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「啓示」リュ・ジュンヨル“Netflixでの1位は全く予想できなかった…好評に感謝”

Newsen
写真=Netflix
俳優リュ・ジュンヨルが映画「啓示」に出演した感想を明かした。

リュ・ジュンヨルは最近、ソウル中(チュン)区某所でNewsenに会い、Netflix映画「啓示」に関するインタビューを行った。

「啓示」は、失踪事件の犯人を断罪することが神の啓示だと信じる牧師と、死んだ家族の幻影に苦しむ失踪事件の担当刑事が、それぞれ信じるものを追いかけることで繰り広げられる物語を描く。

ヨン・サンホ監督と作家チェ・ギュソクがNetflix「地獄が呼んでいる」シリーズに続いてもう一度タッグを組み、映画「ROMA/ローマ」「ゼロ・グラビティ」などを演出した巨匠アルフォンソ・キュアロン監督がエグゼクティブプロデューサーとして参加した。

リュ・ジュンヨルは神の啓示を目撃した牧師のソン・ミンチャン役を演じ、シン・ヒョンビンが亡くなった家族の幻影に苦しむ刑事イ・ヨニ役を、シン・ミンジェが失踪事件の容疑者として疑われる前科者クォン・ヤンレ役を熱演した。

「啓示」は、Netflixが発表したグローバルTOP10(非英語部門)映画の1位となり、話題性を証明した。リュ・ジュンヨルは「インタビューに来る時に聞きました。とても感謝しています。確かに映画館で公開するより、フィードバックが早いです。友達が普通映画館で公開されると『来週観るよ』と言うことが多いですが、今回はすぐに視聴できるのでとても感謝していますし、嬉しいです」と感想を明かした。

海外での人気を予想したのかを聞くと、リュ・ジュンヨルは「全くできませんでした」とし、「僕だけでなく、先輩や監督も撮っている時は予想できません。もちろん、冗談で言うこともありますが、冗談すら言わない場合がほとんどです。まだヨン・サンホ監督や俳優たちと喜びを分かち合うことはできていません」と伝えた。

そして「僕がこの作品を選んだ理由でもありますが、共感できる部分があるため楽しんでもらえたのだと思います。この作品は宗教的な話ではなく、人間が信じることに関する物語です。自分の信念や、信じることについて十分共感できる物語を娯楽的に表現し、後半では哲学的にも表現するため、両方の面で多くの方に喜んでもらえたのだと思います」とつけ加えた。

シナリオを初めて見た時は、どのように感じたのだろうか。彼は「本来、人間が何を信じて、何を考えているのかに興味がありました。個人的に人間の内面を覗き込むことに興味が多く、これまで出演した作品でもそのような部分を描くものが多かったです。これからもそのような話をやりたいと思います」と伝えた。

リュ・ジュンヨルは「今も多くの方がフェイクニュースなどについて検証し、確認できる機会が多くないため、事実のように受け入れてしまいます。ですが、自分が何を信じてそれを受け入れたのかを考えてみる過程が必要だと思います。ソン・ミンチャンという人物そのものが善悪というよりは、“この人が何を信じているのか”という部分が重要でした。それをどう判断するかは視聴者に任せられるところです」と打ち明けた。

ソン・ミンチャンは、前半で善人のように表現されるが、啓示だと信じた瞬間から大きく変化する。演技において多くの面を見せられるキャラクターについて、「まず、落差が大きい演技を見せようとデザインしました。原作ではそのようなキャラクターではなく、典型的な欲望に満ちた貪欲な牧師です。外見的にもオールバックでメガネをかけ、鋭いイメージです。そういった部分がウェブ漫画では直感的で面白く見られる要素ですが、映画では、“変化する過程があった方が、観客が共感し、集中できるのではないか”と思いました」と明かした。

続いて「啓示に集中してある選択をする人物が魅力的だと思いました。そのため、より善と悪を区分できないため、デザインする時に面白かったです。“見せてやる”という気持ちはなかったのですが、演技を楽しくやりたいと思いました。個人的に感情を表すことに拒否感を持っている俳優なのですが、ヨン・サンホ監督のスタイルと、僕がやろうとしていた部分がぴったりと合いました。監督はアニメーションをやっていた方なので、直感的あ表現を好む部分がありました。ディレクションする時も、自分で直接見せることもありますが、僕がこの作品で追求しようとしていた部分とよく合っていました。従来と違う演技をしたため、確かに演技的に渇きが解消された部分があります。いまだに自分でも疑っているが、“このような部分は視聴者が好むんだ”というのが分かりました」と話した。

実際、教会に通うリュ・ジュンヨルは、牧師からアドバイスを受けた部分はあるかと聞くと、「牧師の中で、何名かご覧になっているのですが、まだ返事がなくて不安な瞬間です」と話し、笑いを誘った。祈祷のシーンについては「祈祷は台本にあるものでしたが、正確なトーンで演じるため、牧師の方に録音をお願いしました。リアルなトーンが興味深く、使わせてもらった部分があります」と説明した。
元記事配信日時 : 
記者 : 
チャン・イェソル

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