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「イ・ドゥナ!」ヤン・セジョン“アイドルスターとの恋愛? プレッシャーが大きくて絶対にできない”

OSEN
写真=Netflix
4年ぶりにドラマ復帰を果たしたヤン・セジョンに会った。

ヤン・セジョンは最近、ソウル市鍾路(チョンロ)区三清洞(サムチョンドン)でインタビューに応じた。彼は韓国の取材陣と出会い、Netflixオリジナルドラマ「イ・ドゥナ!」について語った。

同作は、平凡な大学生のイ・ウォンジュン(ヤン・セジョン)が、シェアハウスでK-POPアイドルを引退したドゥナ(ペ・スジ)に出会って繰り広げられる物語を描く恋愛ドラマで、同名の人気ウェブ漫画が原作となっている。ヤン・セジョンは男性主人公のウォンジュン役を演じた。

「撮影しながらとても幸せでした」と語り始めた彼は、「ペ・スジさんと監督、撮影監督、そしてスタッフの皆さんと息がよく合いました。たくさんコミュニケーションをしながら撮影に臨みました。その過程で大変なこともあまりありませんでした。本当に息の合う現場でした」とし、「今日移動する時も『イ・ドゥナ!』のOST(挿入歌)を聞きながら来た。ずっと思い出される作品です。2回見ましたが、心が痛かったです」と話した。

結末については様々な解釈が出ている。ヤン・セジョンはどのように考えたのだろうか。彼は「いろいろと推測することができる結末だったと思います。個人的には、2人がいつか再会するのではないかと確信しています。いつかまた出くわすのではないかと」とし「別れた状態ではなく、それよりはいつかまた会えるような気がしました」と語った。

ヤン・セジョンは「イ・ドゥナ!」を通じて2019年に放送されたJTBCドラマ「私の国」以来、4年ぶりにドラマ復帰を果たした。その間、彼は軍服務を終えて2021年に除隊した。軍隊にいた時間を考慮しても、4年は決して短くない。それでも彼は「ぎこちない感じはありませんでした。集中するために努力しましたし、監督が完全にキャラクターに集中できるようにすごくサポートしてくださいました。撮影する時は緊張しませんでした」と打ち明けた。

ただ、そんな彼にも大きな変化はあった。ヤン・セジョンは「『イ・ドゥナ!』は僕にできる20代の純粋な青年役としては最後だと思いました」と話した。彼は「僕の普段の姿を思い出した時、これ以上20代前半の純粋な青年ではないような気がしたんです。そのような面でウォンジュンを通じて、20代の純粋な青年を最後だと考えて演じたいと思いました」とドラマを選んだ理由と作品への愛情を示した。彼はウォンジュンについて「どんなことがあってもドゥナを憎むよりは、先にその人のことを心配すると思います」と純粋な魅力を強調した。

だからといって、彼がこれ以上20代のロマンスをやらないと宣言したわけではない。彼は「20代の青年役が純粋な大学生だけではないと思います。殺人鬼の犯罪者もいるでしょうし、異なる性格の青年もいると思います。逆に、30代で純粋なロマンスを描くこともできると思います」とし、ウォンジュンと異なる役に対しても意欲を示した。

それと同時に、彼はドラマの中で一番好きなシーンについて「韓国料理の食堂から始まって地下鉄まで続くシーンを見た時、すごく胸が痛かったです。ドゥナとウォンジュンの両方の立場が理解できました。ドゥナの立場から見ても、携帯電話も久しぶりに使ったというほどとても忙しかったじゃないですか。でも、ウォンジュンも勉強して事務官になって家族も考えなければならないですし、色々な状況があったと思います」とし「号泣している姿が僕にはとても響きました」と話した。

彼が作品を選ぶ時に最も影響を受ける部分も、このように胸に響く部分だという。彼は「劇中の人物や作品、ジャンルは制限したくありません。でも、胸が躍る役を演じたいです」と強調した。具体的な説明は難しいとしながらも、「僕が興味を持って見て、愛することができるキャラクター、僕の心がワクワクする作品に出演したいと思います。それでこそ僕の演技が表れると思います」と強調した。

作品にアプローチする仕方も変わった。これまでは作品が決まると小さなワンルームでキャラクターに集中する時間を作っていた彼は、「もう小さな部屋には行きません。作品にアプローチする仕方が変わりました。心に余裕ができたというのもありますし、事務所に練習室があります」と伝えた。

「イ・ドゥナ!」以降、次回作を検討する時間は長くなっている。彼は「作品を待つ時間は恐くはありません。僕が感じるのは、次のキャラクターを任された時、うまくできなければどうしようかという恐さです。もっぱら人物にハマって演じなければならないことについての恐さはあります。待っている間は、恐かったりプレッシャーを感じたりはしません」と打ち明けた。

また、作品を選ぶ基準について「なぜこんなに長くなったのか分かりません。ですが、作品を選択する基準は恋愛ドラマであれ、ジャンル物であれ、ノワールであれ、サイコパスであれ何であれ、心臓がドキドキする時です」とし「人々に忘れられたらどうしようと心配しないわけではないけれど、心配した分だけ、もっと自分ができることをきちんとやらなければならないと思います」とつけ加えた。

「除隊する6ヶ月前からシナリオを見ていました」という彼は、「キャラクターを考えながら演技について悩みました。周りの人々は僕を男の中の男だと言います。このような話をすると、みんな驚きます。『愛の温度』のオン・ジョンソンみたいだと思っていたのに違うのかと。だからいつか、恋愛ドラマで男の中の男を演じてみたいです」と語った。

ヤン・セジョンは「ガールズグループのファンだったことはありません」と話しながら、ペ・スジについて「スジさんはドゥナそのものでした。その部分でありがたかったです」と明かした。さらに彼は「僕がウォンジュンだったら、ドゥナのようなアイドルスターとの恋愛は絶対にできないと思います。すごくプレッシャーになります。絶対にだめです。拒絶すると思います」と話し、笑いを誘った。

最後に彼は「『イ・ドゥナ!』はドゥナの立場、ウォンジュンの立場、そしてどの立場から見ても意義深い作品だと思います。全てご覧になったら、いつか経験したことのある愛への郷愁も感じられると思いますし、ドゥナとウォンジュンへの感情も深まると思います。だから僕も2回も見ました。見る度に違う感じがします。癒される部分もありました。泣くようなシーンではないところでも泣きそうになりました。イ・ジョンヒョ監督とペ・スジさんに本当に感謝しています」とつけ加えた。

元記事配信日時 : 
記者 : 
ヨン・フィソン
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