流浪の月
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李相日監督の最新映画「流浪の月」韓国でも公開決定!各界からの絶賛コメント&場面写真も解禁
広瀬すずと松坂桃李をダブル主演に迎えた李相日監督最新映画「流浪(ルビ:るろう)の月」が、全国公開中だ。実力と人気を兼ね備えた俳優・広瀬すずと松坂桃李の2人が紡ぐ物語は、2020年本屋大賞を受賞し、同年の年間ベストセラー1位(日販単行本フィクション部門、トーハン単行本文芸書部門)に輝いた凪良ゆうによる傑作小説が原作。10歳の時に、誘拐事件の被害女児となり、広く世間に名前を知られることになった女性・家内更紗(かない さらさ)を広瀬が、その事件の加害者とされた当時19歳の青年・佐伯文(さえき ふみ)を松坂が演じる。また、事件から15年経った現在の更紗の恋人・亮を横浜流星が、癒えない心の傷を抱える文に寄り添う看護師・谷あゆみを多部未華子が演じ、加えて、趣里、三浦貴大、白鳥玉季(子役)、増田光桜(子役)、内田也哉子、柄本明らが共演に名を連ねている。2人の限りなく稀有な関係性をスクリーンに描き出すのは、デビュー以来そのエモーショナルで骨太な作風で観客の心を鷲掴みにしてきた「フラガール」「悪人」「怒り」などの李相日(リ・サンイル)監督。また、「パラサイト 半地下の家族」「バーニング 劇場版」「哭声/コクソン」「母なる証明」など、韓国映画史に残る作品を次々手がけてきた撮影監督・ホン・ギョンピョ、「キル・ビル Vol.1」「ヘイトフル・エイト」「フラガール」「悪人」「三度目の殺人」など、世界を股にかけて活躍する美術・種田陽平ら、国境を越えた才能が集結した。橋本環奈、八木勇征(FANTASTICS from EXILE TRIBE)、弘兼憲史、吉田大八も絶賛! 更紗と文の15年間を繋ぐのは水だった。公開されるやいなや、「今年を代表する1本」「原作ファンとして文句のつけようのない完成度!」「俳優陣の圧巻の演技力」「邦画史に残る超絶大傑作!」「150分一瞬たりとも気の抜けない展開に美しく儚く隙のない映像」と、映画レビューサイトやSNS上の熱のこもった感想が話題になっている本作。既に「パラサイト 半地下の家族」のポン・ジュノ監督が「私に得も言われぬ嫉妬心を呼び起こした」と感嘆の声を上げるなど、各界の著名人からのコメントも続々到着しているなか、あらたな絶賛コメントたちが到着。ドラマ「ネメシス」で広瀬との共演経験もある女優の橋本環奈からは「それでも最後に儚げながらも未来への希望が残る。流浪の先に2人を待ち受けている人生に想いを馳せる」と繊細で詩的な感想が届き、「流浪の月」の原作者である凪良ゆうの人気小説「美しい彼」の実写ドラマで主演を務めた八木勇征(FANTASTICS from EXILE TRIBE)からは「ちょっと言葉では言い表せないです。本当に素敵でした」と感無量の鑑賞報告が届いた。さらに「島耕作」シリーズの著者としても有名な漫画家・弘兼憲史が「本当に素晴らしい作品。今年の映画賞は総なめの予感」と日本映画史に爪痕を残すことに期待を寄せ、日本アカデミー賞受賞監督の吉田大八が「画面の隅々から俳優の表情筋に至るまでただならぬ力が 漲みなぎり、観るものに対決を迫る」と本作から立ち上る気迫に賛辞を送るなど、大人世代の心にも深く突き刺さっていることがわかる。そして、先に開催された全州国際映画祭での評判、また日本国内でのこの盛り上がりを受け、本作の撮影監督であるホン・ギョンピョ(「パラサイト 半地下の家族」「バーニング 劇場版」)の母国・韓国で今秋からの劇場公開が決定した。そんな快進撃の続いている本作から、水の中にいるような深い青が印象的な未公開場面写真とシーンにまつわるエピソードを新たに解禁! 2020年本屋大賞を受賞した原作「流浪の月」に寄せられた多数の映画化オファーの中から選ばれ、この重責を担った李相日。「原作をただなぞるのではなく李監督の流浪の月を作ってほしい」という凪良の激励を受け、李は自身の映画版「流浪の月」のなかで、いくつか原作からの設定の改変を施した。もっとも大きな変更点のひとつは、2ヶ月を一緒に過ごした幼い更紗と大学生の文が被害女児と誘拐犯として警察に引き離されてしまうシーン。原作では動物園がその舞台となっているが、映画では、とある湖が舞台となった。李はこの変更について、「2人が引き離される時に目にした風景は、2人が再会するまで15年間も思い続ける景色ですから、とても大事なものでなければなりません。ですから実際映像になった時に、2人を繋ぐ装置として、もう一歩何かが必要だと感じました。それが今回は水でした」と意図を振り返る。「文がいる場所のそばにはいつも水があり、水の中は2人が安心できる場所というイメージで、物語に水を介在させています」とし、それゆえ再会した更紗と文の居場所である川沿いのカフェcalicoの内装も壁がブルーグレー、奥にある格子窓のステンドグラスがブルー、そして電飾にもブルーが配置され、まるで湖の中にいるような優しい青い光が2人を包み込むように設計されている。この水というキーワードは、俳優たちが演じるキャラクターの視覚的なイメージにも活かされた。「例えるなら、更紗と文は水なんです」と李。「そして亮は火、谷は土のイメージです。熱を発する亮の周囲には意識的に赤を配置しています。ソファや壁の絵など。一方、育みたい願望を持つ土の谷の衣装はベージュや茶系で統一しました」と話した。ぜひ、そのような視点でも、本作を劇場のスクリーンでチェックしてほしい。映画「流浪の月」は、日本全国で公開中だ。■映画情報「流浪の月」全国公開中〈出演〉広瀬すず、松坂桃李、横浜流星、多部未華子、趣里、三浦貴大、白鳥玉季、増田光桜、内田也哉子、柄本明<ストーリー>雨の夕方の公園で、びしょ濡れの10歳の家内更紗に傘をさしかけてくれたのは19歳の大学生・佐伯文。引き取られている伯母の家に帰りたがらない更紗の意を汲み、部屋に入れてくれた文のもとで、更紗はそのまま2ヶ月を過ごすことになる。が、ほどなく文は更紗の誘拐罪で逮捕されてしまう。それから15年後。傷物にされた被害女児とその加害者という烙印を背負ったまま、更紗と文は再会する。しかし、更紗のそばには婚約者の亮がいた。一方、文のかたわらにもひとりの女性・谷が寄り添っていて。原作:凪良ゆう「流浪の月」(東京創元社刊)監督・脚本:李相日撮影監督:ホン・ギョンピョ音楽:原摩利彦製作総指揮:宇野康秀製作幹事:UNO-FILMS(製作第一弾)共同製作:ギャガ、UNITED PRODUCTIONS配給:ギャガ(C) 2022「流浪の月」製作委員会■関連リンク映画「流浪の月」公式HP:https://gaga.ne.jp/rurounotsuki/
