Kstyle
Kstyle 13th

イカゲーム

記事一覧

  • 「イカゲーム3」イ・ジョンジェ“全く予測できなかった結末…監督の勇気に驚いた”

    「イカゲーム3」イ・ジョンジェ“全く予測できなかった結末…監督の勇気に驚いた”

    ※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。俳優イ・ジョンジェが、「イカゲーム」を終えた感想を明かした。イ・ジョンジェは最近、ソウル三清洞(サムチョンドン)のあるカフェで行われたNetflixシリーズ「イカゲーム3」(脚本、演出:ファン・ドンヒョク)のインタビューで、4年以上ソン・ギフン役として活躍した感想を伝えた。「イカゲーム3」では、自分だけの目的を持って再び参加したゲームで親友を失ってしまったギフンと、正体を隠してゲームに忍び込んだフロントマン(イ・ビョンホン)、そしてその残忍なゲームの中で生き残った参加者たちの最後の運命を描いた。彼は「撮影も長い間やりましたし、俳優とスタッフでたくさんの思い出もできたので、そういったものが終わりだと思うと少し残念ではあります。親しくなりましたし、親しい以上に歩調が合うので、撮影現場でも緊張や負担よりは、相手の予想しなかったアイデアやアドリブもすべて含めて楽しみになっていました。このように息の合うスタッフ、俳優たちとのプロジェクトが終わるというのが一番残念です。大きな成功を収めたプロジェクトを通じて、様々な経験をしたということ、海外ではこんな風に仕事をするんだ、こんな風に見ているんだ、韓国のことをこんな風に考えているんだという、たくさんの経験ができたということが一番大きいと思います」と話した。シーズン1から3まで続いたソン・ギフンの変化に関する考えも明かした。彼は「シーズン1ではギフンの感情が毎回変わるじゃないですか。ビー玉遊びをする時は人を騙したり、罪悪感を持って次のゲームに移る感情の変化によって、選択の幅が広がるじゃないですか。シーズン2、3ではゲームを止めなければならないという思いが強くなり、シーズン1に比べて多様な姿よりは、確固たる考えを持っている姿を見せるため、そのような部分について悩みました」と告白した。そして、「どのような姿で視線を集められるか、悩むしかありませんでした。シナリオを見た時は、妊婦が子供を産み、親子の登場で息子を殺すしかない状況も生まれ、ギフンは反乱を起こして失敗しましたが、それがまるでデホ(カン・ハヌル)のせいかのように転嫁しながら、殺すことが正しいと正当化するじゃないですか。様々なキャラクターを一つの網のように巻き取る役割をするのが重要だと思いました。シーズン3では、本来の姿を取り戻そうとする努力と、最後の選択をどうするかという紆余曲折があるので、網のような役割をしながら見守るという観察者の役割をするのが大事だと考えました。それでも、その中でギフンが変化する地点をどこにするかをしっかりと決めるため、監督とたくさん話し合いました」と打ち明けた。シーズンを重ねながら、ギフンを通じて伝えしようとしたことは、「『イカゲーム』は様々なメッセージを持っています。僕は良心について話すことが多いですし、人間性に関する話をする時もあります。監督は社会、政治的な話までしますが、ギフンを演じた立場からは、良心についてたくさん話したいと思います。良心によりどのような選択をするのか、恥ずかしくない人生を生きることが重要ではないかということです。ギフンは良心を選んだと思います」と伝えた。内面の葛藤を表現する時、最も重点を置いた部分としては、「一つのキャラクターを長く演じていると、悩みも多くなります。エピソードも多いじゃないですか。22のエピソードの中で、ソン・ギフンというキャラクターが毎回登場し、その中でたくさんのキャラクターと様々な事件や状況に直面します。そのため、その中で創作者が求める感情をどのように表現すれば上手く伝達できるかという悩みは当然あります。どのように表現するのが最も効果的だろうか、このシーンとこのエピソード、このシーズンの本質的な目標は何かを5、6年間悩んでいるうちに、色々なことを考えるようになりました」と明かした。そして「複雑な事情を抱えているキャラクターもたくさん出てきますし、事情を抱えているキャラクターの死もあるので、シナリオには書かれていない領域にまで、自然と考えが広がるようになりました。ギフンはこのような選択をしたけれど、もし自分ならどのような選択をするだろうかという1次元的なことから始まって、僕はどのように死ぬのが理想だろうかというところまで考えが広がったプロジェクトだったと思います。シーズン1がとても大きな成功を収め、多くのファンの方に愛してもらったため、どのようなメッセージと面白さをお届けすれば満足してもらえるかという悩みが幾重にも重なった時間でした。シーズン1~3までやってきて、人間をどこまで信じ、自分の良心はどうやって守るかという悩みまで。メッセージを自然に伝達しなければならないので、監督は演出の面で、僕は感情の表現という面で会話をたくさんしました」と説明した。ギフンが自ら死を選ぶ結末には満足しているのかという質問には、「視聴者の皆さんの反応も、ギフンのエンディングに関するものが一番多いようです。監督もその部分について最も悩み、選択できる複数のエンディングがあったと思いますが、そのうちのいくつかは僕も聞きました。作品のヒットのために、多くの人が望むエンディングも当然分かっていたでしょう。今回選んだエンディングについては、好き嫌いが分かれることも当然予測していたと思います。脚本家であり、演出を手掛けたファン・ドンヒョク監督がこのプロジェクトをシーズン3で終えるという決心をしたことが一番大きかったと思います。これほど成功しているプロジェクトは、だいたいシーズン5以上続きます。何年も続けられるチャンスですし、世界の人々に会えるチャンスがもっと増えますから。それよりは、作品をどのように完結させるか、どのように取り扱うのか、終えるのかという結論を出すというのは、普通の人間ではないと思ました。この人、作家なんだと思う部分が一番大きかったです」と答えた。そして「誘惑もたくさんあっただろうし、悩むことも当然あっただろうに、このような決定を下すという勇気に驚きました。台本を一気にもらって全部読みましたが、僕もエンディングは全く想像できませんでした。台本を渡された時も、とりあえず一度読んで欲しいと言われましたが、全く予測できなかった内容でした。全て読んでからは作家主義的な部分がとても強い、作品に対する愛情がとても大きいと思いました。ビジネス的にシーズン制にするよりは、自分の作品に対する愛情の方がより大きいということを強く感じました」と答えた。最後のシーンの撮影を振り返ったイ・ジョンジェは、「監督も一番重要なシーンだと考えていたでしょう。普通、撮影の時はスケジュールをタイトにしますが、あの日は数カットしかありませんでした。エンディングを撮るだけの日にしました。落ちる直前のシーンは、編集室で見て判断しようと、様々なバージョンをたくさん撮りました。色々な感情を抱くしかない状況じゃないですか。細かい部分を変えて、多様なバージョンを一日中撮りました。僕もどのテイクが採用されるのか気になっていました。悩むこともたくさんありましたが、時間を十分に使って複数のバージョンを撮影しました。それがおそらく僕の最後の撮影だったはずなので、ダイエットはその日で終わりました」と説明した。まだ全てが終わっていないような最後の台詞に関しては、「台詞については監督とたくさん話し合いました。いくつかは準備しておこうと話していました。撮影現場で全て撮ってみようということで、僕もたくさん考え、監督も数えきれないほど考えていたようですが、教えてくれませんでした。何がいいか僕も悩ましかったです。ギフンの選択が予測できなかったこともあり、何を付けても足りない気がしたんです。感情は複合的なもので、短い一行の台詞にするのがすごく難しかったです。それでは足りなすぎると感じていました。そのため、監督にずっと『一体何にするのですか』と聞きましたが、最後まで話してくれませんでした」と振り返った。そして、「ある意味で作家主義的な発想であり、選択ではないでしょうか。時間が経てば経つほど、空欄にしておいた方がいいという考えに変わりました。感情は確かに必要なので、人は誰もが尊重されるべきだという感情を持っていました。VIPたちが、悲しい事情を持っている人だけ選んでゲームをさせたじゃないですか。シーズン1から3まで、ゲームの中で互いに裏切り、殺し合うようにしました。僕が価値のない人間に見えたから、ゲームに招待して死に追い込んだのではないか、自分は尊重されなかったという感情で最後を演じました」とつけ加えた。シーズン2と3が一気に公開されていたらどうだっただろうか。これについてイ・ジョンジェは「一気に見るのが連続性もあり、途絶えることがないのでずっと効果的ではあると思います。しかし、今の形が最善だったのだと考えています。Netflixがコンテンツ編成を一度や二度だけしかやったことがないわけでもありませんし、長所と短所を比べたのでしょう。だからと言って間を長く空けて13本が公開されるよりは、6ヶ月前倒しにして公開した方がいいと判断したのだと思います。僕が視聴者の立場でも、一気に見れるのが楽だとは思いますが、仕方がなかったのだと思います」と自身の考えを打ち明けた。「イカゲーム」は、イ・ジョンジェという俳優を全世界に知らしめた作品だ。彼は、「『イカゲーム』が大成功を収めましたが、大成功だけを期待して仕事をすることはできません。今まで長い間仕事をしてきましたが、その中には成功した作品もあれば、そうでない作品もたくさんあります。その中でも本当に大きな成功を収めた作品なので、比較することはできませんが、それでも僕は今オファーされている作品に誠実に取り組まなければならないですし、完成度の高いキャラクターのために努力することだけに集中しているので、変わったところは対してありません」と明かした。さらに、「『イカゲーム』は僕の人生においてとても重要な作品です。海外で韓国コンテンツを見る扉が開かれたので、狭くなったり、閉じたりしないように、良いものを作りたいという思いが一番大きいです。今も韓国国内の映画市場は縮小していますが、どうすれば活発になるのか、海外に韓国映画を知らせる方法はないのか、たくさん悩んでいます。期待と願望がより大きくなったように思います。もっと成功してうまくいくことを願うのではなく、今、海外に知れ渡ったばかりの韓国コンテンツが、これからもたくさん知られることを願っています。エミー賞の受賞は予想もしていませんでしたし、今後の受賞も全く期待していません」と打ち明けた。

