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私の少女

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  • ペ・ドゥナの興味深い足取り「『私の少女』は衝動的な選択だった」

    ペ・ドゥナの興味深い足取り「『私の少女』は衝動的な選択だった」

    ペ・ドゥナの足取りはいつも気になる。彼女がどんな作品を選んで、どんな姿で人々の前に現れるかが予測不可能だからだ。商業性が高い映画から短編映画まで彼女が踏み出す足取りの幅は同年代の他の女優とは違い、非常に大きい。ポン・ジュノ監督、是枝裕和監督、ウォシャウスキー姉弟など、有名監督のペ・ドゥナ活用法も千差万別だ。ペ・ドゥナの一風変わった足取りが興味深い理由だ。海外に向かっていた彼女の足取りが「私の少女」(監督:チョン・ジュリ、制作:ファインハウスフィルム)に留まった。最近、ユニークな役だけを演じてきたせいか、「私の少女」の中での日常的な人物ヨンナムが懐かしく思える。偏見と先入観に向き合って、人知れない寂しさに閉じ込められたヨンナムの姿がある面ではペ・ドゥナのように思える。寂しいヨンナムの姿に共感できると彼女は話した。ヨンナムとペ・ドゥナ、お互いにぴったりな服を着た。10asiaがペ・ドゥナに会って、彼女の興味深い足取りを辿ってみた。―先に、カンヌ国際映画祭に招待されたこと、おめでとうございます。「空気人形」に続き2度目の参加だが、今回は韓国映画で参加するという点で以前とは違う気持ちだと思う(「グエムル-漢江の怪物-」がカンヌ国際映画祭の監督部門に招待された時、ペ・ドゥナは映画祭に出席しなかった)ペ・ドゥナ:実は日本、韓国、アメリカとは関係なくどんな映画でも映画祭に行くと気持ちいい。今度の作品が特別な理由は「空気人形」の場合は私が選択された作品で、「私の少女」は私の趣向に沿って選んだ作品だ。だから「空気人形」の時は、運良くカンヌ映画祭に行けたような気がする。それに、是枝裕和監督はカンヌが愛する監督でもあった。「私の少女」とは状況が違っていたので、嬉しいながらもまだ実感していない。―「グエムル-漢江の怪物-」(2006)以降、6年ぶりに選択した韓国映画が「ハナ~奇跡の46日間~」(2012)だったが、「私の少女」の出演を決めるまで時間がそれほどかからなかった。韓国映画にもっと出演したいと思ったのか。ペ・ドゥナ:特に韓国映画に出演することにこだわっているわけではない。実は衝動的な選択だった(笑) シナリオを読んで、これは私にぴったりな役だと思った。勇気を出して最短期間で決めたことも今回が初めてだった。―確信があったから衝動的な選択ができたと思う。ペ・ドゥナ:そうかな。様々な面でしっかりした内容のシナリオだったし、何となくシナリオを書いた人が素敵に思えた。文章を読んでいるとそんな風に思える時があるでしょう?会ったこともないのに、そのような不思議な信頼感を感じた。表現方法が普段のシナリオとは違っていて、説明的というより文学的に押し寄せてきた。そのような理由でこの人が誰なのか気になり始めたし、素晴らしい監督という確信ができた。また、キャラクターも同じだった。ドヒは韓国映画の女性のキャラクターの中で本当にカッコいいキャラクターだと思った。自分自身を救い出す人物のように思えた。また、ヨンナムやヨンハなど、他のキャラクターからもパワーを感じた。だからこの作品に飛びかかった。そうでなかったら、慎重に作品を選んだと思う。―マスコミ試写会の時、ヨンナムの寂しい姿に共感したと話をした。