ミセン-未生-
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日本でリメイク版が続々放送!おうち時間におすすめの韓国ドラマは
最近、日本では多くの韓国ドラマがリメイクされ、注目を集めています。今回は韓国で2000年代に放送されたドラマ作品のうち、日本でリメイクされた韓国ドラマをまとめてみました。「ホテリアー」(2001年放送)2001年にMBCで放送された「ホテリアー」は2007年4月からテレビ朝日で放送されました。上戸彩、田辺誠一、及川光博、紗栄子(サエコ)らが主要キャストを務め、ペ・ヨンジュンやSS501もゲスト出演しています。韓国ではペ・ヨンジュン、キム・スンウ、ソン・ユナ、ソン・ヘギョらが一流ホテルを舞台に繰り広げられる日常と愛、経営者たちの攻防を描いています。「ごめん、愛してる」(2004年放送)2004年にKBS 2TVで放送された「ごめん、愛してる」は2017年7月より、TBSでリメイク版が放送されました。TOKIOの長瀬智也、吉岡里帆、坂口健太郎、大竹しのぶなど豪華キャストが出演、また韓国からイ・スヒョクが1話にゲスト出演して注目を集めました。韓国ではソ・ジソブとイム・スジョンの熱演で最高視聴率29.2%という大ヒットを記録、切ないストーリーやソ・ジソブの告白シーンも女性たちの胸をときめかせました。・イ・スヒョク、日本ドラマ「ごめん、愛してる」出演!主演の長瀬智也の印象は?韓国のロケでは私がおもてなししたい・坂口健太郎、韓国を電撃訪問日本ドラマ「ごめん、愛してる」韓国ロケ撮影のため「魔王」(2007年放送)2007年のKBS 2TVドラマ「魔王」は、2008年にTBSでリメイクされました。嵐の大野智が連続ドラマ初レギュラー出演にして初主演を務めたことや、生田斗真との共演が注目を集めました。韓国では秘められた過去を持つ刑事をオム・テウン、模範的な弁護士をチュ・ジフンが務め、差出人不明のタロットカードから始まる予測不可能な復讐劇が話題を呼びました。「銭の戦争」(2007年放送)2007年にSBSで放送されたドラマ「銭の戦争」は、2015年1月よりフジテレビで放送されました。主演の草彅剛が復讐に燃える男を熱演したほか、大島優子、木村文乃らが出演しました。韓国では主演をパク・シニャン、パク・ジニが務め、最高視聴率36.3%を記録した人気ドラマとなりました。父の借金で人生が変わってしまった男が世の中に復讐するストーリーを描いた同ドラマは、好評を受け「銭の戦争 ボーナスラウンド」として全5話の番外編も制作されました。「美男<イケメン>ですね」(2009年放送)2009年にSBSで放送された「美男<イケメン>ですね」は、2011年7月にTBSでリメイクされました。イケメンバンドA.N.JELLのメンバーを瀧本美織(キーボード、ボーカル)、Kis-My-Ft2の玉森裕太(ボーカル、ギター)(ボーカル、ギター)、Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔(ギター)、Hey! Say! JUMPの八乙女光(ドラム)が演じて話題を集めました。韓国版ではパク・シネ、チャン・グンソク、CNBLUE ジョン・ヨンファ、FTISLAND イ・ホンギが主演を務め、バンドメンバーとの恋模様が視聴者を胸キュンさせました。同作はフジテレビでも放送されて日本でも高い人気を誇りました。・Vol.1 ― パク・シネ「グンソク兄さんとは仕事のリズムがよく合う」・日本はなぜ「美男<イケメン>ですね」に熱狂するのか「サイン」(2011年放送)2011年のSBSドラマ「サイン」は、「サイン-法医学者 柚木貴志の事件-」として2019年7月にテレビ朝日で放送されました。主人公の柚木貴志役は大森南朋が務め、その他に松雪泰子、飯豊まりえ、仲村トオルなどが出演しました。また東方神起の「ミラーズ」が主題歌となったことでも話題を集めました。韓国版ではパク・シニャン、キム・アジュンが主演を務め、最高視聴率は25.5%を記録して人気を博しました。同作は遺体に残された真実の証拠により正義を求めて突き進むパク・シニャンと同僚たちが、真実を隠そうとする勢力に立ち向かう内容を描いています。・韓国で大ヒット!ドラマ「サイン」日本リメイクが決定大森南朋主演で7月より放送・東方神起、テレビ朝日ドラマ「サイン」とタッグ!新曲「ミラーズ」主題歌決定に喜びとても楽しみ「TWO WEEKS」(2013年放送)2013年にMBCで放送された「TWO WEEKS」は2019年7月、フジテレビでリメイク版が放送され、主演は三浦春馬が務めました。韓国版では主演をイ・ジュンギ、元恋人をパク・ハソンが演じました。またパク・ハソンは、このドラマがきっかけで俳優リュ・スヨンと出会い交際、結婚したことでも注目を集めました。「TWO WEEKS」は殺人犯の濡れ衣を着せられたが、自分に白血病を患っている娘がいることを知り、娘の命を救うために奮闘する2週間を描いている作品です。・三浦春馬主演!ドラマ「TWO WEEKS」の日本リメイク決定フジテレビで今夏放送「グッド・ドクター」(2013年放送)2013年のKBS 2TVドラマ「グッド・ドクター」は、2018年7月にフジテレビで放送されました。山﨑賢人&上野樹里が主演を務め、命と向き合う小児外科医を演じて感動を呼びました。現在、新型コロナウイルス拡散防止のため新ドラマの撮影が休止となった影響で、毎週木曜10時に「グッド・ドクター」が再放送されています。韓国ではチュウォンがサヴァン症候群(自閉症や知的障害を持ちながら、ある特定の分野で卓越した才能を発揮する症状)を持ちながら、偏見を克服して成長する小児外科医を演じています。またチュウォンを支える研修医をムン・チェウォンが好演、共にその年の演技大賞で高い評価を受けました。・上野樹里&山﨑賢人&藤木直人が登場!日本版「グッド・ドクター」試写会が大盛況・山﨑賢人&上野樹里、日本版「グッド・ドクター」撮影中仲良しツーショット公開「ミセン-未生-」(2014年放送)2014年にtvNで放送され、韓国で社会現象を呼んだ「ミセン-未生-」は2016年、「HOPE~期待ゼロの新入社員~」としてフジテレビでリメイクされました。Hey! Say! JUMPの中島裕翔が主演、その上司を遠藤憲一が演じました。韓国ドラマ「ミセン-未生-」は同名のウェブ漫画を原作とし、新入社員の視点で韓国のサラリーマンの姿をリアルに描き、視聴者の共感を得ました。ストーリーの面白さだけでなく、主人公の新入社員を演じたイム・シワン、ワーカホリックな上司イ・ソンミンらの熱演も高く評価されました。また韓国で多数の賞を獲得したことはもちろん、東京ドラマアウォード2015でも海外作品特別賞を受賞しています。・石坂浩二もハマった!「ミセン-未生-」東京ドラマアウォード 2015で海外作品特別賞を受賞!・「ミセン-未生-」イ・ソンミン日本で注目している演技派俳優は北野武さん竹中直人さんを尊敬しています「シグナル」(2016年放送)2016年にtvNで放送され好評を得た「シグナル」は、2018年4月に「シグナル 長期未解決事件捜査班」としてフジテレビで放送されました。坂口健太郎が初めて連続ドラマで主演を務めたことはもちろん、吉瀬美智子、北村一輝との共演、主題歌が防弾少年団「Don't Leave Me」に決まったことも当時大きな話題を集めました。また、2021年にはオリジナルストーリーによる日本での映画化も決まっています。韓国では主演のプロファイラーをイ・ジェフン、ベテラン女刑事をキム・ヘスが演じ、古い無線でつながった過去の刑事チョ・ジヌンと迷宮入り事件を解決していくストーリーで人気を博しました。・坂口健太郎、ドラマ「シグナル」日本版で初主演に挑戦トレードマークの笑顔を封印!?・坂口健太郎「シグナル」記者会見で防弾少年団に言及すごく驚いた「記憶」(2016年放送)tvNで2016年に放送された「記憶」は、2018年3月より、フジテレビNEXTライブ・プレミアムおよびJ:COMプレミアチャンネルでリメイク版が放送されました。