    Newsen
  • 「イカゲーム3」イム・シワン、悪役はもう懲り懲り!?“様々な種類の悪口を言われている”

    「イカゲーム3」イム・シワン、悪役はもう懲り懲り!?“様々な種類の悪口を言われている”

    ※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。イム・シワンが「イカゲーム3」で披露した演技を振り返り、「悪役はもうやりたくない」と率直な気持ちを語った。最近、ソウル小格洞(ソギョクドン)のあるカフェで、Netflixシリーズ「イカゲーム3」に出演したイム・シワンのインタビューが行われた。今回のシーズン3では、自分だけの目的を持って再び参加したゲームで親友を失ってしまったギフン(イ・ジョンジェ)と、正体を隠してゲームに忍び込んだフロントマン(イ・ビョンホン)、そしてその残忍なゲームの中で生き残った参加者たちの最後の運命を描いた。イム・シワンは劇中、投資に失敗したインフルエンサーで、自身はもちろん、チャンネル登録者にまで巨額の損害を与えたミョンギ役を演じた。彼は別の参加者ジュニ(IZ*ONE出身チョ・ユリ)の元カレで、彼女が妊娠していることを知り、一緒に生き残るため努力する。この過程で悪人に変わり、シリーズ最高のヴィランとも言われている。彼は「ミョンギが悪口をたくさん言われていますが、劇中の人物として悪口を言われるのは喜ぶべきことだという話をたくさん聞いてきました。褒め言葉だと思って、気持ちよく悪口を言われる時期を過ごしてみようと思っています」とし「サノス(BIGBANG出身のT.O.P)やナムギュ(ノ・ジェウォン)よりはるかに悪いヴィランだと言われました。そのような話もありましたし、様々な種類の悪口を言われているようです」と話し、笑いを誘った。「一番の悪人という評価に同意するか?」という質問には、「撮影していた時は、同意できませんでした。撮っていた時は、絶対悪はサノスやナムギュだと考えました。そのため、撮影時は監督のディレクティングに混乱しました。僕はそのように考えていなかったので」とし「監督のディレクティングの本質を見抜くため努力しましたが、作品を見たら『ああ、悪役やヴィランではなくても一番憎まれるだろう』と思いました」と答えて笑った。ミョンギとイム・シワンの実際の姿について「かなり違います。ミョンギと比べるだけでも不愉快です(笑)。ミョンギを良い役、悪い役と理解するよりは、ミョンギという人物は臆病で、情けない人物だと思ってアプローチしました。本人は賢いと思っていますが、結局彼は臆病で弱虫だったので、あのような行動をしたのだと思います。それでもミョンギとの接点を探してみたところ、僕も臆病なところなどがあると思いました」と答えた。イム・シワンは「ミョンギが絶対悪だとは思いませんでしたし、もっぱら悪いとも思いませんでした。浅はかな考えを持ったことが問題でしたし、悪い結果を招きましたが、少なくともジュニへの気持ちだけは本気だと思って、撮影に臨みました」とつけ加えた。演技する中で一番衝撃的だったシーンとしては、「赤ちゃんを投げようとするシーン」を挙げた。「赤ちゃんを投げようか迷うシーンにすごく衝撃を受けました。そのシーンのことは二度と考えたくありません。人間的にやりたくないシーンでした。そのようなシーンを準備する時、感情も準備しますが、その過程でも向き合いたくない感情でした」とし「結果的にミョンギは赤ちゃんを投げられないと思いました。赤ちゃんを傷つけようとする気持ちではなかったと思います。心にない行動ですが、その状況で浅知恵を働かせたのです」とキャラクターを分析した。93ヶ国で1位になった感想を聞くと「今日、現場で1位の話を聞きました。僕が出演した作品が全世界で注目されることはありがたいことです。それだけミョンギは、多くの人に悪口を言われると思います(笑)。どうせ悪口を言われるなら、確実にたくさん言われた方がいいと思います。そう思っています」と明るく微笑んだ。「イカゲーム」シリーズで海外でも知名度が上がり、彼のアイドル時代の姿も知られた。最近、ZE:Aとしてグループ活動をしていた時代にメンバーたちとガールズグループのダンスを踊る姿も注目を集めた。これに対し、イム・シワンは「どうせ探すなら、それより普通に踊って歌っている姿に興味を持っていただきたいです。僕は頑張ってきました」とアピールし、笑いを誘った。「海外のファンが増えたはずですが、自分の過去作の中で勧めたいものは?」という質問には、「ミョンギもご覧になったので、『それでも僕らは走り続ける』もご覧になっていただきたいです。ミョンギとは違って正義感あふれる人物で、『イカゲーム』をご覧になった後、心の平穏を取り戻せる人物と作品になると思います」と伝えた。これに先立ってシーズン2が公開され、Instagramにのフォロワーが爆発的に増えた彼は、今回のシーズン3は違うようだと明かした。彼は「メッセージもフォロワーも増えてはいますが、今回は目的が違うようです。シーズン3をご覧になって、僕に悪口を言うため、僕のInstagramに来られた感じでした。韓国語、英語の他にも色々な言語でメッセージが来ていますが、翻訳したくありません」と話し、笑いを誘った。イム・シワンは「非常宣言」「スマホを落としただけなのに」「イカゲーム」まで、相次いで悪役を演じているが、「もうやめたいという気持ちに変わりはなく、『イカゲーム』を撮ってもっと強くなりました。できることなら悪役ではなく、優しい姿や善良な姿をアピールしたいです」と打ち明けた。

    OSEN
  • 「イカゲーム3」IZ*ONE出身チョ・ユリ、イム・シワンの演技を絶賛も“ミョンギのような男は最悪”

    「イカゲーム3」IZ*ONE出身チョ・ユリ、イム・シワンの演技を絶賛も“ミョンギのような男は最悪”

