「熱血司祭2」ソ・ヒョヌ“母が1話を10回以上見てくれて嬉しかった”

最近、ソウル江南(カンナム)区某所でSBS金土ドラマ「熱血司祭2」で釜山(プサン)南部支庁麻薬チームの部長検事ナム・ドゥホンを演じた俳優ソ・ヒョヌとのインタビューが行われた。
同作は怒りっぽいが、正義感の強い神父キム・ヘイル(キム・ナムギル)が、クダム区で発生した麻薬事件を追い、釜山(プサン)に向かうことから繰り広げられるストーリーを描くコミカル捜査ドラマだ。
ソ・ヒョヌは戒厳令の影響などで放送が中止になり、残念ではなかったかと聞くと、「残念でしたが、それより重要な問題がありましたし、僕も韓国の国民の一人としてその重大さを分かっていますので大丈夫でした」と伝えた。

シーズン1の名声に傷がつかないよう「“穴”になってはならない」と考えたという。彼はメインヴィランのキム・ホンシク役のソンジュンと決意を固めたとし、「2人で会って作品についてたくさん話しましたし、作戦会議もしました。作戦の結果は成功したと思います。読み合わせをして現場で会って、それぞれの演技を見せるのではなく、お互いに悩みや俳優としての欲も共有しましたので、現場で息ピッタリでした。お互いにやり取りし、うまくいったと思います」と振り返った。
特にソンジュンとはブロマンス(男同士の友情)を撮影するように特別だったとし、「身長が190cm近くある人ですが、ジェントルマンで善良な人です。2人とも演技について同じような悩みを持っていました。既視感のあるヴィランを見せるか、僕たちが解釈したものを見せるか悩みました。その悩みを共有して、僕たちの演技をしようという結論を出しました。兄弟のように特別でした。演技とは異なり、互いに恥ずかしがりながらシーンを作っていきました」と愛情を表した。
劇中、ナム・ドゥホンは政財界の権力者たちの犯罪に目をつぶって、掃討すべき麻薬カルテルに深く関与し、これを口実に権力の上層部に向かう急行のエレベーターに搭乗しようとする野心家である。

個性的なキャラクターを作り上げるための努力について聞くと「見た目においてはスーツが体にフィットする感じではなくて、ゆったりした感じを与えようと思いました。3着ほど着回して、時計もあえて安い電子時計をつけました。眼鏡もおしゃれなものよりは平凡なものをかけました。本当に釜山のどこかにいそうな人のような感じを生かしたいと思いました。車もいくつかの選択肢がありましたが、あえて年式の古い韓国産のセダンを選びました。髪もきれいに整えているよりは、自然乾燥した感じにしました。あの人、本当にどこかいる人みたいだと思てるように扮装チームと苦心しました」と答えた。
リアルな方言の立役者は、他でもない実兄だという。実際、釜山出身のソ・ヒョヌは「母が釜山出身で、父親が統営(トンヨン)出身です。方言もそれぞれ感じが違いますが、ナム・ドゥホン部長が持っているような劣等感を表すため、あえて正統派の方言を使おうと思いました。釜山の訛りが最近では少し柔らかくなった感じがしますが、あえて強くて古めかしいイントネーションを使うために努力しました」と説明した。それから「僕も釜山出身ですが、イントネーションを忘れたところがあって、兄に電話して『このイントネーションなんだったっけ。この台詞を言ってみて」と頼んだこともあります。大いに役立ちました」とつけ加えた。
家族の反応はどうだったのだろうか。彼は「初めて人気を実感しました」とし「父の誕生日で故郷に行った時、挨拶ツアーをしました。視聴率10%を突破する地上波ドラマに初めて出演したからだと思います。母がOTT(動画配信サービス)を通じて1話を10回以上見るほど喜んでいるのが個人的にとても嬉しいです」と笑顔を見せた。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- イ・ヘジョン
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