主演は中井貴一で、優香、泉澤祐希、今田美桜、松下由樹らが脇を固めました。また同作には韓国版で主演を務めたイ・ソンミン、2PM ジュノがカメオ出演して注目を集めました。韓国ではアルツハイマーを宣告された弁護士をイ・ソンミンが演じ、残りの人生をかけて挑む法廷ミステリーや、最後まで守りたい自身の尊厳と家族の愛を描きます。また2PM ジュノは記憶を失っていくイ・ソンミンに何ができるのか考えながら成長していく後輩弁護士を熱演しています。・日韓の人気俳優が夢の共演!イ・ソンミン、中井貴一主演の日本リメイクドラマ「記憶」にカメオ出演・2PM ジュノ、中井貴一主演の日本版ドラマ「記憶」にカメオ出演!込み上げるものがあった「ボイス」(2017年放送)韓国でシーズン3まで放送された人気ドラマ「ボイス」は2019年7月、日本テレビで「ボイス 110緊急指令室」として放送されました。主演の唐沢寿明と真木よう子の他、NEWSの増田貴久、伊勢谷友介などの熱演も話題となりました。2017年にOCNでシーズン1が放送された「ボイス」は、刑事チャン・ヒョクと112通報センター(日本の110番に当たる)の隊員イ・ハナが自身の家族を殺した連続殺人犯を追い、事件を解決していく過程を描いています。韓国で好評を得た同ドラマは、イ・ジヌクとイ・ハナ主演でその後も2018年にシーズン2、2019年にシーズン3が制作されています。・韓国の大ヒットドラマ「ボイス」の日本リメイクが決定!主演は唐沢寿明&真木よう子・日本の地上波3局も!日韓ドラマのリメイクが続々注目作品は?韓国映画をリメイクした日本ドラマも!韓国ドラマをリメイクした日本ドラマだけでなく、韓国映画をリメイクした日本ドラマも多数制作されています。2008年10月にテレビ朝日で放送された松嶋菜々子主演のスペシャルドラマ「誘拐法廷~セブンデイズ~」、2008年4月にTBSで放送された草彅剛、田中麗奈主演の「猟奇的な彼女」、2007年9月にTBSで放送された嵐の二宮和也主演のスペシャルドラマ「マラソン」、2006年7月に日本テレビで放送されたTOKIOの長瀬智也、NEWSの手越祐也、新垣結衣ら出演の「マイ☆ボス マイ☆ヒーロー」、2005年6月にテレビ朝日で放送されたKinKi Kidsの堂本剛、菅野美穂主演のスペシャルドラマ「ラスト・プレゼント」などがそれにあたります。また、2011年4月からフジテレビで放送された反町隆史主演の「グッドライフ~ありがとう、パパ。さよなら~」は、韓国のベストセラー小説「カシコギ」を原作に制作されたドラマです。
恋愛より甘い?“イケメン同士のロマンス”に胸キュン…韓国人気ドラマの俳優コンビに注目
男同士でこんなに甘くなれるのだろうか?ブロマンス(男同士の友情)を描いたドラマが男女間の恋愛ほど深い感動と面白さを与え、視聴者の心を掴んでいる。2人の男のツーショットは馴染みのあるものではないが、何より男同士のロマンスという題材が馴染みのある理由は俳優が名演技を披露し、作品に集中できるエネルギーを与えてくれたためだ。ここで、また見たくなるブロマンスカップルをまとめてみた。「ゆれながら咲く花」イ・ジョンソク&キム・ウビンKBSドラマ「ゆれながら咲く花」を通じて俳優イ・ジョンソクとキム・ウビンへの関心が高まったと言っても過言ではないだろう。それこそ宝石の発見だった。同い年である2人の熱い友情と演技への情熱はそのまま視聴者に伝わってきた。モデル出身で高身長のイケメンである2人は、このドラマでそれぞれコ・ナムスン、パク・フンスに扮し、誤解を解いて真の友達に生まれ変わる過程を感動的に描いた。「ゆれながら咲く花」に出演した後、イ・ジョンソクとキム・ウビンは今も友情を深めていると言われ、2人がまた同じ作品で会うことになるか期待が高まっている。「ミセン-未生- 」イ・ソンミン&ZE:A シワンイ・ソンミンとZE:Aのシワンは、言葉より目で通じ合う温かいブロマンスを見せてくれた。2014年に韓国で放送されたtvNドラマ「ミセン-未生-」は、また見たい作品だと言われ、シーズン2への期待を高めている。職場の上司とインターンのブロマンスは、どんなロマンスより感動的だった。イ・ソンミンが演じるオ・サンシク役とシワンのチャン・グレ役が、男女のラブストーリーを上回る力を発揮したのだ。オ課長は学歴が低く、コネで入社してきたチャン・グレのことを認めなかったが、誰よりも仕事に最善を尽くす彼を見て、次第に心を開き私たちという同僚意識を見せ、愛情を持つ。オ課長とチャン・グレのツーショットは厳しい職場の中でも、お互いに力になる存在がいるという事実を気付かせてくれた。 「キルミー・ヒールミー」チソン&パク・ソジュン俳優チソンとパク・ソジュンは2015年、韓国で放送されたMBCドラマ「キルミー・ヒールミー」を通じて男性俳優同士でベストカップル賞を受賞する異変を起こした。チソンは劇中で7つの人格を持ったチャ・ドヒョン役を演じたが、その中で女子高生の人格であるヨナがオ・リオン(パク・ソジュン) に夢中になってしまい、片思いの構図を作った。2人の密着スキンシップと恋愛模様がブロマンスを盛り上げた。そのおかげでヨナは頻繁に登場し、彼らの相性は大反響を呼んだ。男女カップルに劣らず愛された彼らは、その年開かれた演技大賞でベストカップル賞を受賞する快挙を達成した。「シグナル」チョ・ジヌン&イ・ジェフン 俳優チョ・ジヌンとイ・ジェフンのブロマンスもお茶の間の視聴者に、視線を引きつけることに大きく貢献した。自然に馴染むチョ・ジヌンの演技力は、高く評価されている。そんな彼の演技が輝いたのは、今年下半期に韓国で放送されたtvNドラマ「シグナル」のイ・ジェハンを通じてだった。過去の恋人チャ・スヒョン(キム・ヘス) との相性もよかったものの、無線機を通じてコミュニケーションするパク・ヘヨン(イ・ジェフン) との相性も見ものだった。同じ事務所である上、映画「パパロッティ」「怒りの倫理学」を通じて、息を合わせたことのある2人の兄弟演技が「シグナル」で輝いた。ジェハンはヘヨンと過去と現在を行き来しながら、無線機1つでコミュニケーションした。彼らがお互いの名前を切実に呼び、涙を流すときは視聴者も一緒に泣いた。シーズン2が放送されるなら、チョ・ジヌンとイ・ジェフンをまた見たいという反響がでた。
「tvN10 アワード」最高のスターたちが集結…イ・ソジン&チョ・ジヌンが大賞を受賞(総合)
イ・ソジンとチョ・ジヌンが「tvN10 アワード」で栄光の大賞を手にした。ドラマとバラエティ番組部門ではそれぞれ「応答せよ1988」と「三食ごはん」が大賞の栄誉を手にした。 9日、tvNの10年間を決算する「tvN10 アワード」が韓国で生中継された。ここ10年間tvNを輝かせたスターたちが総出演した。 tvNバラエティアイコン賞は「花よりおじいさん」シリーズのH4であった。「花よりおじいさん」は旅行バラエティ番組のスタンダードを策定した番組だ。同日の授賞式にはH4ことイ・スンジェ、パク・グンヒョン、シン・グ、ペク・イルソプが参加した。最年長のイ・スンジェは「僕たちは授賞をしようと来たが、逆に賞を頂くことになった。このおじいさんたちを忘れることなく賞をくださってとても感謝している」と受賞の感想を述べた。tvNを輝かせた最高のMCとしてはシン・ドンヨプが選ばれた。今回の授賞式のMCとして活躍したシン・ドンヨプは「好きな仕事をしながら生きていくのは幸運だと思う。しかも好きな仕事をして賞も貰う? これは祝福だ」と感想を述べた。ハイライトは最高の俳優部門だった。女子部門の候補としては「ディア・マイ・フレンズ」のコ・ヒョンジョン、キム・ヘジャ、「シグナル」のキム・ヘス、「2度目の二十歳」のチェ・ジウ、「また!?オ・ヘヨン~僕が愛した未来(ジカン)~」のソ・ヒョンジンが挙がった。受賞者はキム・ヘスだった。キム・ヘスは「候補の紹介でキム・ヘジャ先輩が出た時に胸が震えた。俳優というのは、こんなに短い刹那でも人の胸を一杯にする。この場は、ある意味で10年の時間を評価される場だが、『シグナル』も過去と現在を通じて時間を語るドラマだった。