「美女と純情男」チ・ヒョヌ、放送終了の感想を語る“長い時間を共に過ごせて幸せだった”
写真=Loyalty E&M
チ・ヒョヌが、視聴者を魅了して期待を裏切らない俳優であることを証明した。チ・ヒョヌは、韓国で最近放送が終了したKBS 2TV土日ドラマ「美女と純情男」で、情熱溢れる新人ドラマプロデューサーのコ・ピルスン役を演じた。彼はツンデレな姿から切ない純愛まで、キャラクターの複雑で渦巻く感情を繊細な演技力と重みのある表現力で描き、最後まで一途な純情男の姿を披露した。
このように、成功や愛を通じて成長したコ・ピルスンのストーリーを真っ直ぐに演じ、代替不可能な俳優と評価されたチ・ヒョヌが「美女と純情男」のコ・ピルスン役について、愛情たっぷりのインタビューを公開した。
――全50話のドラマ「美女と純情男」が幕を閉じました。放送終了を迎えた感想をお願いします。
チ・ヒョヌ:脚本家さん、監督さん、先輩・後輩の俳優の方々、僕に関わったすべてのスタッフのみなさん、本当にお疲れ様でした。長い間、一緒に作品を作り上げることができて幸せでした。そして、視聴してくださった皆さんにも心から感謝します。
―― 作品に出演するたびに多くの人々から愛されましたが、今回の作品はどのような部分が魅力的に感じましたか?
チ・ヒョヌ:今作は子供時代のデチュン(チ・ヒョヌ)の初々しい愛、ドラ(イム・スヒャン)の堂々として素直な表現が可愛かったです。また、守ってあげたくなるドラの家庭環境、おじいさんの愛など、すべてが魅力的に感じられました。
―― “純情男”コ・ピルスンとして最も表現が難しかったシーンや印象的なシーンはありますか?
チ・ヒョヌ:ドラがジヨンとして生き返った時、最後に訪ねてきたドラに冷たく話した記憶のため、ジヨンに好きだと告白されても言い訳をしながら、押し返すシーンが難しかったです。また、ドラが事故に遭って歩けなくなり、逃げたドラを再び探して話す過程が、今でも記憶に残っています。終盤だったので、俳優やスタッフ全員が最善を尽くし、すべてのエネルギーを注いだような気がします。
―― 序盤のパーマヘアから最近のジェントルなスタイルまで、様々なビジュアルで黄金期を迎え、多くのファンを魅了しましたが、今回のドラマのために力を入れたスタイルはありましたか?
チ・ヒョヌ:デチュンはくせ毛のキャラクターで、序盤はパーマをかけすぎて髪がかなり傷んだりもしましたが、個人的にはパーマヘアが懐かしくて良かったです。全50話なので、イメージの変化があってこそ、視聴者の方々も見る楽しさがあると思い、ピルスンが成長して成功するに連れて、少しずつヘアスタイルとファッションも格好良く見せるために、気を使いました。
―― 全50話のドラマを撮影するのは容易ではなかったはずですが、どのような気持ちで演技に臨みましたか? また、役に立ったことはありますか。
チ・ヒョヌ:全50話を演じながら役に立ったのは、すぐに台本を疑わないことです。どんなことが、どんな状況で起きるのか予測できない人生のように、全50話の場合、台本がすでに出ているわけではないので、予測しながら演じるのが難しいです。ただ、「ピルスンがなんでこのようなことを言うのか、脚本家さんはなぜこのようなセリフを書いたのか、それを見つけることに集中しよう」と考えたのが、役に立ちました。
―― 以前韓国で放送された「オールドミスダイアリー」でプロデューサー役を演じ、“国民的年下彼氏”という異名を手にしました。約19年ぶりに再びプロデューサー役を演じ、感慨深かったと思いますが、いかがでしたか? 以前と変わった点はありますか?
チ・ヒョヌ:「オールドミスダイアリー」ではラジオのプロデューサー役で、シットコム(シチュエーションコメディ:1話完結で連続放送されるコメディドラマ)だったので、いつも気楽な気持ちで演じていました。当時は演技についてよく分からなかったし、セリフも多くありませんでした。
今作では、長文のセリフも感情シーンも多く、ほとんど野外で撮影が行われたので、すべての面でスケールがより大きくなったような気がします。そして、いつの間にか僕が先輩になっていました。
―― 今後、演技を通じて新しく挑戦してみたい職業、またはジャンルはありますか?
チ・ヒョヌ:時代劇に挑戦してみたいです。シットコムもまたやりたいし、「応答せよ」シリーズのようなドラマもやってみたいです。どんな作品であろうと視聴者が癒されて、笑って、泣いて、温かさが感じられる面白い作品なら、全部やってみたいです。
―― 「美女と純情男」の視聴者へ最後の挨拶を一言お願いします。
チ・ヒョヌ:「美女と純情男」が寒い冬にスタートし、いつの間にか秋になりましたね。
長い間、視聴してくださってありがとうございます。視聴者の方々にとって「僕たちが生きていく中で、本当に大切なことは何なのか?」を考えてみる時間になり、少しでもそれを感じていただけたら、本当に嬉しいです。目の前の成功より、自分が本当に愛するドラを守るためにすべきことは何か、どのように信頼を与えれば良いのか、そのようなピルスンの気持ちを少しでも感じて共感していただけたら嬉しいです。毎回、作品が終わる度に、物足りなさを感じます。今回の物足りなさは次の作品でお見せできるように努力します。
2024年も残りわずかですね。健康に気をつけて、僕はまた別のキャラクターで皆さんにお会いします。いつも視聴者の方々の心の温度を保てる俳優になれるように努力します。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- カン・ダユン
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