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蝶の眠り

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  • 【PHOTO】キム・ジェウク、映画「蝶の眠り」マスコミ向け試写会に出席…魅力溢れる眼差し

    【PHOTO】キム・ジェウク、映画「蝶の眠り」マスコミ向け試写会に出席…魅力溢れる眼差し

    28日午後、ソウル龍山区(ヨンサング)漢江路(ハンガンノ)龍山(ヨンサン)IPARK MALL龍山CGVで開かれた映画「蝶の眠り」のマスコミ向け試写会にキム・ジェウク、チョン・ジェウン監督が出席した。映画「蝶の眠り」は日本小説に魅了され、無謀にも日本留学を敢行した作家志望のソ・チャンヘとベストセラー作家リョウコとのラブストーリーを描いた作品だ。中山美穂、キム・ジェウクなどが出演し、韓国では9月5日に公開される。・キム・ジェウク『蝶の眠り』で中山美穂と共演全編日本語の台詞も「僕にとっては日本語がファースト・ランゲージ」・【REPORT】映画『蝶の眠り』初日舞台挨拶に中山美穂、キム・ジェウク、チョン・ジェウン監督が登壇!音楽監督を務めた新垣隆のピアノ演奏も

    10Asia
  • 【REPORT】映画『蝶の眠り』初日舞台挨拶に中山美穂、キム・ジェウク、チョン・ジェウン監督が登壇!音楽監督を務めた新垣隆のピアノ演奏も

    【REPORT】映画『蝶の眠り』初日舞台挨拶に中山美穂、キム・ジェウク、チョン・ジェウン監督が登壇!音楽監督を務めた新垣隆のピアノ演奏も

    自分の余命がいくばくもないことを知り、最後の作品執筆を決意する女流作家の涼子(中山美穂)と、作家志望の韓国人留学生チャネ(キム・ジェウク)の美しくも切ない出会いと別れを描いた映画『蝶の眠り』。5月12日より全国公開がスタートした本作の初日舞台挨拶に、主演の中山美穂、キム・ジェウク、チョン・ジェウン監督、そして初めて映画の音楽監督を務めた新垣隆が登壇した。全員がステージに登場すると、客席からは自然と大きな拍手がわき、その拍手の大きさに主演を務めた中山美穂も思わずホッとした表情をこぼした。「(大きな拍手に)ありがとうございます。うれしいですね。今日は本当に観に来てくださってありがとうございます。撮影は2年ほど前になるんですけど、そこからやっと公開になりまして、皆さんにご覧いただける日を楽しみにしていました。先ほどのあたたかい拍手を聞いて安心しました。この映画はご覧になられたとおり、本当に素敵な作品になっていますので、何回でも観てください。いろんな方に広めてください!」と、時おり声を詰まらせながら挨拶した。中山美穂の相手役を務めたキム・ジェウクは、「韓国ではない劇場、他の国で自分の作品が公開されるというのがすごく不思議な気持ちです。特に日本は僕が子供の頃に暮らしていたことのある特別な国なので、なんとも言えない感情です」と、日本での公開に嬉しさをにじませていた。 「共演は初めてだったんですけど、初めてじゃないような」――中山さんは5年ぶりの映画主演、そしてキム・ジェウクさんとは初共演ですが、いかがでしたか?中山美穂:共演は初めてだったんですけど、初めてじゃないような。(映画の)内容が病気を扱っていたりとか、すれ違いだったりとか、悲しい要素を含んではいるんですけど、それらを静かに流れるように演出なさっていたので、できあがったものを観てから、この作品に出会えてよかったなって思いました。――キム・ジェウクさんは中山美穂さんは実在するのかと思っていたことがあるそうですが、実際にお会いになっていかがでしたか?キム・ジェウク:子どもの頃、テレビや映画で観ていた俳優さんと共演することは何度か経験していて、僕もこういう仕事を十数年やってきているので、もうあんまりドキドキしたり不思議に思ったりすることはなくなってきてたんですけど、やっぱり中山美穂さんは特別でした。特に韓国では『Love Letter』という映画は誰もが知っている作品なので、そこに出演していた中山美穂さんと僕が映画を撮るんだっていうことがなかなか実感できなくて。最初に会った時の印象は、たぶん死ぬまで忘れないと思いますね。撮影をしながらも、現場ではチャネと涼子としてのキャラクター+自分の気持ちがまざっていたと思うんですけど、終わってから映画を観たら、「俺って本当に中山美穂さんと映画を撮ったんだ」って、その時に初めて実感が湧きました(笑)。本当に光栄でした。 ――最初の出会いはどうでした?中山美穂:最初にお会いしたのは衣装合わせの時でした。パッと振り返ったら彼がいて、本当に脚本のイメージどおりだったので、ガン見したらしいです(笑)。キム・ジェウク:その瞬間、空気が止まったみたいな感じでしたね。目が本当に大きい女優さんが僕をじーっと見ていて、その間、僕は何も言えず。けっこう短い時間だったと思うんですよ、長くて2秒くらいだったと思うんですけど、僕にはそれがすごく長く感じられて。そのまま何も言わずじっと見つめられて、しばらくして「オッケー!」みたいな顔になって(笑)。「チャネだ!」っていう表情をしてもらえたので、よかったです。――お2人は恋愛を超えたところで支え合うカップルだったと思うのですが、実際に2人を演出してどうでしたか?チョン・ジェウン監督:衣装合わせの時に初めて2人が一緒の場に立ち会いました。その前にもそれぞれとは顔を合わせていたのですが、初めて2人が揃って立っている姿を見て、あまりにも化学反応がよかったので、この調和は一体誰が考え出したんだろう? と思って、自分で自分を褒めたくなりました(笑)。