素敵なドラマに参加できて光栄だった。私が出演した作品を見ながら胸が一杯になった経験も初めてだった」と感想を述べた。 男子部門の候補には「ミセン-未生-」のイ・ソンミン、「シグナル」のイ・ジェフン、チョ・ジヌン、「また!?オ・ヘヨン~僕が愛した未来(ジカン)~」の神話(SHINHWA) のエリックが名を連ねた。受賞の栄光を手にしたのはイ・ソンミンだった。イ・ソンミンは「チョ・ジヌンが貰うと思っていた。チョ・ジヌンが受けなければならない賞を私が受けたようだ。このような賞があること自体知らなかった。とても当惑している。賞をくださったみなさんに感謝している。『ミセン-未生-』だけでなく、すべてのドラマのスタッフとこの賞の光栄を分かち合いたい。また次に授賞式が行われるとしたら、その時はスタッフたちのための賞を作ってほしい」と受賞の感想を述べた。残ったのは大賞だった。バラエティ番組部門の大賞はイ・ソジンが手にした。イ・ソジンは「三食ごはん」「花よりおじいさん」をヒットさせ、タレントとしても完璧に活躍した。イ・ソジンは「バラエティ部門で賞を貰うとは思ってもいなかった。4人の先生(H4) と旅行をしたが、今後もまたぜひ旅行に行きたい。『三食ごはん』はヒットするとは思っていなかった。チャ・スンウォンが助けてくれた」とウィットに富んだ感想を伝えた。演技部門の大賞はチョ・ジヌンが主人公となった。「シグナル」で名俳優としての品格を思う存分披露したチョ・ジヌンは「授賞式にしては本当に楽しい。感謝し、幸せなことだ」と話を始めた。チョ・ジヌンは「『シグナル』という作品をしながら、相当重い痛みに共感しなければならなかった。単に楽しいだけではいられない人々がこの瞬間にもいるということを忘れてはいけない。ここにいるみなさんに共感してほしい。最後までみなさんを代表して笑いを届けたい」と話した。バラエティ部門のコンテンツ大賞は「三食ごはん」が、ドラマ部門のコンテンツ大賞は「応答せよ1988」が受賞した。「三食ごはん」の代表として受賞したチャ・スンウォン、ユ・ヘジンは「久しぶりにファミリーに会えて本当に嬉しい」、「良い思い出になっただけで嬉しいのに、賞まで頂いて本当に感謝している」と感想を述べた。「応答せよ」シリーズを演出したシン・ウォンホプロデューサーは「5年前にこのテレビ局に来た時、『授賞式があればいいのに』と思っていた。このように大きな授賞式で大きな賞を頂くなんて想像もしていなかった。『応答せよ1997』があってこそ『応答せよ1994』があり、『応答せよ1994』があってこそ『応答せよ1988』があった。シリーズをともにした全員に与える賞として受け取る」と感想を述べた。他にも「ああ、私の幽霊さま」「シグナル」「また!?オ・ヘヨン~僕が愛した未来(ジカン)~」「ナイン ~9回の時間旅行~」「応答せよ1994」「新西遊記」「花より」シリーズ、「三食ごはん」シリーズがコンテンツ本賞の光栄を手にした。最も多く受賞したのは「応答せよ1988」だ。Girl's Dayのヘリとリュ・ジュンヨルがそれぞれ男女のホットな俳優賞を、キム・ソンギュンとラ・ミランが男女のシーンスティラー賞を、パク・ボゴムがアジア賞を受賞した。
俳優キム・ウィソン、日本ドラマ「HOPE~期待ゼロの新入社員~」に辛口コメント
俳優キム・ウィソンがドラマ「ミセン-未生-」の熱烈なファンとして日本版に対する物足りなさを表した。キム・ウィソンは29日、自身のTwitterに「『ミセン-未生-』日本版は総体的に難局だね」と辛口の評価をした。彼は「ミセン-未生-」放送当時ファンであることを明かしていた。「『ミセン-未生-』は本当によくできている。原作の力に洗練された演出に魅力的な演技者たち」と好評を惜しまなかった。「ミセン-未生-」は2014年に韓国で放送されたキム・ウォンソクPDのドラマだ。会社員たちの物語を現実的に描き出し、大きな人気を得て日本にリメイク版権も販売した。日本ではフジテレビで「HOPE~期待ゼロの新入社員~」として再誕生し、7月から9月18日まで放送されたが、平均視聴率は6.1%を記録し、低調のまま終わった。
「ミセン-未生-」の日本リメイク版が韓国で放送決定
大人気韓国ドラマ「ミセン-未生-」の日本リメイク版が韓国で放送される。3日、ケーブルチャンネルChannel Jは公式サイトを通じて「『ミセン-未生-』の日本リメイク版『HOPE~期待ゼロの新入社員~』がChannel Jにて放送決定」と告知した。放送日は告知しなかった。先月17日、フジテレビで放送をスタートした「HOPE~期待ゼロの新入社員~」はケーブルチャンネルtvNの人気ドラマ「ミセン-未生-」の日本リメイク版として大きな話題を呼んだ。日本の人気アイドルグループHey! Say! JUMPの中島裕翔がZE:Aのシワンが演じた男性主人公役にキャスティングされ、好演中だ。日本では日曜日の午後9時に編成され、視聴率は6~7%台を記録中だ。
大人気韓国ドラマ「ミセン-未生-」日本でリメイク決定!主演はHey! Say! JUMPの中島裕翔
ケーブルチャネルtvNのドラマ「ミセン-未生-」の日本リメイク版が、日本で7月から放映される。スポニチアネックスなどの日本メディアは本日(28日)、「ミセン‐未生‐」の日本版「HOPE~期待ゼロの新入社員~」が7月からフジテレビを通じて放送されると伝えた。日本版「ミセン‐未生‐」のチャン・グレ役(主役) は一ノ瀬歩役として再誕生、ジャニーズ事務所の男性アイドルグループであるHey! Say! JUMPのメンバー中島裕翔が演じることが知らされた。中島裕翔は2005年から様々なドラマや映画に俳優として出演し、2007年から歌手として活動をスタートさせた。「ミセン‐未生‐」は、死ぬ前に必ず見なければならないウェブ漫画に挙げられるユン・テホ作家の漫画を原作とし、2014年にtvNで放送された。当時会社員の哀歓をよく描き出したという好評を得て、シンドローム級の人気を享受した作品だ。
「ミセン‐未生‐」中国でリメイク決定…年内に制作スタート
人気ドラマ「ミセン‐未生‐」の中国版が制作される。放送業界の関係者は11日、CJ E&Mが最近中国側と「ミセン‐未生‐」の中国版リメイクに関する議論で合意し、制作を最終確定したと明かした。今年下半期に本格的な撮影が始まり、来年の放送を目標に制作されるという。また、この撮影には「ミセン‐未生‐」を制作した韓国のスタッフが一部参加する予定だ。これに先立ち韓国で2014年下半期に放送され、多くのサラリーマンから共感を呼んで人気を博したtvNドラマ「ミセン‐未生‐」(脚本:チョン・ユンジョン、演出:キム・ウォンソク)は、原作ウェブ漫画(作家:ユン・テホ)の人気と共に大きな反響を呼んでおり、「応答せよ」シリーズと共にtvNドラマの地位を高めた。既にCJ E&Mはバラエティ「花よりおじさん」のフォーマットをアメリカに輸出し「Better Late Than Never」というタイトルでアメリカの地上波放送局NBCでの放送を控えているほか、「ザ・ジーニアス」のフォーマットをイギリス、オランダ、フランスに輸出したことがある。また「花よりお姉さん」(中国)、「SUPER STAR K」(中国)、「ザ・ロマンチック」(中国)、「SUPER DIVA」(中国、南米)、「クレイジーマーケット」(アメリカ)、「レッツゴー時間探検隊」(中国)、「Let美人」(タイ)など、持続的に様々な放送コンテンツのフォーマットを海外に輸出してきた。ドラマでは昨年「ゴハン行こうよ♡」がロシア地域と契約を締結しており、当時韓国コンテンツ振興院から制作支援を受けて韓国初の「ドラマフォーマットバイブル」パッケージを準備するなど、海外フォーマット輸出において著しい成果を収めた。2014年「ミセン‐未生‐」を演出し、再び注目を浴びたキム・ウォンソクプロデューサーは「サイン」「ファントム」などを書いたキム・ウニ脚本家と意気投合し、韓国で22日からスタートするtvN金土ドラマ「シグナル」を担当している。
2015年視聴率TOP5を発表!最も注目されたドラマ&バラエティは?
