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台湾俳優チェン・ボーリン「ハ・ジウォンとの熱愛説?一度会っただけの仲だったのに…」

TVレポート
インタビューの開始前から活気が溢れている。宿所のところどころに韓国のお菓子やキムパプ(韓国風海苔巻き)が見える。「ここまで気さくな海外の俳優は初めて」というのがスタッフの話だ。台湾出身の俳優、チェン・ボーリン(陳柏霖)のことだ。

チェン・ボーリンは映画「悪いやつは必ず死ぬ」で第20回釜山(プサン)国際映画祭を訪れた。「アジア映画の窓」に招待された同作は中国のH.Brothers(华谊兄弟)が投資・配給し、ニューパワーフィルムが制作、韓国のカン・ジェギュ監督と中国の馮小剛(Feng Xiaogang)監督がエグゼクティブ・プロデューサー(総制作)として参加したプロジェクトだ。

映画は中国人の若い男性とその友人が済州島(チェジュド)でミステリアスな韓国の女性に出会ってから展開されるストーリーを緊張感溢れるアクションと軽快なコメディーで描いた。

チェン・ボーリンは最近、ハ・ジウォンの所属事務所であるBM+エンターテインメントとマネジメント契約を締結し、本格的な韓国活動に乗り出した。「悪いやつは必ず死ぬ」に続き、現在はハ・ジウォンと共演する「命がけの恋愛」の撮影の真っ只中だ。

2002年にグイ・ルンメイ(桂綸鎂)と共演した映画「藍色夏恋」でデビューしたチェン・ボーリンはその後、「the EYE3」「五月の恋」「20.30.40の恋」「カンフーダンク」など多彩なジャンルの映画に出演し、中華圏のスターとして浮上した。イケメンなビジュアルもビジュアルだが、どのジャンル、どのキャラクターを演じても定型化していない演技で演じきるがゆえに可能なことだった。

チェン・ボーリンは釜山で行われたTVレポートとのインタビューで、率直で愉快な一面を見せた。最近浮上したハ・ジウォンとの熱愛説はもちろん、中韓合作プロジェクトに対する率直な考え、俳優としての悩みについても伺うことができる時間だった。

以下はチェン・ボーリンとの一問一答である。

―釜山に来た感想は?

チェン・ボーリン:来年、いえ、来月にまた来たい。バーベキューや刺身も食べることができて、楽しい時間だった。

―海外の俳優としては唯一、「marie claire(マリ・クレール)」アジアスターアワードを受賞した。

チェン・ボーリン:僕が海外の俳優として初めてその賞を頂いたことは全く知らなかった。釜山や「marie claire」に感謝する限りだ。

―最近韓国の事務所(BM+エンターテインメント)と契約した。

チェン・ボーリン:単なる契約だけで結ばれた関係ではない。ハ・ジウォンさんの韓国の事務所と僕の中国の事務所の代表たちは本当に素敵な友人関係にある。まるで家族のようだ。

―ハ・ジウォンとは熱愛説も浮上したが。

チェン・ボーリン:わお。ハ・ジウォンさんとの熱愛説はニュースで接し、すでに知っている。熱愛説が報じられるまで一度会っただけの仲だった。本当に変なことだ。訳もなく熱愛説が報じられ、ハ・ジウォンさんに申し訳ない。

―ソン・イェジン、ハ・ジウォンと共演した。二人の女優はそれぞれどんな魅力があったか。

チェン・ボーリン:二人とも本当に素敵な女優だ。「悪いやつは必ず死ぬ」では、僕が韓国語の演技をする必要があった。ソン・イェジンさんが近くで本当に色々と教えてくれた。アドバイスもたくさんしてくれた。「命がけの恋愛」ではハ・ジウォンさんが英語の演技をする必要があったが、本当に一生懸命だった。仕事が大好きな人だ。

―韓国の撮影システムの特徴があるとしたら。

チェン・ボーリン:「悪いやつは必ず死ぬ」が中韓合作だったとすれば、「命がけの恋愛」は100%韓国のシステムによって撮影された。ジャンルによって違うと思うが、まずすごくプロフェッショナルで親切だ。

―俳優として多国籍のプロジェクトに参加するのは、大変な部分はないか。

チェン・ボーリン:どちらかと言うと、アドリブを自由にすることができないので不自由なところはある。普段はアドリブが多いほうなので。シナリオに基本的に従うのは正しいが、現場の雰囲気によって演技が少しずつ異なってくる。韓国語の演技だとアドリブが簡単ではない。

―中韓合作映画が増えている理由は何だと思うか。

チェン・ボーリン:韓国や中国だけでなく、アジア全体が一緒に動いている。大衆は市場をそれぞれの国単位で見ているわけではなく、巨大な型、一つの流れとして見ている。「悪いやつは必ず死ぬ」の前には「Distance」という作品に出演したが、この作品には台湾、中国、シンガポールが参加した。

―韓国映画だけの特徴は何だと思うか。

チェン・ボーリン:スタイルが多様で極端で暴力的だ。そんな中でも常に人間の道徳について語る。僕が初めて見た韓国映画は「オールド・ボーイ」(監督:パク・チャヌク)だったが、中華圏ではインディーズ映画で描かれそうな題材を商業映画の範疇で描いたというのがすごかった。

―一緒に仕事がしたい韓国の監督を挙げるなら?

チェン・ボーリン:「悪いやつは必ず死ぬ」にプロデューサーとして参加したカン・ジェギュ監督!

―俳優として常に忘れないように心がけていることがあるとすれば?

チェン・ボーリン:楽しむこと!すべてのスタッフはストーリーテラーだ。誰かは俳優は監督の道具であると話すが、俳優も話を伝える人だ。僕は常に観客に何かを伝えたい。そのために毎瞬間楽しもうと努力する。

―楽しもうと努力するところが常にエネルギーが溢れている秘訣なのか。

チェン・ボーリン:そうだ。僕は僕が選んだこと、僕に与えられたことはとりあえず上手くこなそうと努力する。

―俳優としての自身だけの武器は何だと思うか。

チェン・ボーリン:それは……(しばらく悩んで) 演技において方法論が分からないのが最も大きな長所ではないかと思う。ただ、瞬間ごとにキャラクターそのものになるために努力する。技術ではなく感情で演技をする。違うキャラクター、違う瞬間、違うストーリーを自然にキャッチし、自由に表現しようとする。

―そのようなところから、ハ・ジウォン、ソン・イェジンとの共演はどうだったか。

チェン・ボーリン:とても良かった。演技はキャッチボールと同じだ。一人でやるものではないということだ。ハ・ジウォンさん、ソン・イェジンさんとのチームワークもとても良かったし、二人とも素敵なパートナーだった。

―とてもポジティブだ。こんなチェン・ボーリンにもスランプはあったか。

チェン・ボーリン:毎瞬間?ハハハ。僕がいかに大変で、何のために辛いのかを大衆に言いたくはない。言って変わることもないし、観客が僕の演技に集中するのに邪魔になる。

―作品選択の基準はあるか。

チェン・ボーリン:ない。運命に任せる!
元記事配信日時 : 
記者 : 
キム・スジョン、写真 : チョ・ソンジン
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