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映画「聖なる夜」マ・ドンソク、キャスティングの重要性を語る“良い人間が良い作品を生み出す”

Newsen
写真=ロッテエンターテインメント
俳優マ・ドンソクが「聖なる夜」のヒットに対する考えを明かした。

マ・ドンソクは最近、ソウル鐘路(チョンノ)区某所で映画「聖なる夜」(監督:イム・デヒ)に関するインタビューを行った。

「聖なる夜」は、悪を崇拝する集団によって混乱に落ちた都市で、特別な能力を持つ闇の解決士「聖なる夜」チームのバウ(マ・ドンソク)、シャロン(少女時代 ソヒョン)、キム君(イ・ダウィット)が、悪を退治するオカルト・アクション映画だ。

劇中、マ・ドンソクは岩のような力とこぶしで悪魔を狩るバウ役を演じた。

この日彼は、オカルト映画に挑戦した理由を聞くと「『犯罪都市』が出る前に、シナリオの作業過程がありました。ファンタジーや映画的な想像が加わった映画を作りたいと思ったんです。その過程で、その部分はそのままに、ダークヒーローを入れたいと考えました。ハリウッドではお金をたくさんかけてファンタジー映画を作りますが、私たちはそうではありません。2つのジャンルを組み合わせてみたらどうだろうかと思い、制作を決めました」と明かした。

バウのキャラクターについては「映画の基本的な骨組みは、悪魔に体を奪われたチョン・ジソと退魔師のソヒョンの戦いだと考えました。僕はサイドで2人を邪魔しようとする人物を処断するという概念で取り組みました。僕の名前が知られて前に出ていただけで、映画の世界観を作る時は、2人を中心にしてアクションを計画しました。バウは憑依された人たちを自分の味方にしようとする人たちを消し、処断する人物です」と説明した。

「聖なる夜」は、オカルトジャンルとマ・ドンソクのアクションが合わさり、“オカルトアクション”という新しいジャンルを誕生させた。マ・ドンソクは「『犯罪都市』や『聖なる夜』が、殴るという面では同じに見えるかもしれませんが、『犯罪都市』はステップを多く使うという違いがあります。『聖なる夜』は殴れば飛んでいきます。ですが、ヒーロー物なのでワイヤーを使うことができ、爆発力を見せるために武術監督とたくさん話し合いました。『犯罪都市』がボクシングに似ているアクションだとしたら、『聖なる夜』は“誇張アクション”です。今じゃないとできないと思うようなアクションでした」と伝えた。

続いて「この作品を書いていた時、本当に眠れなかったんです。短編、長編ホラー映画を本当にたくさん観ました。これまで名作が多かったので、それらと似ている部分がないように作ろうとしましたが、書いているとすごく離れてしまって、オカルト映画ではなくなってしまったんです。そのため、ある程度は追っていこうと思いました。その過程で“変奏”をしようと、監督とたくさん会話しました。今作のようなジャンルが混ざった映画は、本当に好き嫌いが分かれます。“僕たちがどうすれば、そのような部分を減らせるのか”“どうすれば観客がより面白く観られるだろうか”と悩みました。この作品は芸術映画ではないので、エンターテインメント的要素をたくさん入れようと思いました」とつけ加えた。

優等生のようなイメージが強いソヒョンは、今作を通じて、どんな悪魔も退治できる強力な退魔師シャロン役を演じた。彼女のキャスティングの理由を尋ねるとマ・ドンソクは、「以前、(少女時代の)スヨンさんと映画を一緒に撮ったことがあります。その時、体に悪い食べ物は食べず、人間的にも素晴らしい人だと聞きました。そのような人が変わった時、力を持つのではないかと思いました。『犯罪都市』のユン・ゲサン、ソン・ソック、イ・ジュニョクがそうだったように、ダークな姿がなかった人がやれば、エネルギーが生まれるのではないかと思い、オファーをしました」と打ち明けた。

ソヒョンは制作報告会やインタビューなどで、マ・ドンソクに向けて「愛しています」と“公開告白”をしている。マ・ドンソクは、後輩たちの愛を独占する秘訣について「一緒に仕事をした方がそのように言ってくれるととてもありがたいです」とし、「ソヒョンさんも一緒に仕事をしてさらに親しくなりましたが、とても素敵な人であり、女優なので、これからも期待が大きいです。まだ違う姿を持っていると思います。ソヒョンさんだけでなく、イ・ダウィットさん、キョン・スジンさん、チョン・ジソさんまで、みんなとても優秀で人としても素晴らしく、僕は大好きです。でも、なぜ僕のことを好きなのかはよく分かりません」としながらも、「美味しいものをたくさん奢ってあげてはいます。ご飯のケータリングも美味しいものを提供しました。ケータリングの社長さんとたくさん相談したんです」と笑顔を見せた。

マ・ドンソクは「僕はキャスティングする俳優について様々なことを調べます。公演も見て、作品も見て、一番親しい友達の話も聞きながら性格を把握します。 結局は良い人間が良い作品を作ります」と伝えた。

また、「どんなに実力があっても、雰囲気が悪くなるようなことがあれば大変です。俳優も自分の演技を考えるだけで頭が痛いのに、そのような状況で他のことを気にし続けるとストレスを受けます。“あの人いいな”と思える人たちと一緒に仕事をして、現場の雰囲気が良くなればと願っています。『犯罪都市』の現場はいつもそうでした。トラブルがありません。意見の相違があっても、皆が互いを配慮しながら撮影していました」と明かした。

マ・ドンソクはこの3年間、「犯罪都市」シーズン2~4を通じて観客動員数1000万人を突破する神話を成し遂げた。これについて彼は「『犯罪都市』の間に違う映画もありましたが、運よく3本とも1000万人を超えました。今考えてみると、ありえないスコアなので、今後そのようなことはないと思います」と明かした。そして「今、映画館に人があまりいないじゃないですか。すべての制作者たちの願いが損益分岐点を超えて、次の作品を作ることなんです。僕も同じです。損益分岐点を超えるのが目標です。そうなれば、ありがたい気持ちで次の作品の準備ができると思います」と願いを明かした。
元記事配信日時 : 
記者 : 
チャン・イェソル

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