私がこの映画で描きたかった感情に到達することができるだろうという確信が持ててうれしくなりましたね。この作品を撮りながら、映画についていろんな話をする時間が持てたというのも、とても楽しい経験でした。 「この映画を撮りながら、もっと日本語がうまくなったと思います」――キム・ジェウクさんの日本語がとても自然ですが、日本語の演技はどうでした?キム・ジェウク:まず韓国語の台詞が1つしかなくて、ほぼ日本語での演技でした。しかも小説的な単語や文章が多くて、あんまり僕が普段使うような単語ではなかったので、イントネーションとか使い方とかニュアンスとかはかなり勉強しました。現場で共演者の方に教えていただいたりして。この映画を撮りながら、もっと日本語がうまくなったと思います。韓国人留学生の役だったので、韓国人が話す日本語というものを強調すべきかどうかという点は悩みましたが、監督と話して、できるだけうまい日本語で話したほうがいいんじゃないかということになりました。また日本語で演技をする機会があれば、今以上にうまい日本語がしゃべれると思います(笑)。中山美穂:本当に日本語がお上手で、しかも心地いい喋り方をされるので、そのままで全然いいんじゃないかと思いましたけど。(キム・ジェウクを見ながら)「庭師」が言えなかったんだよね?(笑)キム・ジェウク:思い出しました(照)。毎回聞いてましたね。初めて聞いた単語だったので、なかなか覚えられなくて。他にももっとあったんですけど、忘れちゃいました。 ――撮影中に日本のお弁当に飽きてしまって、「こりごり」という単語がお気に入りになったという話も聞きました(笑)。キム・ジェウク:韓国の撮影現場と違って、日本は3食全部お弁当が普通なんですね。いつも肉と魚の2種類があるんですけど、辛いものがひとつもなくて。それが辛いもの好きの僕としてはしんどくて。途中から唐辛子だけ買ってきてもらって、唐辛子をかじりながらご飯を食べていました(笑)。 韓国での公開が決定!「ぜひ韓国の舞台挨拶に来ていただきたい」――新垣さんは初の長編映画の音楽監督を務められました。音楽を作る上で心がけたことは?新垣隆:お2人の出会いから別れまでのいろいろなやりとりを音楽で気持ちを増幅するということではなく、2人の感情に寄り添うような音楽でありたいなと思って作りました。――ここでうれしいお知らせがあります。韓国での公開が9月に決定しました!チョン・ジェウン監督:韓国の監督としてこの映画を作って、まず日本で公開になり、その後韓国で公開されるということは今回初めての経験でした。日本での反応がよければおそらく韓国でもいい反応を得られるだろうと思うので、ぜひ皆さんよろしくお願いします。中山美穂:20年前に『Love Letter』という作品に出ましたが、今回監督にオファーをいただいた時に『Love Letter』がとても好きだとおっしゃっていて、その流れでこの作品は生まれたので、また韓国でたくさんの方に観ていただけたらうれしいと思っています。キム・ジェウク:僕が今ここにいるように、中山さんにもぜひ韓国の舞台挨拶に来ていただきたいですね。 劇中 飼い犬ととして登場したトンボがサプライズ登場!質疑応答が終わり、フォトセッションがはじまる直前、サプライズとして劇中に涼子の飼い犬として出演しているトンボ(犬)がおめかしして登場! 劇中では涼子が必死に行方を探すトンボが会場に現れたことで、中山美穂も「どこに行ってたの、トンボ!」と声をかける一幕も。監督も「今日映画をご覧いただいた皆さんはきっとトンボはどうなったんだろうと心配していたと思うんですけど、このようにトンボは元気に暮らしています」と場内の笑いを誘った。劇中と同じく、キム・ジェウクがしっかりトンボの手綱を握るものの、トンボはうれしいのか落ち着かないのか、しきりにステージ上をウロウロ。落ち着かせるためにおやつを食べさせようとするものの、手のひらごとがぶりと噛まれて思わず「痛い痛い!」という声があがり、客席からはよりいっそう大きな笑いが起きていた。その後は、トンボをまじえてのフォトセッション。カメラマンからトンボへの「目線ください!」の指示が飛び、会場も大盛り上がりだった。最後に中山美穂が「監督があちこちに仕掛けと言うか、伏線を張っている場面がたくさんあるんですよ。観れば観るほど『こういうことだったんだ!』って気づくところがたくさんあると思うので、よければもう一度観てください」と締めくくった。途中、新垣隆氏によるピアノ生演奏もあり、これには主演の2人も感激。上映が終わったばかりでまだ作品の余韻が残る中、より映画の世界が感じられる舞台挨拶だった。ライター:尹 秀姫 / 撮影:朝岡英輔【PHOTO】キム・ジェウク、中山美穂、チョン・ジェウン監督「蝶の眠り」公開初日舞台挨拶に登場!新垣隆の生演奏も■公開情報「蝶の眠り」2018年5月12日(土)より角川シネマ新宿ほか全国ロードショー出演:中山美穂、キム・ジェウク、石橋杏奈、勝村政信、菅田俊、眞島秀和、澁谷麻美、永瀬正敏監督・脚本・原案:チョン・ジェウンストーリー・劇中小説:藤井清美企画・製作:山上徹二郎、坂本敏明、イ・ウンギョンプロデューサー:山上徹二郎、イ・ウンギョン、山口幸彦製作:シグロ、キングレコード、ZOA FILMS制作プロダクション:シグロ配給:KADOKAWA(C)2017 SIGLO, KING RECORDS, ZOA FILMS「蝶の眠り」公式サイト:http://chono-nemuri.com/■関連サイトキム・ジェウク日本公式ファンクラブ:http://www.kimjaeuck.jp