映画「流浪の月」舞台挨拶に広瀬すず&松坂桃李&李相日監督らが出席…初日を迎えた喜びや撮影中の裏話を語る
2020年本屋大賞を受賞した作家・凪良ゆう氏による傑作小説を原作にした映画「流浪の月」が、5月13日ついに全国公開! 同日には都内劇場で初日舞台挨拶が行われ、広瀬すず、松坂桃李、横浜流星、多部未華子、内田也哉子、李相日監督が出席した。2016年の「怒り」以来の6年ぶり長編新作、しかもコロナ禍での撮影という異例の状況の中で作られた本作がついに公開を迎えた李監督は「いい映画を作ってなかなか言葉にできない色んな思いを観る人に届けたいというそれだけでした。コロナ禍での撮影が大変だったかどうか、そんなことはこの場に立つと忘れます」と自信作の封切りに晴れやかな表情。その李監督と「怒り」以来のタッグとなった広瀬は「撮影中は更紗として生きることに必死過ぎて」と完走を自負している広瀬すずは「どういう風に伝わるのかなと、ここ最近の中でも強く、ドキドキとちょっとした緊張を感じています」と新鮮な面持ちだった。役作りのために体重を落として撮影に臨んだという松坂桃李は「情報解禁前だったので、周囲になぜ痩せているのかを言うに言えなくて。『激やせ! 何があったのか?』とは言われていたようだけれど、そのうちに分かるだろう! くらいの感覚でいました」と思い出し笑い。初の李組での経験については「役や作品との向き合い方をじっくりと時間をかけてやらせてもらえた場所でした。この仕事を続ける上でとても大切なことを教えてもらいました」と役作りに没頭できる環境へ感謝の言葉を述べた。既に見た人からは新境地を開拓したとの声も挙がっている横浜流星も「役作りの中で贅沢な時間を設けてくださって感謝しています。そのお陰で更紗と亮の関係が作れたので、こんな贅沢な現場はほかにはないと思います。今後は自分でそのレベルまで持っていかなければならないですが、この作品以降、役への向き合い方は強くなりました」と成長を実感したと振り返る。文(松坂)の恋人で看護師の谷役を演じた多部未華子は「距離を縮めるために、監督から『桃李君を触って』と言われたので、空き時間にずっと触らせていただいて(笑)。ウエストがぞっとするくらい細くて、この日にいたるまで色々な思いでここに立たれているんだと触りながら感じました。私も頑張らなければと思わせてくれる、人柄と体形でした」とジョーク交じりに松坂の役作りを労っていた。「悪人」に出演した樹木希林さんの娘である内田也哉子は、李監督から手紙をもらい出演を決意したという。「当初は母・樹木希林のような演技力を私に求めているのではないかと思い丁重にお断りをしたんです。そうしましたら『僕はしつこいとあなたのお母さんに言われてますので』と含みのあるお手紙を頂いて、一度会いましょうとなりました。母の言っていた『しつこい』というのは、一人一人の役どころの魂に向き合っていく意味のある『しつこさ』で、そうするとこういう風に長い間がかかるんだと腑に落ちました」と李監督のこだわりをリスペクトしていた。さらに自身初の単独主演作「ツナグ」(12)で樹木希林さんと祖母と孫として共演した経緯のある松坂は、内田との親子役共演に「これを宿命として言わずしてなんと言うのか。自分の中で特別な思いがあります」と感慨をかみしめていた。撮影時の裏話を紹介するコーナーでは、撮影中に行われた横浜へのサプライズバースデーが話題に。怒りに任せてゴミ箱をぶちまけるシーンが急遽追加されたと聞かされて撮影に臨んだ横浜だが「そのゴミ箱の中に誕生日プレゼントが入っていて。嬉しいけれど、このワンシーンは追加はないんだとちょっと残念な気持ちもあって不思議な気持ちになりました」と苦笑い。このサプライズを事前に知っていた松坂は「役として激高して入ってきて、その流れの中でプレゼントがあり自分の誕生日に気づくという。怒りからの喜びに行くまでのストロークは凄まじかったはず」と横浜の心中を慮ると、広瀬も「監督の前でウソをつく演技はしてはいけないという感覚になっているので無駄な集中力になるんだろうなと思いながらも、本当に笑いをこらえることに必死でした」と思い出し笑いだった。「儚く見えるように」という監督の指示のもと、撮影前にスリムなシルエットを見事に体現した広瀬だが、撮影中は「撮影ではエネルギーを使うので、いっぱい食べていました。トレーナーの方が食事管理をしてくださったので、お昼はマネージャーさんや監督と一緒に焼き肉に行きました」と食欲旺盛。李監督が「桃李君のことを考えると胸が痛くて」と肩をすぼめると、当の松坂は「(広瀬は)焼き肉とか食べて、「情熱大陸」見たらラーメンもすすっているし。本当にうらやましいと思って」と打ち明けると、広瀬は「(松坂を)間違って一度食事に誘ってしまったことがあって。その時に桃李さんは『僕は明日まで我慢します』と仰ってて、私たちもその日は監督と一緒にコンビニのご飯にしました」と申し訳なさそうに回想した。また、撮影後に松坂は李監督のおごりで洋食屋さんを訪れたそうで「胃に優しいものはありますか? と聞いたら雑炊を作ってくれて。あまりにも美味しくて手が止まらなかったです」と喜ぶと、李監督は「その時の桃李君の笑顔で罪悪感も消えていきました」と笑わせた。舞台挨拶後半には、安西梨花役の増田光桜が広瀬&松坂への可愛らしい花束を持ってサプライズ登場。「流浪の月」では物語の終盤、更紗と文の選択に大きな影響を与える重要な役どころを担っている増田だが、実は朝ドラ「なつぞら」で広瀬と親子役で共演を果たしている。広瀬は増田のことを「そうなんです、娘なんです!」と喜色満面で紹介し、「李組で再共演させてもらえたことが物凄く嬉しくて、勝手に遠いお母さんのような気持が離れず、監督と横に並んでいる姿に感動して泣きそうになりました。距離が近いままお芝居ができて、今回もその延長でお芝居ができて幸せでした」とにっこり。増田も「2年ぶりに広瀬さんと会えてすっごく嬉しかった」とこちらも満面の笑みを覗かせ、会場を温かい空気で包みこんだ。