2015年も数多くの作品が放送された。視聴者から爆発的な反響を呼んだ作品もあれば、注目されなかった作品もあった。今年1年間、韓国のお茶の間を泣かせ、笑わせた作品の中で最も愛されたドラマとバラエティは何だったのだろうか? 地上波(KBS 2TV、MBC、SBS、KBS)と非地上波(JTBC、Channel A、MBN、TV朝鮮、tvN)に分け、1月1日から12月21日まで韓国全土の世帯を対象にドラマ部門、バラエティ部門の視聴率ベスト5を調べてみた。ドラマ部門:地上波ベスト5視聴率調査機関TNMSによると、1月1日から12月21日までに放送された地上波ドラマの中で最も高い平均視聴率を記録したドラマは、KBS 2TVの週末ドラマ「家族なのにどうして ~ボクらの恋日記~」だった。同番組は全国基準(以下同一基準)視聴率38.388%を記録し、高い人気を集めた。続いて、KBSの毎日ドラマ(月~金曜日まで放送するドラマ)「あなただけが私の愛」(27.858%)が2位、MBC週末ドラマ「伝説の魔女」(26.611%)が3位、KBSの毎日ドラマ「家族を守れ」(24.372%)が4位、KBS 2TV「青い鳥の輪舞〈ロンド〉」(24.263%)が5位にランクインした。地上波ドラマの中では週末ドラマと毎日ドラマの躍進が目立った。ドラマ部門:非地上波ベスト5今年1年間、非地上波で放送されたドラマの中ではtvNのドラマが人気だった。1月1日から12月21日まで放送された非地上波ドラマの中で最も高い平均視聴率を記録したドラマはtvN「応答せよ1988」で、9.163%の視聴率を記録した。続いて、tvNの「2度目の二十歳」(4.942%)が2位、tvN「ああ、私の幽霊さま」(4.31%)が3位、tvNの「ミセン-未生-」(2.307%)が4位、JTBC「イニョプの道」(2.296%)が5位となった。tvNドラマの躍進の中でJTBCも一回り成長した形だった。バラエティ部門:地上波ベスト5さすが国民的バラエティ番組だった。今年地上波バラエティの中で最も高い平均視聴率を記録した番組はMBC「無限に挑戦」で、14.437%の視聴率を記録した。続いてSBS「ジャングルの法則」コスタリカ編(14.251%)が2位を記録し、長寿番組のKBS 2TV「ハッピーサンデー」(13.37%)が3位に入った。ソン・ヘの力だ。秋夕(チュソク:日本のお盆休みに当たる韓国の祭日)特集として放送されたKBSの「地球村のど自慢」(13.594%)が4位、KBS「全国のど自慢」(13.478%)は5位を記録した。バラエティ部門:非地上波ベスト5非地上波ではtvNの完全勝利であり「三食ごはん」の年だった。1位から3位まで全てtvNの「三食ごはん」が独占した。非地上波バラエティの中で最も高い平均視聴率を記録した番組は「三食ごはん」漁村編2で、10.142%の視聴率を記録した。続いて「三食ごはん」漁村編(9.291%)が2位、「三食ごはん」旌善(チョンソン)編(8.28%)が3位を記録した。「花よりおじいさん」ギリシャ編は7.039%の視聴率で4位、「お家ご飯ペク先生」は4.37%の視聴率で5位にランクインした。
スター勢揃いの「2015 APAN STAR AWARDS」…大賞を受賞したのはキム・スヒョン!最多受賞は「ミセン-未生-」(総合)
俳優キム・スヒョンが大賞を受賞した。28日、原州(ウォンジュ)総合体育館で開催された「2015 APAN STAR AWARDS」でドラマ「プロデューサー」のキム・スヒョンが大賞を受賞した。この日最も多くの部門で受賞したのは「ミセン-未生-」だった。「ミセン-未生-」は最優秀演技賞のイ・ソンミンから、優秀演技賞はZE:A シワン、新人賞はピョン・ヨハン、男性演技賞はイ・ギョンヨンが受賞し、4冠王という気炎を吐いた。長編部門男性優秀演技賞は「風の便りに聞きましたけど!?」のイ・ジュンが受賞し、同じ部門の女性優秀演技賞は「商売の神-客主2015」のキム・ミンジョンが受賞した。中編部門男性優秀演技賞は「ミセン-未生-」のシワンが、同じ部門女性優秀演技賞は「ラブリー・アラン」のキム・ヒソンが受賞した。男性新人賞は「恋するジェネレーション」のナム・ジュヒョクと「ミセン-未生-」のピョン・ヨハンが受賞した。女性新人賞は「上流社会」のイム・ジヨンと「青い鳥の輪舞〈ロンド〉」のチェ・スビンが受賞した。強烈なシーンスティラー(シーン泥棒、助演でありながらも出演シーンをものにする俳優のこと)(シーン泥棒、助演でありながらも出演シーンをものにする俳優のこと)に授与する男性演技賞は「ミセン-未生-」のイ・ギョンヨンが、女性演技賞は「風の便りに聞きましたけど!?」のキル・ヘヨンと「ヨンパリ」のチェ・ジョンアンが受賞した。「2015 APAN STAR AWARDS」は28日午後7時から、ケーブルチャンネルMBC EveryoneとNAVER Vアプリで生中継された。以下は受賞作(者)◆男性新人賞:ナム・ジュヒョク(恋するジェネレーション)、ピョン・ヨハン(ミセン-未生-)◆女性新人賞:イム・ジヨン(上流社会)、チェ・スビン(青い鳥の家)◆子役賞:ナム・ダルム、カル・ソウォン◆男性演技賞:イ・ギョンヨン(ミセン-未生-)◆女性演技賞:キル・ヘヨン(風の便りに聞きましたけど!?)、チェ・ジョンアン(ヨンパリ)◆韓流スター賞:イ・ドンゴン、ホン・スア◆ベストOST(劇中歌)賞:ロイ・キム(ピノキオ)◆功労賞:「捜査班長」◆人気スター賞:ソン・ホジュン、ユ・イニョン◆SBSウェブドラマ:EXO シウミン(ドジョンに惚れる)◆長編部門男性優秀演技賞:イ・ジュン(風の便りに聞きましたけど!?)◆長編部門女性優秀演技賞:キム・ミンジョン(商売の神-客主2015)◆中編部門男性優秀演技賞:ZE:A シワン(ミセン-未生-)◆中編部門女性優秀演技賞:パク・ボヨン(ああ、私の幽霊さま)◆作家賞:パク・ギョンス(パンチ)◆演出賞:チョ・スウォン(ピノキオ、君を愛した時間~ワタシとカレの恋愛白書)◆長編部門男性最優秀演技賞:キム・サンジュン(懲毖録)◆長編部門女性最優秀演技賞:キム・ヒョンジュ(愛人がいます)◆中編部門男性最優秀演技賞:イ・ソンミン(ミセン-未生-)◆中編部門女性最優秀演技賞:キム・ヒソン(ラブリー・アラン)◆大賞:キム・スヒョン(プロデューサー)
【終了しました】ZE:A シワン主演の話題作「ミセン-未生-」DVD BOX-1&非売品プレスをセットで2名様に!応募はTwitterをフォロー&ツイート
※プレゼントは終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。※先日開催された、東京ドラマアウォード2015<海外作品特別賞>受賞をはじめ、本国では各ドラマ賞を総なめにし、未生シンドロームと呼ばれる社会現象を巻き起こした大ヒットドラマ「ミセン-未生-」が現在DVD発売中、好評レンタル中。熾烈な競争社会を背景に、今の時代を生きる人々の哀愁や人生哲学が多くの視聴者の胸を熱くさせた本作品は、これまでの韓国ドラマの常識を覆した働く事の素晴らしさを感じさせてくれるドラマとして、大絶賛されました。今回DVDのリリースを記念して、「ミセン-未生-」DVD BOX-1&非売品プレスをセットで2名様にプレゼントいたします。【関連インタビュー】・「ミセン-未生-」ZE:A シワンこれ以上のドラマに再び出会うのは難しいと思えるほど得たものが多い作品・「ミセン-未生-」イ・ソンミン日本で注目している演技派俳優は北野武さん竹中直人さんを尊敬しています応募方法は簡単!「Kstyle公式 Twitterアカウント」をフォローして下記の「Twitterで応募する」ボタンからツイートするだけ。奮ってご応募ください。 ◆「ミセン-未生-」DVD BOX-1&非売品プレス 2名様「ミセン-未生-」<DVD BOX-1> 発売中価格:12,500円+税/4枚組特典映像:メイキング映像ほか予定<DVD BOX-2> 2015年11月27日(金) 発売日価格:12,500円+税/4枚組特典映像:メイキング映像ほか予定<レンタルDVD>Vol.1~6 TSUTAYA先行にてレンタル中 ※以降順次※こちらの作品はTSUTAYA 先行でレンタル、〈テレビ放送版〉となります。発売・販売元:エスピーオー/(C)CJ E&M Corporation,all rights reserved.公式サイト:http://www.cinemart.co.jp/misen/ 【応募方法】Step1: Kstyle公式Twitterアカウント「@Kstyle_news」をフォローしてください。