Kstyle
Kstyle 13th

「イカゲーム2」IZ*ONE出身チョ・ユリ“妊婦を演じるため母親にたくさん質問した”

OSEN
写真=Netflix
IZ*ONE出身のチョ・ユリが、「イカゲーム2」に出演した感想を語った。

最近、ソウル鍾路(チョンノ)区小格洞(ソギョクドン)のあるカフェで、Netflixオリジナルシリーズ「イカゲーム2」に出演したチョ・ユリのインタビューが行われた。

約3年ぶりに公開されたシーズン2は、復讐を誓い、再びゲームに参加するギフン(イ・ジョンジェ)と彼を迎えるフロントマン(イ・ビョンホン)の激しい対決、そして再び始まる本当のゲームを描いた。劇中、チョ・ユリは詐欺に遭い、ゲームに参加することになったジュニ役を演じた。

この日、チョ・ユリは出演の感想について、「本当に一生懸命に撮影した作品であるだけに、愛されていて嬉しいです。(出演が決まって)お母さんがものすごく喜んでくれて、妹も自分のことのようにとても喜んでくれました。誇らしかったです。作品が公開される前からずっと涙が出そうだと言っていました。お母さんだからかもしれませんが、絶賛してくれました。オーディションに合格した時、釜山(プサン)の実家にいたのですが、本当に昼夜を問わず『イカゲーム』を観ていて、夜寝る時は消してと頼むくらいでした。一日中観ていたんです。おそらく今も観ていると思います」と話して笑った。

オーディションを通じて「イカゲーム2」に出演が決まったという彼女は、「オーディションは4回行いました。1回目は映像でのオーディションでした。多くの人が応募できる、対国民オーディションのような、すごくオープンなものでした。助監督との2回目のオーディションを経て、監督との3回目、4回目のオーディションを受けました。1回目は『イカゲーム』の方で作ってくれた台本で、その後は他の映画や『イカゲーム2』から抜粋した内容もあり、様々な台本でオーディションを受けました。3回目のオーディションを受けた時は、本当に落ちたと思いました。ダメだと思っていたのですが、4回目に呼んでいただき、感謝の気持ちで行きました。その時も受かるとは思いませんでしたが、終わってすっきりした気持ちになりました」と振り返った。

続けて、「オーディションもジュニの台本で受けたのですが、渡された時は『他の役になるかもしれない』と言われました。だから、『こんなキャラクターがいるんだ』と思ってオーディションを受けたのですが、その後、自分の役がジュニであることを知りました」とし、「合格した時は信じられませんでした。最初は電話で聞いたのですが、夢を見ている気分でした。現実味がなかったんです。本当に幸せで、『こんなに大きな作品に出るなんて、本当に幸せだ』と思って、お母さんにもすぐに自慢しました。『PRODUCE48』の時は、合格した瞬間から中間撮影の過程まで全て放送されたので、そちらの方が現実味はなかったです。合格した瞬間までたくさんのスタッフに囲まれていて、本当に夢を見ている気分でした。でも今回は一人だったので、それよりは早く実感することができました」と語った。

特に彼女は、「当時受けた演技のオーディションに全て落ちていて、『イカゲーム』のオーディションだけが残っていました。私の切実な思いが、必ず子供と一緒にゲーム場から出たいというジュニの気持ちとつながっていたのではないかと思います。(監督が)私の目にも毒気が溢れているところが似ていると感じて、私にジュニ役を任せてくれたのではないかと思います」とし、キャスティングの過程を語った。

そうして「イカゲーム2」に参加することになったチョ・ユリは、劇中で元恋人のミョンギ(イム・シワン)の投資情報を信じて巨額を失い、ゲームに参加したジュニ役を務めた。彼女は「ジュニというキャラクターに最初に接した時、私は妊娠の経験がないため、妊娠を経験した方々が見たら、私の演技がぎこちないと指摘されるのではないかというプレッシャーがありました。ジュニの設定を細かく見て、妊娠を経験したことのある方々に個人的にいろいろと聞いてみました。(その点では)お母さんに一番たくさん質問しました。妊娠したらどのような状態になるのか、どこがどのように痛いのか、感情の変化をどのように経験したのか、妊婦の習慣のようなもので聞きました。例えばお腹を触り続けるとか、重くて何度も持ち上げることとか。本当に基本的な姿勢や、このような姿勢はできるのかなどを聞いてみました。しゃがむのも、どこまでならしゃがめるのか、走ることはできるのか、全て聞いて確認をとりました。ですが、あまりにも妊娠している状態に慣れた感じで演じてもいけないので、難しかったです」と演技について語った。