また、増田との共演シーンが多かった松坂からも「もう素晴らしかった。幸せをありがとうという感じ!」と感謝されると「演技中に松坂さんの声が心の中にジワーと響いて、松坂さんってすごいなあ、素敵だなあと思いました」といじらしくコメントすると会場からも拍手が。松坂も「今の感想が心にジワーと響いています!」とメロメロな様子を見せていた。最後に松坂は「色々な理由や人には言えないことを抱えて生きている登場人物たちの息遣いや生きている姿を見ていただくことで、皆さんの中で得るもの通ずるものが必ずあると思います」と確信。広瀬は「初日を迎えてこの作品がどんどん世の中に広まって届いていくことに嬉しさと寂しさを感じています。美しくて強くてたくましい二人の姿を見届けてほしいです」と大ヒットに期待を込めていた。■映画情報「流浪の月」全国公開中〈出演〉広瀬すず、松坂桃李、横浜流星、多部未華子、趣里、三浦貴大、白鳥玉季、増田光桜、内田也哉子、柄本明<ストーリー>雨の夕方の公園で、びしょ濡れの10歳の家内更紗に傘をさしかけてくれたのは19歳の大学生・佐伯文。引き取られている伯母の家に帰りたがらない更紗の意を汲み、部屋に入れてくれた文のもとで、更紗はそのまま2ヶ月を過ごすことになる。が、ほどなく文は更紗の誘拐罪で逮捕されてしまう。それから15年後。傷物にされた被害女児とその加害者という烙印を背負ったまま、更紗と文は再会する。しかし、更紗のそばには婚約者の亮がいた。一方、文のかたわらにもひとりの女性・谷が寄り添っていて。原作:凪良ゆう「流浪の月」(東京創元社刊)監督・脚本:李相日撮影監督:ホン・ギョンピョ音楽:原摩利彦製作総指揮:宇野康秀製作幹事:UNO-FILMS(製作第一弾)共同製作:ギャガ、UNITED PRODUCTIONS配給:ギャガ(C) 2022「流浪の月」製作委員会■関連リンク映画「流浪の月」公式HP:https://gaga.ne.jp/rurounotsuki/
李相日監督の最新映画「流浪の月」劇場パンフレットが発売決定…ポン・ジュノ監督ら、各界からの絶賛コメントも解禁
広瀬すずと松坂桃李をダブル主演に迎えた李相日監督の最新映画「流浪(るろう)の月」が、5月13日(金)に全国公開される。実力と人気を兼ね備えた俳優・広瀬すずと松坂桃李の2人が紡ぐ物語は、2020年本屋大賞を受賞し、同年の年間ベストセラー1位(日販単行本フィクション部門、トーハン単行本文芸書部門)に輝いた凪良ゆうによる傑作小説が原作。10歳の時に誘拐事件の被害女児となり、広く世間に名前を知られることになった女性・家内更紗(かない さらさ)を広瀬が、その事件の加害者とされた当時19歳の青年・佐伯文(さえき ふみ)を松坂が演じる。また、事件から15年経った現在の更紗の恋人・亮に横浜流星、文に寄り添う看護師・谷あゆみに多部未華子、加えて、趣里、三浦貴大、白鳥玉季(子役)、増田光桜(子役)、内田也哉子、柄本明ら、豪華共演陣が名を連ねる。2人の限りなく稀有な関係性をスクリーンに描き出すのは、デビュー以来そのエモーショナルで骨太な作風で観客の心を鷲掴みにしてきた「悪人」「怒り」「の李相日(リ・サンイル)監督。また「パラサイト 半地下の家族」「バーニング 劇場版」「哭声/コクソン」「母なる証明」など、韓国映画史に残る作品を次々手がけてきた伝説の撮影監督のホン・ギョンピョ、「キル・ビル Vol.1」「ヘイトフル・エイト」「三度目の殺人」など、世界を股にかけて活躍する美術・種田陽平ら、国境を越えた才能が集結した。本作の公開にあわせ、映画「流浪の月」をさらによく知るための豪華劇場パンフレットが完成。完成した映画に対して、李監督と撮影監督ホン・ギョンピョとの縁を繋いだポン・ジュノ監督からは「李相日監督が映画的な怪力の持ち主であるということは前作『怒り』でもすでに感じていたが、今作ではさらに一歩、まさに最後までやりきっている。すべての俳優の繊細なニュアンスを光と影の中に描き出した撮影と演出の抜群の相性は、私に得も言われぬ嫉妬心を呼び起こした」と、これ以上ないほどの賛辞が寄せられた。原作者・凪良が大ファンだと称する作家・島本理生からは「文が更紗に向ける視線は、性でも恋愛でも同情でもなく、ましてや少女性に対する幻想や崇拝であってはならない。その奇跡は、もしかしたら誰も見たことがないものかもしれない。それが映画の中で見事に体現されていたことが尊かった」と繊細かつ鋭利な解説が寄せられたが、パンフにはその全文が収録される。また、広瀬、松坂、横浜、多部の録り下ろしインタビューでは、撮影を経て熟成された4人4様の研ぎ澄まされた言語感覚に驚かされ、李監督はじめ撮影のホン・ギョンピョ、美術の種田、音楽の原のインタビューでは、映画製作における細部に至るまでの究極のこだわりにあらためて瞠目させられるだろう。ここが初出しとなる劇中&メイキング写真、映画の製作過程をつぶさに記録した製作レポートにも注目だ。ひと足先に映画を観た各界の著名人からのコメントも続々到着。女優の木村佳乃が「小説を読んで感じた心の震えを、映像が更に深く伝えてくれました」、俳優の妻夫木聡が「行き場のない感情が、荒波のように引いては寄せ、寄せては返して、心がえぐりとられるようだった」との言葉を寄せ、それぞれが本作に衝撃を受けつつも魅了された思いを語っている。■上映情報「流浪(るろう)の月」5月13日(金)全国ロードショー「流浪の月」劇場パンフレット発売予定日:2022年5月13日(金)価格:820円(税込)発売元:東宝ステ映画クレジット:(C)2022「流浪の月」製作委員会配給:ギャガ原作:凪良ゆう「流浪の月」(東京創元社刊)出演:広瀬すず 松坂桃李横浜流星 多部未華子 / 趣里 三浦貴大 白鳥玉季 増田光桜 内田也哉子 / 柄本明監督・脚本:李相日撮影監督:ホン・ギョンピョ音楽:原摩利彦製作総指揮:宇野康秀製作エグゼクティブ:依田巽(巽の上は「巳巳」)製作:森田篤 プロデューサー:朴木浩美 エグゼクティブプロデューサー:小竹里美 髙橋尚子 堀尾星矢 ラインプロデューサー:山本礼二 美術:種田陽平 北川深幸 照明:中村裕樹 録音:白取貢 音響効果:柴崎憲治 編集:今井剛 装飾:西尾共未 高畠一郎 キャスティングディレクター:元川益暢 衣裳デザイン:小川久美子 ヘアメイク:豊川京子 制作担当:多賀典彬 助監督:竹田正明 韓国コーディネーター:鄭信英 音楽プロデューサー:杉田寿宏 宣伝プロデューサー:依田苗子 新田晶子製作幹事:UNO-FILMS(製作第一弾)共同製作:ギャガ、UNITED PRODUCTIONS<ストーリー>雨の夕方の公園で、びしょ濡れの10歳の家内更紗に傘をさしかけてくれたのは19歳の大学生・佐伯文。引き取られている伯母の家に帰りたがらない更紗の意を汲み、部屋に入れてくれた文のもとで、更紗はそのまま2ヶ月を過ごすことになる。が、ほどなく文は更紗の誘拐罪で逮捕されてしまう。それから15年後。傷物にされた被害女児とその加害者という烙印を背負ったまま、更紗と文は再会する。しかし、更紗のそばには婚約者の亮がいた。一方、文のかたわらにもひとりの女性・谷が寄り添っていて。■関連リンク映画「流浪の月」公式HP:https://gaga.ne.jp/rurounotsuki/
