BOYNEXTDOOR、初ツアーの日本公演がスタート!サプライズにファン歓喜

定刻になると、メンバーたちは壮大なイントロに導かれるようにステージへ。オープニングを飾ったのは日本デビュー曲「Earth, Wind & Fire (Japanese Ver.)」。疾走感あふれる華やかなサウンドと速射砲のようなラップで、会場は早くも大きな盛り上がりを見せる。
幕開けからわずかの時間で祝祭ムードを演出した彼らは、客席を埋め尽くしたONEDOOR(BOYNEXTDOORのファン)に向かって「Who's there? BOYNEXTDOOR! こんばんは、BOYNEXTDOORです!」と、元気よく挨拶。続けて日本で初のツアーを実現できた喜びを伝えると、いたるところから声援と拍手がわき上がった。
広々とした会場を笑顔で見渡しながら指定のポジションにつくと、今度は「But I Like You」をはじめとするヒットソングや人気曲を次々と披露。スタイリッシュな映像や美しい装飾、きらびやかなライティングなどを交えたステージングはエンターテインメント性に富み、観る者を瞬時にして魅了してしまう。
ライブの中盤はメロディアスなサウンドで魅了。歌心のあるオリジナル曲を数多く持っているのも、BOYNEXTDOORならではだろう。なかでも特筆すべきは、今回の公演で初公開となる「今日だけI LOVE YOU(Japanese Ver.)」のパフォーマンス。このナンバーは2025年早々に配信され、YouTube人気急上昇動画の音楽カテゴリー1位、さらに日本、インドネシア、タイ、ナイジェリア、ロシア、トルコなど12の国と地域のiTunesトップソングチャートにもランクイン、そしてBillboard Japan Hot Shot Songs(集計期間:2025年1月6日~12日)1位、韓国Apple Musicのデイリートップ100チャートでは20日連続1位(1月10日~29日付)を獲得し、米ビルボードのグローバル(米国を除く、2月1日付)で3週連続チャートインするなど現在もなお、国内外の主要音楽配信チャートを席巻中のBOYNEXTDOORの初デジタルシングル「IF I SAY, I LOVE YOU」の日本語バージョンで、本公演の翌日(1月31日)にリリース。このサプライズに会場は歓喜に包まれた。

そして「今日がみなさんにとって、ずっと記憶に残る瞬間になれば嬉しいです」と感謝の言葉を伝えると、ステージはいよいよエンディングに。おそらく会場にいた多くの人が、この幸せな空間が永遠に続くように願ったに違いない。
BOYNEXTDOORを語る上でしばしば登場するのが、“イージーリスニング(心地よさを追求した音作り)”だ。こうしたサウンドの方向性を大切にしながら歩んできたおかげで、彼らは短期間で独自のポジションを確立し、同時にK-POPの第5世代をリードする存在にもなれた。デビューから現在までのグループの軌跡を振り返るべく、歴代のオリジナルソングを並べた今回の公演は、そんなことを再認識させるものだったように思う。
無事に初の日本ツアーの初日を終えた6人は、31日にテレビ朝日の人気音楽番組「ミュージックステーション」に出演し、「今日だけI LOVE YOU (Japanese Ver.)」をテレビ初披露する。以降も愛知・Niterra日本特殊陶業市民会館フォレストホール(2月2日)、グランキューブ大阪(2月8日・9日)と宮城・仙台サンプラザホール(2月15日)、福岡サンパレス(2月18日・19日)、神奈川・パシフィコ横浜国立大ホール(2月22~24日)と、ツアーをメインにした日本活動は続いていく。
ハードなスケジュールをこなす彼らには、やはりONEDOORの存在が欠かせない。日本ツアー初日に見せたグループとの一体感を他の会場でも生み出すことが、BOYNEXTDOORにとって強い支えになるだろう。
(取材・文 まつもとたくお)
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- Kstyle編集部
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