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「いつかは賢いレジデント生活」コ・ユンジョン“ゆっくりと成長してシーズン2が制作されたら嬉しい”

OSEN
写真=MAA
女優コ・ユンジョンが、「いつかは賢いレジデント生活」放送終了の感想を語った。

最近、ソウル瑞草(ソチョ)区のあるカフェでは、tvNドラマ「いつかは賢いレジデント生活」で主演を務めたコ・ユンジュンのインタビューが行われた。

「いつかは賢いレジデント生活」は、人気ドラマ「賢い医師生活」シリーズのスピンオフ作品で、医師を目指すレジデントたちが成長していく過程を描き、劇中コ・ユンジョンは研修医オ・イヨン役を務めた。放送前に韓国医療界のストライキと重なって放送が延期となり、紆余曲折を経て視聴者に会った。

この日、コ・ユンジョンは放送終了の感想として「あっという間でした。まだ始まったばかりな気がするのに、もう終わってしまうと思うと残念です。最後の撮影の日、みんな別れを惜しんでいたのですが、今になって本当に別れる感じがします」と伝えた。

放映まで多少時間がかかったことについては、「だからこそ、別れる気分を二度感じるような気がします」とし、「最後の撮影日に『また会おうね』と言ったけれど、私は次の撮影があって行かなければならなくて残念でした。撮影から1年後に作品をもう一度見たら、内容もよく覚えていませんでした。ドウォン(チョン・ジュンウォン)と何話でどうなるのかも思い出せなくて、視聴者の立場から楽しく見ました」と笑った。

医療ストライキ真っ最中の現実とドラマがかけ離れているという批判についても、「よりによって私のキャラクターが何度も辞めると言うんですよね」と慎重に切り出し、「しかし、ドラマを見れば分かっていただけると思いますが、未熟な新人が徐々に成長していくのが主な内容です。もちろん不安はありました。どのような反応があるかも分かりませんし。それでもこのドラマのプロモーションで1年ぶりに仲間に会えて嬉しかったですし、未熟なキャラクターの成長物語を中心に見ていただければ大丈夫ではないかと思いました。初めて台本を読んだ時も、研修医の話というよりは、不器用な、医者らしくない人たちの過程のように思えました。ですのでそういった不安はありませんでした」と答えた。

演技に関する裏話も語った。彼女は医学用語に対するプレッシャーについて、「難しかったのですが、教授役の皆さんはもっと大変だったと思います。私たちは1年目ですし、未熟な立場だったので、言い慣れているように見えたら、むしろ監督がそうは見えないようにやってほしいとディレクションしてくださいました。そのため私はそこまで苦労しませんでした」と振り返った。

研修医としてやつれた姿を見せなければならなかったコ・ユンジョン。ただ、一部からは「きれいすぎる」という反応もあった。これに対しコ・ユンジョンは「私もモニタリングしていて驚いたのですが、1、2話あたりの序盤には補正が入るじゃないですか。現場では唇に色がなかったのに濃く見えたり、序盤は私も残念なところがありました。それはバランスを取っていく過程だったと思います。濃く見えたら薄くして、げっそりしすぎているように見えたら彩度を上げるといったプロセスがありました」と説明した。

続けて、「実は初日はイヨンが病院でずっと働くつもりで行ったわけではなく、気に入らなかったらやめるという気持ちでした。そのためおしゃれして行ったのです。でも同じ日が続いて、手術室でもそのメイクのままだったので、そこは違和感があったと思います」とし、「ベタついた髪にヘアムースをつけて、目の下のクマもメイクで表現したのですが、今思えばうまくいかなかったような気もします。それでもメインキャラクターなのできれいに収まってほしいという思いからレフ板も当ててくださったので、疲れを表現したメイクがよく見えなかったようです。もう少し“賢い俳優”にならなければなりませんね」と冗談を言った。

熱い反響を呼んだチョン・ジュンウォンとの姻戚間の恋愛に対する言及もあった。コ・ユンジョンは「(反応を)全く予想していませんでした。みんな『ク・ドウォンとオ・イヨンでこのような反応を得るなんて』という感じでした。脚本家さんも予想していなかったようです。(私は)ここまで大きいとは思いませんでしたが、ロマンスはいつも通じるとは思っていました」と打ち明けた。

