“注目するしかないグループ”なぜ彼らにハマるのか?…防弾少年団の人気に迫る

でも私たちが「EXOしか知らないのか」と言われないためにもう一つのグループくらい覚えておく必要があるとしたら、注目すべきグループには防弾少年団がいる。
多くのボーイグループの中でもどうして防弾少年団なのか、私たちが知らなかった彼らの大きな人気を順番に検証していく。
#1. 音源ランキングは気にしません。僕たちの色が先!
デビュー3年目となるボーイグループである防弾少年団はしっかりとしたファンダム(特定ファンの集まり)を持っているものの、音源ランキングで強勢を見せるグループではない。歌うのが難しいほどマニアックなスタイルの音楽をするヒップホップアイドルコンセプトだったため、大衆性の面では確かに損をしていた。不安にもなりそうだったが、グループの認知度を上げなければならない活動初期にはコンセプトを固める戦略を黙々と続けた。そのため、音源ランキングはあまりよくなかった。しかし一番最近発表した「I NEED U」を通じて頭角を現した。

グループの色をしっかりと構築した後、1位まで手にしたため、今は自信と推進力を得た状況。「I NEED U」以降の活躍がより注目される時点だ。
#2. グローバルな人気、驚くだろうけれど事実です
防弾少年団の真価は想像を絶するグローバルな人気からも分かる。K-POPブームの恩恵を受けたグループの一つではあるが、アジア以外の国でも相当の認知度を誇るという点が視線を引き付ける。世界で一番多くの人々が利用する動画ダウンロードサイトYouTubeを基準に防弾少年団の公式ビュージックビデオ(バージョン別含)の再生回数を国別に分析してみた。

たいていのK-POPアイドルと同じくアジア圏での数値が目立つものの、ヨーロッパや英米圏でも思ったより高い認知度を見せている。さらに再生回数1位の国が韓国ではなく、アメリカであることも意外だ。単なる再生回数より、個性の強い多国籍ファンの均等な関心度が案外だ。



2014年にアジア圏だけで公演をした彼らは、今年はワールドツアーというタイトルに相応しい公演を繰り広げた。かなり規模のある公演だったが、すべて完売となった。

「MYDOLL」はアイドルとの仮想関係をコンセプトにした待ち受け画面サービスを提供している。好きなアイドルグループのメンバーを選び、自身の名前を入力しておけば、好きなスターが私に朝の挨拶をしてくれるような形だ。実際にユーザーの立場でどのアイドルから挨拶をしてもらいたいのかを考えてみれば、捏造ができない体感人気がうかがえる数値であることが分かる。
それで「MYDOLL」ユーザーの関心事情報に基づいてキャラクターの具体的な選択割合を調べてみた。

「MYDOLL」の関係者によるとこのくらいの占有率である場合、防弾少年団を選んだユーザーの数は約116万人に至る。並並の広域市の人口を超えるすさまじい人数だ。
防弾少年団を選んだユーザーの15.5%は韓国国籍で、その次にアメリカ、インドネシア、フィリピン、台湾、マレーシア、ブラジル、メキシコ、タイのユーザーが6%~8%程度で同じく分布されている。ここでもとりわけ海外のファンダムが強勢を見せている。
#3. 小学生認知度1位? 成長潜在力1位
着実に人気を確保してきた防弾少年団。大衆性を除けば足りないところがどこにもないグループだ。しかも成長潜在力はEXO以降春秋戦国時代を迎えるボーイグループの中で一番圧倒的だ。最近ソウル市内の小学校3校の学生440人に直接好感度に対するアンケートを行った結果、MelOnとJunior Naverの好感度および検索順位を考慮して選んだ6チームのボーイグループのうち、防弾少年団が過半数異常の圧倒的な得票率を記録したりもした。

もちろん“小学生の大統領”と呼ばれる歌手はファンダムの市場購買力が弱いという弱点があるが、防弾少年団はすでに20~30代のファンダムをしっかりと持っているため、このような結果が相乗効果として働く可能性が大きい。
ほかにも防弾少年団は最近NAVERのライブ映像配信アプリ「V」でもファン数100万人を突破し、SM TOWNとBIGBANGに続く占有率を記録するなど、抜群の成長ぶりを見せている。このレベルだと“最近の子が好きな歌手”として覚えておく必要がある。
このように大手事務所所属でもない、いわゆる“中小アイドル”であるものの、防弾少年団はすさまじい存在感を見せながら成長している。防弾少年団の今後のグローバルな活躍に期待をかけてみるのもいいのではないだろうか。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- カン・ヒョジン
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