松坂桃李、映画「流浪の月」李相日監督の演出に驚き!“役と作品に没入できる環境…時間が早く過ぎた”
実力と人気を兼ね備えた俳優・広瀬すずと松坂桃李の2人が紡ぐ物語は、2020年本屋大賞を受賞し、同年の年間ベストセラー1位(日販単行本フィクション部門、トーハン単行本文芸書部門)に輝いた凪良ゆうによる傑作小説が原作。10歳の時に、誘拐事件の被害女児となり、広く世間に名前を知られることになった女性・家内更紗(かないさらさ)を広瀬が、その事件の加害者とされた当時19歳の青年・佐伯文(さえきふみ)を松坂が演じる。また、事件から15年経った現在の更紗の恋人・亮を横浜流星が、癒えない心の傷を抱える文に寄り添う看護師・谷あゆみを多部未華子が演じ、加えて、趣里、三浦貴大、白鳥玉季(子役)、増田光桜(子役)、内田也哉子、柄本明らが共演に名を連ねている。2人の限りなく稀有な関係性をスクリーンに描き出すのは、デビュー以来そのエモーショナルで骨太な作風で観客の心を鷲掴みにしてきた「フラガール」「悪人」「怒り」などの李相日(リ・サンイル)監督。また、「パラサイト半地下の家族」「バーニング劇場版」「哭声/コクソン」「母なる証明」など、韓国映画史に残る作品を次々手がけてきた撮影監督・ホン・ギョンピョ、「キル・ビルVol.1」「ヘイトフル・エイト」「フラガール」「悪人」「三度目の殺人」など、世界を股にかけて活躍する美術・種田陽平ら、国境を越えた才能が集結した。今回、5月13日(金)の公開に先駆け、広瀬すず、松坂桃李登壇のフレッシャーズ試写会が行われた。会場にはこの春入社したばかりのフレッシャーズたちが集い、初々しい質問から社会人の先輩への悩み相談などが次々と飛び交い、広瀬と松坂が真摯に答えると大きな頷きと拍手が送られる心温まる舞台挨拶となった。客席に顔を揃えたのは、この春に晴れて新社会人としてのスタートを切ったばかりのスーツ姿の新入社員52人。広瀬は「同世代の皆さんにこの作品がどう映ってどう届いたのかが気になる部分ですが、新鮮な景色です」と喜び、松坂も「新社会人の方々とこの空間にいられるのがすごく嬉しいです」と興味津々だった。フレッシャーズにかけて、MCから「『流浪の月』の撮影で初めてだったこと」を聞かれると、本作で李相日監督と初タッグを組んだ松坂は「李組監督の現場は役と作品に没入できる環境があって、圧倒的に時間が早く過ぎて行ったので、気づいたらすごく疲れていました」とそのこだわりの演出術に驚き。本作で血ノリを初体験したという広瀬は「毎日血ノリをつけられていたので、ゾンビ映画は大変だろうなと思いました。街を移動するだけでみんなに見られたりするので、フェイスシールドをマスクに変えたりして。思い出として『血ノリしたな~』と。役者として血ノリをつけることに憧れがあったので、次はぜひゾンビで!」とゾンビ映画初挑戦に意欲を示した。またフレッシャーズから「新しい環境で意識していること」を聞かれた松坂は「聞くこと」を挙げて「新しい現場や新しい環境に入ったときに自分はゼロの状態です。撮影では一つの現場が一つの組織になっているので、そこにいる人たちの考え方を聞くのは大事だと思います」とルーティンを告白。一方、広瀬は「私は見ています。松坂さんの聞くと同じ感覚で見て、その人の人柄までわかったらいいなと思います。見ることでその人の特徴を捉えたり、お名前を覚えられたりすると思うので」と数々の現場をこなす先輩からの秘訣を明かした。イベントは会場に集まったフレッシャーズからの質問コーナーに突入。入社したばかりのフレッシャーズから「困難や壁の乗り越え方」を聞かれた広瀬は「我慢せず、自分のやりたいことや好きなことに没頭します。あとは『うえい!』とバカな顔をして遠慮なく人に全力で甘えちゃいます。二十歳を過ぎてそれができるようになったというか、話すことってこんなにも自分が楽になるんだと体験しました」と心のデトックス方法を紹介し、「正直につらいって言います」と弱音を吐くことの重要性を説いていた。松坂は「自分が壁を乗り越える時は、一度立ち止まるようにしています。せわしなくなるとわかっていないのにやらなければならないと思いがちなので、そこで勇気を振り絞って立ち止まるのも一つの方法です。立ち止まった目線から見えてきたものをピックアップしてやってみる、その突破口でこれまで壁を乗り越えてきた感覚はあります」と実感を込めて語ると、会場のフレッシャーズたちも大きく頷きながら熱心に耳を傾けていた。続いて、まだまだ毎日の仕事に緊張しているというフレッシャーズから、応援メッセージのリクエスト。広瀬は「私の中で頑張りたい気持ちはあるんですけど『頑張らないでね、でも頑張ってね』と言われたことがあって、その言葉を大切にしています。無理せず、自分のペースで更紗と文のように周りがどうであっても自分を見失わないことがとても大事なことだと思います」と映画の中の二人の生き方に絡めてアドバイス。これに対し松坂は「良い言葉! 新しい環境に入ってまだ右も左も分からないからこそ、こわばってしまうと思うけど、頑張らないことを頑張ってみてください」と優しくエールを送ると会場からは拍手が起こった。また「もし希望の部署に配属されなかったら、どう頑張ればいいのか?」というフレッシャーズ特有の切実な質問に松坂は「僕も『なんでこの作品やれないんだろう』と思うことはあるんですけど、いま考えるとやりたかった作品とは違う、別の作品をやったからこそ次の作品に繋がったという部分があるので、振り返ると最善の最短ルートだったなと思うんです。