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  • 【PHOTO】キム・ジェウク、中山美穂、チョン・ジェウン監督「蝶の眠り」公開初日舞台挨拶に登場!新垣隆の生演奏も

    【PHOTO】キム・ジェウク、中山美穂、チョン・ジェウン監督「蝶の眠り」公開初日舞台挨拶に登場!新垣隆の生演奏も

    2018年5月12日から角川シネマ新宿他、全国で公開する映画「蝶の眠り」。自らの余命を知る人気女性作家・涼子(中山美穂)が韓国人留学生チャネと出会い、美しい記憶を残そうとした愛と記憶の物語で、キム・ジェウクは小説家志望で日本の大学に留学しながら居酒屋のバイトに励むチャネを好演した。昨年の釜山国際映画祭のレッドカーペットでは地元韓国メディアからもベストカップルと評された主演の中山美穂と相手役を務めるキム・ジェウクが公開初日を迎え、舞台挨拶に初めて揃って登場した。チョン・ジェウン監督、音楽監督を務めた新垣隆、さらに、劇中で中山美穂の愛犬を演じたトンボも駆けつけた。【REPORT】映画『蝶の眠り』初日舞台挨拶に中山美穂、キム・ジェウク、チョン・ジェウン監督が登壇!音楽監督を務めた新垣隆のピアノ演奏も撮影:朝岡英輔■公開情報「蝶の眠り」2018年5月12日(土)より角川シネマ新宿ほか全国ロードショー出演:中山美穂、キム・ジェウク、石橋杏奈、勝村政信、菅田俊、眞島秀和、澁谷麻美、永瀬正敏監督・脚本・原案:チョン・ジェウンストーリー・劇中小説:藤井清美企画・製作:山上徹二郎、坂本敏明、イ・ウンギョンプロデューサー:山上徹二郎、イ・ウンギョン、山口幸彦製作:シグロ、キングレコード、ZOA FILMS制作プロダクション:シグロ配給:KADOKAWA(C)2017 SIGLO, KING RECORDS, ZOA FILMS「蝶の眠り」公式サイト:http://chono-nemuri.com/■関連サイトキム・ジェウク日本公式ファンクラブ:http://www.kimjaeuck.jp

