CNBLUE、俳優としても活躍する4人の出演歴を探る ― Vol.3
※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
しかし、ジョン・ヨンファを単なる歌が上手いイケメンのフンナム兄さんと断定するのはまだ早い。バラエティ番組で見せる率直で飾らない姿から、釜山(プサン)男の魅力まで持ち合わせている。方言と標準語を自由自在に使いこなしながら、ミルクナムやカチルナム、そして男の中の男の間を行き来する、ジョン・ヨンファの千の顔を持つ魅力が最大の潜在力であり、ポイントだ。
イ・ジョンヒョンが見せてきた存在感の秘訣は、彼の容姿と声にあった。182cmという高身長、少し上がった目尻と鋭い眼力、そして真っ白な肌がエキゾティックながらも神秘的な雰囲気を醸し出している。これと共に彼の優しくて甘い声が調和を成している。特に彼が「紳士の品格」でギターを弾きながら歌った「私の愛よ」は、彼の魅力を大集結させた曲だった。彼の声はCNBLUEの音楽でもハスキーでクールなジョン・ヨンファの歌声と対比しながら魅力を引き出している。彼の魅力をもっと知りたい場合は? 昨年12月にリリースされたJUNIEL(ジュニエル)とのデュエット曲「愛が降る」のミュージックビデオを見てみよう。
バンドの中でドラムは、存在感を発揮するには難しい立場だ。ステージの最も後ろに立つという短所もあり、ドラムという楽器自体が非常に大きいので、カメラにうまく映らない時もある。ギターやピアノを弾きながら歌う人はよくいるが、ドラムを弾きながら歌う人はそれほど多くない。だが、カン・ミンヒョクはSBS「大丈夫、パパの娘だから」や「棚ぼたのあなた」でドラムの実力を見せながら特技まで活かしている。
しかし、イ・ジョンシンは純粋で情熱的だったカン・ソンジェから、「剣と花」のシウで一瞬にして変化を遂げた。シウはカリスマ性あふれる人物だが、高句麗・栄留王(ヨンリュワン)の娘ムヨンに対する恋慕の情は隠さないロマンチックな人物であり、彼女を影のように守りながら一生彼女だけを見つめる一途な純情派だった。カン・ソンジェがイ・ジョンシンの大きな目に純粋さを込めなければならない役だとすれば、シウは冷たいながらも温かく、表現しない複雑な眼差しを見せなければならなかった。それだけではなく、剣を振り回しながらその時代の衣装まで着こなさなければならず、イ・ジョンシンはまさに以前とは正反対の演技に挑戦したのだ。「剣と花」の視聴率は高くなかったが、イ・ジョンシンのチャレンジ精神だけは十分に感じることができた。イ・ジョンシンの今後の歩みが最も期待される理由でもある。
多くのアイドルや歌手たちが役者としても精力的に活動しているが、グループのメンバー全員が演技に挑戦するのは稀なことだ。また、メンバー全員が良い評価を得ることはさらに難しいことだ。しかしCNBLUEはそれをやり遂げた。4人のメンバーがそれぞれ俳優業もこなしながら人々に確かな存在感を示した。それと同時に演技力に対する批判も避けることができた。自分たちだけのキャラクターを確実に伝えることはもちろん、音楽と演技、いずれにおいても人々を魅了したCNBLUEの魅力は何だろう? 彼らの短くて長い出演歴をまとめてみた。
ジョン・ヨンファ:癒し系男子の定石
ジョン・ヨンファは4人のメンバーの中で最も着実にドラマに出演してきたメンバーだ。デビュー前に出演したSBS「美男<イケメン>ですね」をはじめ、MBC「オレのことスキでしょ。」、KBS 2TV「未来の選択」まで、2年ごとにドラマに出演している。視聴率の部分では少し残念な部分もあるが、ジョン・ヨンファのキャラクターだけは確かだという評価だ。特に、全く無名の新人として出演した「美男<イケメン>ですね」でコ・ミナム(パク・シネ)のあしながおじさん的な存在のカン・シヌ役を演じ、ミルクナム(ミルクのように優しい男)、スゴンナム(タオル男) など様々な愛称が付くほど、役を見事に演じきった。この時作り上げたフンナム(優しい癒し系の男)の本能は、「オレのことスキでしょ。」でも続いていく。誰もが認める完璧なカチルナム(神経質で気難しい男)イ・シン役で、毎回フンナム大学生ファッションの定石を見せ、視線を集めた。それから2年の月日が経ち、ドラマ「未来の選択」では財閥の御曹司という完璧な家柄を追加し、あしながおじさんのようなキャラクターまで再現しながら、キャラクターに終止符を打った。しかし、ジョン・ヨンファを単なる歌が上手いイケメンのフンナム兄さんと断定するのはまだ早い。バラエティ番組で見せる率直で飾らない姿から、釜山(プサン)男の魅力まで持ち合わせている。方言と標準語を自由自在に使いこなしながら、ミルクナムやカチルナム、そして男の中の男の間を行き来する、ジョン・ヨンファの千の顔を持つ魅力が最大の潜在力であり、ポイントだ。
イ・ジョンヒョン:ドラマは1本?存在感は100点!
