キム・ジェウク、中山美穂さんとの時間を振り返る「楽しくて、安心させてくれた方」

昨年12月の急逝のニュースに多くのファンが悲しみに暮れた中山美穂さんの主演映画である本作は、遺伝性アルツハイマー病を宣告され、自らの余命を知る女流作家が、最後に自分の尊厳を守りながら、残る人たちに美しい記憶を残そうと静かに行動した究極の人生最終章を描いた物語。
この日は、東京国際フォーラムにて中山さんのお別れ会が執り行われたが、キム・ジェウク、チョン・ジェウン監督らはお別れ会に出席したのち、舞台挨拶に駆けつけた。




最後に、映画撮影時の思い出を尋ねられたジェウクは「何を言えばいいのか、難しいですね……」と思案しつつ「中山さんは楽しくて、安心させてくれた方でした。一緒に楽屋でお弁当を食べたりしながら、作品以外のこともちょこちょこ話をして、一緒に時間を過ごしていた記憶が浮かびますね」と振り返り、静かに舞台挨拶は幕を閉じた。
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『蝶の眠り』スペシャル舞台挨拶付き上映
日時・場所:4月22日(火)17:30の回・上映後
会場:アップリンク吉祥寺・スクリーン3
登壇ゲスト:チョン・ジェウン(監督・脚本)キム・ジェウク(俳優)イ・ウンギョン(プロデューサー)
■作品情報
「蝶の眠り」
5月23日(金)アップリンク吉祥寺ほか全国公開
出演:中山美穂 キム・ジェウク/石橋杏奈 勝村政信 菅田 俊 眞島秀和 澁谷麻美/永瀬正敏
監督・脚本・原案:チョン・ジェウン
2017年/日韓合作映画/日本語/111分/5.1ch/DCP ©2017 SIGLO, KING RECORDS, ZOA FILMS
【STORY】
50代でありながらも美しく、若い読者にも根強いファンを持つ、売れっ子の女流小説家・松村涼子(中山美穂)。作家として成功し、満ち足りた生活を送る涼子だったが、遺伝性のアルツハイマーに侵されていることを知り、人生の終焉に向き合うことを余儀なくされる。“魂の死”を迎える前に、小説を書く以外に何かをやり遂げようと、大学で講師を務め始めた涼子。ある日、大学近くの居酒屋で、韓国人の留学生チャネ(キム・ジェウク)と出会い、ひょんなことから涼子の執筆活動を手伝うことになる。作業を進めるうち、現実と小説の世界は混沌として交差して行き、二人も徐々に惹かれあっていくのだった。しかしアルツハイマーは容赦なく進行していく。愛と不安と苛立ちの中、涼子はチャネとの関係を精算しようと決意するのだが、その思いはチャネには受け入れがたく、二人の気持ちはすれ違っていく……。
■関連リンク
・『蝶の眠り』公式サイト
・『蝶の眠り』予告映像
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- Kstyle編集部
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