Kstyle
Kstyle 13th

2012年のアイドル&K-POP歌手、領域を広げ幅広い活動へ

マイデイリー
今年のアイドル歌手たちは、本業である歌以外に、兼業をしたり領域を広げたりすることにスポットを当て、より幅広い活動を繰り広げた。

最も大きな変化は、大勢のアイドルたちが“演技ドル(演技+アイドル)”として成功的な変化を見せ、アイドルの新人俳優デビューがいつになく活発に行われたことだ。また、韓国内を越えて日本だけ限定されていた海外活動は、アジアを越えて全世界へと視野を広げ、アジアおよびワールドツアーに及んだ。

今年の新人アイドルグループが雨後の筍のように登場し、アイドル市場はすでに飽和状態であるため、他の活路を見つけることは考えにようによっては当然の流れとも言える。アイドルたちは“演技ドル”を念頭に置いて、デビュー前から演技の勉強をしている人も多い。すでに演技は当たり前のコースになり、アイドルの俳優兼業に対する認識も以前より寛容的だ。俳優たちも、確実な領域を拡張するために演技力を養うことが必須課題だ。

海外進出もまた同様だ。K-POPと韓国歌手に対する高まる関心と共に、アジアおよび欧米圏などの海外攻略で、アイドルたちは生き残るための新たな活路を探している。外国語の勉強を始め、海外進出を念頭に置いた準備をすることもまた、必ずしておかなければならない必須課題になっている。歌手PSY(サイ)の「江南(カンンム)スタイル」の世界的な成功は、アイドルたちを刺激した。

今年のアイドルの演技兼業、少ない論議

アイドルと言えば日常的に付きまとっていた“論議”が、今年は例外だった。すでに、アイドルたちは予め演技の授業を受けてデビューしているが、歌の他にも、演技にも抜群の才能を見せるニューフェイスが出演するドラマの成功と共に、演技力を認められ、自然にアイドルの演技兼業に対する先入観も薄れていった。

今年最大の成功者

ガールズグループmiss AのスジとグループZE:Aのシワンだ。スジは映画「建築学概論」を通じて一躍“国民の初恋”として名を広め、シワンもMBCドラマ「太陽を抱く月」で“イケメンお坊ちゃま”ホヨムとして“ホヨム病”を巻き起こしたのに続き、KBS 2TV「赤道の男」、MBCシットコム(シチュエーションコメディ:1話完結で連続放映されるコメディドラマ)「スタンバイ」に出演し、俳優としての経験を積んだ。

芋づる式に登場した驚くべき新人

ケーブルドラマとして大成功したtvNドラマ「応答せよ1997」に出演したソ・イングク、Apink チョン・ウンジ、INFINITE ホヤだ。ソ・イングクはKBS 2TVドラマ「ラブレイン」に出演していたが、主人公を演じたのは今回の作品が初めてで、チョン・ウンジとホヤは演技経験が皆無だったが、90年代の思い出を蘇らせる粋のある方言と共に、出演者全員が演技で好評を得て、今年の上半期を代表する“演技ドル”として名を上げた。

グループ内の“演技ドル”だけでは不足

以前はグループ内に演技担当のエースが一人程度だったが、今年はグループ内でも何人かが演技に活動の領域を広げた。少女時代はSBS「ファッションキング」のユリ、KBS 2TVドラマ「ラブレイン」のユナ、現在放送中のtvNドラマ「第3病院~恋のカルテ~」のスヨンまでが“演技ドル”に合流し、T-ARAもまた子役女優出身のウンジョンと共にKBS 2TVドラマ「ドリームハイ2」のジヨン、MBCドラマ「千番目の男」のヒョミンに続き、ソヨンがKBS 2TVドラマ「海雲台(ヘウンデ)の恋人たち」で“演技ドル”としてデビューした。

FTISLANDも子役出身のイ・ホンギが映画「不死鳥」に出演決定し、ソン・スンヒョンとイ・ジェジンなどもミュージカル俳優として領域を広げている。CNBLUEの場合、リーダーのジョン・ヨンファのみが演技と並行していたが、今年になってカン・ミンヒョクがKBS 2TVドラマ「棚ぼたのあなた」に、イ・ジョンヒョンがSBSドラマ「紳士の品格」でヒットを見せ、現在はイ・ジョンシンもKBS 2TVドラマ「いとしのソヨン」に出演し、メンバー全員が演技を兼業している。