    ※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。「イカゲーム3」に出演したIZ*ONE出身のチョ・ユリが、イム・シワンへの称賛を惜しまなかった。最近、ソウル小格洞(ソギョクドン)のあるカフェで、Netflixシリーズ「イカゲーム」シーズン3に出演したチョ・ユリのインタビューが行われた。今回のシーズン3では、自分だけの目的を持って再び参加したゲームで親友を失ってしまったギフン(イ・ジョンジェ)と、正体を隠してゲームに忍び込んだフロントマン(イ・ビョンホン)、そしてその残忍なゲームの中で生き残った参加者たちの最後の運命が描かれた。チョ・ユリは劇中、元恋人のミョンギ(イム・シワン)から聞いた投資情報を信じ、巨額の負債を抱え、ゲームに参加することになったジュニ役を演じた。シーズン2から新たに登場し、シーズン3ではゲームの途中で娘を出産するという、衝撃的な展開を迎えるキャラクターとして活躍した。2018年、Mnetのオーディション番組「PRODUCE48」を通じて結成されたIZ*ONEのメンバーとしてデビューした彼女は、「イカゲーム」シリーズを通じて女優としての第一歩を踏み出した。演技経験がほとんどなかったにもかかわらず、グローバルプロジェクトの主要キャストに抜擢された。彼女はインタビューで「本当に幸せな気持ちで撮影に臨みましたが、終わったことがいまだに信じられません。ジュニを送り出す準備ができていないと思っていましたが、シーズン3まで公開され、ようやく別れる準備ができた気がします」とし「(視聴者の皆さんからの)反応には本当に感謝しています。愛情だと考え、ありがたいと思っています。その想いを糧にして、さらに成長した姿をお見せしなければならないと感じています」と感謝の気持ちを伝えた。妊婦役への挑戦は、容易ではなかったはずだ。彼女は「女優として第1歩を踏み出す過程で、妊婦役は良い挑戦になると思いました。前向きなプレッシャーとして捉えて、意欲的に取り組みました。もちろん、プレッシャーを感じる部分もありました。私にできるだろうか、やり遂げられるのか、経験がないから不自然に見えるのではないかなど、色々と心配しました。それ以外の部分は大変ではありませんでした」とし「カン・エシム先輩が、『この姿勢はできる』『これは無理』などと細かく教えてくださって、本当にありがたかったです。先輩がたくさんサポートしてくださいました。それから、YouTubeで出産Vlogもたくさん見ました。知人にも最近出産した方がいましたので、その方にも聞きましたし、母にも色々と聞きました」と伝えた。また、「赤ちゃんを抱いた経験がなかったので、抱き方を一から学んでから撮影に臨みました。赤ちゃんの頭をどちらで支えるべきかも知らなかったんです。そうしたことを学びながら、『思った以上に気をつけなければいけないことが多いんだ』と実感しました。撮影では、赤ちゃんの人形を抱いて演じて、さらにCGが施されました。でも、人形が本当の赤ちゃんのようだったので、没入できました」と話した。周りから助けてもらい、想像力を働かせて母性愛を引き出そうとしても、妊婦の演技はやはり簡単ではなかったという。「これまでの人生の中で『母性愛』というものを感じたり、深く考えたことはありませんでした。年齢的にもまだ若くて、母に甘えてばかりの状態で社会に出てきましたが、ジュニを演じながら母の愛がどれだけ偉大なのか、これほどまでに与えるだけの愛が存在するんだと思いました。これが真の愛だなと思いました」と語った。しかし、ジュニのような劇的な設定を新人であるチョ・ユリがこなすことは困難だったという評価もあった。演技への厳しい評価について彼女は、「演じていて、ジュニの感情の幅が限られていると思いました。喜んだり、表に出る多様な気持ちを感じることはなかなか難しいだろうと思いながら演じました」とし「それでも次に演技する時は、色々なフィードバックを受け入れて反映させなければならないと感じました。演技への厳しい評価なども、悔しかったり、残念だと思ったことはありません。初めてなので、『ああ、こういう見方もあるんだ』と思いました」と率直に答えた。彼女は演技アイドルの先輩イム・シワンと初めて共演した。ジュニは娘を出産したが、その父親はミョンギだった。ゲーム場に実父のミョンギがいるが、ジュニは娘をギフンに託し、2人の対立はますます激しくなる。これについてチョ・ユリは「ミョンギのような男は最悪です(笑)。別れる時、音信不通になったことも本当に最悪だと思います。それでも、序盤でまだ少し情があった理由は、『ミョンギも借金取りに追われていた』という話を聞いて、少しは理解したからです」とし、「最初はまだ愛情が残っていたんです。ミョンギが音信不通になりましたが、完全に気持ちが冷めていたわけではなく、『いや』とは言っても、心の中にどこか未練があったのだと思います。ミョンギがジュニに気遣ってくれる姿を見て、『もう一度信じてみようかな?』と思ったんです。でも、かくれんぼのゲームで見せた彼の行動によって、その信頼はすべて崩れてしまいました。信頼が崩れてしまって(赤ちゃんを託す時に)ミョンギではなく、ギフンを選んだのだと思います」と打ち明けた。彼女は「このシーンはよく理解できました。実の父親はミョンギですが、彼からは父親らしさを感じられなかったんです。それに比べてギフンには人間的な魅力をより強く感じました。子供を預ける母親として、ギフンは前シーズンの優勝者でしたので、『ゲームもうまくできるのではないか』という信頼もありました。自分の子供を守ってくれるという期待があったと思います」と語った。「これまでミョンギのような男性に会ったことはあるか」という質問には、「ないです。悪い男に出会ったことはありません。死ぬまで会いたくないですね」とキッパリと答え、笑いを誘った。特に彼女は、物語の後半や結末が書かれた台本を受け取っておらず、ミョンギとギフン、そして赤ちゃんをめぐるストーリーを作品の公開当日に初めて知ったという。彼女は「本当に衝撃的でした。事情があってドラマの台本をすべて把握していなかったのですが、作品を確認し、やっと内容が理解できました」とし「今までシワンお兄さんとインタビューをする時、ずっと『ごめんね、ごめんね』と謝っていたんです。その時は『なんでそんなに謝るんだろう?』と思っていました。でも最終話を見て、やっと理由が分かりました。衝撃的で、『ああ、このような展開になるんだ』と思いました。衝撃を受けたと同時に、シワンお兄さんの最後の演技が素晴らしくて。すごく憎らしいけれど、本当に魅力的なキャラクターだと思いました。最終話を見た後、すぐに『演技が本当に素敵でした』と連絡しました」と当時を振り返った。「イカゲーム3」の公開時期に合わせて3rdミニアルバムをリリースし、歌手としてもカムバックした彼女は、「本当はドラマの公開前にアルバムを発売することが目標でしたが、少し遅れて今になりました。でも、逆に注目が集まるタイミングで出せたので、よかったとも思います。2年ぶりのカムバックでしたが、ファンの皆さんが2年間待っていてくださったことに心から感謝しています。恩返しのために、全力を尽くしました」と語った。女優としては次回作として新ドラマ「バラエティー」に出演する予定だ。「これからも挑戦を続けて、新しい姿を見せていきたいです。まだ演技のオファーは多くはありませんが、次の作品でも素敵な姿をお見せできるよう努力します」とつけ加えた。

    OSEN
  • 「イカゲーム3」パク・ギュヨン“それぞれの結末が衝撃的…人生のターニングポイントになった”

    「イカゲーム3」パク・ギュヨン“それぞれの結末が衝撃的…人生のターニングポイントになった”