そこで違った! じゃなくて自分の中の最短ルートがこの歩み方と考えると、いい意味で割り切った仕事のマインドで挑めると思います」と経験を元にした具体的なアドバイス。一方フレッシャーズと同世代の広瀬も「自分の運命とかタイミングを作品に感じることがあって、その瞬間はとりあえず目の前のことにしがみついていることが多いです。何年か経って『よかったな、私にはこれしかなかったな』と実感する機会が増えていて、きっと神様が『こっちの方が向いてるよ!』って言ってくれてるのだなと心のどこかで感じながらでもいいのかなと思います」質問者と同じ目線での励ましを送ると、質問者からも「頑張れそうです!」と温かいリアクションが送られた。最後は名古屋から来たというフレッシャーズから「仕事を辞めようと思ったことはあるか?」という核心に迫る質問。広瀬は「私はこの仕事をしたくてしたというよりも、姉が先にやっていてなんとなくお姉ちゃんの後ろをついていくという感覚が強かったので、いつ辞められるのか? と考えていました。楽しいのはファッションとかだけで、お仕事をするということに強い思いはありませんでした」と新人時代を回想。それでも「これを辞めても私にはきっと何も残っていないと思いましたし、周りから比べられたり負けたりすることが悔しくて。好きよりも悔しいがずっとあったタイプだったので、とりあえず自分が勝つまで、ちょっとでも満足するまで絶対やってやろうと思いました。だから気合の部分があったと思います」と仕事を継続することができたモチベーションを明かした。松坂は「ふとした瞬間になぜこれをやっているのか?という感情が後ろからのしかかってくることも多々あります。若いころは事務所のために! というモチベーションだったけれど、最近では視界が近くなってきたというか、現場のスタッフさんの顔の表情や、作品に関わった皆さんの喜ぶ顔を見たときに理由もなくやってよかったと思えるようになりました」とキャリアを重ねての心境の変化を口にしていた。フレッシャーズたちとのQ&Aを終えた松坂は「すごくいい時間! まだまだいけますね! こちらの背筋も伸びるというか、身が引き締まる時間で、こちらがエネルギーをもらった部分もあります。コロナの期間は舞台挨拶をすることも少なくなってしまったけど、改めて直接言葉を交わすって大事だなと思いました。『流浪の月』の感想はハッシュタグをつけて投稿してくれたら僕は全部見ます!」と映画を通じたコミュニケーションを意欲的に語った。広瀬は「すごくいい会ですね! 皆さんの見えている世界の視点を色々聞くことができて、同じ世代の一人として勇気をもらいました! 更紗と文のように粘り強くたくましく、頑張って欲しいなと思います」と映画で演じた二人の名前を挙げ、エールを送っていた。映画「流浪の月」は5月13日(金)より全国で公開される。■映画情報「流浪の月」5月13日(金)全国ロードショー〈出演〉広瀬すず、松坂桃李、横浜流星、多部未華子、趣里、三浦貴大、白鳥玉季、増田光桜、内田也哉子、柄本明<ストーリー>雨の夕方の公園で、びしょ濡れの10歳の家内更紗に傘をさしかけてくれたのは19歳の大学生・佐伯文。引き取られている伯母の家に帰りたがらない更紗の意を汲み、部屋に入れてくれた文のもとで、更紗はそのまま2ヶ月を過ごすことになる。が、ほどなく文は更紗の誘拐罪で逮捕されてしまう。それから15年後。傷物にされた被害女児とその加害者という烙印を背負ったまま、更紗と文は再会する。しかし、更紗のそばには婚約者の亮がいた。一方、文のかたわらにもひとりの女性・谷が寄り添っていて。原作:凪良ゆう「流浪の月」(東京創元社刊)監督・脚本:李相日撮影監督:ホン・ギョンピョ音楽:原摩利彦製作総指揮:宇野康秀製作幹事:UNO-FILMS(製作第一弾)共同製作:ギャガ、UNITED PRODUCTIONS配給:ギャガ(C) 2022「流浪の月」製作委員会■関連リンク映画「流浪の月」公式HP:https://gaga.ne.jp/rurounotsuki/
撮影監督ホン・ギョンピョ、日本映画に初参加!広瀬すず&松坂桃李主演「流浪の月」が新写真を解禁…全国10の劇場で写真展も開催決定
広瀬すずと松坂桃李をダブル主演に迎えた李相日監督最新映画「流浪(るろう)の月」が、5月13日(金)に全国公開される。実力と人気を兼ね備えた俳優・広瀬すずと松坂桃李の2人が紡ぐ物語は、2020年本屋大賞を受賞し、同年の年間ベストセラー1位(日販単行本フィクション部門、トーハン単行本文芸書部門)に輝いた凪良ゆうによる傑作小説が原作。10歳の時に、誘拐事件の被害女児となり、広く世間に名前を知られることになった女性・家内更紗(かない さらさ)を広瀬が、その事件の加害者とされた当時19歳の青年・佐伯文(さえき ふみ)を松坂が演じる。また、事件から15年経った現在の更紗の恋人・亮を横浜流星が、癒えない心の傷を抱える文に寄り添う看護師・谷あゆみを多部未華子が演じ、加えて、趣里、三浦貴大、白鳥玉季(子役)、増田光桜(子役)、内田也哉子、柄本明らが共演に名を連ねている。2人の限りなく稀有な関係性をスクリーンに描き出すのは、デビュー以来そのエモーショナルで骨太な作風で観客の心を鷲掴みにしてきた「フラガール」「悪人」「怒り」などの李相日(リ・サンイル)監督。また、「パラサイト 半地下の家族」「バーニング 劇場版」「哭声/コクソン」「母なる証明」など、韓国映画史に残る作品を次々手がけてきた撮影監督・ホン・ギョンピョ、「キル・ビル Vol.1」「ヘイトフル・エイト」「フラガール」「悪人」「三度目の殺人」など、世界を股にかけて活躍する美術・種田陽平ら、国境を越えた才能が集結した。広瀬すず、松坂桃李ら俳優たちの熱演とともに、驚きをもって受け止められているのが、日本映画初参加となる韓国映画界のレジェンド、撮影監督ホン・ギョンピョの圧巻の映像美。水の滲むような叙情的ショットから、俳優の表情を大胆に捉えたドラマティックなショットまで、緩急自在にカメラを操るその卓越した映像センスは、観賞後、いつまでも忘れがたい余韻を残す。このたびその圧倒的な美の瞬間を捉えた劇中写真と、その舞台裏に迫る撮影風景を捉えた新写真が解禁された。