理物というジャンルをベースに共感のいくキャラクターを作り、捜査する話を作っている間にユーモアも出たし、挑発的な事件も出たし、アクションとスリラーまで出てきたと思う。それは意図したものではなく、自然にできたジャンルだ。そのおかげで様々な要素がある映画になったことが他の映画に比べアピールできる部分ではないかと思う。
―複合ジャンルということが長所にも、短所にもなれると思う。
キム・ジョンフン:観客の立場では映画を見る間ずっとついていける話が人物だと思う。映画の中の人物は状況に合わせストーリーを引っ張っていく。人物についてだけは強引な部分がないと思う。
―「探偵なふたり」を作った理由は?
キム・ジョンフン:2005年に書いたが、当時韓国映画に推理物がなかった。僕の考えでは推理物と言える作品は思い浮かばなかった。それで推理物をしてみたいと思ったが、偶然に新聞で妻が殺害された事件で一番先に捜査線上に浮かんだのが夫だったという記事を見て構想した。
―「ザ・ビギニング」というサブタイトルをつけたのは続編を念頭に置いたためか?
キム・ジョンフン:本屋さんの主人が探偵になる話だから「ザ・ビギニング」というタイトルをつけたと思う。僕も映画が成功したら、よい俳優たちと楽しく作業したので一緒に続編を作れば幸せになると思う。
―クォン・サンウ、ソン・ドンイルをキャスティングをしたきっかけは?
キム・ジョンフン:キャスティングするとき、家庭を持っているパパの方がよいだろうという出発点はあった。そう思って悩んでいたらクォン・サンウとソン・ドンイルの他に思い浮かぶ人はいなかった。特にクォン・サンウが演じた役は家庭の話がたくさん出てきたのでクォン・サンウが持つ家庭的なイメージと率直な姿が新鮮で最適だと思った。クォン・サンウのフィルモグラフィーを見れば演技の方法にオーバーなことがない。生活密着型でどんな状況でも真正性を表現する力がある。それが映画の中のキャラクターとよく合っていると思う。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- キム・ギョンジュ、写真 : ミン・ギョンフン
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