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「イカゲーム2」イ・ビョンホン“作品公開の前後で息子の態度が変わった”

OSEN
写真=Netflix
「イカゲーム2」に出演したイ・ビョンホンが、息子の反応や、親交のあるBIGBANGのT.O.Pのキャスティングをめぐる議論に言及した。

最近、ソウル鍾路(チョンノ)区小格洞(ソギョクドン)のあるカフェでは、Netflixオリジナルシリーズ「イカゲーム2」に出演したイ・ビョンホンのインタビューが行われた。

約3年ぶりに公開されたシーズン2は、復讐を誓い、ゲームに戻ってきたギフン(イ・ジョンジェ)と、彼を迎えるフロントマン(イ・ビョンホン)の激しい対決、そして再び始まる本物のゲームを描いた。

イ・ビョンホンが演じたフロントマンは、シーズン1では仮面をかぶって参加者を管理する謎の人物だったが、シーズン2では仮面を脱いで身分を隠し、ギフンの傍で一緒にゲームに参加する人物だ。

“シーズン2の主人公”とも言われているイ・ビョンホンは、「心構えはそれほど変わっていません。これまで何度かカメオ出演をしたことがありましたが、不思議なことに、カメオ出演する時の方が、質問が多くなるんです。ストーリーがないのでどんな人生を送ってきたのか、どんな信念を持って、どんな性格だったのかなど、説明がありませんから」とし「人物像が見たいですし、そうしてこそ感情移入もできますが、頼るところがなくて演技するのが難しいんです。そういった面から見ると、シーズン1の方が質問が多かったです。ファン・ドンヒョク監督も『先輩が質問をたくさんしてくれたおかげでストーリーが完成したと思います』と言っていました」と語った。

視聴者の反応が分かれたことについては「公開された後、反応が分かれましたが、全体的に見た時は、驚くべきものでした」とし、満足感を示した。

キャスティングの段階で議論もあった。薬物を投与したラッパーのサノス役を演じたT.O.Pは2017年、大麻喫煙で懲役10ヶ月・執行猶予2年を言い渡された後、芸能活動を中断していた。芸能界からの引退をほのめかしたものの、「イカゲーム2」に出演が決定し、「世界的な作品に人脈でキャスティングされたのではないか?」「イ・ジョンジェやイ・ビョンホンとの親交によりキャスティングされたのではないか?」などの疑惑が浮上した。

これについて口を開いたイ・ビョンホンは、「(推薦したことは)ありません。立場を明らかにするかどうかは個人の自由だと思います。僕は何かを考えているからといって、いつも声を出さなければならないと思う人ではありません。そして30年以上俳優として仕事をしながら、俳優がキャスティングについて意見を言うのは越権行為だと思っています」と答えた。

また「もちろん、監督がある役について『パートナーとしてこの役にはこの方を考えていますが、いかがですか』と聞いてくることはあります。それは監督が『この人の力量はどうですか?』ということを聞いているのではなく、仲が良いのか悪いのかを把握するための場合もあります。2人が最後までくっついて演技をしなければならないので、考慮しなければなりません。その程度であり、キャスティングについて監督に『この役はこの人が合うと思う』と言うのは越権行為だと思います」と強調した。

T.O.Pの演技についても様々な評価があったが、イ・ビョンホンは「僕はキャラクターが見せるべき部分を全て見せていたと思います。サノスは理解が難しい雰囲気を持っていて、ゲーム場の中で薬物を投薬したりと、『ものすごく変わっているけれど、目につくだろう』と思いました。様々な人物が出てくる台本を見て、俳優は誰がキャスティングされるか分からないけれど、目に見えるようだと思ったのがサノスでした」と語った。

イ・ビョンホンは2009年に放送されたKBS 2TVドラマ「IRIS」以来、久しぶりにT.O.Pと共演したが、現場の雰囲気を聞くと「少なくとも僕と一緒に出るシーンは現場で『一緒に練習してみよう』と言いました。演技について本人がまだ足りない部分があると思ったら『合わせてみましょう』と繰り返します。いくら後輩でも、演技について『これは違うよ』と言うのは越権行為です」とし、「『このような感情ではないだろうか?』と言う程度です。慎重なアプローチだと思います」と語った。