    ※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。女優パク・ギュヨンが「イカゲーム3」の裏話を伝えた。パク・ギュヨンは最近、ソウル三清洞(サムチョンドン)のあるカフェで行われたNetflixシリーズ「イカゲーム3」(脚本、演出:ファン・ドンヒョク)のインタビューを通じて、脱北者でありピンクガードのノウルを演じた過程について説明した。「イカゲーム3」は自分だけの目的を持って再び参加したゲームで親友を失ってしまったギフン(イ・ジョンジェ)と、正体を隠してゲームに忍び込んだフロントマン(イ・ビョンホン)、そしてその残忍なゲームの中で生き残った参加者たちの最後の運命を描いた。「イカゲーム」出演のためにオーディションを受けたというパク・ギュヨンは、「最初はシーズン1の台詞で映像を送ってほしいという連絡をもらい、該当シーンを撮影して送りました。その後、対面でオーディションをやりたいという話があり、その時現場でもらった台本が、部隊長(パク・ヒスン)と話す台本でした。キャスティングの連絡を受けてからは、ピンクガードとして出演できるという点がよかったと思いました。最初はピンクガード役は想像できませんでした。でも、参加できること自体が私にはありがたく、新しいことでした。新しい観点をお見せできるキャラクターだと思い、しっかり表現しなければならないと思いました」と話した。子供を失った悲しみを表現することについては、「母親になったことがないため、娘に対する感情や、喪失したまま生きていく人が見せる眼差し、話し方、感情はどんなものかを考えながら演じました。ノウルは人生に対する意思がない人で、罪悪感、絶望する気持ちを持っていて、暗い人物です。顔や声も外に出す勇気がないという設定でした。どうすればより効果的に表現できるか議論する過程で、声を低くしてみるのはどうか、という話が出ました」と説明した。分量またはキャラクターが、ギョンソク(イ・ジヌク)を救出する目的で作品に反映されたことに対する残念な気持ちはなかったのだろうか。パク・ギュヨンは「登場人物が非常に多く、その中でピンクガードという一部のキャラクターだったので、分量に対して欲張ったり、物足りないと感じたことはありません。多いとは言えないシーンの中でも、しっかり表現してこそ理解してもらえるという思いの方が大きかったです。また、ギョンソクを助けるのが目的というよりは、ギョンソクは娘を失うかもしれないという危機に置かれた人物で、どういった感情を持っているのか、ノウルは良く知っていました。それに対する救出だと思いました。喪失という感情に対する同期化だと考えました。ノウルが資料室に火をつけたことで、ノウルだけの方式でゲームを止めなければならないと考えた部分を見せられたと思います。ノウルらしい選択で、価値観を実現していくように思えたのでよかったと思います」と答えた。アクションシーンの裏話も伝えた。パク・ギュヨンは「アクションシーンは、とても簡単だと言うのは難しいですが、そのシーンをしっかり表現するためにやるべきなら、いとわずやると思います。安全に撮影しました。代役がいた部分もあり、いなかった部分もありました。難易度の高いアクションシーンと言えば、銃器を使ったアクションシーンです。銃器を素早く使わなければなりませんが、思ったより重かったんです。かなり重かったので、簡単ではありませんでしたが、完成したシーンには満足しています。銃器を使いこなす人に見えるよう、アクションスクールで訓練を受けました」と説明した。結末にも満足しているという。彼女は「それぞれのキャラクターが異なる選択をするのが衝撃的でした。台本であらかじめ内容は知っていましたが、映像になったものを見てより衝撃的に感じた部分もありました。また、私のシーンがどのように編集されているのかを見て、意味のある結末になったと思いました。ノウルらしい選択をしたと思いますし、ノウルの叙事はノウルらしい叙事だと思います。様々な可能性が考えられる結末ではありますが、空港に行った時は娘を探せないかもしれないというより、娘がいるかもしれないという希望が大きいまま向かったと思います。その後の結末は分かりませんが、ノウルにとっては一番大きな幸せを手に入れるチャンスを見せるエンディングだったと考えています」と話した。ノウルが自分を見せない理由としては、「ピンクガードとして仮面をかぶっていたので、ギョンソクは私のことが分かりません。ギョンソクと娘のナヨンが無事に生きているのか、確認したい気持ちだったと思います。子供に必ず必要な保護者、大切なものを見つけられる保護者、ノウルが一番美しいと思う関係性をこの目で見たいという気持ちだったと思います。ノウルはたくさんのことを経験したため、人間に対する期待がほぼない人物と言えます。遊園地でさえ着ぐるみを着て働き、ピンクガードとして仮面をかぶって働くほどです。本当に無口じゃないですか。顔を見せることにも、声を出すことにも意思を持っていない人物なので、簡単に感情を見せられない人物だと思いました」と自身の考えを明かした。特に「イカゲーム3」の終盤には、彼女が以前からファンだと打ち明けていた女優ケイト・ブランシェットがサプライズ出演し、話題を集めた。以前のインタビューを通じて「ケイト・ブランシェットが大好きだ」と話したことがあるパク・ギュヨンは「ケイト・ブランシェットが出演するということを全く知りませんでした。公開当日に知りました。しかも、プロモーションコンテンツを撮影する時、誰かが特別出演するということで驚くシーンを撮ったのですが、その時すら実際の場面を見せてくれなかったんです。誰だろうと思っていたのですが、公開日に知りました。早送りして誰なのかを確認して、また最初から見た記憶があります」と当時を振り返った。キャラクターを選べるなら、フロントマン役をやってみたいとも告白。パク・ギュヨンは「二重的じゃないですか。参加者として、フロントマンとして二つ以上の姿を見せますから。ゲームの中では協力的な姿を見せますが、目的のために騙すわけで、そのような部分で、その役を演じることができたらと思いました。また、かくれんぼのシーンを見ると、衝撃的でした。ゲームの中で最も極端で絶望的な選択をしたシーンだと思います。ジュニ(IZ*ONE出身のチョ・ユリ)を守るヒョンジュ(パク・ソンフン)をミョンギ(イム・シワン)が脱落させ、クムジャ(カン・エシム)が息子のヨンシク(ヤン・ドングン)を脱落させようとするじゃないですか。人間にはとてもできない選択をさせるシーンが衝撃的で新鮮でした」と理由をつけ加えた。作品と別れる心境についても聞いた。パク・ギュヨンは「シーズン1から参加されている方たちよりは短いので、その方たちに比べたらお別れという気持ちは小さいかもしれませんが、『イカゲーム』というすでにファンダム(特定のファンの集まり)があり、世界的に人気のある作品に参加したこと自体が、人生のターニングポイントになったと思います。シーズン2、3が公開されるまでの時間を過ごしながら、女優として色々なことを考えました。お別れするのが残念というよりは、私の心の中に大きな存在として残ると思います」と答えた。

    Newsen
  • 「イカゲーム3」ウィ・ハジュン、結末に言及“僕も気になる…スピンオフが出たら一緒にやりたい”

    「イカゲーム3」ウィ・ハジュン、結末に言及“僕も気になる…スピンオフが出たら一緒にやりたい”

    ※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。俳優のウィ・ハジュンが「イカゲーム」のファン・ジュノの未来を描いた。ソウル三清洞(サムチョンドン)のあるカフェでNetflixシリーズ「イカゲーム」シーズン3に出演したウィ・ハジュンに会ってインタビューを行った。Netflixシリーズ「イカゲーム」シーズン3は、自身だけの目的を持って再び参加したゲームで親友を失ってしまったギフン(イ・ジョンジェ)と、正体を隠してゲームに忍び込んだフロントマン(イ・ビョンホン)、そして残酷なゲームから生き残った参加者たちの最後の運命を描く。ウィ・ハジュンは劇中、フロントマンの弟で、警察出身のファン・ジュノ役を務め、イカゲームが行われる島を探すため孤軍奮闘する。この日、ウィ・ハジュンは切実に探していた兄に会ったが、これといった得るものがなかった結末について「ジュノを応援してくださった視聴者の方々の立場では、残念に思うかもしれない」とし「フロントマンが子供を抱いていたというのが、一番大きな理由。子どもがいなかったら肩を撃ったりして、連れて出ただろう。監督の重要なメッセージである『未来世代の象徴』である子供を抱いていたので、泣き叫んで終わるしかなかった」と説明した。また、「冷静に中心を捉えてほしいという監督のディレクションがあった。僕も感情をぶちまけたい気持ちはあったが、中心を守るために調整した。最後に兄に会った時も感情をコントロールした」と明かした。その後、ファン・ジュノは456億ウォン(約48億2,805万円)とともに、222番(IZ*ONE出身のチョ・ユリ)の子どもを育てることになった。彼は「ジュノが最も正義感が強い人物だから、子どもを任せたようだ。未来世代の象徴であるこの子を、一番正義感が強い人物に任せたのだ」とし「撮影中には『意味分からないな』と思ったこともあった。456億ウォンは養育費としてもらっただけに、子供のために使ったと思う。残ったお金があれば、子どもに渡しただろう」と解釈した。ファン・ジュノの未来については「再び兄を探し回るだろう」とし「家族として気になるから。フロントマンが被害者かもしれないと思う。兄がなぜあんな集団のリーダーとしてゲームを進行し、何があったのか、本当に捕まえたい気持ちもあるようだ。ジュノにとっては、一生消えないトラウマであり、傷のような気がする。フロントマンのスピンオフが出たら、ぜひ一緒にやりたい。多くの方が望んでいると思うし、僕も気になる。もっと思いっきり演技してみたい」と語った。ウィ・ハジュンは劇中で最後に会えなかった兄のイ・ビョンホンと、映画「仕方ない」の撮影現場で様々な話をしたと明かした。先輩であるイ・ビョンホン、ソン・イェジンを応援しに訪れた現場で様々なアドバイスしてもらったと言い、「イ・ビョンホン先輩が、少しはゆっくり行ってもいいと言ってくれた。『あまり仕事を追い込まないで、自分自身も振り返り、ファンたちに愛される時間も十分にあげてと』と温かい話をしてくれた。『イカゲーム』の時にあまり会えなかったことをそこで解消した。『君は南米で人気があるそうだね』とも言われた」と伝えた。