そのことについて具体的に聞きたい。ペ・ドゥナ:ヨンナムは特殊な状況に置かれていた。権威的な集団に属している人であり、社会的な偏見や先入観から自由ではないところに置かれた人物である。そのような点で共感したと言えばいいのかな。人々は誰でもヨンナムが感じる寂しさにある程度共感すると思う。個人的に当時、「ジュピター・アセンディング」を撮影していた時だったので、外国生活をしていたせいかより共感できた。―しかし、新たな場所に行って、新たなことに挑戦するのが好きだったのでは?過去のインタビューから見るとそうだったと思うが、そのような性格が少し変わったのか。ペ・ドゥナ:まだ好きといえば好きではある。でも、二面性があるようだ。好奇心に満ちた私にとって新しいものがあると、とても楽しい。新しい文化があれば経験してみたいし、学びたい。そう言いながらも、慣れないことから違和感を感じた。実際に「クラウド アトラス」「ジュピター・アセンディング」は、韓国では経験できない新たな作品だった。その反面、「私の少女」は「ほえる犬は噛まない」と「子猫をお願い」など、デビュー当時に出演した作品のように郷愁を呼び起こしてくれる作品だった。シナリオを読んだ後、どう表現すればいいのか分からなかったが、懐かしい香りが漂っていた。―最近、演じてきたキャラクターが平凡ではなかったからそう感じるのかもしれない。平凡な人ではなかったから。ペ・ドゥナ:そうかもしれない。「空気人形」「クラウド アトラス」「ジュピター・アセンディング」など、平凡な人ではなかった。だから、現実的なキャラクターへの渇望があったけど、適切な時に私の目に入ったわけだ。このシナリオを渡された時も、後からCGを入れるグリーンスクリーンの前で演技をしていた。シナリオを読んでいると、海の香り、田舎の香りが押し寄せてきた。最初、麗水(ヨス)金鰲島(クムオド)に行った時も、韓国にもこんな所があるんだと驚きながら、2~3日が経つと都会が恋しくなった。―それなら、作品の選択する時に、自分だけの基準があるのか。毎回、平凡な選択ではなかった。ペ・ドゥナ:こだわる部分はないけど、基本的に「素晴らしい監督から素晴らしい映画が作られる」という考えは変わらない。だから、監督がどんな方なのかを一番重要視している。映画は監督の芸術であり、私は監督に使われる小道具だと思っている。私が小道具として使われるためには、できれば素晴らしい作品の中で使われたい。それだと、素晴らしい監督はどんな監督なのか、どんな基準で分かるのかと質問されるかもしれない。それは勘で分かる。監督に会って話し合った時に監督の人柄を見ると直感的に感じる。―それでは「私の少女」のチョン・ジュリ監督はどんな監督なのか。ペ・ドゥナ:素晴らしい方だ。監督のように外柔内剛の人は初めて見た。本当に限りなく和やかで、一度も大声を出したことがなく、怒ったこともなかった。そのように穏やかだけど、監督が考えていることはすべて成し遂げる方だ。映画を見ると、凄く静かだけど、話したいことをすべて話している。人自体がそうだ。実はまだよく分からない。ミステリアスな人だ。それに、お互いに支え合って、頼り合った。特にヨンナムを演じた時、私が感じるには、2人だけが理解した。―二人だけが理解した時点はいつだったのか。ペ・ドゥナ:うーん。撮影していると、「ヨンナムがここではこうしていい」という時がある。イ・チャンドン監督(「私の少女」の制作者)も時々、撮影現場に来てヨンナムの役柄が合っているのか聞かれましたが、そんな中でも監督は私に確信を与えてくれた。実際にデビューする監督にとって簡単なことではない。