イ・ビョンホンは2013年、女優のイ・ミンジョンと結婚。2015年に第1子となる男の子、8年後の2023年12月に女の子が生まれた。最近、「イカゲーム」を見た息子と、50代になって誕生した長女についての話も聞かせてくれた。

彼は「(第1子を育てる時と)同じことの繰り返しです。ミンジョンさんが子供の面倒を見る時は『語り手なのか?』と思います。ずっと何かの話をしてあげていて、ストーリーもいつも違います。『一体どうしたらあのような言葉が頭の中に浮かんでくるのだろう?』と思います」とし、「僕が赤ちゃんに言うことは2つだけです。子供の名前を呼び続けたり、『“パパ”と言ってみて~』と言うことです(笑)。妻はうんざりすると言います。(妻は)子供たちを教える幼稚園の先生のように話を作れますが、僕は違います」と告白した。

イ・ビョンホンは息子も「イカゲーム」を見たとし「(フルバージョンは青少年観覧不可で見られないため)小学校の先輩たちから聞いたり、YouTubeで出てくるシーンだけを見ています。それを見て質問してきますが、説明にもちょっと困ります。時には子供が聞いてはいけない話もありますが、まさにその話をするんです」と語った。

続けて「ある日、息子が『パパ、フロントマンの地位を奪われるの?』と聞きながら心配していました。そしてそれはあなたには言えないと伝えました。一体どこから出てきた話なのかと聞いたら、年上の知り合いから聞いたと言っていました(笑)。フロントマンの地位を奪われて、あの人はこうなって……などすらすらと話していました。色々なことを聞いてきますが、はっきりは言えません」と答えた。

「シーズン3については息子に話さないのか?」という質問に彼は、「その方がいいです。言ったら全国の小学生に広がります」と話し、笑いを誘った。

「イカゲーム2」の公開前後に変わった反応については、「普段、息子とバスケットボール場やサッカー場に一緒に行きます。ミンジョンさんが行ったり僕が行ったりしますが、『イカゲーム』が公開される前と後で、息子の態度が変わりました。『イカゲーム』が公開されてから、しがみついて離れません。息子が普段からそうしてくれればいいのに、一度もそのようなところは見たことがありません」とし、明るく笑った。

彼は「以前『G.I.ジョー』のクリップ映像は見ましたが、僕の映画をフルバージョンで見たことはありません。この1週間、僕の映画の特別展を開いてくれました。わざわざ息子を連れて行きました。全て19禁なのに、『王になった男』だけ、そうではありませんでした。その時も母の手ではなく、僕の手を握っていました。それが2日ほど続きます」と打ち明け、笑いを誘った。

「イカゲーム2」の宣伝のためアメリカに行った彼は、現場で想像以上の人気を感じ、感無量だったという。「ハリウッドの大作映画に初めて出演した時、『アメリカで定着しよう』『これからハリウッド作品で勝負しよう』と思ったことはありません。好奇心を持って行きました。俳優人生において、ハリウッドの作品を経験できることに意味がありますので。故郷を離れて開拓していく立場ではプレッシャーになりましたが、経験してみようと思いました」と話した。

これと共に彼は、「その時『G.I.ジョー』を撮って『これで全世界のすべての人が僕を知ることになるかもしれない。どうしよう?』と思いましたが、誰も気づいてくれませんでした。その後もその繰り返しでした(笑)。今回『イカゲーム2』のプロモーションでロサンゼルスに行った時、ファンの反応を見て感無量でした」とし、「英語の作品ではなく、韓国の仲間たちと作った韓国の作品で、全世界のすべての人に声援を受け、愛されると思うと、皮肉でもありますし、感無量でした。韓国のK-コンテンツの地位は、海外に行くとより感じます。ですので今、BTS(防弾少年団)やBLACKPINKを見ると『先輩』と呼ぼうと思っています」と笑顔を見せた。
元記事配信日時 : 
記者 : 
ハ・スジョン
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