Step2: 上記の「Twitterで応募する」ボタンからツイートしてください。 【応募期間】2015年11月13日(金) 11:30 ~ 11月16日(月) 11:00まで【参加条件】・TwitterでKstyle公式Twitterアカウント(@Kstyle_news) をフォローしていること。・日本に居住されている方(賞品配送先が日本国内の方)・応募に関する注意事項に同意いただける方【当選発表について】・プレゼントの当選については、厳正なる抽選の上、決定させていただきます。・プレゼントはお選びいただけませんので、予めご了承ください。・当選者の方にはKstyle(@Kstyle_news)のアカウントよりDM(ダイレクトメッセージ) にて当選のご連絡をさせていただきます。・プレゼントに関するDM/メンションでのご連絡は、平日10:00~18:30となります。※DM(ダイレクトメッセージ)は、Kstyle(@Kstyle_news) をフォローいただいておりませんと、お送りすることができませんので、ご注意ください。【注意事項】※本キャンペーンに関して、弊社が不適切な行為がされていると判断いたしましたアカウントは、キャンペーン対象外とさせていただきます。※弊社は、ご応募者のツイート内容については一切の責任を負いません。※当選発表は、当選者様への当選のご連絡をもってかえさせていただきますので、ご了承ください。※当選通知後4日間連絡がない場合、当選を無効とさせていただきます。※当選結果に関するお問い合せは受け付けておりませんので、ご了承ください。※当キャンペーンの掲載内容や条件は、予告なく変更する場合がございます。あらかじめご了承ください。※当選の権利の譲渡はできません。※キャンペーン参加にあたっては、必ず弊社個人情報保護方針<プライバシーポリシー>をお読み下さい。※当選時にご連絡いただく住所、氏名、電話番号は、その確認などの関連情報のご案内のみに使用し、キャンペーン終了後は弊社の定める方法に基づき消去いたします。※インターネット通信料・接続料およびツイートに関しての全ての費用はお客様のご負担になります。※次の場合はいずれのご応募も無効となりますのでご注意ください。 ・応募時の内容に記載不備がある場合。 ・お客さまのご住所が不明・又は連絡不能などの場合。
「ミセン-未生-」イ・ソンミン“日本で注目している演技派俳優は…北野武さん竹中直人さんを尊敬しています”
先日開催された、東京ドラマアウォード2015<海外作品特別賞>受賞をはじめ、本国では各ドラマ賞を総なめにし、未生シンドロームと呼ばれる社会現象を巻き起こした大ヒットドラマ「ミセン-未生-」が現在DVD発売中、好評レンタル中。熾烈な競争社会を背景に、今の時代を生きる人々の哀愁や人生哲学が多くの視聴者の胸を熱くさせた本作品は、これまでの韓国ドラマの常識を覆した働く事の素晴らしさを感じさせてくれるドラマとして、大絶賛された。本作でZE:Aのシワン演じるチャン・グレの上司オ・サンシクを演じたのは、映画出演作は30作品以上、ドラマは40作品以上に出演するベテラン俳優イ・ソンミン。滅多にメディアの取材を受けない事で有名な彼が、本作について語ってくれた。―オ・サンシクを演じるにあたり、監督とはどのような話をしましたか? 監督からは、演技についてリクエストやアドバイスはありましたか?イ・ソンミン:監督とは、多くの話をしましたが、ただ彼が私を信じるといった事が記憶に残っています。監督は、とても有難いことにそのまま私を信じてくれました。実際にはこの言葉が一番恐ろしくて負担になるのですが(笑) そして小さいことは現場で相談しました。彼の演出に驚いたことが多かったです。―ドラマの撮影現場では、共演者の方と演技について議論したり、話し合ったりしましたか? このシーンは良く話し合った! といったシーンがあれば教えて下さい。イ・ソンミン:劇中にアラブメッカフォンの契約の為、ムン社長に接待をしなければならないシーンがありました。その時、俳優同士たくさん相談をして準備しました。シワンの振りつけの先生まで来て現場で踊りを習ったし、小道具も相談して準備しました。ところが振付の踊りを踊るには、もっと酔っぱらっていなければならない状況だったので、振付どおりには踊らずにただ、思いのままに踊るしかなかったんです。その時、営業3チームの俳優がそのシーンを作り出そうとするチームワークは最高でした。―営業3課が本当に心に残りました。グレを演じたシワン(ZE:A) さん、キム代理を演じたキム・デミョンさんとのご共演はいかがでしたか? 3人のシーンもとても多かったですが、撮影の合間の現場の様子もお聞かせ下さい。イ・ソンミン:いつも一緒に控え室にいました。いつも一緒にご飯を食べて、コーヒーを飲んで、一緒に寝て。自分の撮影がなければ、撮影がある俳優に応援メッセージを送ったりと、あまりにも愛らしいチームだった。最近も時々連絡する。そのチームワークが懐かしいです。―印象に残っているシーンやエピソードはありますか?イ・ソンミン:劇中グレが屋上でオ次長のクリスマスカードを広げて、そのハガキが飛んで行く場面はドラマ「ミセン」の最高の名場面だと思います。「これ以上ないほどに良くやった YES!」という文章が印象深いですね。そして、ヨルダンでの撮影が記憶に残っています。とても美しくて機会があれば必ずもう一度行ってみたいと思います。―本作には多くの名セリフが登場しますね。イ・ソンミンさんの中で印象に残っているセリフがあれば教えて下さい。イ・ソンミン:多くの名セリフがあります。先ほど話したオ次長がグレに送ったハガキのシーンもそうですし、オ次長とグレが屋上で話した「囲碁にはこのような言葉がある。ミセン、ワンセン 我々はまだミセンだ」このセリフは心に残っています。―本作品は、韓国で社会現象になりましたね。放送中は居酒屋では絶えずこのドラマについて話し、電車の中では多くの人が動画を見ていたと聞いています。イ・ソンミンさんのご友人やご家族のドラマに対する感想や反応はいかがでしたか?イ・ソンミン:もの凄い反響でした。同じアパートの住民たちもそうでしたし、アパートに住む子供たちも私を見ればオ次長、オ課長って呼んだぐらいですから。ヨルダンで会ったある企業駐在員の家族は、原作の「未生」の話をしながら自分の夫の話のようだと。ドラマをよく作ってくれと言われたこともあります。―イ・ソンミンさんにとってこのドラマ「ミセン-未生-」は、俳優としてどのような位置付となった作品ですか?イ・ソンミン:良い作品に出演できたという光栄と良い人々に出会って良い縁を結ぶことが出来たという点です。そして私の代表作として語ることができる程の完成度がある作品だと思います。(私の演技でなく作品だけ)―イ・ソンミンさんは演技派と評されていますが、日本で注目している演技派俳優はいますか?イ・ソンミン:日本の俳優を多くは知らないのですが、北野武さん竹中直人さんを尊敬しています。―イ・ソンミンさんが実際に会社員になっていたら、今頃どんな仕事をしていると思いますか?イ・ソンミン:そうですね多分課長程度で退職後に何をするのか深く考えて、娘が大学卒業する時まで耐えてみようと自分をなだめているのではないでしょうか?(笑)―今回、会社員の視聴者からもかなり反響を得ていましたが、ドラマで会社員を経験して視聴者の方に伝えたいメッセージ、アドバイスはありますか? 会社員として、うまくやっていくコツは何だと思いますか?イ・ソンミン:私は俳優であり、会社員を演じただけの事。どのように彼らにアドバイスをしてあげられるだろうか? ただ、彼らが凄く見えるだけです。ただ、私の立場から、彼らに言ってあげられる事があったら、まあ俳優という職業も手ごわいストレスを受ける職業であるという点です。そして、常に私たちも、私たちの将来について不安で生きているという点と、俳優もだたの職業という点です。―ドラマの中であったような会社員が日々抱えるストレスや悩みは、イ・ソンミンさんもありますか? ある場合のストレス解消法があれば教えて下さい。イ・ソンミン:俳優も多分ストレスが多いです。私もやはりそうなのですが、特別な事は無く、よく休むのが解消法ですね。人に会って、お酒は飲めないのですが、飲み会でおしゃべりします。俳優もその日撮影が終わって時間があれば、必ず一杯飲んで帰って寝るもんです。そして私もなかなか難しいのですが、旅行は必ず行ってみたいです。―ドラマで後輩社員の面倒を見る様子が描かれていましたが、実際俳優として後輩の面倒を見たり、アドバイスをすることはありますか? 何かエピソードがあれば教えて下さい。イ・ソンミン:私はオ・サンシクみたにはできません。私が知っている事はたいして無いですから。