    マイデイリー
  • 「イカゲーム3」ファン・ドンヒョク監督“重荷を下ろしたような気分…6年間一緒に歩んだイ・ジョンジェに感謝”

    「イカゲーム3」ファン・ドンヒョク監督“重荷を下ろしたような気分…6年間一緒に歩んだイ・ジョンジェに感謝”

    ※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。Netflix「イカゲーム」がシーズン3を最後に幕を閉じた。評価が分かれる中でも、再び全世界で話題を呼んでおり、K-コンテンツとして存在感を見せた。全てのブームの始まりには、ファン・ドンヒョク監督がいた。彼はシーズン1の公開後、世界中のファンの期待が高まる中、プレッシャーに耐えながら6年間の長い道のりを歩き抜いた。壮大なストーリーを完成させた彼が、現在の心境を聞かせてくれた。――「イカゲーム」シリーズが全て公開されましたが、今のお気持ちはいかがですか?ファン・ドンヒョク:プレッシャーが大きかったです。全てが終わったので、重荷を下ろしたような感じがして心が軽くなりました。感謝の気持ちと、寂しさや残念な気持ちもあります。――シーズン3について視聴者の反応が分かれていますが、これについてはどのようにお考えですか?ファン・ドンヒョク:実は体調が良くなかったんです。海外プロモショーンのスケジュールがとてもタイトだったので、1ヶ月間なかなか眠れませんでした。時差が変わり続けたことで体調を崩してしまい、病院に通って治療を受けていたので、反応はあまり見ませんでした。自分で一つひとつ検索することはできず、周りから聞いた程度ですが、気に入ってくださった方も、不満を表す方もいらっしゃると理解しています。シーズン1の時は、期待されていなかったじゃないですか。ところが、シーズン2と3は、シーズン1の人気のため期待が高まりました。視聴者の立場からすると、望んでいることが人によって少しずつ違うような気がします。もっと面白いゲームが登場することを願う方もいらっしゃいますし、キャラクターを応援する反応もありました。衝撃と期待で満たされたという方も、裏切られたと思った方もいらっしゃるようでした。――「イカゲーム」シリーズの最後は、ハッピーエンドとは言えない形で終わりますね。ファン・ドンヒョク:最初はハッピーエンドを考えていました。ソン・ギフン(イ・ジョンジェ)が生き残って、アメリカにいる娘に会いに行くラストを考えていました。しかし、執筆を始めてから考えが変わりました。この作品を通じて伝えたいことについて考えました。生きづらい世の中になってきていますし、経済的な危機や不平等も深刻化していると思います。自国第一主義の傾向も強くなっている中、気候による災害が起きていてもそれを止められないのを見ながら、未来に何を託すだろうかということについて話したいと思いました。その結果、赤ちゃんを登場させるべきだと思いましたし、その子のためにギフンが自分を犠牲にすることが、僕が伝えたいことになりました。――シーズン1から3まで、イ・ジョンジェさんと6年を共に過ごした感想も気になります。ファン・ドンヒョク:ソン・ギフンは「イカゲーム」とは切っても切れない象徴的な人物です。シーズン1の時は馬鹿みたいで情けなかったのですが、自分の中にある良心を見つけ、最後はゲームの意味を悟って変わった姿を見せます。それを(イ・ジョンジェが)本当に情熱的に表現してくれました。シーズン2、3を1年間撮りましたが、その間ずっとダイエットをしていました。蒸し野菜ばかり食べているようでした。シーズン1の時は一緒にお酒を飲んだり、ご飯を食べたりしていましたが、シーズン2、3の時はダイエットのため一緒にご飯も食べられませんでした。ご飯も一人で車の中で別に食べていて、だんだん孤立していく感じがして、後半に行けば行くほど痩せて憔悴しきるほどでした。役作りのため極端なダイエットをあれほどまで長く続ける姿を見て、尊敬しました。献身的に臨んでくれて、本当にありがたかったです。僕にとっては一生忘れられない、ありがたい存在です。――それでもギフンに対してもどかしいという反応もありますが、ソン・ギフンをもっとヒーローのように描いたらどうだったと思いますか? ファン・ドンヒョク:この作品自体が、ヒーローに関する話ではありませんでした。フロントマン(イ・ビョンホン)も「英雄ごっこは面白かったか」とあざ笑うじゃないですか。(ソン・ギフンを見ていると)もどかしいのですが、そもそも特別な能力を持った人物ではありません。子供を助けようとしたことが、彼にできる最高の英雄のような行動だったのではないかと思います。世の中を変えることは、一人二人の指導者にできることではありません。多数の平凡な人々が変わっていかなければならないのです。ソン・ギフンはそのような努力と行動を象徴する人物でした。――シーズン1がヒットした後、シーズン2、3に豪華キャストが多数出演しましたが、キャスト自体がネタバレだという反応もありました。ファン・ドンヒョク:人物について書き、それに一番合った演技ができる俳優は誰だろうかと考えました。長く生き残る俳優が、有名な俳優ということではありません。カン・ハヌルさんがイム・シワンさんより先に死にますが、知名度が低いわけではありません。そのキャラクターに最もよく合う俳優を考えました。「いつ死ぬか」より、「どのように死ぬか」が重要だと思いました。俳優たちの地名度や人気によって決めたわけではありません。――巫女はどのような存在として描きたいと思いましたか?ファン・ドンヒョク:シーズン1のハン・ミニョ(キム・ジュリョン)のように、変わり者として描きいと思いました。巫女はどこでも中心になり得ると思います。政界や大統領室でもそうじゃないですか。それほど韓国社会を象徴する存在だと思いました。シャーマニズムに関する話を切り出したいと思いましたし、不吉な予兆や未来を知らせる妙な面白さを与えたいと思い、誕生させたキャラクターです。――フロントマンは何を象徴しているのでしょうか? ファン・ドンヒョク:フロントマンは警察でした。誰よりも正義感が強い警察でしたが、妻の病院費のため賄賂をもらうことになり、人間性を捨てたまま、闇の世界に入ってしまった人物です。自分自身を恥ずかしい存在だと思ったはずで、シーズン1からギフンの行動を見ながら、ある種の劣等感を抱いたと思います。ギフンをなんとか堕落させたい、ひざまずかせたいと思っている人物です。そのため、なんとしてでもゲーム場に連れてきて、自分のようにナイフを与えたのです。一方では、ギフンがテストに勝ってほしいという気持ちもあったのではないでしょうか。結局、ギフンが子供を守る決定をした時は、尊敬しただろうと思います。ゲーム場を爆発させた選択そのものが、ギフンが勝ったことを、敗北を認める決定だと考えました。――6年間「イカゲーム」シリーズを撮影する中で、一番記憶に残っている瞬間はいつですか? ファン・ドンヒョク:ギフンが落ちる日の撮影が一番記憶に残っています。僕が見てきた全てのギフンの表情の中で、一番忘れられない顔でした。撮影も大変でしたが、俳優も1年以上役作りをして、ソン・ギフンの最後の姿を最善を尽くして描き出しました。その時、「ああ、もう本当に終わりなんだな、結末を迎えたんだな」と思いました。終わってから(シーズン2以降)初めて一緒に夕食を食べながらお酒を飲みました。――ケイト・ブランシェットさんのサプライズ出演は、アメリカ版の予告を意味しているのでしょうか?ファン・ドンヒョク:そうではありません。最初はソン・ギフンが生きてアメリカに行った時、また別のゲームを見るラストシーンを考えました。しかし、ソン・ギフンの死で終わることになりました。韓国でのゲームは終わりましたが、全てが簡単には終わらないということを象徴するために作ったシーンです。続けて何かをするために、アメリカ版を制作するために作ったわけではありません。――12月にロサンゼルスでアメリカ版「イカゲーム」がクランクインするという報道もありましたね。ファン・ドンヒョク:根拠のないデマです。記事はたくさん見ましたが、僕も公式に聞いたことはありません。12月に撮影に入って、僕が監督をしてケイト・ブランシェットさんが出演するという内容には、全て根拠がありません。ただ僕は(リメイク版を準備していると報じられた)デヴィッド・フィンチャー監督が好きです。作ったら面白いだろうと思いますが、本当にオファーが入ってきたら真剣に考えてみるつもりです。――フロントマンのスピンオフの可能性はどれくらいありますか?ファン・ドンヒョク:すでに僕が「イカゲーム」で言いたかったことは全部伝えましたので、その後に続くことには意味がありません。ただ、別のトーンの作品はやってみたいです。よく見ると、パク船長(オ・ダルス)の自宅にめんこ男(コン・ユ)の写真があります。インホ(イ・ビョンホン)と撮った写真もあります。この写真がいつ、どのように撮られたのか、どんな関係なのか描いてみても面白いだろうと思います。具体的な計画があるわけではなく、ただファンのために負担なく、面白い話をしてみたいという漠然とした考えを持っています。――「イカゲーム」は韓国で一番成功したK-コンテンツとも呼ばれていますが、それについてどのように感じていますか?ファン・ドンヒョク:本当にたくさんのことを経験しました。批判された時は挫折しましたし、褒められた時は嬉しかったです。エミー賞で思いもしなかった賞もいただき、そうするうちにプレッシャーに苦しめられました。この作品のメッセージについて悩みながら、自分自身についてもたくさん考えるようになりました。作品の栄光より、自分についてたくさん考えました。この作品を通じて思い上がった時もありましたし、謙遜した時もありました。ありがたい作品です。――撮影する中で一番予想できなかった瞬間はいつでしたか?ファン・ドンヒョク:シーズン1が公開された時、韓国では評価が良くなかったんです。「あれここまで?」と思いました。しかし、海外で好反応があって、点数がぐんぐん上がっていきました。アメリカから連絡が来るようになってから、韓国でも反応が変わり始めました。そうするうちに突然世界1位になり、シンドロームとまで言われました。その1週間はジェットコースターのように慌ただしく過ごしました。あまりにもドラマチックに変わっていったので、本当にこれが現実なのか、自分の頬をつねってみたこともあります。――BIGBANG出身のT.O.Pさんも一緒にプロモーションをしましたが、いかがでしたか?ファン・ドンヒョク:スンヒョンさん(T.O.P)もすごく久しぶりの活動で緊張していました。とにかく海外では(T.O.Pが演じた)サノスに対する反応が熱いので、そこから勇気をもらって無事に終えたと思います。僕にはいつも感謝していると言ってくれます。僕が負担に感じるほど感謝を表現します(笑)。スンヒョンさんを助けるためにキャスティングしたわけではありません。この前も申し上げましたが、あれほど休んだらもう大丈夫じゃないかと思っていたら、こうなったのです。僕が表現したいと思った部分をよく表現してくれて最後まで行きましたので、僕にそこまで感謝すべきことではないと思います。皆がスンヒョンさんを許して受け入れたわけではないと思いますが、機会を得ただけに、良い姿を見せて、その気持ちがきちんと伝わればと思います。――海外からラブコールが殺到していますが、次回作の計画はありますか? ファン・ドンヒョク:作品のオファーがたくさんありました。ですが、ものすごく疲れています。体重が59kgまで落ちました。50kg台にはなりたくなかったのですが、衝撃を受けました。シーズン1の時、歯が6本抜けましたが、今はさらに2本抜けました。疲れると必ず歯茎に問題が出てきます。もともとあった歯はいくつかしか残っていません(笑)。体調の回復を優先すべきだと思いますし、ひとまず休みながら正常なリズムを取り戻さなければなりません。リフレッシュが必要だと思います。

