チュ・ジフン「照明店の客人たち」で父親役に挑戦“不思議な経験だった”

彼は最近、ソウル鍾路(チョンノ)区三清洞(サムチョンドン)で行われたDisney+オリジナルシリーズ「照明店の客人たち」(原作:カン・プル、演出:キム・ヒウォン)のインタビューで、娘への父性愛を表現するため悩んだ部分に言及した。
「照明店の客人たち」は、暗い路地の先を照らす唯一の場所、“照明店”にどこか怪しい秘密を持っているお客さんたちがやってくることから繰り広げられる物語だ。
チュ・ジフンは「僕には娘がいませんので、かなり心配しました。俳優たちは皆さんが思うほど自信満々ではありません。毎回異なる演技をしなければなりませんが、僕の中にない感情だったので怖かったです。『これでいいのだろうか?』と思いました。それでも素敵な仲間がいるので、悩みも共有することができました。とても不思議な経験でした。考えてみたら、僕も自分の過去を100%覚えているわけではないじゃないですか。僕の記憶が正しければ、初めて感じた気持ちでした。これまでは僕が悲しみを表現したと思います。ですが今回は、娘を見て悲しみを感じるのです。娘がかわいそうで出てくる感情なのです。子供を救えなかった僕ではなく、『あの子はどうすればいいんだ』というものでした。それが不思議な経験でした。子供と演技する時、ツーショットを見るととても悲しいのに泣けませんでした。僕が泣いたら子供が不安になりますから。そのようなところが大変でした」と撮影当時を振り返った。

イ・ジョンウン(ユヒ役)と息を合わせた感想も語った。彼は「とても良かったです。いい先輩、いい仲間に会えることは幸運です。僕は努力したことがありません。ジョンウン姉さんが照明屋に来るじゃないですか。僕は(娘であることを)知らない状態でしたが、それが技術的な面で心配になりました。僕はずっとリアクションをしているのに、後から感情が出てこなかったらどうしようと心配しましたが、それは余計な心配でした。第1話で先輩が歩いてきましたが、感情をおさえるのが問題でした。感情を表に出さないことが重要でした」とし「娘に気づくシーンに最も力を入れました。全然気づかなかったのに一瞬で気づくじゃないですか。その部分は技術と感情をうまく合わせなければならないシーンだったと思います」と語った。
老人の扮装については「特殊メイクをすれば、誰でも苦労します。5時間以上準備しましたが、使われた部分は短かったです。CGで十分できたはずなのに」と冗談を言い、「(老人の扮装をしたら)似ているという程度ではなく、父とそっくりでびっくりしました」と伝えた。
彼はサングラスをかけて目を見せないまま演技をしたが、大変ではなかったのだろうか。チュ・ジフンは「当然、最大の武器を奪われることじゃないですか。それでもストーリーの力を信じました。台本を見た時、キャラクターが引っ張っていくとよりは、キャラクターたちが様々な感情を吐き出すにもかかわらず、メッセージを表す作品だと思いました。みんなに対して信頼があったので、チーム戦なのでサポートしていただけると思いました。最初は少し心配しましたが、第1話と2話を撮影して『さすが』と思いました」と語った。
- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- パク・スイン
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