Kstyle
Kstyle 13th

「私と結婚してくれますか?」ソ・ボムジュン“たくさん悪口を言われても嬉しかった”

マイデイリー
写真=SBS
俳優ソ・ボムジュンが、SBS金土ドラマ「私と結婚してくれますか?」を終えた感想を伝えた。

最近韓国で放送が終了したSBS金土ドラマ「私と結婚してくれますか?」は、最高級の新居を死守しようとする男女2人の甘くスリリングな90日間の偽装新婚ロマンティックコメディで、俳優チェ・ウシク(キム・ウジュ役)と、チョン・ソミン(ユ・メリ役)が主演を務めた。

ソ・ボムジュンは劇中、容姿端麗で優れた話術まで兼ね備えているが、交際期間の長い恋人ユ・メリ(チョン・ソミン)を裏切ってお金持ちの家の娘ジェニー(イ・スミン)と浮気し、婚約破棄された(チェ・ウシクが演じたキャラクターと同名の)キム・ウジュ役を演じた。

スイートな姿からダサくて可哀想な姿まで、キャラクターのさまざまな魅力を披露したソ・ボムジュンが、一問一答を通じて作品への思いを語った。

―― ドラマ「私と結婚してくれますか?」が多くの視聴者に愛され、幕を下ろしました。作品を終えた感想をお願いします。

ソ・ボムジュン:作品を終えた今、やはり感謝の気持ちが一番大きいです。視聴者の皆さんが見て、愛してくださったので「私と結婚してくれますか?」という作品が存在することができました。毎週金・土曜日の夜、僕も緊張し、ドキドキしながら見ていたので、来週からは寂しくなると思います。視聴者の皆さんのコメントや反応を見る楽しさもすごく大きかったです。様々な言語により、人生において一番、多くの悪口を言われた時期だったと思います。後半に入ってからは“元”ウジュではなく、“偽”ウジュと呼んでくださいました。

―― 怒りを買いながらも憎めない、妙な魅力を持つウジュを表現する上で、特に気を使った部分や準備したことを教えてください。

ソ・ボムジュン:まず、ただの軽い浮気者の元夫ではなく、ユ・メリを愛していた気持ち、ユ・メリのところに戻りたい気持ち、後悔する気持ちまで、全て心をこめて演じました。そして第3者が見ればあきれるような言い訳でも、キム・ウジュの言葉と行動全てを理解するために理由を見つけようとしました。また、視聴者の皆さんがキム・ウジュが出てきたら、「もう、こいつまただよ」と思い、失笑するように、年下男の可愛らしく、世間知らずな部分を見せようと思いました。そうやって怒りを誘発するけれど憎めないように、バランスを取ろうと思いました。

―― キム・ウジュを演じて、個人的に満足した瞬間を教えてください。

ソ・ボムジュン:どんな役を演じても100%満足することはできないと思いますが、シーン一つひとつ、後悔のないように準備して、演じました。演技をする時、視聴者の皆さんに僕の意図と目的が伝わることが一番重要だと思いますが、視聴者の皆さんがキム・ウジュのストーリーをたどりながら一緒に悪口を言ってくれて、嘆いてくれる時、一番嬉しかったです。憎まれることはあっても、10人のうち一人でも、憎いけれど憎めないとキム・ウジュを可愛がってくれるといいなと思いましたが、その目標も叶えられたようで嬉しいです。

―― チョン・ソミンさん、チェ・ウシクさんとの撮影はいかがでしたか?記憶に残っているエピソードがあれば教えてください。

ソ・ボムジュン:チョン・ソミン先輩がユ・メリ、チェ・ウシク先輩がキム・ウジュだったので、僕もキム・ウジュとしてより頑張ることができました。本当にユ・メリとキム・ウジュそのものだったんです。2人の先輩と一緒に演技をする時は、リハーサルの時から自由にアイデアを出し、シーンをより豊かにすることができました。病院のシーンでもアドリブが本当に多かったです。第9話で(チェ・ウシクが演じた)キム・ウジュに殴られるシーンは元々台本にはありませんでしたが、リハーサル中に作り出したシーンでした。2人と一緒の現場はいつにも増して楽しみでした。

―― 多くのシーンの中で、個人的に愛着のあるシーンや印象深かったシーンはありますか?