    atstar1
  • 「イカゲーム」を“閉幕”する特別映像が解禁!手越祐也&浪川大輔らが吹替で演じる人物の全貌も判明

    「イカゲーム」を“閉幕”する特別映像が解禁!手越祐也&浪川大輔らが吹替で演じる人物の全貌も判明

    ※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。エンターテインメントに特化した世界最大級の動画配信サービスを提供するNetflixは、Netflixシリーズ「イカゲーム」シーズン3を独占配信中。本作は、膨大な借金や深刻なトラブルにより人生を諦めかけた者たちが、人生一発逆転できるほどの高額賞金を懸け、子どもの遊びになぞらえた「負けたら即死」のゲームに巻き込まれていく、世界的メガヒットのサバイバルスリラーだ。待望のシーズン3が配信されると、配信後わずか2週間にして非英語シリーズで歴代3位の視聴記録となるトータル1億630万回ビューという驚異的な記録を叩き出し、シーズン3は3週連続でTOP10で1位を獲得し、さらに全シーズンがTOP10入りを果たすなど、世界中を席捲中。そしてこの度、シーズン1~3合わせて総勢912人のプレーヤーを翻弄し、凄惨な死に至らしめてきた全12のゲームが、フロントマンによって閉じられていく様子を映す特別映像が解禁。「イカゲーム」の物語はこれにて閉幕するが、イカゲーム旋風はこれからも続く。(※シーズン3のネタバレを一部含みます)人生詰みかけだった気弱な男ソン・ギフン(イ・ジョンジェ)がゲームで優勝してから3年後。シーズン2では、ギフンが謎多きゲームの支配人フロントマン(イ・ビョンホン)に迫り、ゲームに終止符を打つことを決意し舞い戻った。シーズン3では、目の前で親友の命を奪われ、絶望のどん底に突き落とされたギフンが自分を見失い、他プレーヤーに牙を剥くなど、闇落ち寸前。そして、辛うじて生き残ってきたプレーヤーたちの前には、史上最悪に非道なゲームが待ち受けていた。解禁された特別映像は、ギフンらが挑んできた壮絶なゲームの終わりを見る者に強く実感させる。シーズン1で登場したゲームは、「だるまさんがころんだ」「型抜き」「綱引き」「ビー球遊び」「飛び石ゲーム」「イカゲーム」。シーズン2では、再びの「だるまさんがころんだ」「五人六脚 近代五種」「マッチゲーム」。シーズン3では、「かくれんぼ」「大繩跳び」「天空イカゲーム」という過酷なゲームが行われてきた。映像に映し出されるあまりにも多くのプレーヤーの死体からは、改めてこのゲームの凄惨さ、そして物語の悲惨さを思い起こさせ、人間の善とは何か?を問いかけてくる。そして、豪華シークレット日本語吹替声優陣も話題に! 未だ熱狂の声が鳴り止まないシーズン3。「イカゲーム」大使を務める手越祐也は、ゲームに参加するプレーヤーの日本語吹替声優も務めており、SNSでは「どの役の吹替なのか気になりすぎる」「手越くんの吹替の声見つけた」など話題だが、この度、プレーヤー377番であることが明かされた。落ちたら即死のゲーム「大縄跳び」等での彼の雄姿を目撃してほしい。日本語吹替声優では他にも、金色のマスクを着用して豪華な部屋でゲームを観戦する悪趣味な存在VIPを、ジョン役に浪川大輔(「呪術廻戦」脹相役など)、ジャック役に下野紘(「鬼滅の刃」我妻善逸役など)、ジェニファー役に日笠陽子(「キングダム」羌瘣役など)、リチャード役に山野井仁(「ストレンジャー・シングス 未知の世界」ホッパー役など)、ケヴィン役にさかき孝輔(「リコリス・リコイル」ミカ役など)、さらに、ウソクの弟分であるムドンには山本高広(「逃げ上手の若君」 市河助房役など)が名を連ねており、エンドロールに突如現れるこの豪華面々も密かな話題に。このようなシーズン3のイースターエッグを見つけるために再見したり、シーズン3の前にシーズン1や2を改めて見返したりと、何度でも楽しめる要素が詰まりに詰まっている「イカゲーム」、これからも沼落ち必至だ。

