キム・セロンさんの遺作「ギターマン」制作陣が追悼…生前の様子を告白“1人の時は大変そうだった”

17日、「ギターマン」の演出を行ったシン・ジェホ監督は、韓国メディアの韓国日報とのインタビューで「キム・セロンさんとは、『ギターマン』の台本読み合わせの時に会った。とても明るかった」とし、「思ったより気さくで、台本読み合わせの後に一緒に打ち上げにも行った。一緒に食事をしたり、話もたくさんした」と故人との出会いを振り返った。
続けて「彼女は、共演者たちにも『今回の作品に一生懸命に取り組む』と話していたし、僕にも『よろしくお願いします』と言ってきた。経歴が長く、プロフェッショナルな女優だ。若いけれど、現場では先輩のような感じだった。『ギターマン』の出演者の中でも演技経験が一番長く、ベテランだった」と付け加えた。
また「日常的には平凡で気さくだった。スタッフたちに洋服をプレゼントしたり、楽しい思い出をたくさん残してくれたため、昨日スタッフたちが、僕に連絡してきたけれど、ものすごく悲しんでいた。みんな(彼女の死亡に)深く傷ついたようだった」と伝えた。

そして「復帰の過程が大変だったと思う。そのため一緒に撮影しながら『復帰がうまくいくよう願っている』と応援した」とし「『我慢しながらうまくやって、かっこよく立ち上がろう』と話した時、明るく答えていたのに残念だ」と伝えた。彼は該当作品でキム・セロンの相手役としても呼吸を合わせた。
ソウル城東(ソンドン)警察署によると、キム・セロンは16日、自宅で亡くなった状態で発見された。享年24歳。
第一発見者は彼女の友人で、約束の時間になっても連絡がつかないことから自宅を訪れ、発見に至ったという。
故人の遺作となった「ギターマン」は、天才的なギターリストがVolcanoというバンドに加入したことで繰り広げられる物語を描いた映画で、5月公開を目指している。
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- 元記事配信日時 :
- 記者 :
- イ・ジウン
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