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N․Flying、メンバー3人の除隊後に完全体でカムバック「80周年まで変わらぬ気持ちを持っていたい」

Newsen
写真=FNCエンターテインメント
N.Flyingが軍白期(軍入隊による活動空白期)を終えてより成長した姿で次の10年を約束した。

N.Flyingは最近、ソウル江南(カンナム)区清潭洞(チョンダムドン)にあるFNC社屋で2ndフルアルバム「Everlasting」発売記念インタビューを行った。

2ndフルアルバム「Everlasting」は、軍服務を終えたチャ・フン、キム・ジェヒョン、ソ・ドンソンと共に約2年ぶりに発売するアルバムで、デビュー10周年を記念する作品だ。“永遠の”“変わらない”という意味のように、時間の流れの中でも永遠の瞬間を大切にし、N.Fia(N.Flyingのファン)に変わらないことを約束するというメッセージが盛り込まれた。

10年がとても早く過ぎたというイ・スンヒョプは、「10周年であり、2年ぶりにメンバーと発売するアルバムです。2ndフルアルバムでもあるので、より慎重に制作しました。N.Flyingの色を守りながらも、音楽的に多様なことをやってみたいと思い、トライしました。何よりも待っていてくれたN.Fiaの反応が気になりました。音楽的変化に気づいてくれたようで嬉しいですし、幸せな日々を過ごしています」と明かした。

またキム・ジェヒョンは「10周年と聞いて、8分の1が過ぎたと思いました。10年はあっという間だったと思います。これから80周年まで、10周年の心構えとワクワクする気持ちを持っていたいです」と抱負を語った。

今回のアルバムには、タイトル曲「Everlasting」を含む12曲が収録された。タイトル曲「Everlasting」は「いつも君の心の中で変わらない自分として生きていたい」という内容が盛り込まれた。ユ・フェスンは「ファンの方々のことを考えると思い浮かぶメッセージでもあり、N.Flyingの抱負も盛り込まれています。スンヒョプ兄さんと制作しながら、誰かが先に言ったわけではないけれど、“これがタイトル曲だ”と感じました」と自信を見せた。

「Everlasting」を通じてN.Flyingが伝えようとするメッセージは、“永遠”と“浪漫”だ。彼らの浪漫についてキム・ジェヒョンは、「N.Flyingそのものが浪漫です。バンドが持つ浪漫があり、僕たちがプライベートで集まって遊ぶ姿も、すべて浪漫だと思います。若者の純粋な姿がメンバーからたくさん感じられ、僕もここに所属していることが嬉しく、胸がいっぱいになります」と答えた。

イ・スンヒョプは「80歳までバンドをやりたいという言葉もロマンチックではないでしょうか。メンバーたちにはぶっきらぼうなところがあって、それでいて苦労することも好きです。道が分かれているとしたら、浪漫の方に向かう感覚があります。それが僕たちの本音です」と説明した。

ユ・フェスンも「N.Flyingの浪漫は、辛いものです。青春を燃やす感じです。自分から好んで苦労して、それらが後になって美化され、浪漫のように感じられるのだと思います。今回のアルバムには、N.FlyingとN.Fiaのストーリーも盛り込まれています」とつけ加えた。

N.Flyingは軍白期の間、お互いの変化を体感したという。イ・スンヒョプは「ジェヒョンが成熟しました(笑)。運動も頑張って、体も大きくなりました。メンバーが2年の間にみんな凛々しくなり、チームの雰囲気がより明るくなりました。朝、家を出る時、メンバーに会うと思うとなんだか嬉しくなるんです」と話した。

ユ・フェスンは「メンバーたちがN.Flyingというバンドにどれほど本気なのかはいつも感じていましたが、今回改めて感じたんです。楽器の特性上、手放すとすぐに退化してしまいます。軍隊で休暇をもらって出てくると、必ず練習していました。そのような姿を見て“軍隊でも責任感を持っているんだ”と感動しました。除隊した時点で準備ができていて、すぐに始めようとする姿がかっこよかったです」と伝えた。