コ・ユンジョンが思うイヨンとドウォンの関係にも言及した。彼女はイヨンがドウォンに惹かれた理由について、「1年目は飲み物にストローをさしてあげるだけでも好きになると言うじゃないですか。小さな慰めや応援が大きなものに感じられたのだと思います」とし、「ミョン・ウンウォン先生(キム・ヘイン)に誤解される状況の中、ク先生が冷静な態度で助けてくれたこともありますし、付き合いの長い人であっても、そのようなポイントだけで十分に好きになれると思います」と話した。

ロマンスを中心に反響を得ていることに不満はなかったという。彼女は、「『いつかは賢いレジデント生活』自体が、賢くはない1年目たちの話なので、深い医学ドラマとして認めてほしいという期待はありませんでした。長い物語なので、成長していく姿を描こうと思いました。そのため残念には思いませんでした。ロマンスでこのような反応があるんだなと思って嬉しかったです」と語った。

先輩俳優たちとの共演については、「作品を見ている気分でした。先輩の立場からすると、ものすごく若い後輩たちの前で失敗する姿を見せたくないと思ったはずです。それなのに、失敗しても『もう一度やります』とすんなり受け入れて、失敗を恥ずかしがったりしないところがかっこよかったです。役者としては、空気が変わる感じがしました。撮影が始まると、セリフを言う前から空気が変わりました」と振り返った。

特に、ソ・ジョンミン教授を演じたイ・ボンリョンに対する愛情を語った。コ・ユンジョンは「イ・ボンリョン先輩は『Sweet Home -俺と世界の絶望-』の時に初めてお会いしたのですが、共演シーンがあまりなくて、挨拶するくらいの関係だったんです。その後、キャスティングされたと聞いて本当に嬉しかったです。私は現場で先輩に気軽に話しかける方ではありません。親睦を深めるためではなく仕事をするために集まったのですから、迷惑になるかもしれないと思って、声もかけられないですし、会話も続きません。そのため、(先輩と)仲良くなったという確信はなかったんです。でも、最後の撮影の日にも涙が出なかったのに、ソ教授との最後のシーンではものすごく泣きました。現場でも、劇中の関係と似ていたと思います。すごく親しいというよりは、尊敬と慕う気持ちが大きかったです。そのため最後のシーンはすごく悲しかったです」と振り返った。

女優コ・ユンジョンの率直な気持ちも聞くことができた。彼女は「コ・ユンジョンとして生きるのはどうか」という質問に、少し考えてから「楽しいと思います」と答えた。続けて「私は恋愛でも何でも、夢中になったら頑張るタイプです。今は仕事に夢中になっています。『代表が喜びそうだ』と言われたけれど、考えてみたら本当にそうかもしれませんね」と笑った。

また、「きれいだ」という評価については、「外見で得をしていると思います。演技が下手そうだと言われるよりも、きれいだと言われる方がいいですから」としながらも、「私も美容室でヘアメイクが完成した自分の姿を見ると、きれいだと思います」とし、再び笑いを誘った。また「面と向かってきれいだと言ってくれる人が案外少ないんです。『きれいだと言っていたよ』というふうに聞きます。嬉しくもあり、恥ずかしいです。今日はたくさん言われたので、もう十分です」とし、お茶目な面を見せた。

「いつかは賢いレジデント生活」シーズン2の可能性についても答えた。コ・ユンジョンは「私は実現したら嬉しいけれど、今回は未熟な1年目が描かれましたので、2年目になったらそれとはまた異なる話が出てこなければならないと思います。私たちがサポートする立場にならなければいけないと思いますが。でも、シーズン2が制作されるということは、まだ賢くなっていないということですよね」と冗談を言った。続けて「半々だと思います。早く(キャラクターたちに)賢くなってほしい一方で、ゆっくり賢くなって、シーズン2が作られてほしいです」と笑った。

現在、次回作を準備している“無職”だというコ・ユンジョンは、視聴者に「カンジャンケジャン(ワタリガニの醤油漬け)を食べ、ピリ辛のトッポギを食べるような、韓国的な文化が多くて、韓国人が共感できる情緒が多いかなと思ったけれど、どの国の人でも初心者の時期はありますから、まだ成熟していない頃の自分の姿を思い出しながら共感して、『あんなに未熟でも成長するんだ』というように考え、楽しく見ていただければ嬉しいです」と締めくくった。
元記事配信日時 : 
記者 : 
ユ・スヨン

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