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  • キム・ジェウク『蝶の眠り』で中山美穂と共演…全編日本語の台詞も「僕にとっては日本語がファースト・ランゲージ」

    キム・ジェウク『蝶の眠り』で中山美穂と共演…全編日本語の台詞も「僕にとっては日本語がファースト・ランゲージ」

    5月12日から角川シネマ新宿他、全国で公開する映画『蝶の眠り』。自らの余命を知る人気女性作家・涼子が韓国人留学生チャネと出会い、美しい記憶を残そうとした愛と記憶の物語で、キム・ジェウクは小説家志望で日本の大学に留学しながら居酒屋のバイトに励むチャネを好演。そんな彼が現在、韓国で舞台「アマデウス」出演の合間を縫って来日した。インタビュー場所は映画にも登場する山の上ホテル。受け答えはすべて日本語で、時おり「なんと表現したらいいんだろう」「もっと正確に言いたいんですけど」と考え込みながらも真摯に、時にユーモアをまじえて語ってくれた。【プレゼント】キム・ジェウク直筆サイン入りポラを2名様に!応募はTwitterをフォロー&ツイート――『蝶の眠り』に出演することになったきっかけを教えてください。キム・ジェウク:僕はもともとチョン・ジェウン監督の映画『子猫をお願い』が好きだったんですよ。女性監督が撮影したとは思えないハードボイルドさが感じられて、この監督はすごく面白いなと思っていたんですけど、そのチョン・ジェウン監督が本当に久しぶりに映画を撮るということで、そのシナリオが僕のもとに来たんです。この映画を単純に恋愛モノとは言いたくないんですけど、こういう恋愛を描いた作品って今、韓国ではあまり制作されないんですよ。そして、この映画ではセリフも全部日本語で、ロケも全部日本でやる、さらに共演者もスタッフもすべて日本の方だと聞いて、その何もかもが面白そうだと思いました。ストーリーももちろん面白かったけど、そういう環境に惹かれたっていうのも大きいですね。――日本語での演技はいかがでしたか?キム・ジェウク:これまで日本語を話す役はけっこうやってきたんですけど、ほぼ100%日本語だけっていうのは初めてで、いつかやってみたいと思ってました。それが韓国の監督になるとは思ってなかったですけど(笑)。だから、僕にしてみたら断る理由がなかったですね。それに、シナリオがまるで小説を読んでる感覚に近かったんですよ。こういうテキストをチョン・ジェウン監督が映像化したらどういう映画になるのかなっていう興味がすごく大きかった、それが一番の理由です。――チャネという青年を演じるにあたって監督とはどんな話をしましたか?キム・ジェウク:映画に関してはたくさん話をしたんですけど、チャネをこういうふうに演じてほしいみたいなことよりは、もっと全体的な話が多かったですね。なので、チャネに関しては僕に任せてくれた部分が多かったです。役作りに関しては、撮影に入る前に太宰治さんの『人間失格』を読みました。――中山美穂さんとの共演はどうでした?キム・ジェウク:中山美穂さんがキャスティングされたと聞いた時は正直すごくびっくりしました。涼子という役をどんな女優さんが演じるのかということが、この映画にとっては一番重要な部分だったので。だから、涼子役が中山美穂さんになったよと聞いた時にはすごくうれしくて。彼女との共演がどんなふうになるのかという期待もありましたし。でも、共演者が中山美穂さんだからどうだ、というのはあまりなかったですね。もちろん中山美穂さんの出演作は『Love Letter』も拝見してますし、フランスで撮られたという『新しい靴を買わなくちゃ』も観てますけど。それよりも彼女が涼子をどう演じるかのほうが気になりました。実際にこうして彼女が演じる涼子を見ることができてすごく楽しかったですし、美しかったです。――映画の中では偶然が大きく作用しますが、必然とも言える偶然はあると思いますか? またキム・ジェウクさんの人生を変えた偶然は何ですか?キム・ジェウク:僕はどちらかというと偶然は必然だと信じているほうです。僕はもともと音楽をやっていた人で、役者としての夢があったわけではないんですよ。