元FTISLAND ソン・スンヒョン、芸能界引退・結婚後に出演映画「黒い霊」が公開“監督や俳優たちに申し訳なかった”
写真=(株)JNCメディアグループ映画「黒い霊」は、恐ろしい過去と秘密を隠したアヌアット(アヌパム・トリパシ)と、25歳になれば必ず死ぬことになるスア(ドファ)が満月の夜、鳥肌が立つ運命に向き合って始まるオカルトホラー映画だ。ソン・スンヒョンはスアの恋人ヒョヌ役として出演した。
彼は2024年、「悩んだ末に芸能界と韓国を離れ、新しい人生を生きてみようと思う」と引退を宣言し、同年、恋人と結婚式を挙げた。
引退後、公式の場で観客と会えなかったソン・スンヒョンが、一問一答を通じて作品に出演した感想や近況を伝えた。
―― 映画「黒い霊」が公開されましたが、今の気持ちはいかがですか?
ソン・スンヒョン:まず、公開まで少なくはない時間がかかったことを知っています。これまで公開を準備しながら苦労された制作会社の方々、そして監督、すべてのスタッフの皆さん、俳優の皆さんに、お疲れ様でしたと伝えたいです。個人的にニューヨークでとても楽しみにしています。試写会および映画祭に参加できず、監督そして俳優の皆さんに、もう一度申し訳ないと伝えたいです。
―― 「黒い霊」で披露した姿が本当に強烈でした。最初に台本を受け取った時の感想を教えてください。ヒョヌ役を演じることを決めたきっかけについても教えてください。
ソン・スンヒョン:俳優の仕事をしながらたくさんの台本をいただき、オーディションの過程を経験してきたが、「黒い霊」はすごくやりたいと思いました。オーディションおよびミーティングの時、オーバーフェイスで演技をお見せした記憶があります。一度もやったことのない、強烈な印象を残す悪役であるため、より惹かれました。
―― ヒョヌはDVをする、悪い恋人の典型のような人物です。役に対する悩みもあったと思いますが、演じる中で難しかったり、悩んだりした部分はありましたか?
ソン・スンヒョン:やはり普段と正反対の人物であるため悩みが多く、努力もたくさんしました。自然に染みるように悪を表現しなければならず、絶対に好感が持てないように、少し安っぽく見えるように表現した記憶があります。現場でも思ったより難しいと思いましたが、監督がリードしてくれて、僕を信じてくれました。本当に助かりました。

ソン・スンヒョン:人間ソン・スンヒョンとして体も心もより成熟し、健康になるきっかけを作りたいと思いました。結婚と共にニューヨークでの新しい挑戦で日常を満たしています。当時、Instagramに芸能界での人生をやめ、ニューヨークに行って新しい人生の挑戦をしたいという書き込みを残しましたが、思ったより大きな関心を集めました。自分は大して有名ではないと思ったので、静かに過ぎていくと思っていました(笑)。僕を知らない多くの方々も、あの人は一体誰なのか、俳優ソン・スンホンの偽物ではないかなど、振り返ってみれば愉快で面白い反応が多かったです。逆に励ましと応援、そして心配をしてくれたファンの方も多くいたことを思い出します。
―― 近況についても多くの方が気になっているようですが、どのように過ごしていますか?
ソン・スンヒョン:ニューヨークで1年間、様々なビジネスを学びました。今は、その経験をもとに、僕だけのレストランを運営しようと準備しています。「黒い霊」チームがニューヨークに来たら、すべてタダで楽しんでもらいます(笑)。
―― 共演した俳優の皆さんと監督はどのように記憶していますか?現場で記憶に残っているエピソードはありますか?
ソン・スンヒョン:振り返ってみるととても幸せで、とてもありがたい時間でした。今も心の片隅が痛く、申し訳なさが残っています。皆さん本当に苦労されましたし、一緒に撮影ができて楽しかったです。短い時間の中で忙しく進行しなければならない部分があったので負担も大きかったのですが、みんなで協力し合って、今作品が無事に世に出ることができたと思います。記憶に残るカットは、スーツケースを引いて絶壁の下に投げるシーンがあったのですが、すごい雨だったんです。とても重く、やっとの思いで引いていたあの時の記憶が今も鮮明です。
―― 一番力を入れて演じた、もしくは特に記憶に残っているシーンは何ですか?
ソン・スンヒョン:家の中で濡れたスーツケースを見つけた時、声を出さないで口だけを開けて驚く場面がありました。それがなかなか難しかったです。どうしても声を出してしまい、現場のスタッフの皆さんに申し訳なかった記憶が深く残っています。
―― 映画「黒い霊」が公開されることになり、ソン・スンヒョンさんに対する関心が熱いですが、それに関して一言お願いします。
ソン・スンヒョン:本当に熱いわけではないと思いますが(笑)。良い話をしていただき、感謝しています。ヒョヌはインパクトのある人物なので記憶に残ると思いますが、「黒い霊」は、登場人物一人ひとりの関係が重要な映画だと思います。ヒョヌだけでなく、他の俳優たちの話も注意深く見れば、より圧倒的な恐怖と、その中で新しい面白さを見つけられると思います。
―― 最後に「黒い霊」を観る観客の皆さんに一言お願いします。
ソン・スンヒョン:「黒い霊」はオーディションから撮影まで、本当に頑張って準備した作品です。「黒い霊」だけでなく、韓国のホラー映画をたくさん応援していただきたいです。(インタビュー当時)韓国はとても暑いと聞きました。皆さん「黒い霊」を観ながら暑さを吹き飛ばし、楽しく観ていただきたいです。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- ペ・ヒョジュ
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