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「テプン商事」キム・ミンハ、2PM ジュノを深く信頼“キスシーンもリラックスした気持ちで撮影できた”

Newsen
写真=NOON COMPANY
女優キム・ミンハが、tvN土日ドラマ「テプン商事」で共演した2PMのジュノに感謝の気持ちを伝えた。

韓国で最近放送終了した「テプン商事」は、1997年のアジア通貨危機の中で、従業員も、金も、売るものもない貿易会社の社長になってしまった新米商社マン、カン・テプンの奮闘と成長を描いた。世界が終わったかのように感じられた時代でも、自分の居場所を守り、歩みを止めなかった人々の熱い生存記を通じて、現代を生きる視聴者に温かい慰めと勇気を贈った。

劇中キム・ミンハは、テプン商事の元経理のエースから営業職、いわゆるサラリーマンへと成長していくオ・ミソン役を演じ、リアリティのある演技で視聴者を魅了した。またカン・テプン(ジュノ)との切ないロマンスもドラマに活力をもたらした。

写真=tvN
共演したジュノとの相性について問われると、キム・ミンハは「本当にたくさん頼りました。ジュノさんはこの業界で20年も活躍されている先輩なので、アドバイスもたくさんくださり、いつも頼りにしていました。周りの人をとてもよく気遣ってくれるタイプで、それを堂々と見せるわけではなく“ツンデレ”っぽく? でもツンデレよりもっと優しい感じです。だからこそ安心して演じられましたし、『やりたいようにやって』と言って全部受け止めてくれたので、より自然に見えたのだと思います」と語った。

ロマンスシーンについても「とても良かったです。キスシーンはお互い本当に親しくなった後に撮影しました。8ヶ月後くらいですね。最初は少し照れるかなと思ったのですが、それも一瞬でした。本当にリラックスした気持ちで撮れました。お互いを同僚として深く信頼していたので、無理している感じが全くなかったんです。お互いを愛する気持ちで撮影しました」と明かした。

続いて「避暑地での海辺のシーンがすごく好きでした。釜山(プサン)で二人で走り回るシーンも大好きでした。“走ろう”と言って走るシーンだったんです。撮影しなからジュノさんと話していたのが“思いっきり笑ったのはいつだったっけ?”ということでしたが、走りながら本当にお腹が痛くなるほど笑いました。海草を引き上げるシーンも可笑しくて大変でした。テプンが携帯電話とポッキーを渡すシーンも良かったです。家で一緒にご飯を食べて話したりふざけ合うシーンもすごく好きでした」と振り返った。

「テプン商事」ファミリーとの共演も大切な思い出になった。彼女は「テプン商事のメンバーと撮影する時はとても楽しかったです。イ・サンジンさんともとても仲良くなりましたし、みなさん、とても心の温かい方です。いつも笑って和気あいあいした雰囲気で撮影したので、ストレスがありませんでした。キム・ジェファさんは撮影現場の“コメディアン”みたいな存在で、本当に温かくて面白い方々でした」と語った。

アジア通貨危機の時代を背景にした作品とあって、美術的な再現も話題になった。キム・ミンハは「小道具を見る度に面白かったです。例えばトークン(地下鉄やバスの乗車コイン)などです。実際に使っていましたが、当時は幼かったのであまり覚えていません。テプンがプレゼントしてくれた携帯電話やカセットテープ、車など、小道具を見ながら“可愛いな”と思いましたし、今あっても使えるなと思いました。撮影の合間に小道具を見るのが楽しかったです」と回想した。

優れた英語力について聞かれると、「英語の勉強は、1日10分でも必ずやるようにしています。言語って、使わないとどんどん退化するじゃないですか。韓国語だって使わなければ衰えます。覚えようとしなくても、単語帳を“見るふり”だけでもします。映画やドラマ、リール動画を見て知らない単語が出てきたら必ずメモします。いつも小さな単語帳を持っています」と語った。

キム・ミンハは時代劇で特に輝く女優にも挙げられる。Apple TV+「パチンコ」でも多くの視聴者から高い評価を得た。

写真=NOON COMPANY
彼女は「『パチンコ』は日本統治時代の話で『テプン商事』は全く違うアジア通貨危機の時代なので、プレッシャーはありませんでした。全く別のストーリーですし。やっぱり自分が生きたことのない時代を“生きる”ということが魅力なんです。想像力がどんどん広がって、その楽しさが大きいです」と話した。演じてみたい時代を問われると、「中世ですね。1000年前とか、高麗時代もいいですね」と微笑んだ。

今年は、4月に公開されたTVING「私が死ぬ一週間前」から「テプン商事」まで活発に活動を続けた年でもあった。彼女は「『テプン商事』を撮影しながら、“やっぱり自分一人では何もできないんだな”と実感しました。年末をとても満足して過ごしています。『私が死ぬ一週間前』も満足できる作品で、今年は本当に“愛”で満たされた一年でした」と自己評価した。

来年の活動については、「Netflix『楽バイト』の撮影はすでに終わっていて、来年の計画もあります。次回作は慎重に選びたいですね。休まず働くのはちょっと“病気”みたいなところもあります。現場が本当に好きで。でもしっかり休んでいます。仕事が好きすぎてやめられません」と語った。

さらに、「この仕事がなぜこんなにも好きなのかについても、たくさん考えてみました。時にはこの職業が私の性格に合ってないのでは? と思う時もありますが、カメラの前でキャラクターを演じ、俳優同士で会話し、役としてセリフを交わす時、どこからか湧き上がる喜びがあります。他人の人生を自分の人生よりも深く生きてみるのもとても魅力的ですし。自分である必要がないんですよね。そういったところも好きですし。様々な経験ができるところが好きです」とつけ加えた。
元記事配信日時 : 
記者 : 
ファン・ヘジン

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