[img03:C]残念ながらイ・ジョンヒョンは4人のメンバーで最も出演歴が少ない。ジョン・ヨンファと同じく釜山出身の彼は、自分が演技をすることを全く考えたことがなかったため、方言を直していなかったが、ドラマに出演することになって直すようになったと知られているほど、演技への意欲が弱いメンバーでもあった。だが、イ・ジョンヒョンは本格的に演技を始めた最初で最後のドラマ「紳士の品格」で、しっかりとした存在感を発揮した(映画「アコースティック」は論外にしよう)。チャン・ドンゴン、キム・ハヌル、キム・スロ、キム・ミンジョン、イ・ジョンヒョクなどのそうそうたる俳優たちの中でも、イ・ジョンヒョンは自分の役を演じきった。特に、チャン・ドンゴンの息子という重要な役で登場したイ・ジョンヒョンは、冷たくクールだが心に傷のある心理状態を表現しなければならない複雑な課題を抱えていた。難しい課題の中でも不安を吹き飛ばし、見事にドラマの中に溶け込むことができた。イ・ジョンヒョンが見せてきた存在感の秘訣は、彼の容姿と声にあった。182cmという高身長、少し上がった目尻と鋭い眼力、そして真っ白な肌がエキゾティックながらも神秘的な雰囲気を醸し出している。これと共に彼の優しくて甘い声が調和を成している。特に彼が「紳士の品格」でギターを弾きながら歌った「私の愛よ」は、彼の魅力を大集結させた曲だった。彼の声はCNBLUEの音楽でもハスキーでクールなジョン・ヨンファの歌声と対比しながら魅力を引き出している。彼の魅力をもっと知りたい場合は? 昨年12月にリリースされたJUNIEL(ジュニエル)とのデュエット曲「愛が降る」のミュージックビデオを見てみよう。
カン・ミンヒョク:優しい目、優しい微笑み、優しい演技
[img07:C]カン・ミンヒョクはジョン・ヨンファの次に精力的に俳優業をこなしているメンバーだ。ジョン・ヨンファは一気にメインキャラクターを手にしたが、カン・ミンヒョクは毎日ドラマ(月~金まで放送されるドラマ)の脇役からスタートし、じわじわと自身の領域を広げていった。出演作はむしろジョン・ヨンファより多彩だ。そして、KBS 2TV「棚ぼたのあなた」やSBS「王冠を被ろうとする者、その重さに耐えろ-相続者たち」(以下「相続者たち」)で大きな人気を博し、4人の中で最も俳優業の恩恵を受けたとも言える。関心を認知へと昇華させたことは、キャラクターを見事に演じきったカン・ミンヒョクの力だった。「棚ぼたのあなた」のチャ・セグァン、「相続者たち」のユン・チャニョンの共通点は、プレイボーイとロマンチスト、優しい男と男らしい男という2つのキャラクターの微妙な違いを表現することだった。それだけではなく、2人とも韓国の国立大学KAISTの全校1位という秀才だった。助演だったが、視聴者たちから最も大きな共感を呼び起こしたキャラクターだったため、彼の役は重要であり、彼はそれを上手くこなした。一重まぶたの優しい目とカン・ミンヒョク特有の優しい微笑みは、魅力のプラス要素だった。バンドの中でドラムは、存在感を発揮するには難しい立場だ。ステージの最も後ろに立つという短所もあり、ドラムという楽器自体が非常に大きいので、カメラにうまく映らない時もある。ギターやピアノを弾きながら歌う人はよくいるが、ドラムを弾きながら歌う人はそれほど多くない。だが、カン・ミンヒョクはSBS「大丈夫、パパの娘だから」や「棚ぼたのあなた」でドラムの実力を見せながら特技まで活かしている。
イ・ジョンシン:正反対の演技、潜在力は断トツ
[img08:C]イ・ジョンシンはまだ2本のドラマにしか出演していないが、4人のメンバーの中で最も幅広い役柄を演じたメンバーだ。まず、彼はKBS 2TV「いとしのソヨン」で初めて本格的に演技を始め、出生の秘密を抱いてる問題児カン・ソンジェを演じた。いつもの長髪をキープして登場し視線を集めたが、名だたる中堅俳優たちの中で堅い彼の演技に対する指摘があったのも事実だ。しかし、彼は時間が立つにつれてどんどん成長していった。特にカン・ソンジェの出生の秘密が明かされる過程では彼がドラマの中心になり、豊かな感情表現が必要だった時も見事に演じきり、年配の女性ファンからも好評を得た。その後も甘草役(適材適所に登場し、潤滑油の役割を果たす役)を上手く演じ、ドラマに活力を吹き込んだ。しかし、イ・ジョンシンは純粋で情熱的だったカン・ソンジェから、「剣と花」のシウで一瞬にして変化を遂げた。シウはカリスマ性あふれる人物だが、高句麗・栄留王(ヨンリュワン)の娘ムヨンに対する恋慕の情は隠さないロマンチックな人物であり、彼女を影のように守りながら一生彼女だけを見つめる一途な純情派だった。カン・ソンジェがイ・ジョンシンの大きな目に純粋さを込めなければならない役だとすれば、シウは冷たいながらも温かく、表現しない複雑な眼差しを見せなければならなかった。それだけではなく、剣を振り回しながらその時代の衣装まで着こなさなければならず、イ・ジョンシンはまさに以前とは正反対の演技に挑戦したのだ。「剣と花」の視聴率は高くなかったが、イ・ジョンシンのチャレンジ精神だけは十分に感じることができた。イ・ジョンシンの今後の歩みが最も期待される理由でもある。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- パク・スジョン、写真 : KBS 2TV、MBC、SBSでキャプチャー、FNCエンターテインメント提供、翻訳 : チェ・ユンジョン
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