SM、4度目の持続可能な経営に関する報告書を発行…自社株消却で積極的な株主還元

6月27日に公開された今回の報告書には環境(Environment)、社会(Social)、支配構造(Governance)全般にわたる2024年の主要成果とESG基盤経営戦略体系が総合的に盛り込まれた。
環境分野では△持続的な温室効果ガス管理および削減のためのレコード制作&公演会場温室効果ガス排出量の算定、△生物多様性保存のための広野森2期造成、△環境にやさしい素材使用のレコードおよびMD制作、△アーティスト衣装アップサイクリング展示などの活動を紹介した。
SMが2023年に続いて2024年にソウル森子供庭園南側の空間に約485平方メートル規模で造成した2期広野森には、レアな植物、ソウル市保護野生植物、気候変動生物指標種など58種類の灌木と花草を植え、休憩用のイスなどを配置し、市民のための休憩の空間を設けた。
社会分野では△SM創立30周年記念公演と障がい者アクセサビリティ向上のためのガイドブック制作など、コンテンツおよびサービス品質強化のための努力、△役職員だけでなく、練習生および供給網を含む利害関係者を対象に外部専門家が参加した人権影響評価を実施、△情報セキュリティおよび情報保護強化のためのCEO直轄の“技術情報委員会”の新設、△安全保険関連危険性の評価施行および好演会場、ポップアップストアでの安全管理活動、△Smile社会貢献10周年白書発刊などの活動を盛り込んだ。

また、SMは2024年に2回(2月、8月)にかけて合計477,274株の自社株を消却し、約357億ウォン(約35億7,000万円)規模の株主還元政策を実現した。2025年2月にも458,937株(403億ウォン(約40億円3,000万)相当)を償却し、積極的な株主還元政策を持続している。他にガバナンス分野では、△理事会の独立性および透明性強化、△アーティストの知識財産権などの保護のために“KWANGYA 119”に受け付けられた19万件以上の情報提供および関連通報対応、△リスク管理協議体の運営などの活動を通じて先進的なガバナンス構造を確立して遵法、倫理経営を強化している。
このように多方面にわたってESG経営強化のために努力を傾けた結果、SMは2024年12月第31回企業革新大賞で大韓商工会議所会長賞を受賞した。
チャン・ヒョクチョル、タク・ヨンジュン代表取締役は「今年創立30周年を迎え、新たなスローガン『THE CULTURE、THE FUTURE』を宣布したSMは、これまで積み上げてきた文化遺産をベースに、K-POPの未来を先導し、多くの人の日常と思い出の中で共に歩む企業になろうとしている」とし、「これからもK-POPの社会的責任と持続可能性のために真っ先に悩み、行動する先駆者になるために最善を尽くす」と明かした。
SMの今回の報告書は、国際持続可能報告標準である「GRI Standards 2021」と、国連グローバル・コンパクト(UN Global Compact)の10大原則、国連持続可能発展目標(UN SDGs)が提示するガイドラインを遵守して作成された。
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- ファン・ヘジン
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