「紳士の品格」4人4色のラブストーリー“疎外されたカップルがいない”

SBS週末ドラマ「紳士の品格」は、41歳の中年男性を主人公とし、彼らの恋愛を現実的かつユニークに描いている。
イス(キム・ハヌル)とドジン(チャン・ドンゴン)カップルは“片思いカップル”で、テサンに片思いするイスにドジンが片思いし、ドラマでは彼らの甘いラブストーリーが続いた。イスに向けたドジンのアグレッシブでありながらもロマンチックなアプローチと、テサンのことが好きなのにドジンに心が動くイスの感情が繊細に描かれ、視聴者を引きつけた。24日の放送ではイスがドジンにガラス越しのキスを通して愛を告白し、二人の愛が本格化することとなった。すれ違いの片思いに終止符が打たれたのだ。
男らしい魅力をかもし出す純情な男テサン(キム・スロ)と挑発的なセラ(ユン・セア)の恋愛も見逃せない。堂々としながらもセクシーで自己中心的なセラは、恋人テサンの気持ちが友人のイスに傾くことを恐れ、嫉妬し、彼への本当の愛に気づく。恋人の試合会場に足を運び、声高らかに応援したり、彼女を笑わせるためにスキニージーンを着るイベントまでやるテサンの愛に、クールなセラも心を動かされる。
メアリ(ユン・ジニ)のチェ・ユン(キム・ミンジョン)への片思いや、メアリを愛していても拒むしかないチェ・ユンの心情も視聴者の関心を引きつけている。妻と死別し、独身で暮らしているチェ・ユンは親友テサンの妹で、自分より17歳も年下のメアリの愛を素直に受け入れることができない。「信じてる」というテサンの言葉にメアリへの気持ちを片付けるしかなかった彼は、無償の愛を注ぐメアリに、甘い気持ちと悲しみを同時に感じているのである。メアリがけがをすることを恐れ、命がけで車道を横断し、彼女のもとに行ったが、彼は別れの言葉を伝えるしかなかった。
ジョンロク(イ・ジョンヒョク)とミンスク(キム・ジョンナン)夫婦のラブストーリーもドラマに活力を吹き込んでいる。浮気な夫ジョンロクと建物の所有者であるお金持ちの年上妻ミンスクのエピソードは、愉快なジョンロクのキャラクターのため、多少おもしろおかしく描かれることが多い。しかし、そんな中でもロマンチックな魅力を失わず、女心をくすぐるエピソードを披露している。ジョンロクは、妻が所有しているビルの放送室で自らギターを弾きながら、妻が好んで聴いていた曲を自分の声で歌う。いつも硬い表情だった妻のミンスクはその歌を聴いて、涙を流した。浮気な夫のせいでいつも頭を悩ませているが、時々、このような甘いサプライズに感動し涙を流すこともあるのだ。
このように4人4色のラブストーリーで構成される「紳士の品格」は、物語から疎外されたカップルがおらず、それぞれのラブストーリーで視聴者の注目を集め、週末の視聴率攻略に一層、拍車をかけている。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- ハ・スナ
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