第92回米国アカデミー賞で最優秀賞作品賞ほか4冠に輝いた「パラサイト 半地下の家族」(20)、第71回カンヌ国際映画祭・コンペティション部門に出品され、国際批評家連盟賞と受賞した「バーニング 劇場版」(18)をはじめ、「母なる証明」(09)、「哭声/コクソン」(16)といった韓国映画史に残る名作を次々と手がけ、ポン・ジュノ、イ・チャンドン、ナ・ホンジンといった韓国映画界の巨匠たちやハリウッドからの指名が後を絶たない韓国映画界の至宝、ホン・ギョンピョ。「パラサイト」の撮影現場でポン・ジュノ監督から李を紹介されたホンは、たまたま直前に韓国公開された「怒り」に強い感銘を受けていた。そして受けた李からの「流浪の月」のオファーを、「世間の枠からはみださざるを得なかった特別なふたりの美しい物語に共感した」と快諾。李は、「『バーニング』のどこか不穏で艶のある空気感で『流浪の月』をイメージすると、どこまでも昂揚感が高まりました」と喜びを爆発させた。そんな2人の間で撮影中の指針となったのは、韓国語で感じやフィーリングを意味する「ヌッキム」という言葉。「ひとことで言うと、腑に落ちるかどうか。一つ一つのカットに対して、画と芝居にヌッキムが生まれるまでお互いに粘った」と李は振り返る。2人は100%画コンテなしで現場に入り、リハーサルを綿密に行った上で撮り順を決めていくというスタイルを選択したが、結果、ホンの直観やひらめきが炸裂し、奇跡のような瞬間がいくつも誕生したという。またホンは、日本の俳優たちが持つ高いポテンシャルも絶賛。「広瀬さんはさらに演技に深みが増して、人としての成熟を感じさせた。松坂さんはクローズアップした時の表情に何度も驚かされた。身体を徹底的に絞り込んで歩き方まで完全にキャラクターになりきった演技をみせてくれた。横浜さんはいろいろな引き出しをもっていて、キャラクターの暴力的な面についても単純な表現ではなく、その人物の内に抱えているものや背景を感じさせる演技をみせてくれた。多部さんは短い登場だったが強烈な印象を残す演技だった」と話す。「どの俳優も、その人物そのものになっていると感じる瞬間が度々あり、集中力が本当に凄かった。それがカメラを通じて伝わってくる時が何度もあり、感動した」と賛辞を惜しまなかった。その熱量が伝わってくる、李とホン、そして俳優たちの魂が注ぎ込まれた写真たち。全貌はぜひ映画館で見届けてほしい。併せてこのたび、映画公開記念写真展の開催も決定した。ホンが撮影の合間に撮り溜めていた現場ポートレートが、スタッフ間で評判が評判を呼び、全国10の劇場で「映画『流浪の月』公開記念 撮影監督ホン・ギョンピョによる撮り下ろし写真展」として披露されることが決定。また同写真が「ホン・ギョンピョ撮り下ろし『流浪の月』ポストカードブック」として、全国劇場窓口にて発売されることも決定した。モノクロ14枚+カラー(中表紙)1枚の計15枚には、広瀬すず、松坂桃李、横浜流星、多部未華子、白鳥玉季の姿が至近距離で捉えられており、現場の緊張感や彼らの息遣いまで感じとれそうな臨場感に溢れている。鑑賞の記念に手元に置いておきたくなる。そんな一冊だ。他にも劇場窓口では、メインキャスト4名を個別に捉えたA5クリアファイル4枚セット、三日月チャーム付きのブックマーカー、本作を象徴する湖の桟橋(撮影:ホン・ギョンピョ)をプリントした巾着トートの発売を予定している。■上映情報「流浪(るろう)の月」5月13日(金)全国ロードショー映画クレジット:(C)2022「流浪の月」製作委員会配給:ギャガ原作:凪良ゆう「流浪の月」(東京創元社刊)出演:広瀬すず 松坂桃李横浜流星 多部未華子 / 趣里 三浦貴大 白鳥玉季 増田光桜 内田也哉子 / 柄本明監督・脚本:李相日撮影監督:ホン・ギョンピョ音楽:原摩利彦製作総指揮:宇野康秀製作エグゼクティブ:依田巽(巽の上は「巳巳」) 製作:森田篤 プロデューサー:朴木浩美 エグゼクティブプロデューサー:小竹里美 髙橋尚子 堀尾星矢 ラインプロデューサー:山本礼二 美術:種田陽平 北川深幸 照明:中村裕樹 録音:白取貢 音響効果:柴崎憲治 編集:今井剛 装飾:西尾共未 高畠一郎 キャスティングディレクター:元川益暢 衣裳デザイン:小川久美子 ヘアメイク:豊川京子 制作担当:多賀典彬 助監督:竹田正明 韓国コーディネーター:鄭信英 音楽プロデューサー:杉田寿宏 宣伝プロデューサー:依田苗子 新田晶子製作幹事:UNO-FILMS(製作第一弾) 共同製作:ギャガ、UNITED PRODUCTIONS【写真展開催劇場】※各劇場、公開初日5月13日(金)より開催。詳細は、作品公式HPにて。ユナイテッド・シネマ豊洲(東京)、チネチッタ(神奈川)、TOHOシネマズ 梅田(大阪)、ミッドランドスクエア シネマ(愛知)、センチュリーシネマ(愛知)、ミッドランドシネマ名古屋空港(愛知)、T・ジョイ博多(福岡)、札幌シネマフロンティア(北海道)、ユナイテッド・シネマ札幌(北海道)、サツゲキ(北海道)<ストーリー>雨の夕方の公園で、びしょ濡れの10歳の家内更紗に傘をさしかけてくれたのは19歳の大学生・佐伯文。引き取られている伯母の家に帰りたがらない更紗の意を汲み、部屋に入れてくれた文のもとで、更紗はそのまま2ヶ月を過ごすことになる。が、ほどなく文は更紗の誘拐罪で逮捕されてしまう。それから15年後。傷物にされた被害女児とその加害者という烙印を背負ったまま、更紗と文は再会する。しかし、更紗のそばには婚約者の亮がいた。一方、文のかたわらにもひとりの女性・谷が寄り添っていて。■関連リンク映画「流浪の月」公式HP:https://gaga.ne.jp/rurounotsuki/
主演の広瀬すずと松坂桃李からメッセージも!「流浪の月」が全州国際映画祭で上映…李相日監督らが舞台挨拶に出席
