Kstyle
Kstyle 13th

大ヒットドラマ「ミセン-未生-」初のミュージカルが大阪にて開幕!前田公輝ら、会見に登場

KstyleNews
(C)Yoon, Tae Ho / SUPERCOMIX STUDIO Corp.
韓国で社会現象を起こした「ミセン-未生-」の初のミュージカルが、大阪で開幕した。続く愛知公演は2月1日(土)~2日(日)、東京公演は2月6日(木)~11日(火・祝)まで上演される。

同公演は、脚本・歌詞・演出をオ・ルピナ、脚本・歌詞をキム・ソラ、音楽をチェ・ジョンユンが担当。ホリプロとして初めて韓国のクリエイター陣とオリジナルミュージカルを創作した。また、脚本のパク・ヘリムによって豊かな人間ドラマが描かれ、チェ・ジョンユンによる耳に残る音楽、オ・ルピナによる現実と想像を越える演出、さらに、KAORIaliveによる物語に寄り添いならも目が足りなくなる程のダンスが融合し、ミュージカルだからこそ観ることのできる、これまでにない、大人の心にリアルに刺さる作品が誕生した。

(C)Yoon, Tae Ho / SUPERCOMIX STUDIO Corp.
韓国のウェブコミックWEBTOONで大ヒットし、コミックスは累計300万部を突破。さらにドラマ化され、韓国のエミー賞と言われる「百想(ペクサン)芸術大賞」など、2014年度のドラマ賞を総なめにし、「ミセンシンドローム」と呼ばれるほどの社会現象を起こした大ヒット作品。日本では、2016年よりピッコマにて連載され、同年、フジテレビ系にてリメイクドラマ「HOPE~期待ゼロの新入社員~」が放送。「第20回文化庁メディア芸術祭」では、マンガ部門・優秀賞を受賞している。

(C)Yoon, Tae Ho / SUPERCOMIX STUDIO Corp.

◆オ・ルピナ(演出)コメント

今回、「ミセン」という作品で面白く表現してみたかったものは、チャン・グレが世の中を囲碁というフィルターを通して見る、ということです。ステージの一番高いところにカメラを置いているので、囲碁の碁盤を上から見るのと同じように、お客様もそのようにステージを見ることができると思います。私が頭の中で想像していたものより、映像デザイナーさん、照明デザイナーさん、美術デザイナーさんのスタッフの皆さんがより美しく表現してくださったので、面白い場面として生まれたと思います。
そして、その動きを華やかに素敵に大きく見せて下さるのがKAORIaliveさんの振付で、圧巻ですので、皆さん是非観に来ていただきたいと思います。

私は韓国で作曲家の方と作家の方と一緒に「ミセン」を準備して、そして日本に来て俳優の皆さんと稽古をしていたのですが、皆さんと一緒に稽古をする一日一日が本当に幸せで、「ミセン」として生きることができて、まだ「ワンセン」になっていなくて、その全ての瞬間が幸せでありがたかったです。この作品を準備している私たちはまだ「ミセン」ですが、お客様が客席をいっぱいに埋めてくださって、この作品を「ワンセン」にしていただければありがたいです。ありがとうございます。

(C)Yoon, Tae Ho / SUPERCOMIX STUDIO Corp.

◆パク・ヘリム(脚本・歌詞)コメント

この作品は会社の中での葛藤を描いていますが、その中にある人間的な絆や温かさを入れようと思いました。稽古を通じて皆さんの絆が深くなっていったので、この作品のテーマである「絆」というものがより良く表れたのではないかなと思います。


◆チェ・ジョンユン(音楽)コメント

私はこの作品が必死さ、熾烈さと温かさが共存している作品だと思いましたので、その明るいエネルギーを音楽として表現することに重点を置きました。韓国で作曲をして、そのまますぐ日本に送りましたので、少し心配はありましたが、日本の音楽監督、音楽チームの皆さんが素晴らしく作ってくださったので、完成度が高くなり、とても嬉しく、そして期待感も高くなりました。皆さんも楽しんでいただければと思います。

(C)Yoon, Tae Ho / SUPERCOMIX STUDIO Corp.

