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BIGBANG&Wonder Girls“中堅グループ”が音楽界に及ぼす影響

OSEN
6月の第一週目、歌謡界を熱くしたニュースは、人気アイドルグループBIGBANGとWonder Girlsが同時にニューアルバムや新曲を発表し、各種音源チャートの上位にランクインしたことだ。2月に5thアルバム「ALIVE」の韓国での活動を終えた後、ワールドツアーに本格的に突入したBIGBANGは、5つの新曲が含まれたスペシャルリパッケージアルバム「STILL ALIVE」を公開し、音源チャートで1位となっている。Wonder Girlsは昨年11月初めに発表した2ndフルアルバム「Wonder World」以来、7ヶ月ぶりに計6曲が収録された「Wonder Party」で活動を再開した。

BIGBANGはワールドツアーのため、韓国では全く活動していないにもかかわらず、タイトル曲「MONSTER」がリアルタイム及び日間チャートで1位を獲得し、収録曲が各種チャートで上位圏入りするなどこの一週間、猛威を振るっていた。Wonder Girlsは「Wonder Party」で韓国での活動をスタートさせ、本格的なプロモーションが進行されれば一層高い人気が予想される。両グループは韓国を代表する男女のアイドルグループでありながら、「K-POPのグローバル化」の核心でもある。多くのメディアは両グループが同時にニューアルバムを発売したことを受けて、YGエンターテインメントとJYPエンターテインメントという2つの大手芸能事務所のライバル構図に焦点を合わせているようだ。

歌謡界の「中堅グループ」と言っても過言ではないBIGBANGとWonder Girlsが、音楽界に及ぼす影響や存在感、そして彼らのニューアルバムや新曲が持つ意味を探っていきたい。

2007年のヒット曲「Tell Me」と「Lies」

BIGBANGは、デビュー7年目(2006年デビュー)、Wonder Girlsは6年目(2007年2月デビュー)であり、2007年下半期に発表した曲が両グループの運命の境目となった。両グループはヒップホップスタイルの曲でデビューした。10代のファンを引き込むことには成功したが、それ以上の成果を収めることはできなかった。

その後、両チームは音楽ジャンルを180度転換し、BIGBANGはエレクトロニカとラップ、Wonder Girlsは復古風のレトロサウンドとラップを組み合わせた新しいジャンルを披露した。BIGBANGは2007年8月に「Lies」、Wonder Girlsは9月に「Tell Me」をそれぞれ発表し、全国民の人気を受け、人気アイドルグループとして頂点に登りつめた。その後、両グループは数多くのヒット曲やアルバムを発表し、歌謡界はもちろん、社会のあらゆる分野で「トレンドセッター」としての役割を果たした。

アジアを超えて世界へ…新しいステージに挑戦状を叩きつける

1990年代から2000年初めに活躍した第一世代のアイドルグループは、大半が4~5年間活動し、解体した。しかし、第2世代である東方神起、BIGBANG、SUPER JUNIOR、Wonder Girls、KARA、少女時代らは5年から7年を超え、「歌謡界の柱」としてその地位を位置づけている。それにもとどまらず、彼らが世界の若者たちが楽しむ「K-POP」熱風の核心となっている。

2009年末、日本の主要音楽賞で新人賞を受賞したBIGBANGは、アジアを超えてヨーロッパやアメリカで大きな人気を得ている。「MTV Europe Music Awards」で「Best Worldwide Act」を受賞し、高まったその存在を立証した。韓国語のアルバム「ALIVE」でBillboard 200の150位圏内にランクインし、底力を見せつけた。また、グローバル公演企画会社である「Live Nation」とワールドツアーを行なっている最中に、最大手の電子商取引サイトeBayでBIGBANGを始めとするYGエンターテインメントのアーティストのアルバムやグッズを販売する「YGストア」が開設された。

2009年には「The Billboard Hot 100」で76位、同年末「Hot 100 Single Sales」で1位を記録したWonder Girlsは、様々な音楽活動はもちろん、アメリカへの進出ストーリーを描いたテレビ映画「The Wonder Girls」が放送されるなど、アメリカで地道に努力している。主な海外活動先だったアメリカや中国を超え、現在は日本デビューを目の当たりにしている。一番長い経歴を持つガールズグループとしてどんな成果を挙げることができるのか、注目が集まっている。

新人アイドルグループ「第2のBIGBANG&Wonder Girls」を夢見る

音楽番組には、毎週のように新しいアイドルグループが登場するが、それを見ていると驚き半分、心配半分の気持ちになる。近いうちにビルボードなどで公認されたK-POPスターが誕生すると予想される昨今、飽和状態と言ってもいいほど「アイドルグループ」が溢れている。彼らは皆、「第2のBIGBANGやWonder Girls」を夢見て一生懸命頑張っているが、熾烈な争いが繰り広げられる歌謡界で生き残る確率は、残念ながらさほど高くない。

5~6年前、まだ新人だったBIGBANGとWonder Girlsはトップを目指してステージに上がった。「韓流や歌謡界の大スター」となった今も、後輩のアイドルグループと同じステージで競争している。2012年にデビューした新人グループも、BIGBANGやWonder Girlsのように強い存在感をアピールしながら、5~6年後も後輩たちと素敵な競争を繰り広げる「生命力」を持ってほしい。
元記事配信日時 : 
記者 : 
ヘリソン

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