「ディア・ブラッド~私の守護天使」アン・ジェヒョン“特殊メークで何も知らない患者さんを驚かせてしまいました”
第50回百想芸術大賞TV部門ドラマ作品賞など韓国主要アワードを席巻した「グッド・ドクター」の名コンビが、ヴァンパイアを主役にラブ&サスペンスがスリリングに展開する韓国版『トワイライト』ともいうべき、超話題作「ディア・ブラッド~私の守護天使」。放送開始と同時に韓国大手ポータルサイトで検索ワード1位を記録するなど、韓国初のファンタジー医療ドラマという新たな伝説を生み出した。現在、DVD-SET1が好評発売中、DVD-SET2は明日(2/2) 発売となる。
「星から来たあなた」「君たちは包囲された!-アクシデント・ラブ-」など次々とヒット作に出演し、人気急上昇中のスーパールーキー、アン・ジェヒョンが本作で初主演を飾り、ヴァンパイアの体質を持つ正義の天才医師として、青白い肌と冷たい表情、鋭い眼差しまでキャラクターとシンクロ率100%のイメージで熱演し、女性ファンを虜にした。
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アン・ジェヒョン:難しいと思いました。医学が主となるストーリーで、さらにアクションとラブストーリーがあって……。さまざまな要素があって、うまくできるだろうかと感じたのが最初の印象でした。
―初めて主役を演じた感想は?
アン・ジェヒョン:主役を演じられるという喜びの時は短くて、主役を演じるというプレッシャーの方が、その何倍も大きかったですね。役作りなどの準備には、かなり時間をかけたのですが、やればやったで足りないところが見えてきたりして……。でも一生懸命に役に近づこうと努力しました。
―役作りのために事前にやったことはありますか?
アン・ジェヒョン:医学関連のドラマをたくさん見ました。「ブレイン」や「グッドドクター」、それから映画もたくさん見ました。直接病院に行って実習や手術をやっているところを見せてもらいましたし、触診や傷を縫う実習もやってみたりして、かなり勉強しました。アクションスクールにも通いました。そういった準備はかなりやりました。
―キャラクターについて紹介してください。
アン・ジェヒョン:チサンはヴァンパイアで、クールで患者や周りの人たちにも事務的に対応するような外科医なのですが、次第に人の感情や気持ちというものをわかるようになっていきます。ほかの人にとっては変に思うことや、きまりが悪いと感じるようなことでも、チサンはそんなふうには全然感じなくて、平気で行動してしまうところがあって、そういったギャップが面白いかなと思います。そういったところを注意深く見ていただくと面白くもあり、ちょっと悲しくもあったりするのではないかと思います。
―どのような点にポイントを置いて演技しましたか?
アン・ジェヒョン:このドラマは見る方によって印象が違うと思います。見方によっては真面目なドラマですし、コメディだと思って見ればそのように見ることができるドラマだと思います。医療ドラマなので人生についての物語が、医師と患者とのやりとりの中で描かれていきます。主人公のチサンはヴァンパイアなので死ぬことがなく、人間になりたいと思っています。死ぬことのないチサンにとって、どのような生き方が大切なのか、そういった彼の苦悩にポイントを置いて演じました。今回のインタビューを通じても自分の生き方について色々と考えました。
―特殊メークで大変だったことはありますか?
アン・ジェヒョン:メークするのに40分程度かかりました。牙も歯型を取って作ったものをきちんとはめて、付け爪をするのがいちばん大変でした。アクションシーンは長いと12時間もかかるので、終る時まで何もさわれなくて、トイレに行くのが大変でした。その上、寒い冬だったので変身するシーン自体も大変でした。メークをしたままで、撮影で使っている病院の中を歩き回ってしまって、何も知らない患者さんを驚かせてしまうことがあったり、とても疲れていたのでメークをしたまま家に帰ってしまってマンションの住民の方を驚かせてしまうことも度々あって、顔を合わせないように壁の方を向いてエレベーターに乗ったり……。そんなふうにして撮影の間は過ごしていました。
―医師の役を演じてみていかがでしたか?
アン・ジェヒョン:間接的にですが、医師という職業を体験したわけですが、大変な仕事だと感じました。医者としての苦しい思いについてもたくさん聞かせていただきました。人の命をあずかる職業なので本当に大変な仕事だと思います。演じてみる前は、ただカッコいい仕事だなくらいにしか思っていなかったのですが、色々なことを知るにつれて果たして自分に演じることができるだろうかという気さえしてきました。それは人命に携わる消防官や警察官といった仕事でもそうだと思います。僕たちの生命と財産を守ってくださっている方々のことを考えると、僕にやれるだろうかと、そんなことをずっと考えてしまいました。そういった方々のおかげで僕たちが平穏に暮らせているのだなということも考えました。
―手術のシーンの撮影にはとても時間がかかったと聞きました。どんなところが大変でしたか?