◆前田公輝(チャン・グレ役)コメント

2ヶ月稽古させていただいて、チャン・グレという役を通しているから余計に感じるのですが、本当にこの作品に出会えたこと、このカンパニーに出会えたことがすごく幸せです。

「ミセン」の作品を知ってくださっている方は、ミュージカル化、というところに驚きがあると思います。曲中、近いメロディーでニュアンスが異なるメッセージ、というところがいくつか出てくるのですが、メロディーが繰り返されることによって、「ミセン」の世界が思い出すことができる、振り返ることができるものになっています。韓国のドラマだと20話あるのですが、毎日の日常に「ミセン」があることによって幸せが育まれるところがあって、時代が変わっても繰り返される意味というものが曲調にも入っていると思いますので、そういったところも楽しんでいただきながら、「ミセン」の世界を是非広げていけたらいいなと思います。

(C)Yoon, Tae Ho / SUPERCOMIX STUDIO Corp.

◆橋本じゅん(オ・サンシク課長役)コメント

この「ミセン」というドラマが衝撃的に面白くて、まだご覧になっていない皆さん、ご覧になることを本当におすすめいたします。韓国ドラマは話数が多いので挫折してしまう、という声を聞くこともあるのですが、見れば見るほど面白くなる。ただ会社の話を舞台にする、20話あったものを2時間半のミュージカルにするということで、どうするんだ、と。全く想像がつかなかったというのが本音なのですが、蓋を開けたらルピナさんの演出は本当に人に寄り添う。作品に寄り添う。僕は今年で舞台生活40周年、5年ぶりの舞台ですけれども、新鮮に、まっさらな気持ちで吸収していく中で、とても優れた演出家に出会うことができました。そしてこの作品が世界初の、お隣の韓国と日本との合作で内容も面白い。何が言いたいのかというと、三都市で18回、瞬きしている間に通り過ぎてしまうので、本当に観に来ていただきたいです。皆さんに証人になっていただきたいと思います。先は分かりませんけれども、この18回、是非見逃さないでくださればと思います。宜しくお願いいします。

(C)Yoon, Tae Ho / SUPERCOMIX STUDIO Corp.

◆清水くるみ(アン・ヨンイ役)コメント

最初にこの作品のお話をいただいたとき、もともと「ミセン」のドラマを観ていたので、「ミセンをミュージカルにするの?できるのかな」って思っていたのですが、蓋を開けてみたら、もともとファンだったジョンユンさんの素敵な音楽と、ヘリムさんの脚本も本当に素晴らしくて、そしてルピナさんの演出が加わって、この演出を想像していた脚本なんだな、と思いました。立体的になっていく中で、ミセンってミュージカルにするべき作品だったんだ、ということに気が付きました。劇場に入ってから、映像も加わってさらに立体的になって、是非観に来ていただきたいな、と思いました。個人的には私はキュートな役をやることが多くて、クールな役をやるのは舞台ではほぼ初めてで、少しチャレンジの部分もあるので、是非観に来ていただきたいな、と思います。

(C)Yoon, Tae Ho / SUPERCOMIX STUDIO Corp.

◆内海啓貴(ハン・ソギュル役)コメント

おはようございます。繊維一課のハン・ソギュルです! ……内海啓貴です。宜しくお願いします。稽古始まってから2ヶ月経ちましたけれども、本当にカンパニーの皆さん、仲が良いんですよ。最初に焼肉に行って、昨日は温泉に行きましたしね。とにかく本当に仲が良いです。だからこそ、仲の良さを芝居に活かせるように、でも初めて芝居で会ったときは新鮮さを忘れずに演じていこうかなと思います。僕の思う見どころはこのカンパニーの仲の良さ、温かさです。ワンセン!

(C)Yoon, Tae Ho / SUPERCOMIX STUDIO Corp.