    KstyleNews
  • Netflix「イカゲーム2」米エミー賞に惜しくもノミネートならず…来年に高まる期待

    Netflix「イカゲーム2」米エミー賞に惜しくもノミネートならず…来年に高まる期待

    Netflix「イカゲーム」シーズン2が、アメリカ最高権威の放送授賞式であるエミー賞にノミネートされなかった。15日(現地時間)、米テレビ芸術科学アカデミー(National Academy of Television Arts and Sciences)の「第77回プライムタイム・エミー賞」の候補発表で、同作は候補リストに含まれなかった。ただし、シーズン3は来年の授賞式の出品対象となる。今年の同授賞式は、昨年6月1日から今年5月31日まで公開された作品が対象だ。同作は3年前である2022年、配信を開始したシーズン1で同授賞式で作品賞と監督賞、脚本賞、主演男優賞、助演男優賞、助演女優賞など14部門にノミネートされた。また、授賞式で同作は監督賞(ファン・ドンヒョク)と主演男優賞(イ・ジョンジェ)、ゲスト賞(イ・ユミ)、視覚効果賞、スタントパフォーマンス賞 、プロダクションデザイン賞など6部門で受賞を達成した。「第77回プライムタイム・エミー賞」は、9月14日に米ロサンゼルスのPeacockシアターにて開催される。

    マイデイリー
  • IZ*ONE出身チョ・ユリ、Netflix「イカゲーム3」のグラビアが公開⋯美しいビジュアルを披露

    IZ*ONE出身チョ・ユリ、Netflix「イカゲーム3」のグラビアが公開⋯美しいビジュアルを披露

    IZ*ONE出身のチョ・ユリが、「イカゲーム」シーズン3のグラビアを通じて、強烈なストーリーを予告した。今回のグラビアは、ユニークな雰囲気の2つのイメージで構成され、彼女の魅力を際立たせた。オフショルダーのスリムなブラックドレスと自然に目を引く表情は、キャラクターを超えた女優チョ・ユリの存在感を表し、まもなく公開される作品への好奇心を刺激する。光と三角形の照明が交差するイメージでは、彼女の眼差しが不安と緊張感を醸し出し、冷たい魅力を見せた。別のカットでは、静かな青い光の上で穏やかな笑顔を浮かべ、叙情的な雰囲気を見せている。ゲームの中の凄絶さとは対照的な美しいビジュアルが人物の立体感を倍増させ、チョ・ユリの多彩な感情演技を期待させる。前作「イカゲーム」シーズン2で彼女が熱演したキャラクターのジュニは、元恋人の誤った投資情報のせいで巨額を失い、ゲームに参加することになった人物で、生存の前に葛藤と決断を繰り返す複雑な内面を持つ。繊細な感情演技で好評を得た彼女は、27日に公開されるシーズン3で再び深い印象を残す予定だ。チョ・ユリは最近、「ASEA 2025」で「THE BEST NEW ARTIST - 俳優部門」の受賞を果たし、女優としての存在感を見せつけた。「イカゲーム」シーズン3は、制作発表会とショーケースを成功裏に終了し、本格的な活動を開始した。予告編とキャラクターポスターも順次公開され、作品への期待もますます高まっている。「イカゲーム」シーズン3は、27日に全世界のNetflixで同時公開される。

    OSEN
  • Netflix「イカゲーム3」またも中国で違法視聴か…大ヒットの中で権利侵害が深刻化

    Netflix「イカゲーム3」またも中国で違法視聴か…大ヒットの中で権利侵害が深刻化

    Netflixオリジナルシリーズ「イカゲーム」シーズン3が世界中で爆発的な反応を得ている中、Netflixが正式に配信されていない中国で、再び違法視聴が議論になっている。中国最大のコンテンツレビューサイト「Douban(豆瓣)」には、最近配信がスタートした「イカゲーム」シーズン3に関するレビューが3日時点で約21,000件集まったことが確認された。レビューには約55,000人が参加したと集計されている。現在、中国ではNetflixの正式サービスがないため、このような数値は違法視聴後にレビューを作成したものとみられる。前シーズンに続き、シーズン3も違法流通および視聴問題が再び提起された状況だ。これに対して4日、誠信(ソンシン)女子大学のソ・ギョンドク教授は、自身のSNSを通じて「もう中国国内での違法視聴は日常になった状況だ」とし「特に何の恥ずかしさも覚えていないということが信じられない」と批判した。続けて「今からでも中国の政府が対応しなければならない」とし「自国の国民たちの違法行為を集中的に取り締まり、二度とこのようなことが起こらないように措置を取らなければならない」と対応を促した。グローバルOTT(動画配信サービス)ランキングサイト「FlixPatrol」によると、同作は先月27日の配信開始後、5日連続でNetflixの全世界テレビショー部門1位を記録。特に全93ヶ国で1位を席巻し、大ブームを巻き起こしている。・【REPORT】Netflix「イカゲーム」キャストが大集結!パレード&ファンイベント開催手越祐也も韓国へ・イ・ジョンジェ&イ・ビョンホンら、Netflix「イカゲーム3」アメリカでのイベントに出席"絶対に失望させない"

    マイデイリー
  • BIGBANG出身T․O․P、韓国で数年ぶりに公の場に…Netflix「イカゲーム3」イベントに登場“たくさん学んた”

    BIGBANG出身T․O․P、韓国で数年ぶりに公の場に…Netflix「イカゲーム3」イベントに登場“たくさん学んた”

    BIGBANG出身のT.O.Pが、Netflix「イカゲーム」シーズン3のフィナーレイベントを通じて、久しぶりに韓国での公式の場に登場した。28日午後、ソウルで「イカゲーム」シーズン3のフィナーレイベントが開催された。この日の会場には、ファン・ドンヒョク監督とイ・ジョンジェ、イ・ビョンホンをはじめ、パク・ヘス、チョン・ホヨン、イ・ユミ、イム・シワン、カン・ハヌルなど、全シーズンの出演陣が登場し、ファンと対面した。特に同日、「イカゲーム」シーズン2でサノス役を演じたT.O.Pも参加し、ステージに上がった。2017年、麻薬類管理に関する法律違反(大麻吸引)の疑いで、懲役10ヶ月・執行猶予2年を宣告された後、活動を自粛していた彼は「イカゲーム」シーズン2に合流し、演技活動を再開した。「イカゲーム」シーズン3の公開を控え、T.O.Pはアメリカでのプロモーションに参加し、宣伝活動の前面に立ち始め、この日韓国のイベントにも参加して、話題を集めた。同日、彼は「このような偉大な作品に参加できて、沢山学ぶことができました。もう一度ファン・ドンヒョク監督に感謝申し上げ、本当にお疲れ様でしたとお伝えしたいです」と感想を伝えた。・【REPORT】Netflix「イカゲーム」キャストが大集結!パレード&ファンイベント開催手越祐也も韓国へ・BIGBANG出身T․O․P、笑顔で指ハートも「イカゲーム」共演者らとイベントに登場・BIGBANG出身T․O․P「イカゲーム2」に出演を決めた理由とは乗り越えなければならないと思った【ネタバレあり】