その上で、「キャラクターに入り込むのは難しくなかったのですが、ジュニが精神的に辛い状況なので、演技を一度やると宿所に戻るまで気持ちが離れなくて大変でした。監督にキャラクターに関して、『ジュニはお金もなくて、夫もいないし、何もないのに、なぜ子供を産むことを決意したのだろうか?』と相談したことがありました。その中で、ジュニには家族がいないという設定を思いつきました。監督が『いい』と言ってくれて、そうすればジュニのことをもっと理解できる部分がありました」とし、「(外見的には)髪もボサボサで、妊婦はシミができることもあるということで、それを表現してみました。私は唇が荒れやすいのですが、リップクリームを塗らずに寝ました。体重を増やすべきかな? とも思いましたが、食べたいものを全て食べて太るほど幸せな妊婦ではないと思いました。そのため撮影に入ってからは少しずつ体重を減らしました」と説明した。

多くの先輩俳優が参加した現場についても振り返った。チョ・ユリは「現場で『これはこうしなさい』と言われたことはありません。先輩たちの演技を横で見て、先輩たちと撮影以外の瞬間も一緒に待機しながら、全ての瞬間が学びの連続でした。『休む時はこうするんだ!』みたいな。細かいこと一つひとつが全て不思議に思えました」とし、「(現場で)先輩たちがすごく気楽に接してくれたので、先輩たちと一緒にいるということへのプレッシャーは全くなかったんです。ただ、やはりシーズン1が大ヒットした作品なので、シーズン2を私がうまく引っ張っていけるかなというプレッシャーは少しありました」と告白した。

また彼女は、「毎回撮影しながら思ったことがあります。『こんな機会は滅多にない。二度と来ないかもしれないから、この瞬間と感情を忘れないようにしよう。当たり前のことではないから、忘れないようにしよう』と思いました。むしろ撮影前の方が緊張していて、いざ撮影に入ると没頭して緊張が和らぎました。緊張しないように準備をたくさんしたことも役立ちました。セリフだけでなく、眼差しも実際の撮影のように何度も準備していたのがよかったです。また、撮影にも多くのスタッフがいますし、『イカゲーム2』自体もたくさんの俳優が出演しますが、アイドルをしながらカメラの前にたくさん立ってきたので、そのような部分でも、確かにこれまでの経験が役立ちました」とつけ加えた。

チョ・ユリは、歌手と女優を並行し、オールラウンダーとして活躍している。2018年、グループIZ*ONEのボーカルとしてデビューし、世界的な人気を博した。グループ活動終了後には、ソロアーティストとして活動を続けてきた。

IZ*ONEのメンバーに言及した彼女は、「オーディションに合格した時から出演決定の記事が出た時、作品が公開された時まで、本当にたくさん連絡してくれました。ほぼ全員から連絡が来ました。作品が公開された後も、写真を撮って送ってくれて、一気見していると言ってその様子を見せてくれるメンバーがいたり、一緒に作品を見たメンバーもいて、様々な応援をしてくれました。メンバーたちがいてくれてすごく心強かったです。メンバーたちの良いニュースがあったら、私も連絡をしなきゃと感じました」と友情を誇った。

演技と歌、その違いと共通点について彼女は「一番違うのは、主に活動する舞台が違うことだと思います。やはり演技は撮影現場でカメラの前に立つことですし、歌はステージの上でやるところが違うと思います。それを人々に表現し、認めてもらわなければならないというプレッシャーや誇らしさまでは似ているような気がします」とし、「時には少年院に行き、命がけでゲームをして。現実では経験できないことをやって、そのような人物として生きていけるというのが、演技をする上で大きなポイントだと思います。別の人物になって生きることが楽しいです」と演技の魅力を語った。

今後の計画について、チョ・ユリは「役者もして、歌手も続けていくつもりですが、今年中に私のニューアルバムも発売される予定です。どちらかに偏ることなく、両方とも頑張ろうと思っています」とし、「この作品で初めて私を知ってくださった方も多いようです。このように作品で私を覚えてくださった方が、『イカゲーム』の子だと思ってアルバムを聴いてくださるというメリットもあるのではないでしょうか」と抱負を語った。

インタビューの終盤、“出演料42億ウォン(約4億5000万円)説”について、「詳細な制作費などの話はできませんが、42億ウォンは触れたこともないですし、考えたこともない金額です。ですのでその部分は違うとはっきりお伝えしたいです。42億ウォンにいつ触ることができるかは分かりませんが、その日まで仕事を頑張ります」と明かし、「おそらく生き残った多くの参加者がそうだと思いますが、それぞれ様々な変化を迎えることになると思います。ジュニもそうです。よりストーリーが刺激的で面白くなると思います。楽しみにしていてください。シーズン3も2のように関心を持ってくださったら、失望しないと思います」とし、今年公開されるシーズン3への期待を呼びかけた。
元記事配信日時 : 
記者 : 
ユ・スヨン
  • LINE
  • X
  • Facebook

topics

ranking