昔から映画とかすごく好きでしたけど、役者というものは誰でもできる仕事ではないと思ってましたし。でも偶然、ある人に出会い、その人が僕の役者としての才能とか可能性を引き出してくれたんです。舞台の演出家さんで、僕にとっては師匠みたいな人なんですけど、その人との出会いは僕が求めたものではなく、本当に偶然に出会った関係なので。たぶん、その人に出会ってなかったら僕は役者になってなかったと思います。だから、僕は偶然を信じてます。――これまでにも日本語を話す役は多く演じていますが、今回は韓国人留学生というキャラクターなのに、日本語が上手すぎでは? とも思いました。キム・ジェウク:監督と撮影前に話してたんですけど、無理やり下手な日本語にするよりは、「なんで留学生なのにあんなに日本語がうまいんだ?」っていうところを意識させず、ストーリーに注目してもらうことに注力しようということで、そのままの日本語でやりました。これまで僕が日本語を話す役を演じていた頃は、韓国と日本の交流がドラマ制作においても活発な時期だったので、いろいろなしがらみで入れられた要素というか(苦笑)。でもこの作品で僕が日本語を話す役を演じるというのは、全然目的が違うじゃないですか。だから大歓迎でした。――ずっと韓国で暮らしていながらそれだけの日本語力はどうやってキープしているのですか?キム・ジェウク:頭がいいんでしょうね(笑)。というのは冗談ですけど。僕にとっては日本語がファースト・ランゲージなんですよ。7歳までは韓国語のほうがしゃべれなくて、韓国に帰ってからは韓国語で生活してたので。今度は20歳くらいになって日本の方たちと話してたら、日本語は聞き取れるんだけど言葉が出ない。それがすごく悔しくて。以来、日本の方と過ごすようになってまた日本語がでるようになりました。――『蝶の眠り』は遺伝性アルツハイマーを発症した涼子が次第に記憶をなくしていく話ですが、もしキム・ジェウクさんが記憶をなくすとしたら、最後に残ってほしい記憶は何ですか?キム・ジェウク:考えたことないな。でもやっぱり、人間みんな同じだと思うんですよ。事故とかテロとかで最後にメッセージを送る時、恨みのメッセージを送る人はいないじゃないですか。僕がどれだけ君を愛してたか、それが夫であれ妻であれ、子供であれ親であれ、そういうメッセージはいつだって愛してるよっていう言葉だと思うんですけど、僕もそうだと思いますね。僕の人生にどれだけ大切な存在だったのか、そういう感覚が一番大事だと思います。その記憶が一番幸せだと思うから。――キム・ジェウクさんはこれまで音楽と演技という2つの表現をやってきましたが、今後はチャネのように小説を書いてみたり、舞台やミュージカルの演出をしてみたいという考えはありますか?キム・ジェウク:小説家も演出家も、誰もができることじゃないと思いますし、どちらも本当に尊敬しています。すごくティピカルな答えになるかもしれないけど、芝居ってやればやるほど難しいんですよ。経験を重ねるほど視野がもっと広がってくるし、それまで知らなかったことを知るようになるし。それがたまらなく楽しいんです。やっぱりあまりイージーなものは面白くないですよね。ゲームも難しければ難しいほど達成感が大きいじゃないですか。まさにそれです。恋愛はまた別ですけど(笑)。ライター:尹 秀姫 / 撮影:朝岡英輔■公開情報「蝶の眠り」2018年5月12日(土)より角川シネマ新宿ほか全国ロードショー出演:中山美穂、キム・ジェウク、石橋杏奈、勝村政信、菅田俊、眞島秀和、澁谷麻美、永瀬正敏監督・脚本・原案:チョン・ジェウンストーリー・劇中小説:藤井清美企画・製作:山上徹二郎、坂本敏明、イ・ウンギョンプロデューサー:山上徹二郎、イ・ウンギョン、山口幸彦製作:シグロ、キングレコード、ZOA FILMS制作プロダクション:シグロ配給:KADOKAWA©2017 SIGLO, KING RECORDS, ZOA FILMS「蝶の眠り」公式サイト:http://chono-nemuri.com/■関連サイトキム・ジェウク日本公式ファンクラブ:http://www.kimjaeuck.jp