後になってイ・チャンドン監督から「実は少し心配したけど、完成した映画を見たら杞憂だった」と言われた。―チョン・ジュリ監督とは79年生まれの同じ年だと聞いた。また、キム・ジヨンプロデューサーやソン・セビョクなど同じ年の同僚が撮影現場に多いとも聞いた。撮影現場の雰囲気が以前と少し違ったと思う。ペ・ドゥナ:監督やプロデューサーとまるで友達のように過ごした。そして、頼るようには見えなかったかもしれないが、心的には彼らにたくさん頼った。私も彼らに力になろうと努力した。また、親しい友達と集まって作品を作るような感じもした。それで、カンヌ国際映画祭に招待されたことに非常に驚いた。あ、面白いエピソードがある。ある日、是枝裕和監督が撮影現場に遊びに来た。ヨンナムとヨンハ(ソン・セビョク)が交番で対峙するシーンを撮影する時に、是枝監督が撮影現場の片隅で見ていた。たぶんメイキング映像には入っていると思う。とにかく、その時に演出側のスタッフたちが是枝監督の登場に騒ぎ立てた。あるスタッフはその日美容室に行ってきて、訳もなく監督の周りをうろついたりした。その状況が非常に面白かった。後で多くの人からありがとうという挨拶をもらった。―「空気人形」以来、是枝裕和監督とはずっと連絡を取り合っているようだ。ペ・ドゥナ:たまにメールをしている。「そして父になる」の撮影の時は私が撮影現場に遊びに行った。是枝監督は相変わらず優しい。実は(監督は)釜山(プサン)に行く予定だった。それで、もし私が麗水(ヨス)で撮影したら、直接釜山まで運転して監督に会いに行こうと思った。プロデューサーは疲れるからと引き止めたけど。でも、そんな事情を聞いた監督が一日先に江華島(カンファド)に来てくれた。本当に嬉しかった。それで、私は監督が一番好きなカンジャンケジャン(渡り蟹の醤油漬け)をプレゼントした。―ペ・ドゥナが考える「私の少女」はどんな映画なのか?知り合いから「『私の少女』はどんな映画なの?」と聞かれたが、どう説明すればいいかかなり悩んだ。「面白いのか?」という質問にもなかなか答えられなかった。ペ・ドゥナ:私もそうだった。どんな映画なのかという質問にほぼ答えられなかった。でも、マスコミ試写会の後からは少し楽に話せるようになった。多くの観客は見た後に話すことが非常に多い映画、社会問題を指摘する映画だと考えているようだ。監督が話そうとしたことよりもっと多くのことを映画から見つけ出す観客もいる。「観客との対話」を行ったが、観客の様々な話を聞いて監督がそこまでは意図しなかったと話したほどである。監督も話した通り、結果的には孤独な1人の人間と人間が出会ってお互いを慰める物語だ。児童虐待、移住労働者、同性愛者など様々な話が出るから観客には様々な意味を与えているようだが、私もそこまでは考えなかった。―ヨンナムとドヒは平凡な状況に置かれた人物ではない。それで、映画の中で2人の関係も平凡ではない。ヨンナムとドヒの関係をどんな風に受け入れたのか?ペ・ドゥナ:個人的にはヨンナムの感情は母性愛のようだと思ったことが多かった。それでいて、ドヒに頼ったり、力をもらったりする面もあると思う。後からドヒがある選択をするが、そのドヒの態度からインスピレーションも受けたと思う。ヨンナムは死んでもそんな選択はできない人物だから。そのようにヨンナムはドヒのおかげで強くなって勇気を出すようになる。一方、ドヒは本当にかわいそうな子だ。しかし、通常の姉さんだったら簡単にしてあげられることもヨンナムは人から誤解されることを心配してドヒになかなかやってあげられなく、それから来る心の葛藤も持っている。