パク・セヨン「監督、今度はお母さんのいる役でお願いします」
SBSドラマ「明日が来れば」(脚本:キム・ジョンス、演出:チャン・ヨンウ)では「いい新人が出たな」と思った。KBS 2TVドラマ「赤道の男」(脚本:キム・インヨン、演出:キム・ヨンス、ハン・サンウ)では「イ・ヒョヌやシワン(ZE:A)に比べて話題にはなってないけど、いいえ演技をするな」と思った。続いてドラマ「ラブレイン」(脚本:オ・スヨン、演出:ユン・ソクホ)にも出演するのを知って「何? 月火ドラマまで?」と思った。
最近、月~木と土日の1週間をほぼ制した女優パク・セヨンに会った。
「『明日が来れば』『赤道の男』『ラブレイン』と、全部オーディションを受けて合格しました。最初の『明日が来れば』は、合格と言われても信じられませんでした。オーディションを受け、数日後に結果が出たのではなく、当日にすぐ連絡があったんです。それに、『赤道の男』や『ラブレイン』にまで出演することになったときは、すごく嬉しかったです。本格的に女優として生きたいと思っていましたが、スタートが順調で何よりです」
パク・セヨンは、新人とは言えない新人だ。彼女は2002年にMBCドラマ「暗行御史 パク・ムンス」でデビューした、芸歴10年の女優だ。しかし、中学時代にデビューをするも、その後は学業などの問題で活動の休止を余儀なくされた。
それでも、安養(アニャン)芸術高校や祥明(サンミョン)大学で映画を専攻し、数本の短編映画を撮った。演技を完全に休んではいなかったのだ。そして当時制作されたホラー映画「死の沼」では、どこで出て来るのか見つけられないほど短い出演を果たしていた。
パク・セヨンは「もともと、夢は女優でした。小学生の頃からテレビを見ながら演技がしたいと思い、それが夢になったんです。そして今、その夢が叶いました。テレビドラマや映画など、幅広く活動する女優になりたいです」と夢を語った。
彼女に「監督たちが、どんなところを高く評価したと思うのか」と聞いた。パク・セヨンは照れながら「私もそれが知りたいです。『明日が来れば』のオーディションのときは、緊張をしていながらもそれがバレないようにわざとリラックスしたポーズで椅子に座っていました。友達とおしゃべりをしているだけだと思おう、と自分に言い聞かせました。落ち着こうとするその努力が良い印象を与えたようです。チャン・ヨンウ監督が、他の女優とは違う何かがあるとおっしゃいました。あ、自分で言うと本当に恥ずかしいですね(笑) これ、褒め言葉ですよね?(笑)」と答えてくれた。
イ・ギュハン、シワン(ZE:A)、イ・ヒョヌにチャン・グンソクまで。共演俳優に恵まれているパク・セヨンは、イ・ギュハンについて「最初は緊張していましたが、イ・ギュハンさんが気を使ってくださって。台本も合わせてみようとおっしゃってくださいました。『おじさん』と呼んでいましたが、今は『先輩』と呼んでいます」と振り返った。
「赤道の男」では、シワンと接する機会が多くはなかったという。「私もシワンさんも、ニ回目のドラマだったので少しずつ慣れようという気持ちで意気投合しました(笑) それから、イ・ヒョヌさんとはドラマの中で幼なじみだったんです。ワンシーンでもニ人の会話が長いことが多かったのですが、ヒョヌさんが私に合わせてくれました。彼は子役出身なので経験も多く、本当に演技が上手です」
チャン・グンソクに対する印象は、ひと言で表すと“クール”だという。パク・セヨンは「撮影現場で、チャン・グンソクさんの人気を実感しています。多くのファンがチャン・グンソクさんを見るために駆けつけてきます。性格がすごくクールなんですね。挨拶も丁寧にしてくれます。劇中で私は“グンちゃんラブ”な役なんです。だから、最初から慣れようと思って、私も親しく接しようとしています」と話す。
彼女は「明日が来れば」での父親役チェ・ジョンファンや「赤道の男」での父親役イ・ジェヨンを、プライベートでも「お父さん」と呼んでいる。クォン・インハ(2012年のイ・ドンウク役)にはまだ会っていないという。「なぜかお母さんのいない役ばかりですね。これからはお母さんのいる役もやりたいです。監督の皆さん、これからはお母さんのいる役でお願いします(笑)」役作りには相当の愛情を注いでいるようだ。