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  • 中山美穂&キム・ジェウク出演映画「蝶の眠り」5月日本公開決定!ビジュアル解禁&追加キャスト発表

    中山美穂&キム・ジェウク出演映画「蝶の眠り」5月日本公開決定!ビジュアル解禁&追加キャスト発表

    10月に行われた釜山(プサン)国際映画祭でも大きな話題となった「蝶の眠り」が5月12日(土)より、角川シネマ新宿ほか全国公開される。◆女性小説家の心打たれる人生最終章 透き通るような美しさの中山美穂が文学的世界へ誘うアルツハイマーを患う主人公の女流作家役には、実に5年ぶりの映画主演作となる中山美穂。自身の年齢より年上の女性小説家の役を見事にこなした。ラストシーンの遺伝性アルツハイマー患者の無垢で透き通るような表情は見る者の心を揺さぶる。韓国人留学生役には「コーヒープリンス1号店」のキム・ジェウク。幼少期に日本で生活していた経験を持ち、本作でも完璧な日本語での演技を披露している。チョン・ジェウンは韓国屈指の女性監督で、本作では作家を主役に配し、彼女の住む家や書斎へのこだわり、日本文学をリスペクトした劇中劇など、斬新な表現方法で監督ならではの才能とセンスを印象付けている。また、初の劇映画音楽に取り組んだ新垣隆の叙情的な音楽、きめ細かく臨場感あふれる撮影が作品を一層儚く美しい愛の記憶の物語へと昇華させている。◆本作のビジュアルが完成&追加キャスト発表!中山美穂扮する涼子とキム・ジェウク扮するチャネの美しくも儚い愛と記憶をイメージさせるビジュアルが完成した。また本作の追加キャストとして、石橋杏奈、勝村政信、菅田俊、眞島秀和、澁谷麻美といった個性豊かな面々が出演することが明らかになった。さらに、中山とは30年来の仲となる永瀬正敏も物語を支えるキーパーソン役として友情出演を果たし、物語をさらに盛り上げている。■公開情報「蝶の眠り」2018年5月12日(土)より角川シネマ新宿ほか全国ロードショー出演:中山美穂、キム・ジェウク、石橋杏奈、勝村政信、菅田俊、眞島秀和、澁谷麻美、永瀬正敏監督・脚本・原案:チョン・ジェウンストーリー・劇中小説:藤井清美企画・製作:山上徹二郎、坂本敏明、イ・ウンギョンプロデューサー:山上徹二郎、イ・ウンギョン、山口幸彦製作:シグロ、キングレコード、ZOA FILMS制作プロダクション:シグロ配給:KADOKAWA©2017 SIGLO, KING RECORDS, ZOA FILMS<ストーリー>50代でありながらも美しく、若い読者にも根強いファンを持つ、売れっ子の女流小説家・松村涼子(中山美穂)。作家として成功し、満ち足りた生活を送る涼子だったが、遺伝性のアルツハイマーに侵されていることを知り、人生の終焉に向き合うことを余儀なくされる。魂の死を迎える前に、小説を書く以外に何かをやり遂げようと、大学で講師を務め始めた涼子。ある日、大学近くの居酒屋で、韓国人の留学生チャネ(キム・ジェウク)と出会い、ひょんなことから涼子の執筆活動を手伝うことになる。作業を進めるうち、現実と小説の世界は混沌として交差して行き、二人も徐々に惹かれあっていくのだった。しかしアルツハイマーは容赦なく進行していく。愛と不安と苛立ちの中、涼子はチャネとの関係を精算しようと決意するのだが、その思いはチャネには受け入れがたく、二人の気持ちはすれ違っていく。

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  • 中山美穂「釜山国際映画祭」記者会見に登場…チョン・ジェウン監督がキャスティングした理由とは?

