「イカゲーム2」カン・エシム“大ファンだったヤン・ドングンと共演できて感激”

女優カン・エシムが、「イカゲーム」シーズン2に出演した感想を語った。

カン・エシムは最近、ソウル鍾路（チョンノ）区のあるカフェで行われた「イカゲーム2」に関するインタビューで、「シナリオを一気に読み終えましたが、とても面白いと思いました。自分が出演する作品だからでしょうか」と作品の印象を伝えた。

彼女は世界的に愛された作品の新シーズンに出演することに対して、プレッシャーを感じる間もなく幸せだったと話しながら、「大きな作品に参加すると思うと、雲の中を飛んでいるような気分でした」と目を輝かせた。

「イカゲーム2」は、復讐を誓って再びゲームに参加したギフン（イ・ジョンジェ）と彼を迎えるフロントマン（イ・ビョンホン）の激しい対決、そして再び始まる本当のゲームを描いた。劇中彼女は、ヨンシク（ヤン・ドングン）の母グムジャ役を熱演。グムジャはギャンブルにより借金を抱えたヨンシクのため、ゲームに参加する。

カン・エシムは「監督に、私の演技を見て『この役を十分こなせる』と思ってキャスティングしたと言われました。息子が一人いる母として、私の中にない新たな人物を創造するわけではないので、プレッシャーのない役でした。ただ生死を彷徨う危機の中で、『どのように乗り越えればいいだろうか』と考えました。そのような経験は現実ではありませんから。そういった状況の中で『どのような心構えを持つようになるのだろうか』と悩みました」と打ち明けた。

彼女は撮影現場を思い出しながら、「スクリーンの中に入ったような気がしました。セットも大規模で素晴らしく、不思議な感じがしました」と話した。

そして、ファンカフェに加入するほどファンだったヤン・ドングンの母親役にキャスティングされて感激したと伝え、「これ以上の幸せはいらないと思いました。全ての幸せをもらったと思いました。本当にファンでしたから」と喜びを語った。

世界的に注目されている作品に出演したが、その反応を体感できるSNSを開設しないことについては、「SNSはこれからもやらないと思います。“神秘主義ならぬ神秘主義”としてこれからも生きていきます」と冗談を言った。

彼女は今の人気に執着しないようにしているといい、「私のような年齢になると、そう考えるようになるのだと思います。若かったら楽しんでいたかもしれません。むしろ年をとってからでよかったと思います」と話した。

カン・エシムはNetflixのプロモーションのスケールを見て「『私がこんなことをする日が来るとは』と思いました。アメリカにも行ってプレミアイベントもやりました。『私がこの場所に立つなんて』と思いました」と振り返った。

演劇に対する変わらない愛情も表した。彼女は「マツケムシが松の葉を食べて生きるように、私にとって演劇が最も気持ち的に楽で、幸せを感じさせてくれるものです。今回のような仕事もありがたいですし、並行していければと思います」と今後について明かした。

「イカゲーム」シーズン3で、グムジャをはじめとするキャラクターたちの活躍を期待してもいいかという質問には、「本当にたくさん期待していただきたいです。シーズン2ではあまり見えてこない俳優もいるじゃないですか。シーズン3で見えてくる完成度、様々な結末があります」と自信を持って話した。