現在韓国で開催中の第23回全州(チョンジュ)国際映画祭(開催期間:2022年4月28日~5月7日)の<ワールドシネマ>部門にて「流浪の月」が上映され、李相日(監督)、ホン・ギョンピョ(撮影監督)による舞台挨拶が行われた。全州国際映画祭は、2000年にスタート。世界のインディペンデント映画やオルタナティブ映画を数多く紹介する国際映画祭として注目を集めており、また幅広い年齢層の熱狂的な観客が参加することでも知られている。期間中は、賞を競い合うコンペティション部門をはじめ、<ワールドシネマ>や<シネマフェスト>、<ミッドナイトシネマ>などの非コンペティション部門もあわせて、韓国内外の作品が数多く上映される。<ワールドシネマ部門>は、その年の最も重要なフィクション映画とドキュメンタリー映画のためのノンコンペティション部門であり、現代のトレンドを代表する作品を上映。日本映画の「流浪の月」に韓国の著名スタッフが参加するというハイブリッドさが評価され、ワールドシネマ部門がふさわしいと出品が決定した。同部門には昨年、「すばらしき世界」(監督:西川美和)が出品されている。上映チケットが発売の瞬間に完売するほどの高い人気を見せた本作の上映は、主演の広瀬すずと松坂桃李からのコメント映像からスタートした。二人は韓国語で「アンニョンハセヨ(こんにちは)」と挨拶、「李監督とホンさんの息の合ったコンビネーションで映し出された更紗と文の姿が、韓国でどのように受け止められるのか楽しみです」と観客へメッセージを贈った。そして始まった2時間半の密度の高い上映が終了すると、約230人の観客で満席の場内は、割れんばかりの拍手に包まれた。そして温かい拍手に包まれたながら、李監督とホン・ギョンピョが登壇した。冒頭の挨拶で李監督は、「全州国際映画祭には以前審査員として参加させていただくなどご縁があり、その時に次回は自分の作品を持って参加したいと思っていた。そして実はもうひとつご縁があって、ポン・ジュノ監督の『パラサイト』の撮影現場の見学に行った際に(ポン監督の紹介で)ホンさんと出会うことができたが、それがここ全州だった。今日こうしてその全州で、ホンさんと撮った『流浪の月』の上映ができたことをとても嬉しく思っている」と全州との縁深さに触れた。ホン・ギョンピョは長いキャリアの中でも全州映画祭に参加するのは初めてだそうで、「こうやって観に来てくださった皆さんとお会いできて嬉しい」と、観客へ喜びを伝えた。また、「李さんの作品は以前から観ており、特に『怒り』が好きだった。好きな監督だったので快諾した」と李監督からのオファーを受けた理由も明かした。熱心な映画ファンが集まることでも知られる本映画祭だけあって、その後観客から様々な視点の質問が飛び出した。劇中に出てくる象徴的な川や月などの風景については、ホン・ギョンピョが「月はCGではありません」と全て実景だったと明かし、「日本は韓国と違って空気が綺麗。撮影をした松本は特に風景が綺麗なところで、陽が落ちるまでの時間が長くてブルーがちょっと強め」と、自身を感激させた景色の美しさを振り返った。それを受けて李監督は、「ホンさんが、(日本では)月がよく見えるなどと喜んでいて、普段見ている時(自分は)そこまで気が付けなかったので、今回はホンさんの視点に影響を受けた部分が大きかった」と話した。また「ホンさんが早めに覚えた日本語は月、それから常に風が吹いたらそれを取り入れようという意識があったので風。あとはめしおし(※撮影の都合で食事時間を後まわしにして撮影を続けること)でしたっけ(笑)」と、日本語エピソードで観客の笑いを誘った。これまで監督した「悪人」「怒り」などの作品と本作に共通しているテーマのようなものがあるかという質問には、「一つにはイ・チャンドンさんの影響があるかもしれません」と切り出し、「社会の中で傷つき声をあげられない人たちの声を掬い取ることも映画の役割の大きな一つだ、というイ・チャンドンさんの言葉を若い頃に読んだことがあり、ものすごく感銘を受けた。自分も全く同じように思っていた。イ・チャンドンさんと同じようにはできないけれど、自分なりに、映画を作ることで目をそらさないように、通り過ぎていかないようにしているかもしれません」と、韓国の名匠イ・チャンドン監督の言葉に言及しながら、李監督自身が思う、映画を撮ることへの意味について力強く話す場面もあった。イ・チャンドンといえば、直近作の「バーニング 劇場版」はホン・ギョンピョが撮影監督を務めているが、二人の違いを尋ねられた彼は、「物語の伝え方には違いがあるが、コンテやカット割りをすべて決めずに、現場で相談しながら決めていく撮影方法は似ている」と両者の共通点をあげた。また、「すべての人に共感を得られる作品というわけではないと思うが、なぜこういう映画の作りにしたのか」と問われると、李監督は「もしかしたら、人と人が出会う時というのは、年齢とか性別とかあるいは人種とかを超えて、本当に魂と魂がくっつきあう瞬間というものがあるんじゃないのかなという気がしている。人生の中で、生まれてから死ぬまでの間にそういうつながりを持てる人がいったいどれだけいるだろうかと考えた時に、やっぱり、あの二人にそういうつながりが存在したということが奇跡だと思った。そのことが、伝わる人にはきっと伝わるのではないかと思う」と本作に込めた、願いにも近い気持ちを明かした。他にも、キャスティングについて、カメラアングルの意図、小説から映像化する際に悩んだ点についてなど、質問は40分の時間いっぱいまでとぎれず、韓国からの注目度の高さを感じさせた舞台挨拶は大きな盛り上がりを見せて終了。その後、李監督とホン・ギョンピョの前には、サインを求める観客たちの長蛇の列ができるなど、最後まで人気ぶりを見せていた。■映画情報「流浪の月」5月13日(金)全国ロードショー〈出演〉広瀬すず、松坂桃李、横浜流星、多部未華子、趣里、三浦貴大、白鳥玉季、増田光桜、内田也哉子、柄本明<ストーリー>雨の夕方の公園で、びしょ濡れの10歳の家内更紗に傘をさしかけてくれたのは19歳の大学生・佐伯文。引き取られている伯母の家に帰りたがらない更紗の意を汲み、部屋に入れてくれた文のもとで、更紗はそのまま2ヶ月を過ごすことになる。が、ほどなく文は更紗の誘拐罪で逮捕されてしまう。それから15年後。傷物にされた被害女児とその加害者という烙印を背負ったまま、更紗と文は再会する。しかし、更紗のそばには婚約者の亮がいた。一方、文のかたわらにもひとりの女性・谷が寄り添っていて。原作:凪良ゆう「流浪の月」(東京創元社刊)監督・脚本:李相日撮影監督:ホン・ギョンピョ音楽:原摩利彦製作総指揮:宇野康秀製作幹事:UNO-FILMS(製作第一弾)共同製作:ギャガ、UNITED PRODUCTIONS配給:ギャガ(C) 2022「流浪の月」製作委員会■関連リンク映画「流浪の月」公式HP:https://gaga.ne.jp/rurounotsuki/
広瀬すず&松坂桃李W主演映画「流浪の月」が第23回全州国際映画祭ワールドシネマ部門への出品決定!