    中山美穂「釜山国際映画祭」記者会見に登場…チョン・ジェウン監督がキャスティングした理由とは?

    「韓国で長い間、愛されている理由は『Love Letter』という良い作品のおかげだ。ありがたい」日本の女優・中山美穂は本日(14日)、釜山(プサン) 広域市・海雲台(ヘウンデ) 区の映画の殿堂で行われた映画「蝶の眠り」の記者会見で、このような言葉で韓国ファンの愛についてありがたい気持ちを伝えた。この日の記者会見には、中山美穂と演出のチョン・ジェウン監督が参加し、映画についての話をした。この日、男性主人公を演じたキム・ジェウクは、SBS月火ドラマ「愛の温度」の撮影のため不参加になった。「蝶の眠り」は人気の中年小説家の涼子(中山美穂) が韓国人の青年チャネ(キム・ジェウク) に会って人生で忘れられない愛を感じるが、不治の病のため仕方なく愛から離れる姿を描くロマンス映画だ。演出を担当したチョン・ジェウン監督は、この日「最近は美しくて悲しい愛の物語があまりなかったため、この作品を作った。この映画を作ることになって運が良かったと思う。制作を決めてから、中山さんとともにできたら良いなと思いすぐに連絡し、撮影に着手した。僕が中山さんのファンだったから、何があっても一緒にやりたかった」とし、日本の人気女優をキャスティングして日本で撮影した理由を明かした。チョン監督は一人も韓国人のスタッフなしに、日本のスタッフ及び俳優たちと撮影したと述べた。これに対し「日本語はできるけど上手ではない。おかげで撮影が長くかからず、早めに終わったと思う(笑)。勉強しながら映画を作ったためか、日本語の実力がさらに伸びた」と述べた。さらに、チョン監督は「子供の頃から日本の小説をたくさん読んで(ロマンス映画が) 好きだった。映画の中の男性主人公であるチャネの状況と愛に対する感情を最大限に活かそうと努力した」と、まるで日本版ロマンスのように作ったと説明した。女性主人公がアルツハイマーになり愛する相手への記憶を失うという設定自体はありふれているものの、「蝶の眠り」では色んな新たな事件が加えられ、食傷ではないという反応を得ている。チョン監督はこれに「ある女がある男を愛し、別れても忘れられなくて頭の中で記憶しているのに、別れた後で『はたして彼もまだ私のことを記憶しているだろうか』と考える様子を描いた。そんな気持ちをどう表現するか悩んだ結果、アルツハイマーという素材を使用した。美しい愛を描いたら、観客たちも共感して好きになってくれるのではないかと思った」と説明した。アルツハイマーになった小説家の涼子を演じた中山美穂は「キム・ジェウクは撮影をしながらも思ったが、俳優として自身が感じた感情を完璧に表現していた。熱情的な俳優だ」とし、「昨年の撮影の時から1年ぶりにキム・ジェウクに会ったが、一層成長しているという印象を受けた。これからがもっと期待される俳優だと思う」と絶賛した。チョン監督は、キム・ジェウクに対して「唯一の韓国人だったからたくさん話しながら撮影した。監督と俳優の関係というより映画を愛する同僚として、監督が頼ることができる存在になった。キャスティングした一番大きな理由は、日本語の実力のためだった。映画に韓国語と日本語が混ざって出たら、観客たちが混乱すると思った。キム・ジェウクの日本語が、日本人が聞いても美しいという感じだったから、彼を信頼できた」とキャスティングの理由も明かした。映画で出てくる家については「運が良かったのが、日本の建築史でもとても重要な家で撮影ができたということだ。有名な日本の建築士から許可を頂き、『映画化してほしい』と言われた」とし、「僕は男女の愛の記憶が収められている家だと思う。あの家は、2人の愛を表現するのに遜色がない家だと思う」と述べた。「蝶の眠り」は韓国で来年封切りする予定だ。・【PHOTO】中山美穂&キム・ジェウク「釜山国際映画祭」レッドカーペットに腕を組んで登場

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