「赤道の男」でパク・セヨンをもっとも気を遣ってくれたのは、イ・ジェヨンだったという。パク・セヨンは「お父さん(イ・ジェヨン)がたくさん話もしてくれたり、演技も教えてくれました。撮影が終われば次の日の収録分を合わせてみたり、ご飯をごちそうになったり。『うちの娘』と呼んで、会ったら喜んでくださいますし、すごくありがたいです」とイ・ジェヨンに感謝の気持ちを伝えた。
「お父さん(イ・ジェヨン)は、実はこれまで悪役を主にやって来られました。実際にオーラもありますし。最初は『先生』と呼んでいた私ですが、今は『お父さん』と親しみを込めて呼びます」と話すパク・セヨンに「実のお父様が寂しがるのでは」と聞くと「そんなことないですよ。本当の父ともよく会話をします。私が出演したドラマを一緒に見たりしますし。父は『ラブレイン』がお気に入りみたいで、イナ(チャン・グンソク)の長い髪型と同じ髪型で、似ている服を着ている昔の写真もあります。『ラブレイン』を見ながら懐かしい気持ちを感じているようです」と答えてくれた。
話が出たついでに、家族のことも聞いてみた。三人姉妹だというパク・セヨンは現在両親と5歳上の姉、祖父とともに暮らしている。7歳上の姉はすでに結婚しているという。「末っ子なので、可愛がられています。中学生で思春期の頃は、姉たちと年が離れていて会話をする相手がいませんでした。今は本当に仲が良いですが(笑)」
ここでひとつ、パク・セヨンには悪いが彼女が記事にはしてほしくないと話していたことも書いてみよう。理想のタイプを聞く質問に彼女は「私、チャン・ドンゴンさんに似ているとよく言われます。周りには私を『イケメン』と言う人もいるんですよ」と額と口を手で隠し「記事にはしないでください」と笑った。
パク・セヨンは『ラブレイン』でソンホ(キム・シフ)の妹として、写真作家ソ・ジュン(チャン・グンソク)の仕事におけるミューズ(イメージモデル)である、自信に溢れた“グンソクのヒマワリ”ミホ役を熱演中だ。すでに次回作や化粧品などのCMのオファーもあり、充実した毎日を送っている。
最近、月~木と土日の1週間をほぼ制した女優パク・セヨンに会った。
「『明日が来れば』『赤道の男』『ラブレイン』と、全部オーディションを受けて合格しました。最初の『明日が来れば』は、合格と言われても信じられませんでした。オーディションを受け、数日後に結果が出たのではなく、当日にすぐ連絡があったんです。それに、『赤道の男』や『ラブレイン』にまで出演することになったときは、すごく嬉しかったです。本格的に女優として生きたいと思っていましたが、スタートが順調で何よりです」
パク・セヨンは、新人とは言えない新人だ。彼女は2002年にMBCドラマ「暗行御史 パク・ムンス」でデビューした、芸歴10年の女優だ。しかし、中学時代にデビューをするも、その後は学業などの問題で活動の休止を余儀なくされた。
それでも、安養(アニャン)芸術高校や祥明(サンミョン)大学で映画を専攻し、数本の短編映画を撮った。演技を完全に休んではいなかったのだ。そして当時制作されたホラー映画「死の沼」では、どこで出て来るのか見つけられないほど短い出演を果たしていた。
パク・セヨンは「もともと、夢は女優でした。小学生の頃からテレビを見ながら演技がしたいと思い、それが夢になったんです。そして今、その夢が叶いました。テレビドラマや映画など、幅広く活動する女優になりたいです」と夢を語った。
彼女に「監督たちが、どんなところを高く評価したと思うのか」と聞いた。パク・セヨンは照れながら「私もそれが知りたいです。『明日が来れば』のオーディションのときは、緊張をしていながらもそれがバレないようにわざとリラックスしたポーズで椅子に座っていました。友達とおしゃべりをしているだけだと思おう、と自分に言い聞かせました。落ち着こうとするその努力が良い印象を与えたようです。チャン・ヨンウ監督が、他の女優とは違う何かがあるとおっしゃいました。あ、自分で言うと本当に恥ずかしいですね(笑) これ、褒め言葉ですよね?(笑)」と答えてくれた。
イ・ギュハン、シワン(ZE:A)、イ・ヒョヌにチャン・グンソクまで。共演俳優に恵まれているパク・セヨンは、イ・ギュハンについて「最初は緊張していましたが、イ・ギュハンさんが気を使ってくださって。台本も合わせてみようとおっしゃってくださいました。『おじさん』と呼んでいましたが、今は『先輩』と呼んでいます」と振り返った。
