キム・ヒャンギ、映画「寒蘭」で初めて母親役を務める“母性愛は本で学んだ”
写真=Triple Pictures映画「寒蘭」(監督:ハ・ミョンミ)に出演したキム・ヒャンギは最近、ソウル鍾路(チョンノ)区三清洞(サムチョンドン)某所で行われたインタビューを通じて公開を控えた感想を伝えた。
「寒蘭」は1948年の済州(チェジュ)島を背景に、生き残るために山と海を渡った親子の強い生存記を描いた映画だ。
「寒蘭」は、“冬に咲く漢拏(ハルラ)山の蘭”を意味し、寒さの中でも枯れずに花を咲かす寒蘭のように、1948年、済州・漢拏山に避難した親子の生存記を通じて、屈しない命の尊さと人生の偉大さを描いている。
キム・ヒャンギ演じるアジンは、済州の海女で、娘ヘセンのためならどんな危険も厭わない強靭な母親だ。娘のヘセン役は子役のキム・ミンチェが演じた。

本で“母性愛”を学んだというキム・ヒャンギは、「“母性愛とは何だろうか?”と思って本を読んでみました。母親になるとホルモン体系が変わるそうです。それでアジンも娘のために無謀な行動をするのではないかと思って演じました」と伝えた。
続いて「母親の姿は色々あると思いますが、私が思うアジンは、すべてを包み込む慈愛に満ちた母親というよりは、不器用でも“私の娘と一緒に進んでいく”という勇敢な母親だと解釈しました」とつけ加えた。
「母親を演じることよりも心配になったのは、済州の方言です」と話したキム・ヒャンギは「監督に“練習だけさせてください”とお願いしました。済州の方言を監修してくださる方と一対一でレッスンを受けました。最初は私のイントネーションが正しいと言われても、すぐに勘がつかめなかったんです。しかし、第2外国語だと、違う言語だと思ってアプローチしたら、感情を掴みやすかったです」と話した。
公開前に済州島民を対象にした試写会も行った。映画を観た島民の反応はどうだったのかという質問には、「公開前に済州の皆さんに先にお見せする機会があって本当に良かったです」とし、「“ありがとう”とたくさん言ってくださり、ポジティブな表現をしてくださったので力になりました。心温まる拍手もたくさんいただいて嬉しかったです」と話した。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- ペ・ヒョジュ
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