韓国版「リーガル・ハイ」主演チン・グ、独特のヘアスタイルは“作品にぴったり…日本版の堺雅人さんにお勧めしたい(笑)”
笑う門には福が来る! クスっと笑えて、スカッとできる痛快作の本作。2020年の締めくくりから、2021年の幕開けの視聴にぴったりな本作の魅力を3回にわたって紹介してきましたが、最終回の今回は勝訴率100%の敏腕弁護士の主人公コ・テリムを演じたチン・グのインタビューをお届けします!
――作品への出演を決めた理由は?チン・グ:日本でドラマ化された「リーガル・ハイ」シーズン1、2のファンでしたので、韓国でリメイクされると聞いた時、心配と期待が半々でした。ですが、原作ファンとしては、他の人に渡ってしまうのはもったいないし、いい機会だと思い、出演を決めました。
――原作のファンとのことですが、原作をご覧になっていかがでしたか?
チン・グ:シーズン1、2共にとても好きな作品です。おかげで、堺雅人さんのファンにもなりました。とても独特なドラマなので、韓国でリメイクされるとは思いもしませんので、リメイクが決まったということだけでも驚きでしたし、重厚でシリアスな作品ばかりに出演していた僕にオファーが来たことも不思議な感じがしました。逆に運命だと思って、出演を決めましたが、やはりリメイクはプレッシャーが大きいですよね。自分が観ていた作品であり、内容も俳優もとても好きだったので、余計に負担に感じました。
――演じながら、意識したり、参考にしたりしたことは?
チン・グ:まずは見た目も重要だと思いました。このドラマでは20着余りのスーツが登場しますが、全てオーダーメイドです。外見的にも、普通のスーツよりは独特な雰囲気が出ていたと思います。あのヘアスタイルもスタイリストと何度も相談しながら作り上げた合作です。そういった服装やヘアスタイルによってコ・テリムの勝率100%の変態弁護士という役が少しでも説明しやすくなるのではと思いました。台本は懇切丁寧に描かれていてセリフの量がとても多いのですが、テリムはドラマの中で、中心人物でもあり、膨大なセリフのせいで、ある意味ストリーテラーでもあるんです。僕自身が作品と役を理解するために、この大量のセリフはとても役に立ちました。
――ヘアスタイルは気に入っていましたか?
チン・グ:普段したい髪型ではないですが(笑)。作品にはぴったりだったと思います。逆に日本版に出演された堺さんにお勧めしたいくらいです。たぶん気に入ってもらえれるんじゃないでしょうか(笑)。
――テリムと自分が似ているところ、うらやましいところはありますか?
チン・グ:うらやましいのは、ずうずうしさです(笑)。テリムは芯まで腐った奴ではないんですよ。実は、心優しく、情深いところもあるんですが、周りの人には毒舌を吐いたり、嫌われるような行動をとっています。信念を曲げずに突き進む、猪突猛進さもうらやましかったです。似ているところは、勝負欲、違うところは、テリムはちょっとズルいところがありますが、僕はそこまではできないというところでしょうか?
――特にご自身で気に入っているシーンを教えて下さい!
