ソン・ハユン、いじめの暴露者に続き新たな被害者・目撃者も…同級生たちが番組で証言

5日に韓国で放送されたSBS「気になる話Y」では、ソン・ハユンの約20年前のいじめ疑惑を取り上げた。
この日、番組の制作陣は、最初にいじめを暴露したA氏に会った。A氏は2004年の学生時代、ソン・ハユンから90分間にわたり頬を叩かれる校内暴力を受けたと主張し、当時、ソン・ハユンが強制転校処分まで受けたと述べた。また、自身が警察の「指名手配リスト」に登録されているというソン・ハユン側の主張についても、「アメリカに居住していたため、所在確認が目的の“指名手配”だ」と反論。ソン・ハユンに対して提起した100億ウォン(約10億円)の損害賠償請求については「警鐘を鳴らすべきだ」と怒りを露わにした。
しかし、ソン・ハユンはいじめ疑惑を否定しており、双方の主張が食い違う中、番組の制作陣は、2004年当時の同級生と会い、話を聞くことに成功した。この同級生は「(ソン・ハユンが)転校してきた当初は、私たちも『学校にスターが来た』という感じだった。顔も可愛らしく、先生にも愛想良くしていた」と話した。また、ソン・ハユンの後輩は「私たちと一緒にいる時はすごく優しかった。優しくてかなり親しかった。可愛く振る舞ったり、甘えたりもしていた」とも語った。

また、ソン・ハユンのグループが同級生の1人を集団暴行したという噂が伝わってきたという。この暴行事件でソン・ハユンは富川からソウルに転校して間もなく、近隣の学校へ強制転校させられたというのが同級生たちの証言である。
番組の制作陣は、当時の集団暴行事件の被害者だと主張する人物にも会った。この人物は「いじめなんて言葉自体が意味をなさないほど、もともとは仲が良かった友達だった。ところが、ソン・ハユンが転校してきて仲を裂くようなことをしたせいで口論になった。その後は一方的に手足を殴られた」と打ち明けた。ソン・ハユンも暴行に加担したと主張し「私は全治4週間だったため学校に行けなかった」と述べた。
続けて「学校では懲戒委員会も開かれ、強制転校させられた。同級生たちは皆知っているはずだ。それほど重大な事件で、私も何度も殴られた」とし「あの子のせいで高校生活が台無しになった。残った友人もおらず、親しかった友達とも連絡が途絶え、こんな生活を送っている。大人になった今でも(ソン・ハユンが)あまりにもひどいと思う」と訴えた。
しかし、ソン・ハユンの生活記録簿には強制転校に関する記載はないという。制作陣は懲戒委員会の議事録を確認するため、A氏と共に当時通っていた学校を訪れた。しかし、A氏はこれを直接確認することはできなかった。学校の関係者は「そのような状況も確かに理解はするが、非常にデリケートな部分だ。個人情報のため」と説明。該当の議事録は、ソン・ハユンの個人情報であるため、閲覧はもちろん事実確認も不可能だった。

その後、ソン・ハユンの法定代理人は放送前日に制作陣に対し、「ソン・ハユンの立場は、A氏に対して校内暴力を行った事実がなく、強制転校処分を受けた事実もない」と強調した。
これに先立って、ソン・ハユンは当時の目撃者はいないと明らかにしていた。しかし、制作陣は当時事件現場にいたという新たな目撃者を見つけた。目撃者は「昼食時だったと思う。裏門から少し歩くとアパートがあったが、空き地だったようだ。A氏が1人で座っていて、(ソン・ハユンが)『お前がやったの? 悪口を言ったの? 聞いたんだけど』と言い、A氏は『そんなことない』と話していた」と回想した。
また「枕か人形か座布団かははっきり覚えていないが、クッションのようなもので最初はA氏を殴った」とし「片手で殴ったと思う。顔を殴り、うつむくとまた殴った」と述べた。「罵声を浴びせながら、その時は周囲が止めようとしたが、続いた。今でも覚えているのは、顔が真っ赤になっていて、抵抗できる雰囲気ではなかったことだ」と付け加えた。
一方で「(ソン・ハユンは)親しい人たちには全くそんなことはなく、怒ったこともなかった。A氏を殴った瞬間のあの表情やそのような場面が思い出される。怒って叫びながら罵り、殴っていた様子が記憶にある。衝撃を受けて驚いた。噂でしか聞いていなかった姿だった」と語った。
A氏は「最初に僕に謝罪していれば、これが表面化することはなかっただろう。第一報が出た時に申し訳ないと謝罪していれば、そこで終わっていたはずだ。ところが第二報まで出て集団暴行の話まで浮上し、姿を消したかと思うと1年後に僕を告訴した」とし「これは一体どう受け止めればいいのか。言葉にならない。あの人に反省の兆しは微塵もない」と憤りを露わにした。
別の被害者も「A氏がこれ以上の被害を受けるなら、私も証言し、証拠を探さねばと思った。被害者がさらに被害を受けるのは避けなければならない。今ご覧の人格そのもので、幼い頃から変わらなかったようだ。全く変わっていない。あの人は本当に」と語った。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- パク・フィソン
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