アン・ジェヒョン:医療器具を扱うところをはじめ、手術用の模型を作るスタッフも大変だったと思います。血糊もたくさん飛び散りましたし、いいシーンにしようと監督も大変だったでしょうし、誰一人として楽な人はいなかったように思います。患者役で手術台に横たわっている人も大変だったと思います。
―血を見るのは大丈夫でしたか?
アン・ジェヒョン:初めは見るとクラクラしましたが、後になると慣れましたね。
―気に入っているシーンはありますか?
アン・ジェヒョン:母のことを思い出して泣くシーンが印象に残っています。あまり感情は表に出さないキャラクターなのですが、母のことを思って、黙って涙を流すシーンが気に入っています。
―思い浮かぶような印象に残っているセリフはありますか?
アン・ジェヒョン:ロマンスの部分は、全部おもしろかったのですが、その中でも、年下のスタッフの間でも人気があったシーンのセリフで、リタが花畑に隠れているのですが、「花が話しかけてくれているのに、なんでわからないの?」というセリフが記憶に残っています。
―NGが続出したシーンはありますか?
アン・ジェヒョン:エンディングのシーンでしょうか。夜が明ける前に撮り終えなければいけないシーンだったので、目が回るほど忙しくて大変だったです。
―特に苦労したシーンはありますか?
アン・ジェヒョン:やはりアクションシーンでしょうか? 12時間ずっと走っていたこともあります。でも、アクションシーンをやり終えると、体重も落ちてダイエットにはよかったみたいです。
―海外ロケで訪れたルーマニアでのエピソードは何かありますか?
アン・ジェヒョン:実際の刑務所で撮影をしましたが、本来昔からあった刑務所だそうなのですが、実際に空砲を撃った時の迫力と銃声には驚きました。リアルにやったのが印象に残っています。
―ルーマニア語にも挑戦をしたということですが、どうやって勉強したのですか?
アン・ジェヒョン:ずっと勉強していました。飛行機の中でも一生懸命やっていたのですが、頭が良くなるからと、ドイツの乗務員さんからアーモンドをもらったりしましたよ。僕が勉強していたのは、セリフを聞けばわかると思います。
―難しくはなかったですか?
アン・ジェヒョン:感情を込めなければならなかったので、やはり難しかったです。
―先輩俳優から学んだことはありますか?
アン・ジェヒョン:1から100まで全部、学ぶことばかりでした。何を申し上げればいいかわかりませんが、今回の撮影は学ぶことから始まって、学ぶことで終わったように思います。多くの先輩方が教えてくださって、それが刺激になって、さらに一生懸命に頑張れたんじゃないかと思います。その先輩の熱意がスタッフにまで伝わって、スタッフにも家に帰らないでもらって、みんな残って台本の読み合わせをしたりしました。
―撮影現場の雰囲気はどうでしたか?
アン・ジェヒョン:誰一人として声を荒げるようなことはなくて、静かに役に集中できるような雰囲気にしてくれましたし、いい感じで盛り上がって活気にあふれた時は、皆がその雰囲気に合わせてくれて。すべてがありがたかったです。50人、60人の人がそのようにしてくれたのですから、本当に感謝しています。
―チ・ジニさんとはどうでしたか?
アン・ジェヒョン:2人の息を合わせるのが重要だったのでチ・ジニ先輩とも現場では、いい感じで過ごしました。演じたチサンというキャラクターは、ドラマの中心となって他のすべてのキャラクターとかかわっていく役どころなので、出演している俳優の方、みなさんと色々と話をしました。
―最後に日本のファンのみなさんに、ドラマの紹介とメッセージをお願いします。
アン・ジェヒョン:みなさんこんにちは。チサン役を演じたアン・ジェヒョンです。「ディア・ブラッド~私の守護天使」は見どころが多いドラマです。アクション、医学、ラブストーリー、そしてチサンという主人公が人間的に成長して人の心や気持ちといったものを感じるようになり、なぜ人は人生に対してこだわりや愛着を持つのか、どのような生き方が最もすてきな生き方であるのかを見せてくれるすばらしいドラマです。ご期待ください。ドラマを楽しんでくださったらうれしいです。ありがとうございます。
「ディア・ブラッド~私の守護天使」DVD情報
DVD-SET1 好評発売中
DVD-SET2 2016年2月2日(火)発売
各¥19,000+税
※レンタル同時リリース
Licensed by KBS Media Ltd.(c)2015 KBS All rights reserved
発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
公式サイト:http://kandera.jp/sp/blood/
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- Kstyle編集部
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