アイドルの、アイドルによる、アイドルのためのドラマ

JYPエンターテインメントのパク・ジニョン代表率いる歌手たちが主軸だったドラマ「ドリームハイ」の成功で、今年は「ドリームハイ2」が公開され、T-ARAのジヨン、2AMのジヌン、JJ ProjectのJB、SISTARのヒョリンなど、アイドルたちが大勢出演した。さらに、SMエンターテインメントの系列会社であるSM C&Cでは、初の制作ドラマとして「花ざかりの君たちへ」を公開し、SMエンターテインメント所属のf(x)のソルリとSHINeeのミンホが主人公を演じ、現在SBSで放送中だ。

下半期に期待できる“演技ドル”

ZE:Aのドンジュンは来月11日に韓国で公開されるソ・ジソブ、イ・ミヨン、クァク・ドウォン主演の映画「ある会社員」で殺人請負会社のアルバイト役で、映画デビューに挑戦した。ドラマ「IRIS -アイリス-」の新シーズンには、KARAの末っ子ジヨンとMBLAQのイ・ジュンが同時にキャスティングされ、来月から撮影に突入する。ソロ歌手として活動中のSS501のリーダーキム・ヒョンジュンも、ドラマ「都市征伐」で主演俳優としてブラウン管に登場する予定で、JYJ ユチョンもMBC新ドラマ「会いたい」で11月再びお茶の間に姿を見せる。

「先輩歌手PSYのグローバルな成功に刺激された」

今年のアイドルたちは、アジアを越えて本格的なワールドツアーで、世界市場の門を開けるために第一歩を踏み出した。BIGBANGは世界的な公演企画会社ライブネーションと手を組み、28日のシンガポール公演を皮切りに12月までワールドツアー「BIGBANG ALIVE GALAXY TOUR 2012」を開催する。日本5都市、中国3都市、アメリカ2都市の他、タイ、インドネシア、台湾、フィリピン、マレーシアなど、全16都市で開催する。

新アルバムでカムバックした東方神起もまた、11月からソウルをスタートに、中国、タイなどのアジアはもちろん、全世界を巡るワールドツアー「TVXQ!LIVE WORLD TOUR“Catch Me”」を開催する。5月からアジア6都市のツアーを終え、アメリカ、南米に続くワールドツアーに立ち上がったJYJ ジュンスは、11月にヨーロッパツアーをスタートする。

国内ガールズグループの中では、2NE1が初めてアジア、アメリカ、ヨーロッパを越えて、全世界7ヶ国10都市でワールドツアーをスタートし、少女時代とWonder Girlsなどがアジアツアーを開催した。T-ARAもまた、最近香港でミニコンサートを成功させたのを始めに、来年には本格的にアジア市場に進出する予定だ。

CNBLUEは、バンドの本拠地であるイギリスで今月22日に初の単独コンサート「CNBLUE Live in London」を開催し、現地でも予想以上の人気を実感させた。CNBLUEは来月2日から21日まで、日本6都市の大型競技場を巡る「CNBLUE Arena Tour 2012~COME ON !!!~」を開催する予定だ。

アイドルグループは最近「江南スタイル」で欧米チャートを独占し、世界的なブームを巻き起こしている先輩歌手PSYの成功に刺激され、自信感を強め目標も上昇している。最近マイデイリーのインタビューに対し、FTISLANDは「PSY先輩を見て、K-POPを広められる機会が私たちにとってもう少し近くに感じられ、本当に嬉しかった。ポップ音楽をたくさん聞いて育ったので、アメリカで公演ができるということが本当に夢みたいだ。あえて意欲を出すことができなかったが、PSY先輩を見て、それが現実的にもっと近づいてきて、不可能なことではないと感じた。私たちももっとたくさん学んだらできる、と自信を持てました」と、意欲を見せた。

Secretもまた、「K-POPのアメリカiTunesランクインは考えたこともなかったが、想像もしていなかったことをやり遂げてくれて、アイドルだが音楽的に挑戦できる道を作ってくれた気がしてとても感謝している。PSY先輩を見て、アーティストとして欲が増えた。私がやりたい音楽を、どこかに限定されないで世界的にももっとできるという自信を持たせてくれたようで、とても嬉しかった」と、後輩として誇らしそうに感謝の気持ちを見せた。

最近ソロ歌手としてカムバックしたBIGBANGのG-DRAGONは、「成功してくれて本当に嬉しい。今後、PSY兄さんが磨いてくれた道があるから、私たちももっと楽に進めるんじゃないか、と期待している」と、海外活動に対する期待を見せた。

元記事配信日時 : 
記者 : 
コ・ギョンミン

topics

ranking