◆糸川耀士郎(チャン・ベッキ役)コメント

チャン・ベッキ役の糸川耀士郎です。僕が思うことはただひとつ。チャン・ベッキを完璧に演じる。それだけです……(笑)。僕は稽古場で何度、みんなの目を盗んで涙を流したかわからない、本当に胸の熱くなる作品で、僕はこの作品を観終わってすごく両親に会いたいな、と思いました。大切な人にちょっと会いたくなるような、そんな作品です。でもやっぱり、それ以上に僕はチャン・ベッキを完璧に演じる、それだけ考えて舞台上に立つのみです。

撮影:河上良





(C)Yoon, Tae Ho / SUPERCOMIX STUDIO Corp.
(C)Yoon, Tae Ho / SUPERCOMIX STUDIO Corp.
(C)Yoon, Tae Ho / SUPERCOMIX STUDIO Corp.
(C)Yoon, Tae Ho / SUPERCOMIX STUDIO Corp.
(C)Yoon, Tae Ho / SUPERCOMIX STUDIO Corp.
(C)Yoon, Tae Ho / SUPERCOMIX STUDIO Corp.
(C)Yoon, Tae Ho / SUPERCOMIX STUDIO Corp.
(C)Yoon, Tae Ho / SUPERCOMIX STUDIO Corp.
(C)Yoon, Tae Ho / SUPERCOMIX STUDIO Corp.
(C)Yoon, Tae Ho / SUPERCOMIX STUDIO Corp.

■作品概要
ミュージカル「ミセン」

〇東京公演
期間:2025年2月6日(木)~2月11日(火・祝)全9公演
会場:めぐろパーシモンホール 大ホール

〇大阪公演
期間:プレビュー公演 2025年1月10日(金)
本公演 2025年1月11日(土)~14日(火)

会場:新歌舞伎座
主催:新歌舞伎座
お問い合わせ:新歌舞伎座テレホン予約センター 06-7730-2222(11:00~16:00)

〇愛知公演
期間:2025年2月1日(土)~2日(日)
会場:愛知県芸術劇場大ホール
お問い合わせ:中京テレビクリエイション 052-588-4477(平日11:00~17:00)

<チケット料金>
・エグゼクティブシート:16,000円(優先入場ほか特典付)※販売終了
・S席:13,500円
・A席:11,000円
・U-25:7,500円
・Yシート:2,000円 ※販売終了

<上演時間>
2時間30分予定(休憩あり)

<キャスト>
チャン・グレ:前田公輝
オ・サンシク課長:橋本じゅん
アン・ヨンイ:清水くるみ
ハン・ソギュル:内海啓貴
チャン・ベッキ:糸川耀士郎
パク・ジョンシク課長:中井智彦
キム・ドンシク課長代理:あべこうじ
居酒屋店長/協力会社社長/露店商:東山光明
チェ・ヨンフ専務:石川禅
ソン・ジヨン次長/チャン・グレの母:安蘭けい

伊藤かの子、岡田治己、加賀谷真聡、加藤さや香、工藤彩、熊澤沙穂、田村雄一、俵和也、照井裕隆、永松樹、早川一矢、MAOTO、加藤文華(スウィング)、りんたろう(スウィング)

<スタッフ>
原作著者:ユン・テホ
著作権者:SUPERCOMIX STUDIO
脚本・歌詞:パク・ヘリム
音楽:チェ・ジョンユン
翻訳・訳詞:高橋亜子
演出:オ・ルピナ
振付・ステージング:KAORIalive
音楽監督・編曲:前嶋康明
ボーカルアレンジ:イ・ミンヒ
美術:石原敬
照明:齋藤茂雄
音響:山本浩一
映像:上田大樹
衣裳:尾崎由佳子
ヘアメイク:宮内宏明
声楽指導:長谷川開
演出助手:元吉庸泰
舞台監督:加藤高
下訳:キム・テイ
稽古ピアノ:野口彰子/石川花蓮

主催・企画制作:ホリプロ
共催:公益財団法人目黒区芸術文化振興財団
後援:目黒区

■関連リンク
「ミセン」公式ホームページ

元記事配信日時 : 
記者 : 
Kstyle編集部
  • LINE
  • X
  • Facebook

topics

ranking