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キム・チャンワン、30年前のエッセイを復刊「古臭い話として読まれるようだったら断っただろう」

Newsen
写真=「ELLE KOREA」
歌手、画家、作家、俳優、ラジオDJなど多方面で活躍している"時代の大人"キム・チャンワンのグラビアが公開された。

キム・チャンワンは最近、ファッションマガジン「ELLE」とのグラビア撮影とインタビューを行った。今回のグラビアは、“希望”をテーマに、キム・チャンワン特有の花のように晴れやかなエネルギーを込めた。

1995年に出版した彼の初のエッセイの改訂増補版「今こそ見える」は、30年ぶりに8本の新しい話と20点の絵を追加して先月復刊した。キム・チャンワンは「その本が30年前の古臭い話として読まれるようだったら、即座に復刊を断ったと思うが、自分でも驚いた。ところどころに登場するエピソードが新しく見えた。読者はどうやらその本から僕の青春を見ているようだ。もっと若かった頃の記憶や迷い、挫折など、そういうものがそのまま盛り込まれているので、若い人たちにはそのような気持ちが見えたと思う。『あのおじさんにもそんな時代があったから』と思ったんじゃないかな」と笑った。

最近、絵画展覧会「今こそ見える」で希望について語った彼は、「最近、希望について新たに見えてきたものはあるか」という質問に、「希望というものが植え付けられた方法であり、訓練された観念ではないかという反省があった。“光”だとか“新芽”とか“花”とか、私たちが知っている本当の希望というものがそういうものか、希望って目に見えるものか、そうやって花のように咲いて消えるものか(疑問だった)。闇の中でもずっと見えるものじゃないかな? 昼間にも希望を抱くことができるし、過去に抱いた希望と今の希望が違うように見えることもある。すごく自由で広い世の中だから、それだけで希望の大きさも偉大で大きい。しかし、最近、なぜか人々が少し萎縮しているような気がする。もしかしたら、私たちが希望を見つけようとしないのかもしれない」と話した。

デビュー48周年間の旅で記憶に残るものについて彼は「やはりラジオを通じて出会った人たちだ。ラジオのパーソナリティをしていると、人々の人生模様を近くで見ることができる。最近は人と人との壁が厚くなったのが現実だが、それでも知らず知らずのうちに隣人同士が助け合う話がよく目につく。世の中がどんなに世知辛くなっても、人間はお互いに寄り添いながら生きるように進化してきたからだと思う」と話した。

「今こそ見える」が人々にどのように読まれてほしいかという質問には、「私の文章を追ってくるよりも、途中で立ち止まって自分自身を見つめる時間になってほしい。キム・チャンワンがこんな生き方をしてきたらしい、こんな考え方をしてきたらしいというのは重要ではない。今の自分を見て、それぞれの文章を通して鏡の前に立ってみるようにと言いたい」と伝えた。

キム・チャンワンのグラビアとインタビューは、「ELLE」5月号と「ELLE」ウェブサイトで確認することができる。
元記事配信日時 : 
記者 : 
パク・スイン

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