ドヒにとってヨンナムの存在はまた違う。母親を超えた、執着するしかない切実な存在だ。親から愛されたことのない子供が初めて愛を感じる対象であるからだ。まるで小鳥が卵から生まれ出た時に初めて見る存在と同じだ。寂しい女性2人が出会ってお互いを慰める映画という監督の表現が正しい。ヨンナムもドヒに非常に慰められる。初めてシナリオを受けた時は救援される感じまでした。―何より感情表現のレベル調節が難しかったと思う。ペ・ドゥナ:ヨンナムは心の扉を閉めた状態だ。心の扉を開ける瞬間、(ヨンナムは)崩れるようになる。それで、できるだけ感情を抑えて心をより徹底的に防いでおいた状態だと思った。でも、観客にはヨンナムがどんな人物なのか教えなければならない。それと同時に、ヨンナムはある感情を持っているが、それを心の中に閉じ込めているということまで観客に伝えなければならなかった。それが観客に伝わったら、本当に胸がいっぱいなりそうだった。でも、モニターをして、もっと表現した方がよかったのかもしれないと思う時もある。―同性愛者に関する表現も同じだと思う。実は明らかにされる前までは確信することができなかった。それで、ずっと「2人の関係は何だろう?」という疑問があった。ペ・ドゥナ:少しずつヒントを与えようとした。一部の観客は早めに分かったようだ。でも、実は外形的な部分では同性愛者だからといって大きな違いはない。私の周りの友達を見てもそうだ。そして、ヒントや表現も非常に細かくて些細なものである。―それから、ヨンナムはどうしてそんなにお酒をたくさん飲むのか?しかも、焼酎の瓶ではなく、必ずミネラルウォーターのボトルに移して飲むが。ペ・ドゥナ:焼酎の瓶を家の中に入れない(笑) それは彼女がどれほど不安なのか、心の傷がどれほど大きいのかを表現する手段である。秘密が多くて、壁にぶつかって超えられない地点があるということを象徴的に見せてくれる。それで、お酒を必ずミネラルウォーターのボトルに移して飲んで、他の人の前ではお酒を飲まないと話す。彼女が社会的な視線からどれほど自由ではないのかを見せられる良いヒントだと思った。―ひょっとしたら撮影の途中、本当のお酒を飲んだのか?ペ・ドゥナ:お水だった。実際にお酒を飲んだら、顔が真っ赤になる。でも、ヨンナムは顔が赤くなってはいけない気がした。―ある意味、ドヒが取る行動は怖い。今後、怪物として成長する子供のようにも見える。正しい方向に成長できるように保護を受けなければならないと思った。それが大人たちの役割でもある。ペ・ドゥナ:私もそう考えた。ヨンナムは警察の取り調べを受けてから、もう一度心の扉を閉じるようになった。それで心は痛いが、ドヒと別れることを選んだ。逃げ出したいとも思っただろう。そうするうちに、他の人からドヒが「幼い怪物のようだ」と言われてヨンナムは正気に戻る。ドヒの立場では切に望んでいたことのために厳しい選択をしたのに、それから捨てられたことになる。それで、ある不安や傷を捨てて再び走り出すようになる、そんな地点に立っていると思う。ある意味、ヨンナムは以前よりはるかに自由になった。以前はドヒに母性愛を感じても自分自身を守るためにできないことがあったが、それまでも崩す瞬間を迎えた。―ヨンナムとドヒはその後、どのように暮らしていると思う?想像してみよう。ペ・ドゥナ:苦労していそうと話す人もいるし、2人の関係は違う方向に発展するかもしれない。様々な道があるだろう。それは観客が想像することだから。私の考えはまだ良い友達か、母性愛を持つような仲になりそうだ。それからまた何年か経ってからのことは、よく分からない(笑)