    OSEN
  • 【REPORT】Netflix「イカゲーム」キャストが大集結!パレード&ファンイベント開催…手越祐也も韓国へ

    【REPORT】Netflix「イカゲーム」キャストが大集結!パレード&ファンイベント開催…手越祐也も韓国へ

    ※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。エンターテインメントに特化した世界最大級の動画配信サービスを提供するNetflixにて、Netflixシリーズ「イカゲーム」シーズン3が独占配信中だ。本作は、膨大な借金や深刻なトラブルにより人生を諦めかけた者たちが、人生一発逆転できるほどの高額賞金を懸け、「子どもの遊び」になぞらえた「負けたら即死」のゲームに巻き込まれていく、世界的メガヒットのサバイバルスリラー。シーズン2が2024年末に世界配信されると、5週連続でNetflix週間グローバルTOP10(非英語シリーズ)の1位を記録し、世界を激震。シーズン1に続き、Netflix史上最多ビューの2位を記録し、すさまじい勢いで世界中を賑わせた。そしてついに6月27日(金)からシーズン3の配信が始まり、配信直後の「今日のTOP10」1位を記録し、早くも世界中で大盛り上がりを見せている本作。そんな中、6月28日(土)に韓国・ソウルの光化門広場からソウル広場までをつなぐ超大型韓国パレード&ファンイベントが開催。パレードには、シーズン3のゲーム「大縄跳び」でもプレーヤーを地獄へと叩き落す巨大ヨンヒ人形が登場し、シーズン1・2で登場したゲーム「だるまさんがころんだ」を実施したほか、大勢のピンクガードが出没しソウルは一気に「イカゲーム」ワールドに。そしてファンイベントには、イ・ジョンジェ(ギフン役)やイ・ビョンホン(フロントマン役)、イム・シワン(ミョンギ役)やIZ*ONE出身のチョ・ユリ(ジュニ役)をはじめ、シーズン1からパク・ヘス(サンウ役)やチョン・ホヨン(セビョク役)ら、シーズン2からBIGBANG出身のT․O․P(サノス役)らと、世界を熱狂させた全シーズンのキャストが一堂に集結し、シリーズの完結を盛大に祝福。Netflix史上No.1のメガヒットシリーズとしての貫禄をこれでもかというほど魅せつける、かつてないほどに大規模なイベントとなった。さらに日本からは「イカゲーム」大使の手越祐也が現地から終始テンションMAXでパレードとイベントの様子を日本のファンに向けて生配信で贈り届けた。イカれたゲームに終止符を打つためゲームへと舞い戻ったギフンだったが、運営側に反乱を起こすも目の前で大切な親友の命を奪われてしまったシーズン2。絶望の淵へと追い詰められるギフンだが、シーズン3のゲームはこれまで以上に残酷さを増し、史上最悪に非道に。さらにプレーヤーにとってトラウマ級の存在ヨンヒが、新たなゲーム「大縄跳び」でカムバックし、かつてない地獄へと叩き落していく。スタート地点となる光化門広場から終点のソウル広場まで、約1キロに渡る道路に大勢のファンが集い始まったパレード。観覧客の中にはピンクガードや緑ジャージなど本作のコスプレをするファンも多く見受けられた。パレードでは、シーズン1の第1ゲーム「だるまさんがころんだ」から登場し本作のアイコン的な存在にもなったヨンヒ人形が特大サイズで現れ、「だるまさんがころんだ」を実施する壮大なパフォーマンスも。その他にもピンクガードの大群や、作品にも登場する巨大な豚の貯金箱などが横断するなど「イカゲーム」の世界観がそのままソウルに創り出され、完結編の配信が盛大に祝われた。パレードを間近でリポートしていた手越祐也は「イカゲームの世界が飛び出してきたような世界観を目の前で見れてとても楽しかったですし、華やかな演出や規模感が本当にすごかったです!」と、大規模なパレードを体感した感想を語った。そして大勢のファンが見守る中、ソウル広場に特設されたステージではフィナーレを祝福するファンイベントが開催。大歓声の中登壇したイ・ジョンジェは「今日は沢山の方にいらしていただいて心から感謝しています。イカゲームが終わったという実感を今日やっと感じられています」と本作が完結を迎えた想いを告白。また、「ギフンとは長い道のりを共に歩いたので、沢山の思い出があります。本作を応援し、愛してくれた皆様、本当に感謝しています!」とギフンとともに過ごしてきた5年間を振り返り、ファンへの感謝を語った。また、シーズン2ではフロントマンとしてだけでなく、仲間を装ってプレーヤーとしてゲームにも参加したイ・ビョンホンは「フロントマンは最初はカメオ出演で始まったキャラクターです。簡単な撮影になると思って臨んだら、シーズン2と3も撮影することになりました。監督と沢山相談しながら、沢山の愛情を抱いたキャラクターになりました」と役への愛を告白。さらに「この作品は韓国の映像文化の歴史に大きな真実を残したと思います。そのような作品に参加できたことを、とても光栄に思っています」と語った。個性的なキャラクターが集結したシーズン2だが、投資詐欺で逃亡する元インフルエンサーのミョンギ役イム・シワンは「本作に沢山の応援と関心を寄せてもらって嬉しいです! シーズン3が配信されて、すっきりした気持ちになりました。皆さんに会えて嬉しいです」と語り、ミョンギの元恋人で、妊婦役という自身にとっても新たな挑戦となったジュニ役のチョ・ユリは「先ほどパレードを観て、シーズン3も終わったことに実感が湧いてきました。とても楽しい時間でしたし、こうして沢山の方に集まって頂けて感謝を伝えたいです」と熱く語った。さらに、これまでの悪役のイメージとは裏腹に誠実で勇敢なトランスジェンダーの女性ヒョンジュを演じ、話題にもなったパク・ソンフンは「久しぶりにヨンミと会えて、本当に嬉しくて胸がいっぱいです!」と、シーズン2で悲しいお別れをしたヨンミ役のキム・シウンとの再会に歓喜した。さらにステージにはシーズン1と2で脱落したプレーヤーたちも大集結。シーズン1に登場したギフンの友人サンウ役のパク・ヘスは「今日皆さんにこうして久しぶりに会えて、失った家族に会えたようで嬉しいです。シーズン3ももちろん見ました! ギフンを抱きしめてあげたいです! そして、世界中に感動を与えたすべての俳優たちと監督に心より感謝しています」とコメント。「イカゲーム」に登場して以降、世界的に活躍する女優になったセビョク役のチョン・ホヨンも「皆さんと久しぶりに再会できて本当に感動しています。シーズン3も是非観てください! 監督も本当に有難うございました」と作品への熱い情熱を語った。そして、シーズン2で独特なラップやキャラクター性が人気を博し、圧倒的な印象を残したサノス役・T.O.P.ことチェ・スンヒョンは「このような偉大な作品に参加できて、沢山学ぶことができました」と喜びつつ、ファンからの質問で「シーズン3まで生き残っていたらどのゲームならクリアできると思う?」と聞かれると、「サノスにとってゲームは遊ぶようなものなのでなんでもクリアできたはずですが、かくれんぼならあちこちに移動してうまく活躍できたと思います」と語った。最後に、「イカゲーム」というメガヒットシリーズを世に生み出し世界中から注目を浴びた本作の監督を務めるファン・ドンヒョクは「暑い日に沢山の方に集まっていただき、そしてパレードも準備していただき、感謝しています。パレードで作品のシンボルが沢山登場し、色々なものを作ったんだなと思い出しました。あまりにも長い間すべてを捧げて作った作品なので、少し寂しい気持ちもありますが、背負っていた大きな荷物を下ろしたと思うと複雑な感情が入り乱れます」と、素直な心境を明らかに。「これまで作品を視聴してくれたファンの皆様、大きな愛情を与えてくれてありがとうございました!」と熱い想いを語り、大熱狂に包まれたパレード&ファンイベントは幕を閉じた。「イカゲーム」大使としてイベントの熱気を生配信で日本に届けるべくリポートした手越祐也は、「周りを見渡すと、韓国の方だけでなく色々な国の方々が観覧していて、改めて作品の凄さを感じました。世界中でのヒット作というのは中々簡単に作れるものではないと思うので、改めて『イカゲーム』という作品のすごさを再認識しました」と語った。配信が始まったシーズン3については「ゲームもハラハラしましたし、時には作品が大好きだからこそのもどかしさなんかもあったりして、最後の最後まで楽しめました。本当に見応えがあって、様々な魅力が詰まった作品だと思いました」と感想を告白。そして最後に、「イカゲーム大使という大役を頂いてから、より作品を好きになりました。(自身の)ライブのMCでも勝手にイカゲームのすばらしさを大使として話しちゃいました(笑)。ただのデスゲームではなく、日常生活の自分たちにも重なるような沢山のメッセージを受け取れる作品になっています。目の前でフィナーレを迎えましたが、この先もイカゲームという作品はみんなの記憶の中にも生き続けるような作品になると思います。ぜひまだ見ていない人もいると思うので、ぜひ今からでも見て欲しいです」と日本のファンに向けてメッセージを贈った。果たして物語の結末は絶望なのか、希望なのか。そして、最後に生き残り賞金を手にするのは誰なのか? あるいは生き残る者自体、存在するのか? 圧倒的にイカれているゲームの終幕は、6月27日(金)より独占配信中だ。

    KstyleNews