「風水師 王の運命を決めた男」チョ・スンウ“チソン兄さんとの共演、自分を振り返る機会になりました”

チョ・スンウは「『風水師 王の運命を決めた男』の興宣大院君(フンソンデウォングン)の役は、いくら考えても僕にはできないと思いました」と、興宣大院君の役をこなした俳優チソンの演技と姿勢を褒め称えた。
「チソン兄さんはすばらしい俳優という結論で終わりました。僕だったらあのように多彩に表現することはできなかったはずです。僕だったら撮影中に諦めたかもしれません。ある状況を作る役割で、投手がボールを投げると捕手が受けますね。野球では捕手が目立たないですが、本当にやるべきことが多いです。内野手、たまには外野手にもボールを投げます。そのような役割をしようと思いました。この映画で動的な人物たちが多いですが、静的な人物が必要だろうと思いました。しかし、感情は静的ではない人物でした」

「チソン兄さんとの息がとてもよかったです。普通、相手俳優たちと“演技対決”をすると話しまが、それは違います。息、アンサンブルが大事です。相手を見て『あいつの方が上手だね? 僕が勝たないと』とは思わないです。そのような部分で『風水師 王の運命を決めた男』は、本当に俳優たちの息がよかったです。チソン兄さんは僕が昔からテレビを通じて見てきた俳優で、実際に作品で共演したことはなかったんです。逆にチソン兄さんは、イ・ボヨン姉さんと『神様がくれた14日間』で共演したことがあって知るようになりました。ボヨン姉さんがお兄さんとテレビ電話をする時に、傍で挨拶をしたことがあります(笑)。近所に住んでいたため、二人と一緒にビールも飲んだりしました」
チョ・スンウは「ジキルとハイド」の舞台に立った当時、チソンとイ・ボヨンが見に来てくれたと伝えた。
「『ジキルとハイド』もお姉さんが見たいと言って、チソン兄さんがチケットを予約して見に来ました。パソコンで直接予約したと聞きました。お兄さんはいつも僕に良いアドバイスをしてくれますが、今回共演することになって嬉しかったです。チソン兄さんがすごいのは、今日が最後の日であるように演技をすることです。全部吐き出します。僕自身を振り返る契機になりました。『僕は怠惰な俳優だ』と思いました。現場で僕は疲れたり、ワンシーンを撮影する時に数回撮ると、監督に無言の脅迫をするスタイルです(笑)。お兄さんは責任感と切迫さを持っていると思うし、親鳥のような俳優でした」
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- シン・ソウォン
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