キム・ミョンス、新ドラマ「むやみに接してくれ」だけの魅力は?“ユニークな設定で十分に競争力がある”

本日(13日)、ソウル市九老(クロ)区The Saintにて、KBS 2TV新月火ドラマ「むやみに接してくれ」の制作発表会が行われ、キム・ミョンス、イ・ユヨン、パク・ウンソク、ジョイン、チャン・ヤンホ監督らが出席した。
同作は、仁義礼智(人を思いやり、優しさをもって接し、己の欲望を抑えて慈悲の心で万人を愛す)を備えたMZ世代(ミレニアム世代+Z世代)の士シン・ユンボク(キム・ミョンス)と、むやみに取り扱われる人生に疲れた女性キム・ホンド(イ・ユヨン)の礼儀正しい恋愛ドラマだ。現代社会で朝鮮時代の姿がそのまま残っているソンサン村と、韓国国内外で愛されるファッションブランド“カミユ”を背景に展開される。
キム・ミョンスはソンサン村を守ってきたウリム・シン氏の曾孫であり、ソンサン村の後継者シン・ユンボク役を演じる。シン・ユンボクは密かに持ち出される文化財を取り戻す文化財還収のスペシャリストだ。24年間、士人一筋の人生を歩んできた彼は、偶然人生の師匠であるキム・ホンドに出会い、人生最大の危機に直面する。
イ・ユヨンは、1人で弟を養いながら生きていく少女家長(一家の暮らしを支える少女)だ。カミユのデザイナーを夢見る中小ブランド“ロッシファッション”のデザインチームで働いている。会社員の人生を生きていた中、唯一自分をてきとうに扱わない男性シン・ユンボクに出会い、彼に猛烈にアタックする。
この他にも、パク・ウンソクはソンサン村を飛び出した奴婢出身の高級伝統韓国料理専門店ソンサングァンの社長イ・ジュノ役を、チョ・インはある日、ユンボクの前に現れた妙齢の女性シン・イボク役を演じる。彼女は「イボクはミステリアスな人物で、私にとってもミステリアスだった。このキャラクターがどのように変わっていき、どのようなキャラクターとケミ(ケミストリー、相手との相性)を生み出していくのか、見守っていただければ嬉しい」と伝えた。

続けて「ウェブ漫画を原作にしているため、“朝鮮特別自治区”と現代の姿が異様に見える場合も多いと思うが、その部分が異様に見えないように撮影するため、たくさんの努力をした」と説明した。
キム・ミョンスとイ・ユヨンのケミはどうだったのだろうか。イ・ユヨンは「シン・ユンボクは静的で落ち着いたキャラクターだ。なので、作品の面白さを生かすためには、私が一人でエネルギーを高めて、(作品を)リードして行かなければならないというプレッシャーがあった。ところが、実際に一緒に演じてみると、シン・ユンボクという人物は設定だけでもコミカルな要素があり、キム・ミョンスさんがシン・ユンボクというキャラクターをウェブ漫画から飛び出してきた人物のように、面白く、可愛く準備をしてきてくださったので、私も気楽に演じることができた」と打ち明けた。
また「監督もとても愉快な方なので、現場で私たちが自由に演じることができるように環境を整えてくださった。キム・ミョンスさんとのティキタカ(相性が良く、ポンポンとやり取りする様子)をどのように上手く生かすか、会話のリハーサルもたくさんし、いつも笑いながら撮影していた。撮影する過程がとても楽しかったので、放送も楽しみだ」と明かした。

tvNドラマ「ソンジェ背負って走れ」、ENAドラマ「クラッシュ 交通犯罪捜査チーム」など、注目作と同時期に放送されることについてプレッシャーを感じなかったのか尋ねるとキム・ミョンスは「現在、韓国で様々な月火ドラマが放送されているが、それぞれジャンルが異なる。僕たちはラブコメディで、現代物だが時代劇の要素が入ったユニークな設定を持っているので、十分に競争力があると思った」と話した。
さらに「俳優としても、その点が面白かった。韓服(ハンボク:韓国の伝統衣装)を着て、朝鮮時代の儒教精神を持っているシン・ユンボクというキャラクターが、現代の韓国に来て体験する物事が面白かった。先立って、クラブの前とキオスク(タッチパネル)の前でのシン・ユンボクの姿が公開されたが、このような姿が新鮮に感じられた。一般的にこのような姿はタイムスリップ、タイムリープもので使われるが、私たちは現代でこのようなことが起きる。そのため、現場でも撮影中にアイデアがたくさん出た」と付け加えた。
最後に彼は「僕たちのドラマは、観れば観るほど夢中になる魅力があるので、ぜひ楽しんで観ていただけると嬉しい」と期待を高めた。
KBS 2TVの新月火ドラマ「むやみに接してくれ」は、韓国で5月13日午後10時10分に放送がスタートする。
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- イ・イェジュ、写真 : ハン・ヒョクスン
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