チン・グ:13話に10分を超えるロングテイクの弁論シーンがあるのですが、僕の演技人生でこれほどの名台詞は今までにありませんでした。この先にもこんなテイクに出会うことはなかなかできないだろうとも思いました。その分、欲も出ましたし、大変で、力を入れたシーンでもありました。以前、日本のドラマ「チェンジ」の最終回で木村拓哉さんの長セリフのシーンがあったのですが、それが確か20分くらいだったと思います。実際にどうやって撮ったのかはわからないのですが、恐らく台本通りではなく、国民に向けたメッセージとしてご本人もセリフを考えたんじゃないかなあと経験的に感じました。とても長い時間にも関わらず、すごく自然に実際の総理が話すように上手に演じられていました。
昔、僕が演技の練習をしながら、“いつなったら大人の役者になって、そして中堅役者になって、皆が自然に没頭できる長セリフを言えるような……そんな演技ができる俳優になれるのか?” ということをよく考えたんですが、今回の作品で少し近いことができたんじゃないかと思います。俳優として光栄ですし、今まで役者生活17年の僕の人生の中で、一番記憶に残るシーンだったと思います。
――「リーガル・ハイ」の見どころを教えてください。
チン・グ:まずは、原作との比較ですね。それぞれの登場人物の演じ方を比べながら観ていただくのも面白いと思います。もし、僕のファンの方でしたらこれまでとは全然違う役を演じていますので今までの作品と比べてみても面白いかもしれません。もう一つは自慢になるかもしれませんが、セリフの発音がとてもいいと評判だったんですよ(笑)。日本の方にとっては外国語ですので、わかりづらいかもしれませんが、チン・グの俳優としての無限の魅力(笑)を楽しんでいただければ。あとは、ところどころに出てくる笑える部分ですね。ちょっとやりすぎなところもありますが、細かいところで小道具からこだわっています。原作と比べて家が大きくなっているので、あちらこちらにある小道具を、テリムがどうしてそこに置いたかを想像しながら観ていただくと面白いかと思います。
アドリブで「情はお金ではなく真実で買うものだ」というセリフを言いましたが、そのセリフはファンタジーのように聞こえるかもしれません。ですが、誰でも心の中に正義感はあると思います。いつも毒舌を吐いているテリムが、最後に本当に悪い奴に向かって毒舌を吐くのですが、ある意味それは自分自身でもあるわけです。腐った社会や法界そして腐った正義感に対してのメッセージでもあるのでそういう意味でもヒーローっぽくはありますよね。口が達者なヒーロー(笑)。普通のヒーローよりは、とっつきやすく、痛快なストーリーだと思っていただければと思います。
――このドラマは、チン・グさんにとってどんな作品でしたか?
チン・グ:“人間の能力は無限だ!”ということを教えてくれた作品です(笑)。笑いながら楽しく撮影できたので、良いことがばかりが寄ってきて、良い作品になったと思います。絶対できないと思っていた長ゼリフや、ロングテイクの感情維持ができたことで、早く次の作品にも挑戦したいと欲が出ました。
――今回のドラマで先輩や同僚と仕事をして、学んだことはありますか?
チン・グ:イ・スンジェ先生から学んだのは“情熱”です。イ・スンジェ先生がセリフを覚えるのを近くでみれたのは、撮影監督と僕とソ・ウンスさんの三人だけだったのですが、「本当に情熱に溢れているよね」と言い合う程、“情熱”が何かを学ばせていただきました。キム・ビョンオクさん、チョン・サンフンさん、チェ・ジョンアンさんからはやはりあたたかい人間性を学びました。後輩たちからはやはりこれも人間性ですが、気さくで思いやりのある姿に学ぶことが多かったです。
――視聴者へメッセージをお願いします。
チン・グ:皆さんに愛されたドラマ「リーガル・ハイ」が韓国でリメイクされました。どうぞご期待ください。そして、僕、チン・グにも応援よろしくお願いします! 皆さん、お元気で! ありがとうございます。
■「リーガル・ハイ」リリース情報
【TSUTAYA先行レンタル】
全32話/16巻/各巻本編各2話
・Vol.1~8(第1話~16話):2021年1月6日(水)
・Vol.9~16(第17話~32話):2021年2月3日(水)
特典映像:次回、チラ見せ(10分)
【セル 】
DVD-BOX 全2BOX/全32話/16巻 各¥14,400+税
BOX1(第1話~16話):2021年1月6日(水)
BOX2(第17話~32話):2021年2月3日(水)
映像特典:DISC1~15 次回、チラ見せ!
BOX1 次回、チラ見せ!制作発表会/台本読み合わせ/ポスター撮影/ティザー撮影(計40分予定)
BOX2 次回、チラ見せ!キャストインタビュー[チン・グ、他5名](計30分予定)
【TSUTAYA TV先行配信】
第1話~16話:2020/12/4(金)
第17話~32話:2021/1/3(日)
発売元:「リーガル・ハイ」パートナーズ
販売元:【セル】ハピネット・メディアマーケティング/【レンタル】PLAN Kエンタテインメント
製作年:2019年 製作国:韓国
仕様:カラー/16:9/ドルビーデジタル2.0chステレオ/日本語字幕/韓国語音声
※商品デザイン、仕様は変更になる可能性がございます。
© Jcontentree corp. all rights reserved Based on “Legal High!!”, “Legal High!! Special”, and “Legal High!!2” produced by Fuji Television Network., Inc. and Kyodo Television Ltd. (scripted by Ryota Kosawa)
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- Kstyle編集部
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