ソ・ボムジュン:やはり最初にカフェでユ・メリに浮気がバレるシーンとホテルのシーン、そしてユ・メリとキム・ウジュを見守るシーンが記憶に残っています。カフェのシーンは7、8分ほどの長いシーンでしたが、そのセリフの中にキム・ウジュのキャラクターと性格、全体的なトーンや姿勢が全て入っていると思い、変化を取り入れながらセリフを多様に表現しようと努力しました。ホテルでジェニーに振られて、ユ・メリとキム・ウジュを見守る時、僕自身も知らないうちに自分が悪かったのにもかかわらず、実際に嫉妬して怒ったりもしました。そういった思いもしなかった衝動的な感情のためか、心に残っています。

―― 自分が演じたキム・ウジュに伝えたいことはありますか?

ソ・ボムジュン:僕が特別に気にかけているウジュ。これからはしっかりして、君の幸せな未来のために一生懸命に生きよう! 君の根性と情熱なら、できないことなどないはず。君を信じているよ。いつも応援しているよ。幸せになろう、キム・ウジュ!

―― 今回の作品を通じて俳優として新しく得られた気づきや、成長した部分があるとすればどのような部分でしょうか?

ソ・ボムジュン:ある意味でキム・ウジュは、僕が初めて演じるヴィランでした。応援されて、愛されるキャラクターもいいですが、そんなキャラクターが存在するためにはキム・ウジュのような役も必要です。最初はキム・ウジュの無茶な行動に“悪口ばかり言われたらどうしよう?”と悩みましたが、少したつと、視聴者の皆さんが悪口を言ってくださることを望むようになりました。一方では、自分のものにしたかった愛称“可愛いクズ”と呼んでいただけて、嬉しかったです。視聴者の皆さんが見たくもないと言いながらも、(自身の演じた)キム・ウジュのおかげで(チェ・ウシクが演じた)キム・ウジュとユ・メリの恋が早い展開で燃えあがると喜んでいるのを見ました。このような経験を通じて、これからは俳優ソ・ボムジュンとしてより多様なキャラクターに挑戦したいと思いました。

―― 俳優としてこれから見せたい姿や目標はありますか?

ソ・ボムジュン:“この人があの人だったの?”と言われることが本当に多かったんです。キャラクターごとにいつも新たな視線で見てくださるのが、俳優としては本当に大きな褒め言葉でもあるので、いつも感謝しています。これからは視聴者の皆さんに「ソ・ボムジュンがこの作品に出るんだって。見てみたい」「今度はソ・ボムジュンがどんな変身をするだろう?」という期待と信頼を与えられる俳優になりたいです。

―― 最後に「私と結婚してくれますか?」の視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

ソ・ボムジュン:皆さんが見てくださったので「私と結婚してくますか?」がより輝くことができました。心から感謝申し上げます。キム・ウジュは憎かったと思いますが、これからはしっかりして、頑張って生きていきますので応援してください! 僕はまた違う作品、違うキャラクターで帰ってきます。「自分の人生に巨大な幸運がやってきた時、僕はもうすぐ幸せになると思った。安定よりは不安で作られるというけれど、寂しさが大きな波のように覆ってくる時は道を失い、彷徨っていた。しかし、その全ての悲しく、不安な時間はもしかしたらあなたに向かっていた道だったのかもしれない」という言葉のように、皆さんのこれからの道全てをキム・ウジュとソ・ボムジュンがいつも傍で応援します。改めて、本当にありがとうございました。
元記事配信日時 : 
記者 : 
キム・ハヨン

topics

ranking