故オ・ヨアンナさんの実兄、妹の誕生日に悲痛な心境を吐露「最後の選択が衝動的なものではなかった」

実兄は30日、オ・ヨアンナさんのInstagramを通じて「まず、妹の死を悼み、冥福を祈ってくださったすべての方々に頭を下げて感謝申し上げる」とし、長文を掲載した。
彼は「今日、ヨアンナが普段好きだった食べ物をささやかに準備して誕生日会を開いた。毎年お祝いしていた誕生日なのに、今連絡しても受け取る妹がいないことが、いまだに信じられない」と述べ、「誰よりも明るく熱心に生きていた妹の携帯電話から、自分の死後に備えるような証拠類が出てきて、妹の最後の選択が衝動的な感情によるものではなかったことを感じ、依然として胸が痛む」と明かした。
続けて「私たちが強調したいのは、妹が経験した苦しみは誰もが人生を生きていく中で一度くらい経験するような不当なことではなく、『一人を死に追いやるほどの深刻なレベルの苦しみ』だったという事実だ」とし、「妹はひどい苦しみの末に命を絶つという選択をしたが、誰かは依然として何事もなかったかのように天気を伝えながら平穏な日常を過ごしている」と複雑な心境を明かした。
さらに「妹はこの世から消えたのに、彼らが何事もなかったかのように毎日を過ごしている姿は、私たちにとって二次被害のように感じられる」と述べ、「遺族は加害者たちとこれを傍観した人々が自分の過ちを認め、誠実な謝罪と反省を表明することを望む」と強調した。
最後に「妹が天国でも安らかに眠れるよう、恨みを必ず晴らしてあげたいという気持ちで立場を表明する。今後も継続的な関心をお願いする」と付け加えた。
オ・ヨアンナさんは昨年9月、突然この世を去った。当時は死因が明らかにされなかったが、今年1月、あるメディアがオ・ヨアンナさんの携帯電話から職場でのいじめ被害を訴える内容の遺書が発見されたと報じ、その背景に関心が集中した。
報道によると、オ・ヨアンナさんは死亡前にMBCの関係者4人にこの事実を知らせたが無視されたという。遺族たちは真相解明を求めると共に、加害者たちの謝罪とMBCに誠意ある謝罪放送を行うよう要求した。
これに対しMBCは、真相調査委員会を設け、今年2月に行われた初会議を皮切りに調査に乗り出した。今年4月に行われた聴聞会に参考人として出席した故人の母親は「娘があらゆる抑圧から解放され、安らかに眠れるよう真実を明らかにしてほしい」とし「娘がどこかで泣いているのではないか、誰かを恨んでいるのではないかという思いで、眠ることさえままならない。娘が安らかに眠れるよう助けていただきたい」と涙ながらに訴えた。
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【オ・ヨアンナさん実兄 コメント全文】
こんにちは。オ・ヨアンナの兄です。
まず、妹の死を悼み、冥福を祈ってくださったすべての方々に頭を下げて感謝申し上げます。
今日、ヨアンナが普段好きだった食べ物をささやかに準備して誕生日会をしました。毎年お祝いしていた誕生日ですが、もう連絡しても受け取ってくれる妹がいないことが、いまだに信じられません。
誰よりも明るく熱心に生きていた妹の携帯電話から、自分の死後に備えるような証拠類が出てきて、妹の最後の選択が衝動的な感情によるものではなかったことを感じ、依然として胸が痛みます。
私たちが強調したいのは、妹が経験した苦しみは誰もが人生を生きていく中で一度くらい経験するような不当なことではなく、『一人を死に追いやるほどの深刻なレベルの苦しみ』だったという事実です。
妹はひどい苦しみの末に命を絶つという選択をしましたが、誰かは依然として何事もなかったかのように天気を伝えながら平穏な日常を過ごしています。
妹はこの世から消えたのに、彼らが何事もなかったかのように毎日を過ごしている姿は、私たちにとって二次被害のように感じられます。
遺族は、加害者たちとそれを傍観した人々が自分の過ちを認め、誠実な謝罪と反省を表明することを望みます。
妹が天国でも安らかに眠れるよう、恨みを必ず晴らしてあげたいという気持ちで立場を表明します。今後も継続的な関心をお願いします。
ありがとうございます。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- チ・ミンギョン
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