映画「聴説」ホン・ギョン“恥ずかしくなりながらも学ぶことがたくさんあった”
写真=マネジメントmmm
俳優ホン・ギョンが、手話の準備過程を公開した。彼は最近、ソウル鍾路(チョンノ)区某所でNewsenと会い、映画「聴説」(監督:チョ・ソンホ)のインタビューを行った。
「聴説」は、愛に向かってまっすぐに突き進むヨンジュン(ホン・ギョン)と、自分の本心と向き合うヨルム(ノ・ユンソ)、2人の恋を応援する妹のガウル(IZ*ONE出身のキム・ミンジュ)が繰り広げる青春ラブストーリーで、台湾映画のリメイク作だ。
ホン・ギョンは劇中、恋の前では真っ直ぐなヨンジュン役を務め、生活力の強い長女ヨルム役を務めたノ・ユンソと初恋のときめきを届けた。
映画のほとんどが手話で進行されていく「聴説」。そのためホン・ギョンは、眼差しや表情だけで役を表現しなければならなかった。これについて彼は、「むしろ表情を意識しなかったんです。手話を3ヶ月ほど練習したのですが、相手から目を離すことができないんです。相手が何を言っているのか、どのように感じているのか、ただただ目を通して見なければならず、神経を集中しなければならないので、自然な表情が出てきたのではないかと思います」と語った。
写真=「聴説」スチール
相手役のノ・ユンソ、キム・ミンジュと一緒に手話を学んだことも、役立ったはずだ。ホン・ギョンは「制作陣に感謝しているのは、2~3ヶ月間準備できるように環境を整えてくれたことです。その期間に手話を学ぶだけでなく、お互いを知っていく過程があり、すごく助かりました」とし、「僕たち3人の中では、ユンソとミンジュの習得スピードが速かったんです。僕は比較的遅かったです。ミンジュさんがすごいのは、1番遅れて参加したにもかかわらず、水泳や姿勢などが、実際の運動選手のようでした。手話も僕の目が正確かどうか分かりませんが、とても柔軟で自然に流れるような印象を受けて、すごく驚きました」と打ち明けた。ノ・ユンソは先日、「釜山(プサン)国際映画祭」のオープントークに出席し「『ホン・ギョンに清純さで負けそうだ』と危機感を抱いた」と明かした。これに対しで彼は「演技も見た目的にも、『なぜこうなるんだろう』と残念なところが多かったんです。いつも僕の不器用な面ばかり見えてきますので、かなり心配しました。この人物の性格やイメージは、純粋で親しみ深く見えるべきだと思いましたので、そういったところを衣装チームやヘアメイクチームと話しながら、ただきれいに見えないように、隣の家にいるような子に見せたいと思いました」とし「2000年代初めに先輩たちが手掛けた映画を見ると、地味な部分があります。この人の内面から地味な部分と純粋な部分が見えてほしいという気持ちが大きかったです」と清純な雰囲気を演出した背景を公開した。
ヨンジュンと実際の自身の性格を比べたらどうだろうか。彼は「ヨンジュンを演じていると、恥ずかしい瞬間が多かったんです。僕は自分の気持ちを表現する時、相手の気持ちはどうだろうかと心配しますので、一歩二歩退いて萎縮する時が多いのですが、今回のキャラクターは不安を乗り越え、もっぱら自分の気持ちを伝えることに集中します。そのような純粋な姿のために恥ずかしくなる瞬間も結構ありましたし、学んだことも多かったです」と打ち明けた。
ノ・ユンソとキム・ミンジュにとって、この作品は映画デビュー作だった。先輩としてリーダーシップを発揮したのかと聞くと彼は、「個人的にも、3人にとっても『この映画が持つ力は何だろうか?』と考えた時、『最初』の意味が大きかったんです。恋をしながらお互いに影響を受けるじゃないですか。僕たち3人にとっても20代が中心的な役割をする映画が初めてでしたので、『最初』というテーマから出てくるエネルギーがありました。お互いに頑張ってエネルギーを吹き込もうとしたと思います。好奇心かもしれないですし、わくわくする気持ちだったのかもしれません。現場でも僕一人だけがそうではなく、お互いがそれぞれ自分なりの役割を担当して、引っ張っていこうとしていました。映画の中でもそうでしたし、映画の宣伝をしながらもそういった感じがしました」と伝えた。
2人の女優に特別な愛情を感じるというホン・ギョンは「現場では2人ともムードメーカーでした。ユンソはリーダーシップがあるので、スタッフ一人ひとりに気遣っていました。ミンジュも現場の雰囲気が沈んだ時に雰囲気を盛り上げてくれました。僕も2人の女優と一緒に、蒸し暑い夏、疲れた時、たくさんふざけたりもして、3人でそれぞれの役割を果たしました」と伝えた。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- チャン・イェソル
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