    10Asia
  • 【PHOTO】ペ・ドゥナ、インタビューで見せた“少女のような表情”

    【PHOTO】ペ・ドゥナ、インタビューで見せた“少女のような表情”

    映画「私の少女」に出演した女優ペ・ドゥナが三清洞(サムチョンドン)のあるカフェで行われたOSENとのインタビューでポーズを取っている。「私の少女」は「影響の下にいる男(A Man Under The Influenza)」で釜山国際映画祭でソンジェ賞を受賞した他、「11」「風は望む所へ吹く」など多数の短編映画で期待を集めてきた新人チョン・ジュリ監督初の長編映画で、暴力に晒された少女の全てを守るための危険な選択をめぐる残酷で美しい物語を描いた作品だ。ペ・ドゥナは20日(現地時間)カンヌの映画振興委員会パビリオンで取材陣にジム・スタージェスとの関係について「恋人である」と明らかにし、大きな話題を呼んだ。映画「私の少女」は第67回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門に出品された。

    OSEN
  • キム・セロン「カンヌ国際映画祭に来られて非常に光栄…前回はまだ幼かった」

    キム・セロン「カンヌ国際映画祭に来られて非常に光栄…前回はまだ幼かった」

    「次回のカンヌでも会えることを期待している」第67回カンヌ国際映画祭アシスタント・ディレクターのクリスチャン・ジュンヌの言葉だ。その主人公は女優キム・セロン。ある視点部門に出品された映画「私の少女」で、虐待される少女ドヒ役を演じたキム・セロンに海外メディアから関心が集まった。キム・セロンは「私の少女」、これまで披露した演技よりさらに成熟した姿を見せた。子どもの時から子役演技で、しっかりした演技力を見せてきた彼女だが、今回は何だか本物の怪物になったような感じである。暴力に晒された自分を助けてくれた人への盲目的な姿を見せたドヒだが、キム・セロンはその人物に乗り移ったように演じた。すでに一度カンヌ国際映画祭を訪れたことがあるが、まだ緊張しドキドキしている様子で、カンヌの海辺をキョロキョロ見回す中学2年の少女は、「私の少女」の演技に関する話になると、すぐに真剣な女優の姿に変わった。特に暗い作品であるため、幼い歳で心の傷を負うのではないかと心配する取材陣に「周りの環境が明るいので全然心配しなくてもいいですよ」と、逆に取材陣を安心させようとする大人な姿もあった。以下はキム・セロンとの一問一答である。―カンヌ国際映画祭を訪れた感想は?キム・セロン:カンヌ国際映画祭に来られて非常に光栄に思っている。ワクワクして、来る前からとても緊張してドキドキしていたが、まだときめく気持ちが続いている。そして楽しい。今日も楽しんで韓国に戻りたい。―「私の少女」の公式スクリーニングの時に涙を見せたが。キム・セロン:こみ上げてくるものがあった。撮影する時は、家族のような雰囲気で楽しく撮影できたので記憶に残る現場だった。一生懸命に撮影した後、これだけ大きな映画祭で上映されて、人々からもいい評価をもらえたようで、感情がこみ上げてきて涙が出たと思う。―公式スクリーニング後、キム・セロンへの好評が続いている。キム・セロン:そんな評価をもらえて感謝している。―様々なレッドカーペットを踏んだが、カンヌのレッドカーペットは何が違うか?キム・セロン:韓国と海外の違いというよりは、韓国でレッドカーペットを踏むことも嬉しくドキドキすることだけれど、この映画が韓国だけではなく、もう少し広く知られるというか、多くの方々に見てもらえる。だからドキドキして、嬉しく思う。―友人が羨ましがるのでは。キム・セロン:それもあると思う。学校に来なくてもいいと羨ましがっていた(笑) でも、私は学校に行くことも楽しい。友だちと遊ぶことも楽しいし、授業も楽しくて学校が好き。だから親しい友だちは羨ましいというよりは、残念だと言うことのほうが多いと思う。―幼い年齢で暗い作品をすると、その役柄から抜け出すことが難しいような感じもするが。キム・セロン:暗い作品に出演すると、どうしてもまだ幼いから、周りから心配される。役柄から抜け出せないんじゃないかと。だから撮影の時に配慮していただく。実際は、配慮というより家族のような雰囲気なので、演技をした後、その役柄から抜け出すのに難しいことは特になかったように思う。学校に行くと、友だちに会い、周りに明るい環境があるので、役柄から抜け出せないという難しさはない。―演技の面でこれからやっていくべき課題があるだろうか。キム・セロン:課題は今も続いているように思う。そういう暗い演技が数学の勉強だとすれば、数学を終えてこそ他の科目の勉強もできる。そういった点で、このような暗い役柄を何回もやっているとも思うし、この役柄もまだ自分で完璧に演じこなしていないと思うので、もっとうまく演じたい。他の役柄にもこれから徐々にチャレンジしてみたい。―カンヌでやりたいことがある?キム・セロン:カンヌを心の中に残していきたい。前回来た時は幼かったためあまり記憶がない。だからたくさん心の中に残したい。

