韓国初の女性恋愛リアリティ「彼女たちの恋愛シェアハウス」度重なる議論をうけ放送休止を発表

5月1日、Wavve「彼女たちの恋愛シェアハウス」の制作会社ディスプレイカンパニーは、公式チャンネルを通じて出演者の議論に関してコメントを発表した。
同作は韓国初の女性カップルの恋愛リアリティ番組として注目を集めたが、出演者のリウォンが過去にアダルトBJ(Broadcasting Jockey:放送司会者)として活動していたことが明らかになり、議論に巻き込まれた。さらに、リウォンが出演者のハンギョルに不適切な提案をしたという疑惑も浮上し、波紋は一層広がった。
制作会社は「現在、コミュニティおよび一部メディアを中心に『制作陣が出演者の過去を知った上で出演させた』などの噂が広がっている状況について明確にお伝えする。その主張は事実ではなく、制作陣はいかなる不適切な問題や特定の意図に基づく企画、または不適切なルートを通じた出演者選抜を行ったことがない」と主張した。
続けて「制作陣は撮影期間中に実際に起きた状況と感情に基づいて番組の流れを維持しながらも、今後の編集過程では視聴者の皆さんの多様な意見と批判的な世論も謙虚に受け入れたい」とし、「内部的な検討と調整のため、『彼女たちの恋愛シェアハウス』は5月2日金曜日に公開予定だった3、4回の放送を休止し、再整備の時間を持つ」と明かした。
・女性恋愛リアリティ出演リウォン、複数人に不適切な提案?共演者の暴露に反論「韓国で二度と番組に出ない」
・女性恋愛リアリティ出演リウォン、異性愛者の疑惑を否定も…SNSで謝罪「不適切な配信や男性との交際は事実」
【ディスプレイカンパニー コメント全文】
こんにちは。
「彼女たちの恋愛シェアハウス ~ToGetHer~」の制作会社ディスプレイカンパニーです。
まず、「彼女たちの恋愛シェアハウス ~ToGetHer~」を愛し、視聴してくださるすべての方々に心から感謝申し上げると共に、最近番組と関連して発生した様々な問題でご心配をおかけした点、深くお詫び申し上げます。今回の声明を通じて議論に関する制作陣の立場、そして今後の制作方針についてお伝えしたいと思います。
[議論関連のご案内]
最近浮上した議論がコミュニティやメディアを通じて急速に拡散され、番組全体の方向性と真正性まで疑問が提起されている状況です。「彼女たちの恋愛シェアハウス ~ToGetHer~」のすべての出演者、個人に向けた誹謗中傷、悪質なコメントやDMを通じた性的な嫌がらせ発言、悪意のある解釈、事実と異なる断定的な主張は、出演者だけでなく番組、そして視聴者と性的少数者コミュニティ全体に深刻な傷となっています。
現在、コミュニティおよび一部メディアを中心に「制作陣が出演者の過去を知った上で出演させた」などの噂が広がっている状況について明確にお伝えします。その主張は事実ではなく、制作陣はいかなる不適切な問題や特定の意図に基づく企画、または不適切なルートを通じた出演者選抜を行ったことがありません。
当該疑惑が発生する前、関連する放送活動に対する疑惑が内部的に提起されたことがありました。当時、制作陣は疑惑の証拠として提示された資料を確認し、検証する手続きを踏みました。
しかし、当時確認された資料は本出演者と無関係の資料であることが確認され、当該疑惑について、出演者は面談の過程で疑惑を全面的に否定しました。そのため、当時は当該疑惑を事実と判断しませんでした。
最近公開された資料は、出演者が本人であることを認めた別の新しい内容であり、当時確認した資料とは無関係です。さらに、最近、当該出演者が不適切な意図の海外旅行を提案したという疑惑がSNSを通じて公開されました。その内容は出演者間の最初の疑惑が浮上した直後、制作陣はこれに関連して4月初めに複数人での対面を通じて事実確認を行いました。当時、疑惑の当事者はこれを完全に否定しました。制作陣は明確に立証された資料がない限り、出演者の説明と立場に基づくしかありません。この件は、現在までに状況上、推測以外の明確な立証がされていない内容であり、制作陣は、これによって否定的な世論が拡大することを望んでいません。
ただし、明確な証拠資料が確認された場合、当該疑惑に対して強力に対応し、措置をとります。
制作陣は、出演者とのコミュニケーションを継続的に行っており、内部的にも編集の方向性について様々な議論を重ねてきました。以前のお知らせに編集の方向性を明示できなかったのは、様々な利害関係や出演者とのコミュニケーション、今後の影響、事実関係の確認などを綿密に検討する過程が必要であり、その過程が終了する前に即座に公開することには多くの制約があったためです。
[今後の制作方針]
制作陣は、撮影期間中に実際に起きた状況と感情に基づいて番組の流れを維持しながらも、今後の編集過程では視聴者の皆様の多様な意見と批判的世論も謙虚に受け入れたいと思います。
事実と感情を歪曲しない範囲で、最大限に慎重かつバランスよく内容を構成する予定です。これは番組の一貫性と完成度を共に考慮した判断であり、これに従って内部的な検討と調整のため、「彼女たちの恋愛シェアハウス ~ToGetHer~」は5月2日金曜日に公開予定だった3、4回の放送を休止し、再整備の時間を持ちたいと思います。今後も多様な声に耳を傾けながらも軸を失わない編集方針を守っていくためです。
「ボクらの恋愛シェアハウス」シリーズから「彼女たちの恋愛シェアハウス ~ToGetHer~」まで、ディスプレイカンパニーは継続的に性的少数者の恋愛ストーリーを扱ってきました。制作陣はこのプロジェクトを単なるエンターテイメント以上の意味で受け止め、長い時間の考慮と準備を経て真心を込めて取り組んできました。私たちはこの番組が誰かの過去を利用したり、特定の論争に翻弄されるコンテンツにならないことを願い、今もそのような方向性を守りたいと思っています。
「彼女たちの恋愛シェアハウス ~ToGetHer~」を愛し、ご視聴いただいた視聴者の皆様にご心配をおかけしたことを改めて深くお詫び申し上げ、最後まで責任感を失わず、番組を完成させていきたいと思います。
ありがとうございます。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- イム・ミンジ
topics