広瀬すずと松坂桃李をダブル主演に迎えた李相日監督最新映画「流浪の月」が、5月13日(金)より日本全国で公開される。加えて、本作に縁の深い韓国の地で開催される国際映画祭でワールドプレミアが決定した。現地の観客との交流にも注目が集まっている。実力と人気を兼ね備えた俳優・広瀬すずと松坂桃李の2人が紡ぐ物語は、2020年本屋大賞を受賞し、同年の年間ベストセラー1位(日販単行本フィクション部門、トーハン単行本文芸書部門)に輝いた凪良ゆうによる傑作小説が原作。10歳の時に、誘拐事件の被害女児となり、広く世間に名前を知られることになった女性・家内更紗(かない さらさ)を広瀬が、その事件の加害者とされた当時19歳の青年・佐伯文(さえき ふみ)を松坂が演じる。また、事件から15年経った現在の更紗の恋人・亮を横浜流星が、癒えない心の傷を抱える文に寄り添う看護師・谷あゆみを多部未華子が演じ、加えて、趣里、三浦貴大、白鳥玉季(子役)、増田光桜(子役)、内田也哉子、柄本明らが共演に名を連ねている。2人の限りなく稀有な関係性をスクリーンに描き出すのは、デビュー以来そのエモーショナルで骨太な作風で観客の心を鷲掴みにしてきた「フラガール」「悪人」「怒り」などの李相日(リ・サンイル)監督。また、「パラサイト 半地下の家族」「バーニング 劇場版」「哭声/コクソン」「母なる証明」など、韓国映画史に残る作品を次々手がけてきた撮影監督・ホン・ギョンピョ、「キル・ビル Vol.1」「ヘイトフル・エイト」「フラガール」「悪人」「三度目の殺人」など、世界を股にかけて活躍する美術・種田陽平ら、国境を越えた才能が集結した。今回、第23回全州(チョンジュ)国際映画祭(開催期間:2022年4月28日~5月7日)の「ワールドシネマ」部門への出品が決定し、李相日(監督)、ホン・ギョンピョ(撮影監督)の現地参加が決定した。ワールドシネマ部門は、その年の最も重要なフィクション映画とドキュメンタリー映画のためのノンコンペティション部門であり、現代のトレンドを代表する作品を上映するものだ。日本映画の「流浪の月」に韓国の著名スタッフが参加するというハイブリッドさが評価され、ワールドシネマ部門がふさわしいと出品が決定した。同部門には昨年、「すばらしき世界」(監督:西川美和)が出品されている。全州国際映画祭は、2000年にスタート。世界のインディペンデント映画やオルタナティブ映画を数多く紹介する国際映画祭として注目を集めており、また幅広い年齢層の熱狂的な観客が参加することでも知られている。期間中は、賞を競い合うコンペティション部門をはじめ、「ワールドシネマ」や「シネマフェスト」「ミッドナイトシネマ」などの非コンペティション部門もあわせて、韓国内外の作品が数多く上映される。同映画祭へのこれまでの出品邦画作品には、「アジアの天使」(監督:石井裕也)、「蜜蜂と遠雷」(監督:石川慶)、「Red」(監督:三島有紀子)などが名を連ねており、日本映画への期待と人気の高さをうかがわせる。映画「流浪の月」を、熱狂的な観客たちがどのように受け止めるのか、またゲストたちとどのような交流が生まれるのか。上映日の盛り上がりにも期待が高まる。■イベント情報第23回全州国際映画祭 映画「流浪の月」日程:映画祭公式サイトにて追って発表予定(※公式サイトは現地時間)出品部門:ワールドシネマ(※非コンペティション部門)参加:李相日(監督)、ホン・ギョンピョ(撮影監督)開催日程:2022年4月28日~5月7日開催場所:韓国・全州詳細はこちら:https://eng.jeonjufest.kr/■映画情報「流浪の月」5月13日(金)全国ロードショー〈出演〉広瀬すず、松坂桃李、横浜流星、多部未華子、趣里、三浦貴大、白鳥玉季、増田光桜、内田也哉子、柄本明<ストーリー>雨の夕方の公園で、びしょ濡れの10歳の家内更紗に傘をさしかけてくれたのは19歳の大学生・佐伯文。引き取られている伯母の家に帰りたがらない更紗の意を汲み、部屋に入れてくれた文のもとで、更紗はそのまま2ヶ月を過ごすことになる。が、ほどなく文は更紗の誘拐罪で逮捕されてしまう。それから15年後。傷物にされた被害女児とその加害者という烙印を背負ったまま、更紗と文は再会する。しかし、更紗のそばには婚約者の亮がいた。一方、文のかたわらにもひとりの女性・谷が寄り添っていて。原作:凪良ゆう「流浪の月」(東京創元社刊)監督・脚本:李相日撮影監督:ホン・ギョンピョ音楽:原摩利彦製作総指揮:宇野康秀製作幹事:UNO-FILMS(製作第一弾)共同製作:ギャガ、UNITED PRODUCTIONS配給:ギャガ(C) 2022「流浪の月」製作委員会■関連リンク映画「流浪の月」公式HP:https://gaga.ne.jp/rurounotsuki/