ただ、「ミセン-未生-」を撮影している最中は、恐れ多くも私が中心ならなければならない撮影現場だったので、何かをする必要がありました。だから俳優たち同士でも一緒にご飯を食べようと言いました。笑い話ですが、通常の韓国ドラマの現場はご飯を一緒に食べないで、各自で食事をする事が多いんです。「ミセン」の時は、可能な限り俳優たちがご飯を一緒に食べようと話し合って、そのようにしました。それが本当に良い思い出であり、それがチームワークを固めるささやかな方法でもあったようです。これは他のドラマの撮影時にも是非お勧めしたいですね。―これから「ミセン-未生-」を見る日本の視聴者へ作品の見どころとメッセージをお願いします。イ・ソンミン:この話は韓国の会社員と新入社員の成長過程を描く韓国情緒のドラマです。もし、日本の文化と違いがあったとしても、理解して頂いて見ればさらに面白く見ることができるでしょう。日本や韓国でも共通して共感できる話と情緒がたくさんあると思いますので、面白く鑑賞されるよう願います。「ミセン-未生-」原作:ユン・テホ「未生~ミセン」演出:キム・ウォンソク「トキメキ☆成均館スキャンダル」「モンスター~僕だけのラブスター~」/脚本:チョン・ユンジョン「アラン使道伝」キャスト:イム・シワン(ZE:A)「太陽を抱く月」「トライアングル」/カン・ソラ「ドクター異邦人」「メンドロントット(原題)」/カン・ハヌル「相続者たち」/イ・ソンミン「パスタ~恋が出来るまで~」「ミス・コリア」/ピョン・ヨハン「元カノクラブ(原題)」<DVD BOX-1>発売中価格:12,500円+税/4枚組特典映像:メイキング映像ほか予定<DVD BOX-2>発売日:2015年11月27日(金)価格:12,500円+税/4枚組特典映像:メイキング映像ほか予定<レンタルDVD>Vol.1~6 TSUTAYA先行にてレンタル中 ※以降順次※こちらの作品はTSUTAYA 先行でレンタル、〈テレビ放送版〉となります。2014年 韓国/音声:オリジナル韓国語 字幕:日本語/全20話/全2BOX原題:미생 未生/発売・販売元:エスピーオー/(C)CJ E&M Corporation,all rights reserved.公式サイト:http://www.cinemart.co.jp/misen/
「ミセン-未生-」ZE:A シワン“これ以上のドラマに再び出会うのは難しいと思えるほど得たものが多い作品”
名だたるドラマ賞を総なめにし、「ミセンシンドローム」と呼ばれる社会現象を巻き起こした大ヒットドラマ「ミセン-未生-」が現在DVD発売中、好評レンタル中だ。部下・上司・正社員・契約社員・キャリアウーマンなど、働く様々な立場の人の物語を深く描き、広く共感を呼んだ本作は、これまでの韓国ドラマの概念をくつがえされた生涯心に残る最高の作品として絶賛された。本作品で主演を務めたのは、ZE:A シワン。ソン・ガンホに「驚くべき演技力」と大絶賛されたほか、同世代のJYJ ユチョンやイ・ジュンからも俳優のライバルと指名されるほどの演技力を持つ彼が本作について語ってくれた。―チャン・グレというキャラクターを演じるうえで一番努力した点があれば教えてください。シワン:僕の経験を最大限生かすように努力しました。僕が練習生の頃、そして歌手としてデビューした直後に感じた様々な感情を、チャン・グレを演じるうえで改めて思いだし演技に反映させました。―夏から冬までと長い撮影期間でしたが、現場の雰囲気はどうでしたか?シワン:「ミセン-未生-」の撮影現場は先輩方もたくさんいらっしゃいましたが、それでも僕の心の内で思った事は「あぁ狂った人たちだ」でした。変に思われるかもしれませんが、僕が感じた初めの印象はそうでした。この作品に対しても、演技に対しても皆さん狂ったようになっていて。まさに何かに取り憑かれた様な人達。ただただこれ一つしか見えない人達だけが集まった様な、そんな雰囲気がありました。―シワンさんはどうでした? シワンさんもとり憑かれましたか?シワン:そんな雰囲気があるので自然について行くしかなかったんです。僕が狂い、取り憑かれなければならない雰囲気にいたので、より一層そうなろうと努力しました。―1番印象に残っている撮影現場でのエピソードはありますか?シワン:営業3課でのシーンも多く、営業3課のメンバーと呼吸を合わせる事がとても多かったんです。デミョン兄さんが本人の意図とは関係なくムードメーカーになっていました。夜遅くまで撮影したりする日が多くなると環境が変わる事に対して、とても素直に反応される方なんだと思います。遅い時間になると眠気がおそってくるんですが、その姿がそのまま表情に出ていて(笑) それを見たオ課長(=イ・ソンミン) が笑いを堪えられなくて笑ってしまったり。そのせいで僕たちも笑いをこらえるのに苦労した事がとても多かったんです(笑) 代表的なのは、オ次長がプレゼン発表をするシーンでそのシーンの撮影がとても遅い時間だったんですが、デミョン兄さんの眠気がちょうど来た時だったんです。自分のシーン撮影なのに、目を開けたまま眠るデミョン兄さんの姿が見えるんです(笑) そのせいで、笑いをこらえるのがとても大変でした。―撮影現場で1番辛かった事は何ですか?シワン:とにかく笑いをこらえる事ですね。営業3課の誰か一人が笑い始めたら、笑いをこらえられないんです(笑) オ次長が一番笑いを堪えられない人なんですが、オ次長が一度笑い始めたら、僕たち営業3課はしばらく撮影ができなかったですね(笑)―そんなキム・デミョンさん演じるキム代理はとてもアドリブが多かったとお伺いしましたが、どうでしたか?シワン:アドリブはたくさんされていましたね。準備もたくさんして来られますし(笑) でも、デミョン兄さんが、アドリブをたくさん織り交ぜてくれる事で脚本のまま自分の中で決め込んでいたチャン・グレというキャラクターを思いっきりゆさぶってくれたんだと思います。そのおかげで、より生き生きとした感じを作ってくれたんだと思いますとても印象に残っている事があって。休憩室の自販機のシーンがありましたよね。「僕はアメリカーノ、課長は何にしますか?」アメリカーノのボタンをピッと押して「品切れです。」これもリハーサルしながら僕も思いついてポンとアドリブを投げて。ある瞬間にこれがピッタリ合ってくるんです。現場で作られる事がほとんど大部分でした。―他にはどんな印象的な事がありましたか?シワン:キム代理との香水のやり取り(※) もそうでしたし(笑) 他に僕たちのアドリブで何があったっけ? キム代理とやった部分はほとんど台本通りに行かなかったと見ていただいて良いと思います。台本にアドリブで肉付けをしたと思ってくだされば良いです。キム代理とチャン・グレが一緒に撮ったシーンはほとんどがアドリブなんです。(※ドラマの中でキム代理がよくやるコミカルなやり取り。「新しい香水を買ったんだ」とキム代理が相手の顔の前に手首を出し、相手が香りを嗅ごうとするとそのままおでこを小突く)―シワンさんもアドリブはされましたか?シワン:たくさんアドリブしましたよ逆に台本通りにやったのはありませんでした。少なくともデミョン兄さんと一緒に撮ったシーンでは確実に(笑) デミョン兄さん自体が台本にある物を出して来ないので、それに合わせて僕が平行にやらざるをえないんです。そんな事がとてもたくさんありました。―物語の初めに登場する名場面で、オ課長とのグレのとても印象的なエレベーターでのやりとりがありますね。そのシーンの撮影エピソードはありますか?シワン:僕はあのシーンが、チャン・グレが元々持っていた性格と一番大きく相反するシーンだと思いました。チャン・グレは、自分がどんな風になろうが、社会に出て一生懸命頑張れば良いのだと思い、死ぬほど頑張らなきゃという思いを胸に抱いて社会に出た人間なんです。そんなグレが、自分が置かれた状況について誰かに鬱憤を吐き出す事自体が、彼の性格としてはとても挑戦的かつ難しい話だったと思いました。もし僕だったとしても、あの状況で話を切り出すのは難しいと思うのですがなのでグレにとっても容易くはいかないシーンだったと思います。チャン・グレが自分の本心を、しかも上司に表現する時どの程度で表したのだろうか? そのさじ加減をつかむのが、一番難しかったです。―他のインターン生のミスに勘違いからチャン・グレが怒られてしまい、その後誤解に気が付いたオ課長が「うちの子が怒られたじゃないか!」と憤るシーンがありましたね。社会に馴染めないグレにとって分岐点となる大切なシーンでしたが、撮影する際はどうでしたか?シワン:オ課長が<ウリエ(うちの子)>という言葉を使うんですよね、グレに。その単語はグレにとってとても大きく感じられざる単語なんです。