「赤道の男」では、シワンと接する機会が多くはなかったという。「私もシワンさんも、ニ回目のドラマだったので少しずつ慣れようという気持ちで意気投合しました(笑) それから、イ・ヒョヌさんとはドラマの中で幼なじみだったんです。ワンシーンでもニ人の会話が長いことが多かったのですが、ヒョヌさんが私に合わせてくれました。彼は子役出身なので経験も多く、本当に演技が上手です」
チャン・グンソクに対する印象は、ひと言で表すと“クール”だという。パク・セヨンは「撮影現場で、チャン・グンソクさんの人気を実感しています。多くのファンがチャン・グンソクさんを見るために駆けつけてきます。性格がすごくクールなんですね。挨拶も丁寧にしてくれます。劇中で私は“グンちゃんラブ”な役なんです。だから、最初から慣れようと思って、私も親しく接しようとしています」と話す。
なぜか母のいない役ばかり
面白いことは、パク・セヨンが出演した三つの作品で、彼女はすべて母のいない役として出演しているということだ。「明日が来れば」で演じているソ・ユジンは、両親が離婚し母親は登場しない。「赤道の男」のチェ・スミはシャーマン(イ・ジェヨン)の娘で、母の顔は覚えていない。「ラブレイン」の“グンちゃんラブ”なイ・ミホの母は、アメリカにいるという設定で登場しない。彼女は「明日が来れば」での父親役チェ・ジョンファンや「赤道の男」での父親役イ・ジェヨンを、プライベートでも「お父さん」と呼んでいる。クォン・インハ(2012年のイ・ドンウク役)にはまだ会っていないという。「なぜかお母さんのいない役ばかりですね。これからはお母さんのいる役もやりたいです。監督の皆さん、これからはお母さんのいる役でお願いします(笑)」役作りには相当の愛情を注いでいるようだ。
「赤道の男」でパク・セヨンをもっとも気を遣ってくれたのは、イ・ジェヨンだったという。パク・セヨンは「お父さん(イ・ジェヨン)がたくさん話もしてくれたり、演技も教えてくれました。撮影が終われば次の日の収録分を合わせてみたり、ご飯をごちそうになったり。『うちの娘』と呼んで、会ったら喜んでくださいますし、すごくありがたいです」とイ・ジェヨンに感謝の気持ちを伝えた。
「お父さん(イ・ジェヨン)は、実はこれまで悪役を主にやって来られました。実際にオーラもありますし。最初は『先生』と呼んでいた私ですが、今は『お父さん』と親しみを込めて呼びます」と話すパク・セヨンに「実のお父様が寂しがるのでは」と聞くと「そんなことないですよ。本当の父ともよく会話をします。私が出演したドラマを一緒に見たりしますし。父は『ラブレイン』がお気に入りみたいで、イナ(チャン・グンソク)の長い髪型と同じ髪型で、似ている服を着ている昔の写真もあります。『ラブレイン』を見ながら懐かしい気持ちを感じているようです」と答えてくれた。
話が出たついでに、家族のことも聞いてみた。三人姉妹だというパク・セヨンは現在両親と5歳上の姉、祖父とともに暮らしている。7歳上の姉はすでに結婚しているという。「末っ子なので、可愛がられています。中学生で思春期の頃は、姉たちと年が離れていて会話をする相手がいませんでした。今は本当に仲が良いですが(笑)」
ここでひとつ、パク・セヨンには悪いが彼女が記事にはしてほしくないと話していたことも書いてみよう。理想のタイプを聞く質問に彼女は「私、チャン・ドンゴンさんに似ているとよく言われます。周りには私を『イケメン』と言う人もいるんですよ」と額と口を手で隠し「記事にはしないでください」と笑った。
パク・セヨンは『ラブレイン』でソンホ(キム・シフ)の妹として、写真作家ソ・ジュン(チャン・グンソク)の仕事におけるミューズ(イメージモデル)である、自信に溢れた“グンソクのヒマワリ”ミホ役を熱演中だ。すでに次回作や化粧品などのCMのオファーもあり、充実した毎日を送っている。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- クォン・ヒョクギ、写真:ソン・ヒョジン
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