    OSEN
  • 映画「私の少女」公開初日に観客動員数1万人を記録…興行成績5位に安着

    映画「私の少女」公開初日に観客動員数1万人を記録…興行成績5位に安着

    映画「私の少女」が興行成績5位でスタートを切った。韓国映画振興委員会の映画館入場券統合ネットワークによると、映画「私の少女」は公開初日である22日に1万3512人の観客を動員した。事前試写会を含む累計観客動員数は1万6526人だ。「私の少女」は第67回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門に公式招待された作品で、一番大切なものを守るために危険な選択をする少女ドヒ(キム・セロン)の残酷ながらも美しいドラマを描いた。カンヌ国際映画祭で上映された後「人を惹きつける魅力を持つ、素晴らしい女優ペ・ドゥナが映画に魂を吹き込んだ」(Screen Dailyの主席評論家マーク・アダムズ)、「暴力性が繊細な演出と素晴らしい演技で見事に表現された。ぞっとするほど美しいシーンと素晴らしい俳優たちの演技を感じられる映画だ」(フランスの日刊紙「リベラシオン」)などの好評を得ている。特にフランスに販売され、早ければ9月、遅くても年内にフランスの60ヶ所の劇場で上映される予定だ。この日の興行成績1位は「X-MEN:フューチャー&パスト」だった。21人3018人の観客を動員し、前夜公開の観客動員数を含む累計観客動員数は30万4315人だ。興行成績2位の「情愛中毒」は5万2555人の観客を動員し、「ポイントブランク~標的にされた男~」「トランセンデンス」などがその後に続いた。

    マイデイリー
  • 【PHOTO】ペ・ドゥナ、カンヌ国際映画祭出席のため出国“軽やかな足取り”

    【PHOTO】ペ・ドゥナ、カンヌ国際映画祭出席のため出国“軽やかな足取り”

    15日午前、女優ペ・ドゥナが第67回カンヌ国際映画祭に出席するために仁川(インチョン)国際空港を通じて出国した。ある視点部門に招待された映画「私の少女」(監督:チョン・ジュリ)のペ・ドゥナ、ソン・セビョク、キム・セロンはカンヌを訪問する。ペ・ドゥナは2年ぶりの韓国映画復帰作で、映画「グエムル-漢江の怪物-」(2006年)と「空気人形」(2009年)に続き、三度目のカンヌ訪問を果たした。キム・セロンは「冬の小鳥 <旅行者>」(2009年)に続き2度目となる。

    OSEN
  • 「私の少女」ペ・ドゥナ“出演を決めるのに時間がかかるタイプだけれど…最短期間で決めた”(動画あり)

    「私の少女」ペ・ドゥナ“出演を決めるのに時間がかかるタイプだけれど…最短期間で決めた”(動画あり)