一人だと思いこんでたけれど、<ウリエ(うちの子)>と言う単語を使ってくださって自分が生きなければならない理由、この会社にずっと通わなければならない理由、一生懸命生きれる理由、そのような機会になったのだと思います。なのでその言葉がグレにとってとても大きくて重要な単語でありなので、<ウリ(私たち)>という言葉をしばしば使いましたし、<ウリ>と言う台詞もしばしば登場したのだと思います。―入社試験でのプレゼンシーンも忘れてはならない名場面の一つですが、以前インタビューで撮る前の緊張感など、とても辛かったとお聞きしました。シワン:プレゼンは、ハン・ソンニュルを演じたヨハン兄さんと僕で本当に沢山準備をしました。ドラマの序盤でしたし台詞もとても長くてしかも専門用語も多かったですし。思い出すのは、ヨハン兄さんと僕が練習室で、明け方に撮影が終わってから2人で会って台詞を合わせてみたり、覚えたりした事ですね。個人的にデミョン兄さんを捕まえて、どうしたら良いのか聞いてみたりもしましたよ。「一度やってみるから聞いて下さい」とお願いしたりも。そうしながら無事撮影できたシーンだったと思います。あのシーンについてとても挑戦的だったと思う事は、70分の放送時間のうち、40分がプレゼンのエピソードだったんです。普通のドラマだったらプレゼンは、こんな風だった! それで結果はこうなりました! って省略して見せてしまうと思うのですが、準備する過程からプレゼンする過程まで全て映しましたよね。ドラマとして考えても、とても大きな挑戦をしたと思いましたし、画期的だったと思います。―プレゼンシーンが視聴者を感動させた理由は何だと思いますか?シワン:普通に僕が持って行ったキーポイントは真実性だったと思います。あのグレのプレゼンを見直した時、マニュアル的に見てグレのプレゼンは認めてもらえないプレゼンなんです。ですが彼が認めてもらえたのは、グレの持つ唯一の長所が真実性なんだと思われます。きっとあのシーンが皆さんに喜ばれたのは、そこだけにフォーカスしたからだと思います。―自分を庇ってくれる母親への負い目を感じているグレが、母の本当の想いを知り「僕は母の誇りだ!」と自信を取り戻すシーンは放送時、多くの視聴者から共感を得たと評判でした。あのシーンは、どの様に撮影に臨まれましたか?シワン:僕とグレが共感しあえる部分がたくさんあったシーンでした。僕は、家ではいつも母にとって常に良い子でまっすぐな子だったんです。そんな僕のことを母親が、他の母親たちや保育園に行った時にとても自慢する人だったんです。僕が、幼いにもかかわらずその話を聞いた時恥ずかしくなるくらいに(笑) 撮影する時に、そんな思い出をオーバーラップしながら演じました。誰でも、家族にとってはどんな子供でも大切だとよく言いますよね。そんなところに、僕だけではなく視聴者のみなさんにも共感していただけたようです。―物語の後半の名場面のひとつに、グレが、グレを敵視するチャン・ベッキと市場でお酒を飲みながら靴下やパンツを売るエピソードがありますが、演技に没入する為に本当にお酒を飲んで演技したと聞きました。シワン:本当にお酒を飲みながら撮影しました。監督が先に提案なさったんです。「酒を飲んでやってみようか?」と。(チャン・ベッキを演じた) ハヌルや僕は酒好きなので(笑)―オ課長から贈られるクリスマスカードのシーンもとても感動的でしたが、その時の撮影現場の様子を教えてください。シワン:あのシーンは、過ぎ去った様々な事が走馬灯の様に全部よみがえってくる感じをうけました。そして今までしてきた仕事が決して無駄ではなかったという思いを感じていました。疎外され、一生懸命努力しても誰も認めてくれなくて、この社会で必要の無い人間に思えて来たけれど、振り返ってみたら結局はその過程が無駄ではなかったと感じました。その上ナレーションがまた良かったんです。―「ミセン-未生-」の象徴的なシーンで、屋上でオ課長がグレに未生と完生と囲碁用語を使って「おれたちはまだ未生(弱い石) だ」と話をするシーン(4話) がありますね。演じていてどのように感じましたか。シワン:成功に向かって、もう一つの扉を開いた様な感じ。キム代理がグレに話していた言葉だったと思いますが(「俺たちは成功とか失敗ではなく、死ぬまで扉を開け続けていくんだと思う」) 終わりの無い扉をずっと開いて行くだけの過程のようにも思えますし。完生と言う単語は、存在するのが容易ではない単語だと思います。―「ミセン-未生-」ではナレーションもとても素晴らしく心に残るものが多くありました。どんなナレーションが一番印象に残っていますか?シワン:クリスマスカードを屋上で読むシーンで出てくる「ずっと酔っていよう」が最高だったと思います。そのシーンの歌や言葉が上手く調和していて、とても素晴らしいシーンができたと思います。結論から簡単にあの言葉の要点を言うのなら、「常に酔いしれなければならない」と言う事なんですけれど。ただそれが「僕にとって何に酔えば良いのか?」と言う疑問を投げたようにも考えられますし、酔っていなければならないと言う事は「常にためらわずに、緊張し、何かに向かって進んでいく為に途切れる事なく自身を鞭打たなければならない」というメッセージにも取れます。いろいろと含まれた言葉なので、僕にとってたくさん考える事の出来たシーンだったと思います。―グレにとってオ課長が人生のメンターとなっていきますが、特にそう思えるシーンはどこだと思いますか?シワン:そう思えるようなシーンはドラマを通じたくさんありましたが、その中でも特に印象に残っているのは、物語の後半の回で、オ課長がグレを正社員にするため無理をするのを、グレが止めようと「どうか正当で無いと判断できる仕事をなさらないで下さい」とお願いをするんです。屋上でしぶとくお願するんです。「僕の為と思ってなさるのならどうかやめて下さい」と。オ課長がグレをどれくらい大切に思っているのかを知っているので、グレが絶対に話さなければならない、そんなシーンだったと思います。そのシーンが端的にでる場面ではないかと思います。―未生を大いに導いたんですね?シワン:どうしても未生に関する話しを簡単に見つけられるのでわざわざ努力しなくても容易く未生に関する記事や、話しに接する事が出来るので未生の中にいるけれど、外から沢山理解してもらえるのでそのおかげで、沢山感じられるんです。未生でいる事が。―1人、気の合うパートナーがいるとしたら誰ですか?シワン:1人、ということではなく、全体的に呼吸がよく合ったと思います。全体的にそんな意思も多かったですし。みんな、お互いの呼吸を感じようとする努力を沢山したのだと思います。なので、その雰囲気の中で僕も自然について行きました。呼吸は本当に良く合いましたね。―チャン・グレの役を演じながら、自分自身に何か変化はありましたか?シワン:頭ではなく、まずは心で近づいて行こうとする努力をする様になりました。僕の元々持つ性格と、チャン・グレと唯一違う部分は、僕は理性が先に来るタイプなので、感情よりも理性でまず動いてしまうんです。けれどもチャン・グレは仕事に関して、もちろん実力は足りませんが、人の心を動かす感性的な部分があるんです。チャン・グレは理性より感性が先にでてくるタイプなので、その部分をまねる為に演じる時もそうですが、理性より感性を先に出せる様にたくさん努力しました。また、そんな人生を生きてみるのが、いま以外にこんな機会があるのだろう?とたくさん考えもしました。ひたすら心だけで動く、そんな人になる為に努力しました。―アン・ヨンイとハ先生の中で個人的にタイプは?シワン:(アン・ヨンイを演じた) ソラは、現実にはいない仮想の人物を、僕自身の目で実際に見ている感じがしました。あんなにキレイで完璧な人が、ミスも抜けもなく完璧にしてくるし、誰が見ても感嘆するほど外国語にも長けていて、演技も上手だし、自己管理も徹底する人だし。なので現実に実在しない仮想の人物を見ている感じがします。ハ先生イ・ジュウォンさんも共演した時間はそこまで長くありませんでしたが、あの方はソウル大学出身というくらい過去の経歴もまじめですし、キレイですし。お二人とも異性としては完璧にOKです(笑)―記憶に残っている名場面、名台詞はありますか?シワン:「ミセン」ではとても多かったです。1つ2つしか無かったならすぐに選ぶ事が出来るんですが、本当たくさんあるので。何を選べば良いのかとても難しいです。今思い出せるのは、キム代理が僕にした話もそうですし、「おれたちは成功とか失敗ではなく、死ぬまで扉を開け続けていくんだと思う。」という言葉。人生は最後にたどり付くまで終わりでは無いという話なんだと思います。