ソ・ドンソンは「合奏してみたら、フェスン兄さんは歌がさらに上手くなっていました。コーラスをやる立場なので、練習をしないと兄さんたちの邪魔になると思い、発声について何度もしつこく聞きました。僕が休んでいた間、兄さんたちは音楽的に前に進んでいく感覚がありました。フン兄さんも服務期間中に様々なジャンルを練習して、初めて聞くテクニックを演奏していた。みんなで練習してみると、音楽の幅が広がった感覚になりました。このような部分がN.Flyingの音楽に溶け込んだら、さらに面白くなりそうだと思います」と話した。

N.Flyingはデビュー初期からついていた“アイドルバンド”という修飾語についても率直な考えを明かした。イ・スンヒョプは「数日前のフェスティバルでも、MCの方がアイドルバンドだと紹介していました。これからもアイドルバンドという修飾語を守りたい気持ちはあります。さらに音楽も上手にして心を込めて歌い、演奏するバンドになりたいです」と答えた。

続いて「会社を通じて集まってバンドを始めたことと、自分でバンドをやろうと集まったチームは違うじゃないですか。時間が経つにつれ、このメンバーと、会社の外でも音楽をやりたいと思えるぐらいとても良い関係です。その境界がなくなったような気がします」とつけ加えた。

キム・ジェヒョンは「メンバー全員、30歳を過ぎましたが、アイドルとして見てくださるのはありがたいです」とし、「アイドルという言葉の意味は偶像です。誰かの偶像になれ得るし、僕の演奏する姿を見て誰かがドラムを始めたら嬉しいです」と期待した。

変化は試みるが、N.Flyingの初心はそのままだ。キム・ジェヒョンは「僕たちの音楽を聴いて、笑顔になってもらいたいです。ファンが辛い時、隣にいることはできなくても、僕たちの音楽で幸せになってほしいです」と話した。

昨年、イ・スンヒョプが出演したtvNドラマ「ソンジェ背負って走れ」の人気もN․Flyingにとって力になった。イ・スンヒョプは「“イ・スンヒョプだ”ではなく“ペク・インヒョクだ”と言ってくれます。以前より多くの方に認知していただいていると感じます。路上や食堂で、お母さん世代の方たちも気づいてくださいます。音楽フェスティバルのステージで、ペク・インヒョクとして僕を認知している方々に、自信を持ってN․Flyingの音楽を披露する時、清々しい気持ちになります」と語った。

10周年を迎えてもまだまだ成長中の彼らだが、今でもN․Flyingを代表するキーワードはヒット曲「 Rooftop」である。この曲はN․Flyingにとってありがたい贈り物であると同時に、越えなければならない大きな山だ。イ・スンヒョプは「番組などに出る時、僕たちも『 Rooftop』をセットリストに入れるべきか悩むんです。人々に僕たちを紹介できるのが『Rooftop』だからです」とし、「感謝の気持ちがまず始めにありますが、それを越えてもっと愛される曲を作らなければならないと思います」と説明した。

チャ・フン、キム・ジェヒョン、ソ・ドンソンが兵役を履行している間、N․Flyingはボーカルのイ・スンヒョプ、ユ・フェスンの2人体制でグループ活動を続けてきた。約2年ぶりに再び集まった彼らは、完全体の力を大きく実感した。ユ・フェスンは「メンバー同士でよく会ってはいましたが、2人でN․Flyingの名前で仕事をする時は、メンバーの空席が大きく感じられたんです。その時間を一緒に待っていてくれたファンの方々と苦労したメンバー、その時間と皆の気持ちが合わさって、今回のアルバムと、最近行ったコンサートでも胸がいっぱいになりました」と話した。イ・スンヒョプも「フェスンの口数が少なかったのですが、メンバーが戻ってきたらすぐにおしゃべりになって、明るくなりました。僕もメンバーが戻ってきてからMBTI(性格診断テスト)がまた変わったんです」とつけ加えた。

N․Flyingはデビュー10周年を起点に、次の10年、そして「80歳まで音楽をしよう」という目標を掲げた。今回のアルバムがファンにどのような意味を持つ作品であってほしいかという質問に、キム・ジェヒョンは「永遠に一緒にいようという思いが一番大きいです。それが浪漫ではないでしょうか」と答えた。
元記事配信日時 : 
記者 : 
イ・ハナ

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