    女優ペ・ドゥナが映画「私の少女」に出演を決めた理由について明かした。ペ・ドゥナは12日午後、ソウル城東(ソンドン)区杏堂洞(ヘンダンドン)CGV往十里(ワンシムニ)店で開かれた映画「私の少女」(監督:チョン・ジュリ)のマスコミ試写会及び記者懇談会で出演を決めた理由について聞かれ、「元々一つの作品を選ぶ度に散々悩むタイプだ。一度決めたら最善を尽くすけれど、出演を決めるまでに長い時間がかかる」と話した。ペ・ドゥナは「この作品は最短期間で出演を決めた。実は、自分の演じる役に惹かれたというよりも、正直に言ってシナリオを書いた監督のことが気になり、一緒に仕事をしてみたいと思った。また、当時海外の映画を撮影していたけれど、他の国で異なる文化の中で撮影を続けていたため寂しくなったみたいだ。その寂しさに共感したのかもしれない」と語った。続いて「ドヒというキャラクターに魅了された。誰がドヒを演じることになっても私が側にいたいと思い、出演を決めた」と付け加えた。「私の少女」は人生の果てに追い込まれた少女ドヒ(キム・セロン)と彼女を保護しようとする交番の所長ヨンナム(ペ・ドゥナ)、そして彼女の義父ヨンハ(ソン・セビョク)を巡るストーリーを描いた作品だ。チョン・ジュリ監督の長編映画デビュー作で、新人監督の作品にも関わらず、堂々と第67回カンヌ国際映画祭のある視点部門に招待された。22日に韓国で公開される。※この動画はPCサイトのみの対応となります。

    マイデイリー
  • 「私の少女」キム・セロン“出演作のほとんどがR指定の映画…成人になってからしか見られない”

    「私の少女」キム・セロン“出演作のほとんどがR指定の映画…成人になってからしか見られない”

    女優キム・セロンが、出演した映画がR指定を受け自身の出演作であるにもかかわらず見ることができない残念な気持ちを明かした。キム・セロンは12日午後、ソウル城東(ソンドン)区杏堂洞(ヘンダンドン)CGV往十里(ワンシムニ)店で開かれた映画「私の少女」(監督:チョン・ジュリ)のマスコミ試写会及び記者懇談会で「出演作のほとんどがR指定の映画だ。スタッフたちと苦労を共にし、映画が完成した時はとても嬉しかったけれど、一緒に見ることができなくて残念だ」と明かした。キム・セロンは「完成作がどうなっているのか本当に気になるけれど、見ることができない。私が成人になってからしか見られない映画が多過ぎる」と言って笑いを誘った。続いて「観客の皆さんが『私の少女』を見ることによって癒されたら良いなと思う。お互いの存在だけでも慰められたりするので。この映画が大きな癒しになれば嬉しい」と挨拶を伝えた。「私の少女」は人生の果てに追い込まれた少女ドヒ(キム・セロン)と彼女を保護しようとする交番の所長ヨンナム(ペ・ドゥナ)、そして彼女の義父ヨンハ(ソン・セビョク)を巡るストーリーを描いた作品だ。チョン・ジュリ監督の長編映画デビュー作で、新人監督の作品にも関わらず、堂々と第67回カンヌ国際映画祭のある視点部門に招待された。22日に韓国で公開される。

    マイデイリー
  • 【PHOTO】ペ・ドゥナ&キム・セロン&ソン・セビョクら「私の少女」マスコミ試写会に出席“ご期待ください”

    【PHOTO】ペ・ドゥナ&キム・セロン&ソン・セビョクら「私の少女」マスコミ試写会に出席“ご期待ください”

    チョン・ジュリ監督、俳優ペ・ドゥナ、キム・セロン、ソン・セビョクが12日午後ソウル城東(ソンドン)区杏堂洞(ヘンダンドン)CGV往十里(ワンシムニ)店で開かれた映画「私の少女」のマスコミ試写会に出席しフォトタイムを行っている。映画「私の少女」は一番大切なものを守るために危険な選択をする少女(キム・セロン)の物語を描いた作品で、22日に韓国で公開される予定だ。

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  • チョン・ドヨン&ペ・ドゥナ&キム・セロン、イ・チャンドン監督と一緒にカンヌへ