胸が痛かった台詞で覚えているのは、オ課長の友達ビョン・ヨンチョルを接待するシーンの台詞ですね。友達であるビョン・ヨンチョルがオ課長に「僕は自分が酒を飲みたい時に飲むが、お前は人が飲みたい時に飲むよな」と言った時、とても胸が痛かったです。幼い頃、酔っぱらって帰ってくる父をあまり良く思っていませんでした。ですがこの台詞を聞いてから「あの時、うちの父親はどうだったんだろう?」と考えてしまいます。あと、オ課長の先輩の台詞の「会社は戦場だが、外は地獄だ」ですね。いま自分が置かれた状況が悪いと思ったけれど、この巣を出た瞬間さらに地獄が待っていると言う事じゃないですか! その言葉が「現実を認め満足し生きなければならない」と言うメッセージになるとも思います。ほかにも本当に思い出の様な言葉がとてもたくさんありましたね。―人間チャン・グレを一番良く説明出来るワンシーンを上げられますか?シワン:一番グレらしいと思った部分は1話の塩辛のシーンですね。塩辛のシーンは完全に屈辱をうけて、その上インターンの仲間にもからかわれて裏切られ、結局は一人取り残されてしましたよね。それにもかかわらず顔に出さない。胸の内はメラメラと怒っていても。その直後、オ課長とほかのインターン生に会って。グレは、顔を赤らめたり怒ったりする代わりに「今日、僕が出来なかった課題を戻ってやります」と言って振り返り、自身の心を強く固める姿がとてもチャン・グレらしいと思いました。「必ずやってみせるぞ!」と誓い実際にやろうとする姿が、出来ない事でもやってみせようと最後まで努力する姿が、チャン・グレの姿をちゃんと表現してくれる様に思いました。―ドラマの中ではたくさんの食事シーンも出てきましたが、シワンさんはホルモン店、鶏肉店、など何がお好みですか?シワン:お腹を満たす時は鶏肉(タッカルビ) ですね。ご飯と食べる時はタッカルビで酒を飲む時はホルモンです。―1番好きな食べ物は何ですか?シワン:なんでもよく食べます。僕は偏食はしません。ヨルダンに行っても食べ物のせいで辛かった事も全くありませんでしたし、むしろその食べ物が恋しくてヨルダン食、中東食のレストランに一度行こうとオ課長と既に約束もしてます。―アンマン旧市街地での追撃シーンやペトラ、ワディム砂漠でもシーンも出てきますね。海外での撮影エピソードをお願いします。シワン:もう走る事しかしませんでしたよ。何日も走りましたし、1年分の運動をそこで全部したんじゃないかと思うほど走りました。その上、ピッタリしたスーツを着てジャンプしたり無理もしました。アンマンの旧市街地では、とにかくずーっと追撃ばかりしていたように思います。それからペトラでも勿論撮影でしたが、撮影よりもっと敬意を払う風景を見ました。そこは自然の偉大さを感じる事の出来た場所でした。ペトラ砂漠はやはり生涯行けるかどうか分からない慣れない土地で不思議な体験をした気がしますね。―ペトラ砂漠のシーンでは、オ次長が印象的なセリフがありますね。シワン:道についてお話されましたね。ペトラで道についてお話になったんですが、そこで派生したのが1話で出た「道とは歩むものではなく、前に進むためにある」ですね。「道は定まった物ではなく、結局自分で作り、作り終えて振り返った時それが道なのだ」と言う意味です。その意味がペトラという場所でより表現できました。ワディム砂漠は、結局最後まで追撃したソ・ジンサンを捕まえた場所ですし、ヨルダンで初めてオ課長に再会した場所です。―ヨルダンでの車の衝突シーンありますよね? アクションはとても迫力があって、街の人混みもリアルでした。その時の緊張感など感想をお願いします。シワン:僕たちはそこでは外国人なので、外国でそんな撮影をして、もしかしたら穏やかでいられないとも思いますが、それにもかかわらず多くの面で協力して下さって撮影できたシーンでした。車の衝突シーンは現地のスタントマンに協力してもらい撮影しましたし。他にも印象的だったのが、グレが倒れるシーンで見学していた方が心配して走って来て下さったんです。それが原因でNGになるところでした(笑) 幸いNGにはなりませんでしたが、それくらいに純粋で情に厚い方たちでした。僕が血を流してる様にメイクをして撮影したときも、アラビア語だったので詳しくは分かりませんがニュアンス的に、「君、大丈夫か? 血が出てるから治療しなければいけないぞ! 一旦うちの店に入って来いよ! 治療しなきゃだめだよ!」ってお店に連れて入ろうとするんです。「大丈夫です」と言ったら自分の家族を呼んできて「叔父さん、この人が怪我したんだけど治療していないんだ、俺が見るには大怪我なんだ。誰かに斧みたいので叩かれたみたいなんだ!」と話していて。そのくらいに情に厚い方たちでした。―撮影が終った時、どんな気持ちでしたが?シワン:チャン・グレとして生きて来た数ヶ月をもう整理する時が来たな~と。撮影が終わる少し前から見送る準備をしていました。僕とチャン・グレを切り離す準備を。―「ミセン-未生-」に出演して得た物と失った物はありますか?シワン:失った物はありません。得た物は数知れず多いです。チャン・グレとして生きる機会を得ましたし、この素晴らしい作品で素晴らしいスタッフの皆さんや素晴らしい俳優陣と共に演じる機会を得ました。得た物はこの上なく多いと思います。―撮影を通じてスーツ姿には慣れましたか?シワン:僕はスーツよりスーツは本当にたくさん着ましたが。お父さんスーツの方が一番愛着がわきます。お父さんスーツが一番チャン・グレらしいと思うんです。なので、お父さんスーツを脱いだ時、あまりにも早く脱いでしまった様で残念な気持ちでいっぱいでした。―撮影も終え、チャン・グレから離れ今後も俳優イム・シワンとして活躍されると思いますが、今どんな心境ですか?シワン:僕がこの撮影をしながら一番多く感じた事は、僕は今まで自分がチャン・グレだったので共感を得られたのだと思っていました。でも重要なポイントは、僕がチャン・グレだったからではなく、チャン・グレを見てらっしゃった皆さんがチャン・グレだったからだと気が付きました。だから、共感を得られたのだと。なので、僕はチャン・グレを演じた人間であり、これからは現実の中でチャン・グレである方を応援する人間になるんだと思います。恐れ多くも「僕がチャン・グレだった」ということも、実際にチャン・グレである方にとても申し訳ない話なのだと思います。―シワンさんにとって一言で「ミセン-未生-」とは何でしょうか?シワン:「ミセン(未生)」は完生である。再び出会うのは難しい作品。―俳優イム・シワンがチャン・グレに一言いうなら?シワン:僕が演じて来たチャン・グレの生き方が決して正解だとは言えません。ですがチャン・グレの、自分が生きる理由を猛烈に探して行く姿が一方では感心に思い、一方では不憫にも感じて。なので抱きしめてあげたい人だと思います。もしチャン・グレに会えたなら、一度抱きしめてあげたい気持ちが大きいです。―「ミセン-未生-」をご覧になる皆さんに一言お願いします。シワン:「ミセン」に感心を持って下さった皆さんに、本当に感謝の言葉をお伝えしたいです。あと、現実のチャン・グレさんたちに申し上げたいです。これ以上苦しまないで、と言いたいのですが。それより、この「ミセン-未生-」を通して言いたい重要な事は、あなただけが辛いのではなく、大多数の方がそんな苦しみを持っているんです。だから僕たちはお互い抱きあいながら、お互いの為に一生懸命生きていけたらと思います。お互いファイト!「ミセン-未生-」原作:ユン・テホ「未生~ミセン」演出:キム・ウォンソク「トキメキ☆成均館スキャンダル」「モンスター~僕だけのラブスター~」/脚本:チョン・ユンジョン「アラン使道伝」キャスト:イム・シワン(ZE:A)「太陽を抱く月」「トライアングル」/カン・ソラ「ドクター異邦人」「メンドロントット(原題)」/カン・ハヌル「相続者たち」/イ・ソンミン「パスタ~恋が出来るまで~」「ミス・コリア」/ピョン・ヨハン「元カノクラブ(原題)」<DVD BOX-1>発売日:2015年10月28日(水)価格:12,500円+税/4枚組特典映像:メイキング映像ほか予定<DVD BOX-2>発売日:2015年11月27日(金)価格:12,500円+税/4枚組特典映像:メイキング映像ほか予定<レンタルDVD>2015年11月3日(火)TSUTAYA先行スタート!※こちらの作品はTSUTAYA 先行でレンタル、〈テレビ放送版〉となります。2014年 韓国/音声:オリジナル韓国語 字幕:日本語/全20話/全2BOX原題:미생 未生/発売・販売元:エスピーオー/(C)CJ E&M Corporation,all rights reserved.公式サイト:http://www.cinemart.co.jp/misen