「殺人鬼から逃げる夜」チン・ギジュ、今後の夢は“ディズニーの大ファンなので…”

最近、オンライン形式でインタビューを行ったチン・ギジュは、「たくさん走って大変でした。最初に台本をもらった時、こんなに体をたくさん使うようになるとは思いませんでした。ただギョンミが好きで、出演を決心しました。出演を確定してから再度台本を見たら、大変な部分だけが目に入ってきました」と明かした。
クォン・オスン監督が脚本を手掛けて演出した「殺人鬼から逃げる夜」は、真夜中に殺人現場を目撃した耳が不自由なギョンミ(チン・ギジュ)が、2つの顔を持つ連続殺人鬼ドシク(ウィ・ハジュン)の新しいターゲットになり、死闘を繰り広げる追撃スリラーだ。
チン・ギジュが演じるギョンミは、聞くことも話すこともできない聴覚障がい者だ。自身を追う殺人鬼の足の音さえ聞くことができない不利な状況で、生き残るために一生懸命に逃げる。そんな中でも、別の被害者と愛する家族を守るために勇気を出して殺人鬼に立ち向かう心の強い人物だ。チン・ギジュは耳が不自由なキャラクターを、自然な演技で表現しただけではなく、過激なアクションも恐れずに、スリリングな追撃シーンを完成させた。

続けて「普段いつも聞いて、認知していた周りの騒音を無視しようと頑張りました。幸いにも撮影現場では、私の目に入らない俳優さんのセリフや走ってくる音を普段より無視することができました」と振り返ってみた。
また劇中、ギョンミが経験する不便さについて「頑張って表現して、話して、コミュニケーションをとろうとしているのに、意思疎通の方式が新しいので、本能的に困惑して避けてしまうのだと思います。もどかしくて大変でした。感情が高まると、撮影現場でキル・ヘヨン先輩を抱いて泣いていました」と伝え、母娘として息を合わせた女優キム・ヘヨンについて言及した。
そして「撮影中にギョンミの感情で涙が出たり、叫んだりもしました。それが映画を通じてよく表現されたなと思っています。映画を見てくださる観客は、たぶん聴覚障がい者との初めての会話ではないかと思います。映画を見る時、意思疎通ができなくてもどかしいと感じるかもしれません」とし「困惑する前に、ギョンミの話を聞いて、見ようと努力してほしいです」と呼びかけた。

彼女はフィ・ハジュンとの追撃シーンを思い出して「私もウィ・ハジュンさんも、膝の痛みがすごかったです。パーソナルトレーニングの先生に相談したら、スポーツテーピングをする方法を教えてくれました。膝を支えるテーピングの巻き方を学んで、ウィ・ハジュンさんにもテーピングをしてあげてから、一緒に走りました。テーピングのおかげで少しは走ることができるようになりました。それから鎮痛剤を飲んで走ったりもしました」と明かした。

今後挑戦したいジャンルについて尋ねると「アクションに挑戦してみたいです。たくさんの人々に末永く記憶されるロマンス映画や、ミュージカル映画にも挑戦したいです。とにかくなんでもやってみたいです。早く愛情を注ぐキャラクターと作品に出会いたいです」と答えた。
チン・ギジュはインタビューの後半に、小さな願いも伝えた。彼女は「音楽やミュージカル映画を制作してみたいです。それが夢です。私はディズニーの大ファンなので。ディズニー映画に出てくる音楽が大好きなんです。劇中、感情を最大化させる音楽が出ると、ハマってしまいます。制作できるチャンスがあったら、ぜひ挑戦してみたいです」と願いを伝えた。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- ヤン・ユジン
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