    チョン・ドヨン&ペ・ドゥナ&キム・セロン、イ・チャンドン監督と一緒にカンヌへ

    イ・チャンドン監督の映画に出演した多数の女優たちが第67回カンヌ国際映画祭への参加を確定し、注目を浴びている。イ・チャンドン監督の映画に出演し、カンヌ国際映画祭で主演女優賞を受賞したことのあるチョン・ドヨンに続き、イ・チャンドン監督の最新作「私の少女」に出演したペ・ドゥナ、キム・セロンなどがカンヌ国際映画祭への出席を確定し、注目を浴びているのだ。チョン・ドヨンは第67回カンヌ映画祭で、韓国の俳優としては初めてコンペティション部門の審査員としてレッドカーペットを歩く予定だ。これに先立ち彼女は、イ・チャンドン監督の映画「シークレット・サンシャイン」を通じて2007年にカンヌ国際映画祭の主演女優賞を受賞したことがある。さらに2010年にはイム・サンス監督の「ハウスメイド」でコンペティション部門に進出したことがある。2006年「グエムル-漢江の怪物-」、2009年「空気人形」で2度カンヌ国際映画祭に参加したペ・ドゥナは、韓国映画で再びカンヌに来たいという願いを、イ・チャンドン監督の作品を通じて叶えることになった。最も大切なことを守るために危険な選択をする少女ドヒ(キム・セロン)の残酷で美しいドラマを描いた「私の少女」で、ペ・ドゥナは言えない心の傷を抱いているヨンナム役を演じ、3度目のカンヌ訪問という快挙を成し遂げた。イ・チャンドン監督が制作したデビュー作「冬の小鳥 <旅行者>」を通じて、最年少でのカンヌ進出を果たしたキム・セロンは、再びイ・チャンドン監督の作品でカンヌを訪れることになった。彼女は今回の「私の少女」で、危険な選択をする少女ドヒを演じ、強烈な存在感をアピールすると見られる。釜山国際映画祭でソンジェ賞を受賞した「影響の下にいる男(A Man Under The Influenza)」をはじめ「11」「風は望む所へ吹く」など、多数の短編映画を演出して期待を集めてきた新人チョン・ジュリ監督の初の長編映画「私の少女」は、韓国で22日に公開される。

    OSEN
  • ペ・ドゥナ&キム・セロン&ソン・セビョク主演の映画「私の少女」5月の韓国公開を確定

    ペ・ドゥナ&キム・セロン&ソン・セビョク主演の映画「私の少女」5月の韓国公開を確定

    女優ペ・ドゥナ、キム・セロン、ソン・セビョクが共演した映画「私の少女」が5月の韓国公開を確定した。「私の少女」は人生の果てに追い込まれた少女ドヒ(キム・セロン)と彼女を保護しようとする交番の所長ヨンナム(ペ・ドゥナ)、そして彼女の義父ヨンハ(ソン・セビョク)を巡ったストーリーを描いている。ペ・ドゥナの2年ぶりの韓国映画の復帰作で、彼女はソウルから海の近くの村に左遷された交番の所長ヨンナム役を務め、お人形やサイボーグなどのアイコンに近かった役柄とは相反する今を生きるリアルなキャラクターに扮する。キム・セロンは「私の少女」のヒロインのドヒ役に扮して母がどこかに逃げた後、義父と祖母の暴力に苦しみ、助けの手を差し伸べてくれたヨンナムに執着を見せ、彼女が危険に晒されると、自身の全てをかけて極端な選択をするキャラクターを披露する。ソン・セビョクはドヒに暴力を振るう義父ヨンハ役を演じ、ソン・セビョク流のコミカルな演技とは180度違う悪役の魅力を見せる予定である。映画「私の少女」は「影響下にある男」で釜山(プサン)国際映画祭のソンジェ賞を受賞、「11」「The Wind Blows to the Hope」など、多数の短編映画を通じて期待されてきた新鋭チョン・ジュリ監督の初の長編映画であり、「シークレット・サンシャイン」「冬の小鳥」「ポエトリー アグネスの詩」のファインハウスフィルムが制作した映画である。5月に韓国で公開される。

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